JPH0417361Y2 - - Google Patents

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JPH0417361Y2
JPH0417361Y2 JP11447587U JP11447587U JPH0417361Y2 JP H0417361 Y2 JPH0417361 Y2 JP H0417361Y2 JP 11447587 U JP11447587 U JP 11447587U JP 11447587 U JP11447587 U JP 11447587U JP H0417361 Y2 JPH0417361 Y2 JP H0417361Y2
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JP
Japan
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slip
spike pin
tire
slip member
flange
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JP11447587U
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JPS6419506U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はスパイクピンをタイヤ滑止め部材の成
型時に一体に埋込んで成型するモールド成型タイ
プのタイヤ滑止め部材に用いるスパイクピンに関
するものである。
(従来技術) 従来、モールド成型タイプのタイヤ滑止め部材
に用いられるスピイクピンとして例えば実開昭60
−160214号公報の如きものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来品においては車両の走行時
に、第9図矢印のように帯状体10の進行方向後
側の長辺部、即ちタイヤ11に当接する面12側
のエツヂ部13に車両の重量とタイヤ11の駆動
力による押圧力が働き、これがスパイクピン14
の抜止鍔部15の外周エツヂ部16の抵抗によつ
て前記帯状体10のタイヤ当接面12側エツヂ部
13近くに亀裂を生じ、帯状体10を早期に傷め
ると云う問題点があつた。
本考案は上記問題点を解決し、滑止め部材内よ
りのスパイクピンの抜け出しを完全に防止し得る
とともに、前記スパイクピンの抜止鍔部による滑
止め部材のタイヤ当接面後側エツヂ部近くの亀裂
の発生を防止し、過酷な走行にも耐え得、しかも
滑止め部材内の所定位置に確実に、傾むき等のな
い正確な埋込姿勢をもつて一体にモールド成型す
ることができるタイヤ滑止め部材用抜止鍔部付ス
パイクピンを提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、ゴムある
いは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周面お
よび両側面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
形成したラダー状滑止め部材の内部に一体にモー
ルド成型してなるタイヤ滑止め部材用抜止鍔部付
スパイクピンにおいて、前記滑止め部材の長辺部
側に位置するスパイクピンの防止鍔部の外周面を
所要の円弧状面に形成して構成されるものであ
る。
(作用) 第5図示のように滑止め部材内に一体にモール
ド成型されたスパイクピンは、車両の走行時に第
6〜8図示のように先端部側の喰込部を路面
(氷、雪面)に喰込ませ、タイヤの滑りを防止す
るものである。またこの際路面との摩擦、衝撃力
により前記滑止め部材が変形してスパイクピンを
前記滑止め部材から抜け出すような作用が生じて
も、前記スパイクピンの抜止鍔部によりスパイク
ピンの抜け出しは禁止され、安定した走行を行う
ことができる。特に第8図矢印のように前記滑止
め部材が路面から離れる直前に前記滑止め部材の
進行方向後側のタイヤ当接面エツヂ部に車両の重
量とタイヤの駆動力による押圧力が作用しても、
前記スパイクピンの抜止鍔部の外周面は円弧状に
形成されているので前記抜止鍔部の抵抗によつて
前記滑止め部材の進行方向後側のタイヤ当接面エ
ツヂ部近くに亀裂が生じるようなこともないもの
である。
(実施例) 第1図乃至第8図は本考案の一実施例を示し、
第1図は本考案品の正面図、第2図は同平面図、
第3図は滑止め部材内に一体にモールド成型した
状態の一例を示す斜視図、第4図は同一部拡大断
面図、第5図は滑止め部材をタイヤに装着した一
例を示す斜視図、第6〜8図は使用状態における
各例を示す一部拡大側断面図である。
はスパイクピンであつて、鋼、超硬合金その
他適宜の硬質金属材製からなり、その基端部側に
は取付位置決め孔2を有する抜止鍔部3が形成さ
れている。3a,3aは前記抜止鍔部3の外周面
の一部、即ち後述の滑止め部材の長辺部6a,
6a側に位置する部分に形成された外周円弧面で
ある。4は前記スパイクピンの先端部側の孔5
