JPH05503207A - 刈り取る高さが調節可能な芝刈りユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 刈り取る高さが調節可能な芝刈りユニット技術分野 本発明は刈り取る高さが調節可能な芝刈りユニットに関し、特に、フレームに回 動自在に取り付けられた刈取り一部を備え、このフレームを地面に接触している ロールで支従来技術 典型的な構成において、刈取調節器の高さは接地ロールのそれぞれの端において 定められ、調節器はねじの縦軸の周囲を回転して刈り取る高さを調節する手動輪 を有している。調節を行っている間は、ユニットの刈取線と接地ロールの軸との 間の平行状態が保たれるように注意しなければならない。しかしながら、ねじ付 手動輪にかかる垂直荷重によって見掛は上の回転が生じることがある。このため 通常は、刈取を行っている間の平行状態を保ち、刈り取る高さが変化しないよう にするための固定装置が必要である。

このような固定装置を備えると、刈り取る高さを調節する動作が複雑になる場合 が多い上、付属部品が必要となるために製造費用もかさむことになる。さらに、 付属部品を備えるためのスペースも必要であるし、刈取ユニットを含む芝刈り機 全体の構成からみても邪魔になる。例えば、１台の機械に複数の刈取ユニットが 備えられているような場合、機械を使用している時に刈取れない領域がでないよ うに刈取ユニットをできるだけ近くに配置する一方で、各刈取りユニット間に大 きなオーバーラツプが生じることがないようにすることが好ましい。

従って本発明の目的は、上述した課題を解決するために、刈り取る高さを調節す ることができる芝刈りユニットを提供することにある。

発明の開示 従って、本発明は、フレームと；フレームに回動自在に取り付けられ、水平の刈 取線を定める刈取り−ルと；接地ロールと、接地ロールとフレームとの間に接続 され、地面に接触した前記ロールによってフレームを前記地面から所望の高さの 刈取線上に支持するロール支持手段と；を備え、ロール支持手段は、接地ロール とフレームとのそれぞれに作用的に接続された第１および第２のねじ内側係合調 節部材を有し、調節部材のねじ軸を中心として調節部材を相対的に回転させるこ とよって刈り取る高さを調節する芝刈りユニットにおいて、第１の調節部材の表 面と係合して相互にロックする表面を持ち、調節部材の前記相対的な回転を妨げ て刈り取る高さの調節を可能にする反力部材が備えられ、第１の調節部材は、少 なくともフレームと刈取り−ルとの重量と実質的に等しい作用力に抗して反力部 材から離れて移動することが可能であることを特徴とする。

図面の簡単な説明 本発明について添付図面を参照して例によって説明する。

図１は本発明による芝刈りユニットの端部を示す側面図である。

図２は図１に示す芝刈りユニットの一部を示す背面図である。

図３は図１に示す芝刈りユニットの一部を示す平面図である。

図４は本発明による芝刈りユニットの変形例を示す側面図である。

図５および図６は本発明による芝刈りユニットのさらに他の変形例を示す部分側 面図である。

発明°を実施するための最良の形態 図１、図２および図３を参照すると、本発明による芝刈りユニットはフレーム１ ０を有し、このフレームには、合力アセンブリ１２と、点線で示す刈取り−ル１ ６用のベアリング１４とが備えられている。刈取リール１６および合力アセンブ リ１２によって水平な刈取線が定められており、この刈取線は、ロール１８を地 面に接触させることで、所望の刈り取る高さに維持されている。

接地ロール１８は、両端がそれぞれのロール支持器２０に回動自在に支持された 状態になっているが、図中ではこのうちの片方のみを示す。ロール支持器２０か またはロール１８自体の中に必要なベアリングを備えることも可能である。この ようにして、反力Ｒはロールからロール支持器２０へと伝えられる。説明を簡単 にするために、以下においては一方のロール支持器についてのみ述べるが、ロー ルの他方の端においても同一の構成がなされているものとする。

ロール支持器２０は基底部２２を有し、この基底部から一体型反力部材２６まで 、一体型フォーク２４が上方に向かって延在している。ねじ２８の下方の端には スピゴ・ソト３０が備えられ、このスピゴットは基底部２２内で自由に回転する ことができる。ねし２８は一体型フオーク２４の間に延在しており、反力部材２ ６の大窓によって外から見えるようになっている。きさみ付手動輪３２は、ナツ ト３４によってねじ２８上に備えられ、ねじ２８と一緒に回転するようにキー３ ６によって止められている。きざみ付手動輪３２と反力部材２６との対向する面 のそれぞれの形状はでこぼこしており、このため、手動輪３２と反力部材２６と は接触しているにもかかわらず、手動輪３２は回転しないのである。しかしなが ら、手動輪３２は反力部材２６から見て相対的に上方に持ち上げることが可能で あり、さらに、ロール支持器２０の残りの部分およびスピゴ・ット３０は、この ようにして手動輪を持ち上げても基底部２２と接触した状態を保つことができる だけの長さがある。一度持ち上げてしまうと、手動輪３２は回転できるようにな る。

