JPH0549852B2 - - Google Patents
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- JPH0549852B2 JPH0549852B2 JP1215769A JP21576989A JPH0549852B2 JP H0549852 B2 JPH0549852 B2 JP H0549852B2 JP 1215769 A JP1215769 A JP 1215769A JP 21576989 A JP21576989 A JP 21576989A JP H0549852 B2 JPH0549852 B2 JP H0549852B2
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、1対の可変プーリ及び該両プーリに
巻き掛けられる伝動ベルトを備えていて、各プー
リのプーリ径を変えて変速比を変化させるように
したプーリ式の変速装置の改良に関するものであ
る。
巻き掛けられる伝動ベルトを備えていて、各プー
リのプーリ径を変えて変速比を変化させるように
したプーリ式の変速装置の改良に関するものであ
る。
(従来の技術)
従来より、農業機械等においては、エンジンの
動力を変速して駆動車輪或いは各種の作業装置に
伝達するために、ベルト伝動を利用したプーリ式
の変速装置が多用されている。このベルト伝動を
利用したプーリ式変速装置の一例として、従来、
実開昭57−164352号公報に示されるように、互い
に平行に配置された1対の回転軸の各々に、回転
軸の各々に対して回転一体にかつ摺動不能に固定
された固定シエイブと、各軸に可動シエイブとの
間にV字状のベルト溝を形成するように対向配置
されて回転一体にかつ怜動自在に支持された可動
シエイブとからなり、一方の可動シエイブの固定
シエイブへの向きと他方の可動シエイブの固定シ
エイブへの向きとが互いに逆向きにされた1対の
可変プーリを設けるとともに、これら両可変プー
リのベルト溝間にベルト部材を巻き掛け、上記各
プーリの可動シエイブ背面側に、各々、回転軸回
りに回動可能な回動カムと固定体に連結されて回
動不能な固定カムとからなつていて回動カムの固
定カムとの相対回転により可動シエイブを固定シ
エイブに接近するように移動させるカム機構を配
設し、両カム機構の回動カムをロツド及び変速軸
で連結することにより、駆動及び従動プーリの一
方の可動シエイブがそれに対向する固定シエイブ
に接近すると、他方の可動シエイブがそれと対向
する固定シエイブから離れるように上記両カム機
構の回動カムを互いに連係して回動させ、各プー
リのベルト部材に対する有効半径を変化させて両
回転軸間の変速比を変化させるようにした可変プ
ーリ式のものが知られている。
動力を変速して駆動車輪或いは各種の作業装置に
伝達するために、ベルト伝動を利用したプーリ式
の変速装置が多用されている。このベルト伝動を
利用したプーリ式変速装置の一例として、従来、
実開昭57−164352号公報に示されるように、互い
に平行に配置された1対の回転軸の各々に、回転
軸の各々に対して回転一体にかつ摺動不能に固定
された固定シエイブと、各軸に可動シエイブとの
間にV字状のベルト溝を形成するように対向配置
されて回転一体にかつ怜動自在に支持された可動
シエイブとからなり、一方の可動シエイブの固定
シエイブへの向きと他方の可動シエイブの固定シ
エイブへの向きとが互いに逆向きにされた1対の
可変プーリを設けるとともに、これら両可変プー
リのベルト溝間にベルト部材を巻き掛け、上記各
プーリの可動シエイブ背面側に、各々、回転軸回
りに回動可能な回動カムと固定体に連結されて回
動不能な固定カムとからなつていて回動カムの固
定カムとの相対回転により可動シエイブを固定シ
エイブに接近するように移動させるカム機構を配
設し、両カム機構の回動カムをロツド及び変速軸
で連結することにより、駆動及び従動プーリの一
方の可動シエイブがそれに対向する固定シエイブ
に接近すると、他方の可動シエイブがそれと対向
する固定シエイブから離れるように上記両カム機
構の回動カムを互いに連係して回動させ、各プー
