JP3053225U - 溶接が不要な組合せ型眼鏡の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は溶接が不要な組合せ型眼鏡の構造に
関し、各部品間の組立作業を溶接を行わずに快速で簡単
に行うことが可能である構造を実現することを課題とす
る。 【解決手段】 二種のＷ型に呈されて相対し、中間には
嵌溝１１があって互いに嵌合することができる上、下の
グラス枠１ａ，１ｂを有する。両グラス枠１ａ，１ｂ
は、中間の嵌溝１１を嵌合させて、両端の連接部１２
１、１２２をねじ５によってねじ止めして組み合わされ
る。組み合わされたグラス枠１ａ，１ｂの両端には、脚
部３が取り付けられる。組み合わされた上、下グラス枠
１ａ，１ｂの中間の交差する固定個所には、嵌固孔１２
５が形成される。鼻置き線２は、前端が凸字型の嵌合部
２１となっており、嵌合部２１の両側には嵌鉤２２が凸
設してあり、線材の両端は下向きに曲げられ、その末端
に柔らかい置き台２３が取付けられている。この鼻置き
線２は、その凸字型の嵌合部２１を上記の嵌固孔１２５
に嵌合させ、且つ、この嵌合部２１両側の嵌鉤２２まで
嵌入させて固定してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は溶接が不要な組合せ型眼鏡の構造に係り、特に二種のＷ型に呈されて 相対し、中間には嵌溝があって互いに嵌合することができる上、下のグラス枠を 指し、両グラス枠の両端には各々連接部が凸設されて両者を結合及び脚部を連結 し、かつ両枠が互いに嵌合した後は嵌合孔があり、それによって凸字型に呈され 、かつ両側には嵌鉤を持った嵌合部の鼻置き線はその中に挿入されて嵌付け定位 置され、それと同時に鼻置きの両端は下向きに曲げられて柔らかい鼻置き台が取 付けられ、更に環状に曲げられて鼻置きになり、溶接作業が免れ、組合せる方法 をもって完成することができる構成の溶接が不要な組合せ型眼鏡の構造に関する 。

【０００２】

【従来の技術】

図１は従来の眼鏡を示す。眼鏡の構造は、グラス枠と、グラスと、脚部とから 組成された構造である。グラス７２の取付けに供されるグラス枠１７は、線材を 枠体７１１に曲げて製作される。２つの枠体７１１が連接桿７１２と溶接されて 連接してある。更に両枠体７１１の相対する内側にそれぞれ鼻置き線７１３が溶 接してある。脚部７３とグラス枠７１の間はねじによって枢接してある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

溶接があるため、全体的眼鏡の製造過程複雑で時間を費すだけでなく、かつ溶 接作業は専門の作業者でなければうまく行うことができない。 そこで、本考案は上記課題を解決した溶接が不要な組合せ型眼鏡の構造を提供 することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、グラス枠と、鼻置き線と、脚部と、グラスとを有し、 該グラス枠は、概略Ｗ型に呈される相対した上、下グラス枠に分けてあり、中 間は交差する方法をもって互いに相対する嵌溝によって嵌固連結してあり、両グ ラス枠の両端には両者を連結する及び脚部を連接する連接部が設けられ、かつ両 グラス枠中間が交差して嵌付けされた状態で嵌合孔が形成してあり、 上記鼻置き線は、中央に凸字状嵌合部を有し、かつ両側に嵌鉤を有する構成で あり、 該鼻置き線が、その凸字状嵌合部から嵌鉤まで上記嵌合孔内に挿入されて取付 けられた構成としたものである。

