JP3085870B2 - 草刈機 - Google Patents

草刈機

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JP3085870B2
JP3085870B2 JP06320584A JP32058494A JP3085870B2 JP 3085870 B2 JP3085870 B2 JP 3085870B2 JP 06320584 A JP06320584 A JP 06320584A JP 32058494 A JP32058494 A JP 32058494A JP 3085870 B2 JP3085870 B2 JP 3085870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二面刈り草刈機の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】稲作の労働軽減の一策として、畦の草刈
を人力から機械力に置き換える試みがなされ、例えば
特公昭61−59686号公報「草刈機」、特開平6
−276825号「草刈機及び角度調整装置及び揺動制
御装置」及び本出願人が先に提案した実開平5−92
28号公報「草刈機」がある。上記はその公報の第2
図によれば、エンジンEで駆動される回転刃c,dを備
えた草刈機であって、公報の第3図によれば畦の上面を
刈る回転刃cと斜面を刈る回転刃dとはフレキシブルチ
ューブ7で連結されている。上記はその公報の図4に
よれば、原動機E(図示せず)、ベルト59及びギアボ
ックス41にて一方のロータリカッタ4が駆動され、前
記ギアボックス41、ドライブシャフト5及びギアボッ
クス41aにて他方のロータリカッタ4aが駆動され
る。ドライブシャフト5は三段式スプライン構造のユニ
バーサルジョイントであって、角度変更自在である。
【0003】上記はその公報の図2によれば畦の上面
を刈る主回転刃31と斜面を刈る副回転刃35を備えた
草刈機であって、エンジンでベルトを介して主回転刃3
1を駆動し、この主回転刃31のプーリで別のベルトを
介して副回転刃35を駆動する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記は2個の回転刃
c,dをフレキシブルチューブ7で連結しているが、フ
レキシブルチューブ7は許容曲げ半径が大きい。従っ
て、フレキシブルチューブ7は上方へ大きく張出すこと
になり、邪魔になると共に安全カバーを掛けるとすれば
安全カバーが極めて大型となる。
【0005】上記は三段式スプライン構造のユニバー
サルジョイントが極めて高価であり、構造が複雑なため
に過大な負荷が作用するとスプラインが欠けたり、内蔵
のピンが割れる等のトラブルが発生しやすい。ロータリ
カッタは草のみならず、硬い木、更に石に当ることがあ
り、上記ドライブシャフトは木や石には対応できないの
で、伝動機構中に別途安全機構を組込む必要があり、草
刈機は更に高価に、複雑になる。
【0006】上記はベルトとプーリとの間でスリップ
させ得ることがら上記過負荷にうまく対応できる。しか
し、その公報の図5に示す通り、揺動角は大きくできな
い。揺動角を大きくするとベルトがハウジングに干渉す
る恐れがある。本発明の目的は、装置大型化の要因とな
るフレキシブルチューブや高価なユニバーサルジョイン
トを使用せずに安価なベルト伝動機構を採用することに
ある。そのために、このベルト伝動機構は大きな揺動角
を許容する構造である必要があり、その構造を見出すこ
とに成功したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、畦の上面を刈る平面刃を収納した第1ハウ
ジングと、この第1ハウジングに揺動自在にヒンジ連結
され畦の斜面を刈る斜面刃を収納した第2ハウジング
と、前記平面刃及び斜面刃を駆動するエンジンと、前記
エンジンの出力を平面刃及び斜面刃へ伝達するためのベ
ルト伝動機構とを備えた草刈機において、この草刈機
は、ベルト伝動機構中に2個のアイドラープーリを有
し、且つ一方のアイドラープーリを第1ハウジングに軸
支し、他方のアイドラープーリを第2ハウジングに軸支
したことを特徴とする。
【0008】上記に加えて、前記2個のアイドラープー
リは、ヒンジを通る揺動軸線上若しくは揺動軸線の近傍
に配置されている。
【0009】前記揺動軸線の近傍とは、アイドラープー
リを支える支軸の外径の2倍以内の距離だけ揺動軸線か
ら離れた位置であって、この位置にて前記支軸が各ハウ