リのベルト部材に対する有効半径を変化させて両
回転軸間の変速比を変化させるようにした可変プ
ーリ式のものが知られている。
(発明が解決しようとする課題)
上記従来のものでは、両カム機構の回動カムが
互いに連動可能に連結されているので、両回転軸
間の変速切換時に変速切換機構の作動により駆動
及び従動プーリの各可動シエイブが互いに逆方向
に同期して開閉し、駆動及び従動プーリ間の開閉
力が逆になつて両プーリ間の開閉力が部分的に互
いに相殺し合い、両回転軸間の変速切換えを小さ
な操作力でもつて敏速に行うことができると考え
られる。
互いに連動可能に連結されているので、両回転軸
間の変速切換時に変速切換機構の作動により駆動
及び従動プーリの各可動シエイブが互いに逆方向
に同期して開閉し、駆動及び従動プーリ間の開閉
力が逆になつて両プーリ間の開閉力が部分的に互
いに相殺し合い、両回転軸間の変速切換えを小さ
な操作力でもつて敏速に行うことができると考え
られる。
しかし、実際には、回動カムを支持するベアリ
ングが可動シエイブのボス部先端に当接している
ことから、所期の効果が得られないという問題が
あつた。
ングが可動シエイブのボス部先端に当接している
ことから、所期の効果が得られないという問題が
あつた。
すなわち、可動シエイブがその略半部に掛けら
れているベルトから推力を受けたときに、その可
動シエイブに回転軸に対し傾倒させる方向のモー
メントが働くが、回動カムを支持するベアリング
は可動シエイブのボス部先端に当接していて、該
ボス部はその先端部にてベアリングにより受け止
められているので、上記モーメントは大きく、そ
の分、可動シエイブのボス部内周の回転軸外周に
対する軸心方向の面圧分布が大きなピークを持つ
て集中して、該ボス部の摺動抵抗が大きくなる。
このため、両カム機構の回動カム同士を連結し
て、一方のカム機構のベルト発生推力を取り出し
て他方のカム機構のベルト推力に利用するように
してはいても、上記大きな摺動抵抗に起因して変
速操作に大きな操作力を要し、両回転軸間の変速
比を小さな操作力でスムーズに切り換えることは
難しい。
れているベルトから推力を受けたときに、その可
動シエイブに回転軸に対し傾倒させる方向のモー
メントが働くが、回動カムを支持するベアリング
は可動シエイブのボス部先端に当接していて、該
ボス部はその先端部にてベアリングにより受け止
められているので、上記モーメントは大きく、そ
の分、可動シエイブのボス部内周の回転軸外周に
対する軸心方向の面圧分布が大きなピークを持つ
て集中して、該ボス部の摺動抵抗が大きくなる。
このため、両カム機構の回動カム同士を連結し
て、一方のカム機構のベルト発生推力を取り出し
て他方のカム機構のベルト推力に利用するように
してはいても、上記大きな摺動抵抗に起因して変
速操作に大きな操作力を要し、両回転軸間の変速
比を小さな操作力でスムーズに切り換えることは
難しい。
また、回動カムと固定カムとがカム面により接
触しているので、その摺動抵抗が大きく、このこ
とも変速操作力の増大を招くことになる。
触しているので、その摺動抵抗が大きく、このこ
とも変速操作力の増大を招くことになる。
本発明は斯かる問題を解決しようとしてなされ
たもので、その目的は、上記したカム機構及びそ
の可動シエイブに対する連結構造を改良すること
により、変速切換操作を小さな操作力でスムーズ
に行い得るようにすることにある。
たもので、その目的は、上記したカム機構及びそ
の可動シエイブに対する連結構造を改良すること
により、変速切換操作を小さな操作力でスムーズ
に行い得るようにすることにある。
(課題を解決するための手段)
この目的を達成するため、本発明の解決手段
は、カム機構の回動カムを可動シエイブ背面側で
そのボス部上に連結支持するとともに、カム機構
の回動カム又は固定カムの一方にカム面を、また
他方にカム面上を転動するローラ等の転動体をそ
れぞれ設けることとした。
は、カム機構の回動カムを可動シエイブ背面側で
そのボス部上に連結支持するとともに、カム機構
の回動カム又は固定カムの一方にカム面を、また
他方にカム面上を転動するローラ等の転動体をそ
れぞれ設けることとした。
