JPH0550420U - 眼鏡枠のテンプル - Google Patents

眼鏡枠のテンプル

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Publication number
JPH0550420U
JPH0550420U JP10840191U JP10840191U JPH0550420U JP H0550420 U JPH0550420 U JP H0550420U JP 10840191 U JP10840191 U JP 10840191U JP 10840191 U JP10840191 U JP 10840191U JP H0550420 U JPH0550420 U JP H0550420U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temple
vertical direction
wire
bending rigidity
rim
Prior art date
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Pending
Application number
JP10840191U
Other languages
English (en)
Inventor
井 伊佐男 兵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murai Co Ltd filed Critical Murai Co Ltd
Priority to JP10840191U priority Critical patent/JPH0550420U/ja
Publication of JPH0550420U publication Critical patent/JPH0550420U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス成形なしでテンプルの上下方向の曲げ
剛性を水平方向の曲げ剛性よりも高くする。 【構成】 断面略楕円形の線材12を上下方向に複数並
べた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、眼鏡枠のテンプルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5(A)は従来の眼鏡枠を示す。レンズ100を保持した一対のリム101 は、ブリッジ102により接続してある。リム101の両端のち103には、丁 番104を介して金属製のテンプル105を水平方向に開閉自在に取り付けてあ る。
【0003】 図5(B)はテンプル105の縦断面図である。テンプル105は、水平方向 の寸法Aよりも上下方向の寸法Bを大きく設定した断面略長方形となっている。 従って、テンプル105の水平方向の曲げ剛性は上下方向の曲げ剛性よりも低い 。
【0004】 このように構成した理由は顔面形状に合せてテンプル105が水平方向に弾性 変形し、その反力によりフィッティング性を確保する一方、レンズ100,リム 101の重量による上下方向の曲げ荷重に耐えるためである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、テンプル105を上記従来例のような断面形状にするには、製造工程 において断面略円形の線材をプレス機を用いて冷間鍛造加工する工程が必要であ る。従って、製造工数,製造時間が増大し製造コストの上昇を招く。
【0006】 本考案は上記課題を解決するためのもので、断面形状のプレス成形を行うこと なく上下方向の剛性を水平方向の剛性より高く設定することのできる眼鏡枠のテ ンプルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、上下方向に並べた複数のテンプル構成材を 有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成に基づく本考案は、線材が上下方向に複数並んでいるため、水平方向 の曲げ剛性よりも上下方向の曲げ剛性が高い。
【0009】
【実施例】
次に、本考案を図面に基づいて説明する。図1,図2は本考案の第一実施例を 示している。1は一対のリムで、該リム1の内周側には図1(C)に示す溝3を 設けてあり、溝3でレンズ2を保持している。リム1の上下後側には平面形状を 弓形に成形したNi−Ti系合金製のブローバー4を設けてあり、一対のリム1 を接続している。このブローバー4には止め具5をカシメにより固定してあり、 止め具5はリム1にろう付け固定してある。図2では便宜上上側のブローバー4 のみ示している。
【0010】 ブローバー4の両端には丁番6を介してベース部7を設けてある。また、ベー ス部7の両端にはテンプル8を取り付けてある。テンプル8は前側のばね部9と 後側のモダン10、ばね部9とモダン10とを接合した口金11とを有する。
【0011】 ばね部9は二本のテンプル構成材としての線材12を上下に二本並べた構成と なっている。なお、ばね部9は一本の線材をV字形に曲げ、その曲げ部を口金1 1に挿入してもよい。線材12は図1(B)のように断面略楕円形状をしており 、その前側をベース部7の挿入口に挿入し、ベース部7をかしめることにより、 ベース部7と線材12とを固定している。
【0012】 上記構成において、テンプル8は水平方向に開いた状態で顔面に装着される。 そして、線材12は上下に二本並んでおり、水平方向の曲げ剛性よりも上下方向 の曲げ剛性が高い。このため、テンプル8は水平方向には比較的容易に弾性変形 し、その反力によって顔面へフィットする。また、上下方向には変形しにくく、 リム1,レンズ2の重量による荷重に耐えられる。更に、線材12自体としては 撓み易く、衝撃に対する耐久性に優れている。