ジングに取付けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】 ベルトを一方のアイドラープーリと他方のア
イドラープーリとの間で「ひねる」。この機構により揺
動角は飛躍的に増大した。
【0011】2個のアイドラープーリを、ヒンジを通る
揺動軸線上若しくは揺動軸線の近傍に配置し、ベルトの
ひねり部分とハウジングの揺動軸線とを合致させたの
で、ベルト伝動機構のレイアウトが容易に決まり、設計
及び製作が容易になる。
【0012】支軸の外径の2倍以内の距離だけ揺動軸線
から支軸を離しても、効果は発揮される。しかも、支軸
を各ハウジングへ簡単に取付けることができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を添付図に基づいて以下に説
明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。図
1は本発明に係る草刈機(第1実施例)の平面図であ
り、草刈機1は、パイプ状の車体フレーム2の前部に前
輪3、後部に後輪4を備え、前記車体フレーム2に、よ
り大径の揺動管5を嵌合し、この揺動管5にエンジン6
を載置するとともにカッタハウジング7を吊り下げ、カ
ッタハウジング7内部に平面刃10と斜面刃11を前後
及び左右(何れも作業者から見る。)に離間して配置し
てなる。カッタハウジング7はヒンジ12,12にて、
固定側ハウジングとしての第1ハウジング14と揺動側
ハウジングとして第2ハウジング15とを結んだもので
ある。13はヒンジ12,12を通る揺動軸線である。
また、16は補助輪であり、第2ハウジング15の高さ
を規定する。
【0014】エンジン6は出力軸6aが下向きであり、
図示せぬ伝動手段(例えば、ユニバーサル軸、スプロケ
ット、チェーンなど)を介して後輪4を駆動するととも
に、プーリ及びベルトを介して前記平面刃10及び斜面
刃11を回動するが、この駆動系は後述する。なお、上
記揺動管5を廃止し、車体フレーム2にブラケットを介
して第1ハウジング14を直接的に取付けもよいが、本
実施例では第1ハウジング14もある程度揺動可能にし
た。
【0015】図2は本発明に係る草刈機(第1実施例)
の側面図(要部)であり、前輪3はピン17で車体フレ
ーム2側に取付けられているとともに、差込みピン18
を差し替えることにより取付け角を変更できる機構とな
っている。19…(…は複数を示す。以下同じ。)はピ
ン孔であり、21はプレートである。同様に、ハンドル
22は車体フレーム2の後部に揺動可能に取付けられ、
差込みピン23を差し替えることにより取付け角を変更
できる機構となっている。24…はピン孔であり、2
5,26はプレートである。
【0016】図3は本発明に係る草刈機(第1実施例)
の正面断面図であり、車体フレーム2に揺動管5が取付
けられ、この揺動管5にマウントプレート27を介して
エンジン6がマウントされ、一方、揺動管5にハンガブ
ラケット28,29を介して第1ハウジング14が吊り
下げられ、この第1ハウジング14にヒンジ12,12
を介して第2ハウジング15が連結されていることを示
す。
【0017】また、本実施例ではベルト伝動機構30の
主要要素である第1ベルト31と第2ベルト32とを上
下2段に張り、第1ベルト31で平面刃10を駆動し、
第2ベルト32で斜面刃11を駆動する。なお、ベルト
伝動機構30はエンジン6の出力を平面刃10及び斜面
刃11に伝達する機構であり、ベルト31,32及び次
に説明するプーリ類からなる。図中、33,34は軸及
びベアリングを内蔵した軸受部である。
【0018】図4(a),(b)は本発明に係る草刈機
(第1実施例)のベルト伝動機構図であり、(a)は上
段の第1ベルト31及び関係プーリ類、(b)は下段の
第2ベルト32及び関係プーリ類を示す。図1ではベル
ト31,32が重なって不明瞭なので分割して図示した
訳である。(a)は、エンジンの出力軸6aに取付けら
れた第1プーリ35、平面刃軸10aを駆動するための
第2プーリ36、前記第1・2プーリ35,36と共に
三角形の頂点を形成する第3プーリ37とからなるプー
リ35,36,37に第1ベルト31が巻回されている
ことを示す。なお、第3プーリ37の支軸38は第1ハ
ウジング14に起設されている。
【0019】また、39はピン39aで第1ハウジング
14に係止された揺動レバーであり、この揺動レバー3
9の一端にテンショナーロール39b、他端にブレーキ
シュー39cを形成し、作業者が図示せぬ操作レバー及