具体的には、この発明は、第1図及び第2図に
示すように、上記した如く、互いに平行に配置さ
れた1対の回転軸6,9と、この各回転軸6,9
に回転一体にかつ軸方向に移動不能に固定された
固定シエイブ14,20、及び各回転軸6,9に
回転一体にかつ軸方向に移動可能にボス部15
a,21aにて支持され、上記固定シエイブ1
4,20との間に断面V字状のベルト溝17,2
3を形成する可動シエイブ15,21からなり、
一方の可動シエイブ15(又は21)の固定シエ
イブ14(又は20)への向きと他方の可動シエ
イブ21(又は15)の固定シエイブ20(又は
14)への向きとが互いに逆向きにされた1対の
可変プーリ12,18と、これら両可変プーリ1
2,18のベルト溝17,23間に巻き掛けられ
た伝動ベルトBと、各可変プーリ12,18の可
動シエイブ15,21を固定シエイブ14,20
に対し接離させてプーリ12,18のプーリ径を
変化させる1対のカム機構24,36と、両可変
プーリ12,18のプーリ径が互いに逆方向に変
化するように上記両カム機構24,36を連動さ
せて両回転軸6,9間の変速比を可変とする変速
切換機構51とを備えてなる。
示すように、上記した如く、互いに平行に配置さ
れた1対の回転軸6,9と、この各回転軸6,9
に回転一体にかつ軸方向に移動不能に固定された
固定シエイブ14,20、及び各回転軸6,9に
回転一体にかつ軸方向に移動可能にボス部15
a,21aにて支持され、上記固定シエイブ1
4,20との間に断面V字状のベルト溝17,2
3を形成する可動シエイブ15,21からなり、
一方の可動シエイブ15(又は21)の固定シエ
イブ14(又は20)への向きと他方の可動シエ
イブ21(又は15)の固定シエイブ20(又は
14)への向きとが互いに逆向きにされた1対の
可変プーリ12,18と、これら両可変プーリ1
2,18のベルト溝17,23間に巻き掛けられ
た伝動ベルトBと、各可変プーリ12,18の可
動シエイブ15,21を固定シエイブ14,20
に対し接離させてプーリ12,18のプーリ径を
変化させる1対のカム機構24,36と、両可変
プーリ12,18のプーリ径が互いに逆方向に変
化するように上記両カム機構24,36を連動さ
せて両回転軸6,9間の変速比を可変とする変速
切換機構51とを備えてなる。
そして、上記各カム機構24,36は、可変プ
ーリ12,18の可動シエイブ15,21のボス
部15a,21a上にベアリング25,37を介
して回転可能に支持された円筒状の回動カム2
6,38と、該回動カム26,38にカム接触す
る固定カム29,43とを有し、回動カム26,
38又は固定カム29,43の一方にカム面26
a,38aが形成されている一方、他方に該カム
面26a,38aに転動しながら接触する転動体
31,47が設けられていて、回動カム26,3
8と固定カム29,43との相対回動により可動
シエイブ15,21を軸方向に移動させるように
構成する。
ーリ12,18の可動シエイブ15,21のボス
部15a,21a上にベアリング25,37を介
して回転可能に支持された円筒状の回動カム2
6,38と、該回動カム26,38にカム接触す
る固定カム29,43とを有し、回動カム26,
38又は固定カム29,43の一方にカム面26
a,38aが形成されている一方、他方に該カム
面26a,38aに転動しながら接触する転動体
31,47が設けられていて、回動カム26,3
8と固定カム29,43との相対回動により可動
シエイブ15,21を軸方向に移動させるように
構成する。
また、上記変速切換機構51は、両カム機構2
4,36の回動カム26,38同士を連結する1
本のリンク49を有するものとする。
4,36の回動カム26,38同士を連結する1
本のリンク49を有するものとする。
(作用)
上記の構成により、請求項1に係る発明では、
両回転軸6,9間の変速比を切り換える場合、両
可変プーリ12,18の各カム機構24,36に
おける回動カム26,38同士は1本のリンク4
9を有する変速切換機構51により連動可能に連
結されているため、一方のプーリ12(又は1
8)のカム機構24(又は36)の回動カム26
(又は38)を回転軸6(又は9)回りに回動さ