【０００５】 請求項２の考案は、請求項１の考案において、鼻置き線は、両端が下へ曲げら れ、末端には柔らかい置き台が取付けられ、並びに環状の鼻置き部に曲げられて ある構成としたものである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図２及び図３は本考案の一実施例になる眼鏡の構造を示す。本考案の一実施例 の眼鏡の構造は、グラス枠１と、鼻置き線２と、脚部３と、グラス４とよりなる 。グラス枠１は、２種の相対に呈されるＷ型の上、下グラス枠１ａ，１ｂに分け られる。上、下グラス枠１ａ，１ｂの中間個所両側には各々互いに相対する嵌溝 １１が設けられ、上、下グラス枠１ａ，１ｂの各連接部１２には孔１２１及びね じ孔１２２が設けられており、かつ両グラス枠の連接部１２が連結された状態で 、その末端個所には連接溝１２３が形成される。また、上、下グラス枠１ａ，１ ｂの内側の縁には嵌溝１２４が凹設されている。

【０００７】 鼻置き線２は、線材を曲げて作られており、その前端は凸字型の嵌合部２１と なっており、嵌合部２１の両側には嵌鉤２２が凸設してあり、線材の両端は下向 きに曲げられ、その末端に柔らかい置き台２３が取付けられ、末端は更に環状曲 げられており環状の鼻置き部２４となっている。 脚部３は、左、右２本の対称のもので、末端には連接部３１が設けられている 。この連接部３１には孔３０が形成してある。

【０００８】 グラス４は、相対した２枚のグラスよりなる。 上述の各部材を組立てることによって眼鏡が組成される。その組立て方法は次 の如くである。 先ず、上、下グラス枠１ａ，１ｂの中間を、図３に示すように、交差させてそ の相対する嵌溝１１が互いに嵌合するようにし、そして２枚のグラス４をグラス 枠１ａ，１ｂ間の左、右、上、下の嵌溝１２４内に嵌入し、更に上、下グラス枠 １ａ，１ｂ両端の連接部をねじ５によって固定する。更に上、下グラス枠１ａ， １ｂの中間の交差する固定個所に形成された嵌固孔１２５内に、鼻置き線２の尖 端の弾性のある凸字型嵌合部２１から、この嵌合部２１両側の嵌鉤２２まで嵌入 させて固定する。

【０００９】

【考案の効果】

上述の如く、グラス枠、鼻置き線及び脚部は組合せ方法によって行われ、眼鏡 の各部品間の組立作業はより快速で簡単に行うことができ、溶接が不要な組合せ 型眼鏡が構成され、溶接作業の面倒を免れることができ、製作の速度が速くなり 、生産能力が向上される。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の眼鏡の構造を示す図である。

【図２】本考案の一実施例の眼鏡の斜視図である。

【図３】図２の眼鏡の組立てを説明する分解斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ グラス枠 １ａ 上グラス枠 １ｂ 下グラス枠 １１ 嵌溝 １２ 連接部 １２１ 孔 １２２ ねじ孔 １２３ 連接溝 １２４ 嵌溝 １２５ 嵌固孔 ２ 鼻置き線 ２１ 凸字型嵌合部 ２２ 嵌鉤 ２３ 置き台 ２４ 鼻置部 ３ 脚部 ３０ 孔 ３１ 連接部 ４ グラス ５，６ ねじ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ポール チェン アメリカ合衆国，91303 カリフォルニア, パサデナ，プリムローズ アヴェニュー エス 2007

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 グラス枠と、鼻置き線と、脚部と、グラ
   スとを有し、 該グラス枠は、概略Ｗ型に呈される相対した上、下グラ
   ス枠に分けてあり、中間は交差する方法をもって互いに
   相対する嵌溝によって嵌固連結してあり、両グラス枠の
   両端には両者を連結する及び脚部を連接する連接部が設
   けられ、かつ両グラス枠中間が交差して嵌付けされた状
   態で嵌合孔が形成してあり、 上記鼻置き線は、中央に凸字状嵌合部を有し、かつ両側
   に嵌鉤を有する構成であり、 該鼻置き線が、その凸字状嵌合部から嵌鉤まで上記嵌合
   孔内に挿入されて取付けられた構成とした溶接が不要な
   組合せ型眼鏡の構造。
2. 【請求項２】 上記鼻置き線は、両端が下へ曲げられ、
   末端には柔らかい置き台が取付けられ、並びに環状の鼻
   置き部に曲げられてある構成である請求項１記載の溶接
   が不要な組合せ型眼鏡の構造。