びワイヤで揺動レバー39を図反時計方向へ揺動すれ
ば、第1ベルト31は緊張して、第1プーリ35の動力
を第2プーリ36に伝達し、平面刃軸10aを駆動する
構成となっている。逆に、揺動レバー39を図時計方向
へ揺動すれば、第1ベルト31は弛み、動力の伝達が弱
まり、ブレーキシュー39cで第1ベルト31を制動す
ることができる。以上の要領で、エンジン運転中並びに
走行中に、任意に平面刃10の運転/停止をなせる。
【0020】(b)は前記第3プーリ37の下方に一体
形成されたアイドラープーリ41(以下「第4プーリ4
1」と言う)、斜面刃軸11aを駆動するための第6プ
ーリ43、前記第4・6プーリ41,43ともに三角形
の頂点を形成するアイドラープーリ42(以下「第5プ
ーリ42」と言う)とからなるプーリ41,42,43
に第2ベルト32が巻回されていることを示す。なお、
第5プーリ42の支軸44は第2ハウジング15に起設
されている。46はテンショナーロールであり、スプリ
ング46a及びピン46bを中心として揺動するレバー
46cにて第2ベルト32を常時緊張させる。
【0021】即ち、配置的には揺動軸線13上に、2個
のアイドラープーリ41,42を互いに離間して配置
し、且つ一方のアイドラープーリ41を第1ハウジング
14に軸支し、他方のアイドラープーリ42を第2ハウ
ジング15に軸支したことを特徴とする。
【0022】以上に述べた草刈機の作用を次に説明す
る。図5は本発明に係る草刈機(第1実施例)の背面断
面図であり、斜面刃11が平面刃10と平行(面一)で
あるところの非揺動姿勢を示す。この非揺動姿勢は、農
道走行及び広い平坦面の草刈に適している。この際、想
像線で示したチェーン47及びプーリ48を使用して第
2ハウジング15を持上げることにより、図1に示した
補助輪16を地面から浮せることもできる。
【0023】図6(a),(b)は本発明に係る第1実
施例の第1・第2ベルトの作動説明図であり、(a)は
非揺動姿勢、即ち、第2ベルト32は第1ベルト31と
平行(含む略平行)である。(b)は斜面を刈る目的で
第2ハウジング15を大きく下方へ揺動したところの揺
動姿勢を示し、第4プーリ41と第5プーリ42との間
(範囲)及び第4プーリ41とテンショナーローラ4
6との間(範囲)で第2ベルト32がひねられる。第
2ベルト32は可撓性に富んでいるため、ひねり角は9
0゜まで許容される。従って、図示の45゜程度であれ
ば、伝動及びベルト寿命には何ら問題ない。
【0024】図7は本発明に係る草刈機(第1実施例)
の揺動姿勢を示す図であり、畦50の上面51に平面刃
10が平行とされ、斜面52に倣って第2ハウジング1
5並びに斜面刃11が傾斜しているたことを示す。この
姿勢で、畦50の上面51の草は平面刃10で刈り、斜
面52の草は斜面刃11で刈る。
【0025】図8は本発明に係る草刈機(第2実施例)
の平面図であり、草刈機1Aはベルト伝動機構60を除
いて、草刈機1と同一であるから図1の符号を準用し、
同一部分の説明は省略する。このベルト伝動機構60は
第1ベルト61、第2ベルト62及び第3ベルト63か
らなる3本掛けベルト形式の機構である。
【0026】図9は(a)〜(c)は本発明に係る草刈
機(第2実施例)のベルト伝動機構図であり、(a)は
上段の第1ベルト61及び関係プーリ類、(b)は中段
の第2ベルト62及び関係プーリ類、(c)は下段の第
3ベルト63及び関係プーリ類を示す。前記図8ではベ
ルト61〜63が重なって不明瞭なので分割して図示し
た訳である。なお、前記第2ベルト62と第3ベルト6
3とは上下逆でもよい。
【0027】(a)は、エンジンの出力軸6aに取付け
られた第1プーリ65、平面刃軸10aを駆動するため
の第2プーリ66、前記第1・2プーリ65,66と共
に三角形の頂点を形成する第3プーリ67とからなるプ
ーリ65,66,67に第1ベルト61が巻回されてい
ることを示す。なお、第3プーリ67の支軸68は第1
ハウジング14に起設されている。また、揺動レバー3
9の構成及び作用は第1実施例と同一なので説明を省略
する。
【0028】(b)は前記第3プーリ67の下方に一体
形成されたアイドラープーリとしての第4プーリ69
と、第4プーリ69と共に揺動軸線13上に配置された
アイドラープーリとしての第5プーリ71とに第2ベル
ト62が巻回されている。ただし、第5プーリ71は揺
動レバー及びスプリングを介して第2ハウジング15に
支承されている。(c)は前記第5プーリ71の下方に
一体形成された第6プーリ72と、斜面刃軸11aを駆