せて、その固定カム29(又は43)とのカム接
触により該プーリ12(又は18)の可動シエイ
ブ15(又は21)を軸方向に移動させると、そ
れに伴つて他方のプーリ18(又は12)の可動
シエイブ21(又は15)が上記一方のプーリ1
2(又は18)における可動シエイブ15(又は
21)の固定シエイブ14(又は20)に対する
接離動作とは逆の動作でもつて移動し、この両可
動シエイブ15,21の逆方向の移動によつて両
回転軸6,9間の変速比が切換変更される。
両回転軸6,9間の変速比を切り換える場合、両
可変プーリ12,18の各カム機構24,36に
おける回動カム26,38同士は1本のリンク4
9を有する変速切換機構51により連動可能に連
結されているため、一方のプーリ12(又は1
8)のカム機構24(又は36)の回動カム26
(又は38)を回転軸6(又は9)回りに回動さ
せて、その固定カム29(又は43)とのカム接
触により該プーリ12(又は18)の可動シエイ
ブ15(又は21)を軸方向に移動させると、そ
れに伴つて他方のプーリ18(又は12)の可動
シエイブ21(又は15)が上記一方のプーリ1
2(又は18)における可動シエイブ15(又は
21)の固定シエイブ14(又は20)に対する
接離動作とは逆の動作でもつて移動し、この両可
動シエイブ15,21の逆方向の移動によつて両
回転軸6,9間の変速比が切換変更される。
そのとき、第3図及び第4図に示すように、例
えば各カム機構24,36における回動カム2
6,38に回転軸6,9と直交する面に対し傾斜
角αで傾斜したカム面26a,38aがあり、固
定カム29,43に該カム面26a,38a上を
転動する転動体31,47が設けられているとす
ると、上記固定カム29,43上の転動体31,
47から回動カム26,38のカム面26a,3
8aに力Aがカム面26a,38aと直角方向に
作用し、この力Aは回転軸6,9と平行な方向の
分力A1と回転軸6,9と直交方向の分力A2と
に分けられ、後者の分力A2は回転軸6,9の軸
心と変速切換機構51の1本のリンク49への連
結点とを結ぶ線と直角に作用するが、この作用に
伴い、第4図に示す如く、回転軸6,9の軸心と
リンク49への連結点とを結ぶ線に対し変速比の
Lo〜Hiの変化に拘らず直角でかつ上記分力A2
と逆向きのカム回転反力Wが生じ、第5図にも示
すように、このカム回転反力Wは、回動カム2
6,38が支持されている可動シエイブ15,2
1のボス部15a,21aに対し、プーリ12,
18のベルトBが巻き掛けられている範囲の中央
位置においてボス部15a,21aを押圧するよ
うに作用する。つまり、このボス部15a,21
aに対するカム回転反力Wは、ボス部15a,2
1aと回転軸6,9との摺動部分におけるクリア
ランスで、可動シエイブ15,21がベルトBか
ら推力を受けたときに可動シエイブ15,21を
回転軸6,9に対し傾倒させる方向に働くモーメ
ントM1とは逆方向のモーメントM2が生じるよ
うに作用し、このモーメントM2によりモーメン
トM1が相殺されて小さくなり、第5図aに示す
如く可動シエイブ15,21のボス部15a,2
1a内周の回転軸6,9外周に対する面圧分布が
軸心方向に分散して、従来(第5図b参照)のよ
うな大きなピークがなくなり、ボス部15a,2
1aの摺動抵抗が小さくなる。この摺動抵抗が小
さくなつた分だけ、ベルト発生推力Fの回動カム
26,38による固定点に与える荷重(取出推力
F′)が大きくなり、換言すれば、ベルト発生推力
Fが大きな抵抗なく回動カム26,38に取出推
力F′として伝達されることとなる。
えば各カム機構24,36における回動カム2
6,38に回転軸6,9と直交する面に対し傾斜
角αで傾斜したカム面26a,38aがあり、固
定カム29,43に該カム面26a,38a上を
転動する転動体31,47が設けられているとす
ると、上記固定カム29,43上の転動体31,
47から回動カム26,38のカム面26a,3
8aに力Aがカム面26a,38aと直角方向に
作用し、この力Aは回転軸6,9と平行な方向の
分力A1と回転軸6,9と直交方向の分力A2と