ブロック３８には、ねじ２８に対するねじを切った穴が中央にあけられており、 このブロックはロール支持器２０のフォーク２４の間に位置している。図２にお いて最もよく示されるように、ブロック３８はフォーク２４よりも若干両横に突 出したかたちとなっている。ブロック３８の対向する側面には、取付板４０がボ ルト４２によって留められ、取付板はさらに前方に延在し、ボルト４４によって フレーム１０の側板部材に取付られている。

通常の刈取動作においては、刈取ユニットの重量Ｗは、クランク取付板４０、ブ ロック３８、ねじ２８、手動輪３２、ロール支持器２０と伝わり、地面の反力Ｒ にかかる。

地面の反力Ｒによって軸方向に荷重がかかり、螺旋状のねじ山と嵌合することに よって手動輪３２は回転しようとするが、これは上述した接合部分のでこぼこの 表面同士が係合することによって抑制される。この表面は、手動輪３２に作用す るユニットの重量Ｗによって接触した状態に保たれている。

輸送時または刈取り中のロールが地面と接触していな０時にも接合部分のでこぼ この表面同士の接触状態を保つために、ねじ２８に圧縮ノ）ネ５０が備えられ、 この圧縮ノくネは、反力部材２６の下側と、ねじ２８に固定された座金５２との 間で伸縮する。

軸荷重Ｐ、前方向への水平荷重Ｈおよび後方向への水平荷重Ｈａは、いずれもプ ロ・ツク３８をねじ２８と係合させた状態で、このねし２８に加わるものである 。修正をする際には、ブロック３８がフォーク２４内に滑り込むような形として 、曲げ荷重をねじ２８に加えなくても荷重Ｐ、ＨおよびＨａがロール支持器２２ に直接加わるようにする。

上述した刈取ユニットでは、刈り取る高さを調節することができ、このユニット は簡単に動作させることができ、さらに最低限の付属品と最低限のスペースでの 口・ツク機構が備えられている。実際、上述した構成とすることで、調節機構の ために用いられているスペースは接地ロールの端よりも内側と上方の部分である 。

手動輪３２と反力部材２６とが接合している部分のでこぼこした表面の形状は様 々に変えることが可能であり、必要な条件は、表面同士を係合することによって 、フレームおよび刈取り−ルの重量（または実質的に重量と釣り合うもの）が加 わった状態でも手動輪の回転を妨げることができるということのみである。例え ば、この表面はスプライン加工しても良いし、またはどちらか一方の表面に短軸 ピンを備え、このビンが延在して他方の表面に備えた逃げに嵌合するようにして も良い。また、２つの調節部材をねじにして、一方を他方に対して回転させるこ とによって刈り取る高さを変えることができるものなど、様々な組み合わせが可 能である。

図４を参照すると、本発明によるユニットを修正することによってブロック３８ に加わる荷重をかなり小さくしている例が示されている。このような修正方法は 、継続して長時間使用するような大きな芝刈り機に適している。この図において 、図１に示す部品と同一の部品には同一の参照符号を付し、その動作についての 説明は省略する。

図４に示す実施例では、クランク取付板４０はブロック３８にボルト止めされて いるのではなくてトラニオン６０に枢支可能な状態で取り付けられている。ロー ル支持器２０は、突出部６２をもつ基底部２２に備えられ、この突出部にリンク ６６の一方の端が６４で示す点において枢支状態で取り付けられている。リンク ６６の他方の端は、６８で示す点においてフレーム１０に枢支状態で取付られて いる。このように、リンク６６には実質的には荷重Ｐ、ＨおよびＨａと等しい力 が加わる。

図５において示す、さらなる修正において、リンク６６の代わりにクランクリン ク部材７０を用い、このリンク部材には７２で示す点においてロール１８に対す る回動自在なベアリングが備えられている。リンク部材７０の上部は、７４で示 す点においてロール支持器の形状を若干変えた基底部２２−に枢支的に取り付け られている。リンク部材７０は、図４に示す場合と同様に、刈取ユニットのフレ ームに対して枢支状態となる構成になっており、図４に示すものと類似の機能を 果たすものである。