動するための第7プーリ73とに第3ベルト63が巻回
されていることを示す。テンショナーロール46は第1
実施例のものと同一なので説明は省略する。
【0029】即ち、配置的には揺動軸線13上に、2個
のアイドラープーリ69,71を互いに離間して配置
し、且つ一方のアイドラープーリ69を第1ハウジング
14に軸支し、他方のアイドラープーリ71を第2ハウ
ジング15に軸支したことを特徴とする。
【0030】図10(a),(b)は本発明に係る第2
実施例の第1・第2・第3ベルトの作動説明図であり、
(a)は非揺動姿勢、即ち、第2ベルト62は第1ベル
ト61及び第3ベルト63と平行(含む略平行)であ
る。(b)は斜面を刈る目的で第2ハウジング15を大
きく下方へ揺動したところの揺動姿勢を示し、第4プー
リ69と第5プーリ71との間で第2ベルト62がひね
られる。第2ベルト62は可撓性に富んでいるため、ひ
ねり角は90゜まで許容される。従って、図示の45゜
程度であれば、伝動及びベルト寿命には何ら問題ない。
【0031】図11は本発明に係る草刈機(第3実施
例)の平面図であり、草刈機1Bはベルト伝動機構80
を除いて、草刈機1と同一であるから図1の符号を準用
し、同一部分の説明は省略する。このベルト伝動機構8
0は第1ベルト81のみからなる1本掛けベルト形式の
機構である。
【0032】図12は(a),(b)は本発明に係る草
刈機(第3実施例)のベルト伝動機構図であり、(a)
は第1ベルト81のループの一部及び関係プーリ類、
(b)は第1ベルト81のループの残部及び関係プーリ
類を示す。前記図11ではベルト81自身が重なって不
明瞭なので分割して図示した訳である。(a)は、エン
ジンの出力軸6aに嵌合した第1プーリ85と、平面刃
軸10aに嵌合した第2プーリ86と、支軸88にて第
1ハウジング14に軸支されたアイドラープーリとして
の第3プーリ87と、支軸91にて第2ハウジング15
に軸支されたアイドラープーリとしての第4プーリ89
と、斜面刃軸11aに嵌合した第5プーリ92とに第1
ベルト81の一部が掛けられた様子を示す。
【0033】(b)は、前記第3プーリ87の下方に一
体形成された第6プーリ93及びテンショナーロール4
6,46に第1ベルト81の残部が掛けられている様子
を示す。なお、テンショナーロール46は1個でも差支
えない。(b)に(a)を上から重ねたのが第3実施例
のベルト伝動機構80である。
【0034】図13(a),(b)は本発明に係る第3
実施例の第1ベルトの作動説明図であり、(a)は非揺
動姿勢、即ち、第1ベルト81がねじられていない状態
を示す。(b)は斜面を刈る目的で第2ハウジング15
を大きく下方へ揺動したところの揺動姿勢を示し、第3
プーリ87と第4プーリ89との間(範囲)及び第6
プーリ93とテンショナーローラ46との間(範囲)
で第1ベルト81がひねられる。第1ベルト81は可撓
性に富んでいるため、ひねり角は90゜まで許容され
る。従って、図示の45゜程度であれば、伝動及びベル
ト寿命には何ら問題ない。
【0035】尚、本発明は一対のアイドラープーリをベ
ルト伝動機構に介在させ、これら2個のアイドラープー
リ間でベルトをひねるようにしたことを特徴とするか
ら、アイドラープーリの配置位置は実施例に限定される
ものではなく、各々第1・第2ハウジングに軸支されれ
ば、位置は自由である。ただし、アイドラープーリの配
置目的から一対のアイドラープーリをヒンジを通る揺動
軸線上に配置することが望ましい。
【0036】又は、図6(b)において、アイドラープ
ーリを支える支軸38,44をヒンジ12,12を通る
揺動軸線13上に配置するために、ハウジング14,1
5に膨出部14a及び切欠き部15aを形成した。この
ような膨出部14a及び切欠き部15aを形成すると、
製造費が嵩み、また切欠き部15aから刈り草が飛散す
るなどの不都合がある。そこで、支軸38を軸外径の2
倍だけ揺動軸線13から第1ハウジング14寄りに取付
けることにした。このことで、膨出部14aを設けるこ
となく、支軸38を第1ハウジング14上に取付けるこ
とが可能となった。支軸44も同様に第2ハウジング1
5上に取付ける。実験の結果、上記程度であればベルト
走行及び寿命に影響がないことが確認できた。従って、
支軸38,44を揺動軸線13上に配置することが理想
であるが、軸外径の2倍以内であれば揺動軸線13から
離すことは実用的であると言える。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の草刈機は、ベルト伝動機構中に2個の