【0013】 なお、本実施例ではリム2、線材12が側面から見て丁度三角形のトラス構造 となっているため、一層上下方向の曲げ剛性が高い。
【0014】 従って、眼鏡枠の製造工程において、コイル状に巻かれた断面略楕円形の線材 を切断した後に、従来のようなプレス成形を行なう必要はない。このため、製造 工数,時間が短縮されてコストを低減し得る。
【0015】 なお、図示実施例では線材12の断面形状が略楕円形となっているが、円形, 三角形,四角形のものでもそのまま上下に並べることにより、テンプル8の上下 方向の曲げ剛性を向上し得る。また、線材を水平に二本配置して上弦材と下弦材 となし、その間に斜材,垂直材を設けて補強してもよい。
【0016】 図3(A),(B)は第二実施例を示す。レンズ20を保持したリム21にはち 22を取り付けてあり、ち22の後側には丁番23を介してテンプル24を接続 してある。テンプル24はばね部25とモダン26、そしてばね部25とモダン 26とを接続した口金27とを有する。
【0017】 ばね部25は上下方向に三本並べた断面円形のNi−Ti系合金のテンプル構 成材としての線材28を有し、線材28の前側端部はベース部29に固定し、後 端部は口金27で固定してある。線材28の軸方向の略中央部は固定具29に束 ねて固定してある。
【0018】 第二実施例においてもテンプル24の水平方向の曲げ剛性よりも上下方向の曲 げ剛性が高く、第一実施例と同様の効果を得られる。また、線材28は捻じれる ようにして上下方向に撓むことができる。
【0019】 図4は第三実施例を示す。レンズ30を保持した一対のリム31はブリッジ3 2,ブレースバー35により接続してある。リム31の両端には丁番33を介し てテンプル34を水平方向に開閉自在に取り付けてある。
【0020】 テンプル34は半円形状のベース部36と、ベース部36の両端に接続したN i−Ti合金製のテンプル構成材としての線材37と、モダン38とを有し、線 材37とモダン38とは口金39により固定してある。
【0021】 線材37は、その軸心が略水平方向になっており、上下に二本並べられてベー ス部36とともにトラス構造をなしている。
【0022】 この第三実施例でも第一実施例と同様の効果を得られる。また、線材37同志 の間隔は第一実施例よりも狭いため、第一実施例よりも上下方向の剛性が高い。 なお、二本の線材37,ベース部36は、一本の線材をU字状に曲げ、その両端 を口金39で保持して同様の構成としてもよい。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したものであるから、製造工程で断面形状を加工す るプレス成形を施すことなくテンプルの上下方向の曲げ剛性を水平方向の曲げ剛 性よりも高められる。
【0024】 従って、製造工数,製造時間が減少し、コストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の第一実施例を示す側面図、
(B)は(A)の線材のD−D線断面図、(C)は
(A)のリムのE−E線断面図。
【図2】図1の眼鏡枠の平面図。
【図3】(A)は第二実施例のテンプルで用いる線材の
固定前の斜視図、(B)は第二実施例のテンプルの斜視
図。
【図4】第三実施例の眼鏡枠の正面図。
【図5】(A)は従来例の全体構成を示す斜視図、
(B)は(A)のテンプルのF−F線断面図。
【符号の説明】
1,21,31 リム 8,24,34 テンプル 2,20,30 レンズ 12,28,37 線材(テンプル構成材) 10,26,38 モダン 11,27,39 口金 9,25 ばね部 6,23,33 丁番

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に並べた複数のテンプル構成材
    を有することを特徴とする眼鏡枠のテンプル。
JP10840191U 1991-12-05 1991-12-05 眼鏡枠のテンプル Pending JPH0550420U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10840191U JPH0550420U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 眼鏡枠のテンプル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10840191U JPH0550420U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 眼鏡枠のテンプル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550420U true JPH0550420U (ja) 1993-07-02

Family

ID=14483825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10840191U Pending JPH0550420U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 眼鏡枠のテンプル

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JP (1) JPH0550420U (ja)

Cited By (4)

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JP2015508912A (ja) * 2012-03-02 2015-03-23 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 撓み部材を有するアイウェア
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19950822