内に圧入された喰込部であつて、例えばタングス
テン−コバルト合金のような周知の超硬合金製か
らなるものである。なお前記喰込部4はスパイク
ピンと一体に形成されたもの、あるいは凹、孔
部状に形成されたもの、または平面状に形成され
たもの等、いずれでもよい。は前記スパイクピ
を一体にモールド成型する滑止め部材であつ
て、ゴムや合成樹脂等の弾性体により、第5図示
のようにタイヤAの側面に配索される平行な2本
の側条Bの間に所定間隔毎に梯子状に取付けられ
て使用されるものである。7は前記滑止め部材
の内部に所要の間隔をもつて並列に配列されたワ
イヤー、その他適宜強靱な部材で形成された複数
条の芯部材、8は面取り部、Cは前記側条Bの緊
締具、Dは路面である。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、ゴムある
いは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周面お
よび両側面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
形成したラダー状滑止め部材の内部に一体にモー
ルド成型してなるタイヤ滑止め部材用抜止鍔部付
スパイクピンにおいて、前記滑止め部材の長辺部
側に位置するスパイクピンの抜止鍔部の外周面を
所要の円弧状面に形成したものであるから、滑止
め部材中に一体にモールド成型されたスパイクピ
ンは抜止鍔部により滑止め部材内からの抜け出し
を完全に防止し得るとともに車両の走行に伴い前
記滑止め部材の進行方向後側の長辺部、即ちタイ
ヤに当接する面側のエツヂ部に車両の重量とタイ
ヤの駆動力による押圧力が作用しても、前記長辺
部側に位置するスパイクピンの抜止鍔部の外周面
は円弧面に形成されているので、前記抜止鍔部の
抵抗によつて前記滑止め部材の進行方向後側のタ
イヤ当接面エツヂ部近くに亀裂が生じるような惧
れは全くなく長期に亘り安定した走行を行うこと
ができるものであり、また前記スパイクピンの抜
止鍔部の外周円弧面は滑止め部材の長辺部側のみ
に位置して設けられているので、芯部材とともに
併用する場合などには前記スパイクピン抜止鍔部
と芯部材との係合が確実かつ、安定的に行なわ
れ、滑止め部材内の所定位置に確実に傾むき等の
ない正確な埋込姿勢をもつて一体にモールド成型
することができるばかりでなく前記スパイクピン
の抜け出しをより一層確実、強固に防止すること
ができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の一実施例を示すも
のであつて、第1図は本考案スパイクピンの正面
図、第2図は同平面図、第3図は滑止め部材内に
一体にモールド成型した状態の一例を示す斜視
図、第4図は同一部拡大断面図、第5図は滑止め
部材をタイヤに装着した一例を示す斜視図、第6
〜8図は使用状態における各例を示す一部拡大側
断面図、第9図は従来品の使用状態における一例
を示す一部拡大側断面図である。 ……スパイクピン、2……取付位置決め孔、
3……抜止鍔部、3a,3a……円弧面、4……
喰込部、5……孔、……滑止め部材、6a,6
a……長辺部、7……芯部材、8……面取り部、
A……タイヤ、B……側条、C……緊締具、D…
…路面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤ
    の外周面および両側面に適合し得る内側形と所要
    巾をもつて形成したラダー状滑止め部材の内部に
    一体にモールド成型してなるタイヤ滑止め部材用
    抜止鍔部付スパイクピンにおいて、前記滑止め部
    材の長辺部側に位置するスパイクピンの抜止鍔部
    の外周面を所要の円弧状面に形成したことを特徴
    とするタイヤ滑止め部材用抜止鍔部付スパイクピ
    ン。
JP11447587U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0417361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11447587U JPH0417361Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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JP11447587U JPH0417361Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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Publication Number Publication Date
JPS6419506U JPS6419506U (ja) 1989-01-31
JPH0417361Y2 true JPH0417361Y2 (ja) 1992-04-17

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