図６に示す、本発明によるユニットをさらに別な修正において、ロール支持器２ ０′　（他の点ては図５に示すものと同様）は水平に備えられ、これに伴って対 応するクランクリンク部材７０の形状が変わっている。刈り取る高さの調節方法 については上述したものと類似しており、ねじの軸も垂直ではなく水平である。

さらに、フレームと刈取り−ルとの重量と実質的に等しい力が手動輪３２″に加 わり、手動輪３２−は反力部材２６−と噛み合う。そして上述した外表面同士が 接触して手動輪の回転は妨げられる。

や −国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．フレームと；該フレームに回動自在に取り付けられ、水平の刈取線を定める 刈取リールと；接地ロールと；該接地ロールと前記フレームとの間に接続され、 地面に接触した前記ロールによって前記フレームを前記地面から所望の高さの刈 取線上に支持するロール支持手段と；を備え、前記ロール支持手段は、前記接地 ロールと前記フレームとのそれぞれに作用的に接続された第１および第２のねじ 内側係合調節部材を有し、該調節部材のねじ軸を中心として前記調節部材を相対 的に回転させることよって刈り取る高さを調節する芝刈りユニットにおいて、前 記第１の調節部材の表面と係合して相互にロックする表面を持ち、前記調節部材 の前記相対的な回転を妨げて前記刈り取る高さの調節を可能にする反力部材が備 えられ、前記第１の調節部材は、少なくとも前記フレームと前記刈取リールとの 重量と実質的に等しい作用力に抗して前記反力部材から離れて移動することが可 能であることを特徴とする芝刈りユニット。
2. ２．前記反力部材に前記第１の調節部材が取り付けられ、前記反力部材について 前記第１の調節部材が前記ねじ軸を中心として回動自在であり、さらに前記第１ の調節部材は前記ねじ軸に沿って反力部材に向かって摺動可能であり、これによ って前記相互にロックした表面の係合を解除することを特徴とする請求項１記載 の芝刈りユニット。
3. ３．前記第１の調節部材が、手動輪を動作させるためのねじシャフトを有する請 求項２記載の芝刈りユニット。
4. ４．前記相互にロックした表面が、それぞれ前記手動輪および前記反力部材の対 向する位置に備えられていることを特徴とする請求項３記載の芝刈りユニット。
5. ５．前記第２の調節部材が前記フレームに作用的に接続されており、前記反力部 材が前記接地ロールに作用的に接続されていることを特徴とする前述の請求項の いずれか１つのに記載の芝刈りユニット。
6. ６．前記反力部材と前記フレームとの間に枢支的に接続されたリンクを備えるこ とを特徴とする請求項５記載の芝刈りユニット。
7. ７．フレームと；該フレームに回動自在に取り付けられ、水平の刈取線を定める 刈取リールと；前記フレームを前記地面から所望の高さの刈取線上に支持する接 地ロールと；前記接地ロールに接続され、第１の外郭接合面を有する反力部材と ；前記反力部材に取り付けられ、ねじ軸を中心として回転し、刈取りを行う位置 から調節を行う位置まで前記反力部材からみて平行に移動できる第１のねじ調節 部材であって、前記刈り取りを行う位置において前記第１の外郭接合面と係合し て前記第１の調節部材が回転しないようにする第２の外郭接合面を有する前記第 １のねじ調節部材と；前記フレームに接続され、前記第１のねじ調節部材に係合 し、前記第１のねじ調節部材が回転することによって、接地ロールから見て前記 フレームの位置を調節してさらに刈取る高さを調節する第２のねじ調節部材と； を有し、少なくとも前記フレームと前記刈取リールとの重量に等しい力によって 前記第１の外郭接合面が前記第２の外郭接合面と係合することを特徴とする芝刈 り機用芝刈りユニット。
8. ８．前記第１のねじ調節部材によって、該第１のねじ調節部材とともに回転する 手動輪を固定し、前記第１の外郭接合面が前記手動輪に形成されていることを特 徴とする請求項７記載の芝刈り機用芝刈りユニット。
9. ９．前記反力部材と前記フレームとの間にリンクが枢支的に接続された請求項７ または８記載の芝刈り機用芝刈りユニット。
10. １０．前記接地ロールが前記リンクによって動作することを特徴とする請求項９ 記載の芝刈り機用芝刈りユニット。