アイドラープーリを有し、且つ一方のアイドラープーリ
を第1ハウジングに軸支し、他方のアイドラープーリを
第2ハウジングに軸支したので、ベルトはこれら2個の
アイドラープーリ間で巧みにひねられる。このひねりは
平面刃軸、斜面刃軸及びエンジン出力に各々嵌合したプ
ーリには何ら影響しないのでこれらプーリとベルトとの
噛み合いは良好となり適切な伝動が図れる。また、過負
荷時にはプーリとベルトとの間で滑りが発生するので機
械部品の損傷は発生しない。
【0038】加えて、2個のアイドラープーリを、ヒン
ジを通る揺動軸線上若しくは揺動軸線の近傍に配置し、
ベルトのひねり部分とハウジングの揺動軸線とを合致さ
せたので、ベルト伝動機構のレイアウトが容易に決ま
り、設計及び製作が容易になる。
【0039】請求項の草刈機は、2個のアイドラープ
ーリを支軸の外径の2倍以内だけ揺動軸線から離したの
で、支軸を取付けるための膨出部を小さくできる若しく
は廃止することができる。従ってカッタハウジングの構
造が簡単になり、草刈機の製造コストを下げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る草刈機(第1実施例)の平面図
【図2】本発明に係る草刈機(第1実施例)の側面図
(要部)
【図3】本発明に係る草刈機(第1実施例)の正面断面
【図4】本発明に係る草刈機(第1実施例)のベルト伝
動機構図
【図5】本発明に係る草刈機(第1実施例)の背面断面
【図6】本発明に係る第1実施例の第1・第2ベルトの
作動説明図
【図7】本発明に係る草刈機(第1実施例)の揺動姿勢
を示す図
【図8】本発明に係る草刈機(第2実施例)の平面図
【図9】本発明に係る草刈機(第2実施例)のベルト伝
動機構図
【図10】本発明に係る第2実施例の第1・第2・第3
ベルトの作動説明図
【図11】本発明に係る草刈機(第3実施例)の平面図
【図12】本発明に係る草刈機(第3実施例)のベルト
伝動機構図
【図13】本発明に係る第3実施例の第1ベルトの作動
説明図
【符号の説明】
1,1A,1B…草刈機、2…車体フレーム、3…前
輪、4…後輪、5…揺動管、6…エンジン、7…カッタ
ハウジング、10…平面刃、11…斜面刃、13…揺動
軸線、14…第1ハウジング、14a…膨出部、15…
第2ハウジング、15a…切欠き部、16…補助輪、3
0,60,80…ベルト伝動機構、31…第1ベルト、
32…第2ベルト、35…第1プーリ、36…第2プー
リ、37…第3プーリ、38,44…支軸、41…一方
のアイドラープーリ(第4プーリ)、42…他方のアイ
ドラープーリ(第5プーリ)、43…第6プーリ、50
…畦、51…上面、52…斜面。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畦の上面を刈る平面刃を収納した第1ハ
    ウジングと、この第1ハウジングに揺動自在にヒンジ連
    結され畦の斜面を刈る斜面刃を収納した第2ハウジング
    と、前記平面刃及び斜面刃を駆動するエンジンと、前記
    エンジンの出力を平面刃及び斜面刃へ伝達するためのベ
    ルト伝動機構とを備えた草刈機において、この草刈機
    、前記ヒンジを通る揺動軸線上若しくは揺動軸線の近
    傍に配置された2個のアイドラープーリをベルト伝動機
    構中に有し、且つ一方のアイドラープーリを第1ハウジ
    ングに軸支し、他方のアイドラープーリを第2ハウジン
    グに軸支したことを特徴とする草刈機。
  2. 【請求項2】 前記揺動軸線の近傍とは、アイドラープ
    ーリを支える支軸の外径の2倍以内の距離だけ揺動軸線
    から離れた位置であって、この位置にて前記支軸が各ハ
    ウジングに取付けられていることを特徴とする請求項
    記載の草刈機。
JP06320584A 1994-12-22 1994-12-22 草刈機 Expired - Lifetime JP3085870B2 (ja)

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JP06320584A JP3085870B2 (ja) 1994-12-22 1994-12-22 草刈機

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JPH08172847A JPH08172847A (ja) 1996-07-09
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