に分けられ、後者の分力A2は回転軸6,9の軸
心と変速切換機構51の1本のリンク49への連
結点とを結ぶ線と直角に作用するが、この作用に
伴い、第4図に示す如く、回転軸6,9の軸心と
リンク49への連結点とを結ぶ線に対し変速比の
Lo〜Hiの変化に拘らず直角でかつ上記分力A2
と逆向きのカム回転反力Wが生じ、第5図にも示
すように、このカム回転反力Wは、回動カム2
6,38が支持されている可動シエイブ15,2
1のボス部15a,21aに対し、プーリ12,
18のベルトBが巻き掛けられている範囲の中央
位置においてボス部15a,21aを押圧するよ
うに作用する。つまり、このボス部15a,21
aに対するカム回転反力Wは、ボス部15a,2
1aと回転軸6,9との摺動部分におけるクリア
ランスで、可動シエイブ15,21がベルトBか
ら推力を受けたときに可動シエイブ15,21を
回転軸6,9に対し傾倒させる方向に働くモーメ
ントM1とは逆方向のモーメントM2が生じるよ
うに作用し、このモーメントM2によりモーメン
トM1が相殺されて小さくなり、第5図aに示す
如く可動シエイブ15,21のボス部15a,2
1a内周の回転軸6,9外周に対する面圧分布が
軸心方向に分散して、従来(第5図b参照)のよ
うな大きなピークがなくなり、ボス部15a,2
1aの摺動抵抗が小さくなる。この摺動抵抗が小
さくなつた分だけ、ベルト発生推力Fの回動カム
26,38による固定点に与える荷重(取出推力
F′)が大きくなり、換言すれば、ベルト発生推力
Fが大きな抵抗なく回動カム26,38に取出推
力F′として伝達されることとなる。
そして、変速装置は、可変プーリ12,18間
の開閉力が逆になつて両プーリ12,18間の開
閉力が部分的に互いに相殺し合うように両カム機
構24,36の回動カム26,38同士が1本の
リンク49で連結され、一方のカム機構24(又
は36)の取出推力F1′(又はF2′)を他方の
カム機構36(又は24)のベルト推力に利用す
るようにしていることから、この関係を第6図に
示すようなシーソーに例えた場合、変速比が一定
で変速切換えを行わないときには、第7図に示す
如く、上記取出推力F1′,F2′自体は本発明の
場合(第7図a参照)が従来の場合(第7図b参
照)よりも大きくなるものの、駆動側及び従動側
で取出推力F1′,F2′は同じとなり、これらが
互いに釣り合つて推力F1′,F2′の取出効率は
従来の場合と同じである。
の開閉力が逆になつて両プーリ12,18間の開
閉力が部分的に互いに相殺し合うように両カム機
構24,36の回動カム26,38同士が1本の
リンク49で連結され、一方のカム機構24(又
は36)の取出推力F1′(又はF2′)を他方の
カム機構36(又は24)のベルト推力に利用す
るようにしていることから、この関係を第6図に
示すようなシーソーに例えた場合、変速比が一定
で変速切換えを行わないときには、第7図に示す
如く、上記取出推力F1′,F2′自体は本発明の
場合(第7図a参照)が従来の場合(第7図b参
照)よりも大きくなるものの、駆動側及び従動側
で取出推力F1′,F2′は同じとなり、これらが
互いに釣り合つて推力F1′,F2′の取出効率は
従来の場合と同じである。
ところが、変速比を変化させるときには、第8
図に示す如く、ベルト発生推力F1,F2と取出
推力F1′,F2′との差が変速操作に必要な荷重
(操作力)であるので、従来の場合(第8図b参
照)では、取出推力F1′,F2′が小さい分だけ
残りの操作力が大きくなるのに対し、この発明
(第8図a参照)では、取出推力F1′,F2′が
大きいことから、その分、逆に操作力が小さくて
済むこととになる。その結果、回動カム26,3
8と固定カム29,43とが転動体31,47を
介してカム接触することと相俟つて、両回転軸
6,9間の変速切換えを小さな操作力でもつて敏
速に行うことができる。
図に示す如く、ベルト発生推力F1,F2と取出
推力F1′,F2′との差が変速操作に必要な荷重
(操作力)であるので、従来の場合(第8図b参
照)では、取出推力F1′,F2′が小さい分だけ
残りの操作力が大きくなるのに対し、この発明
(第8図a参照)では、取出推力F1′,F2′が
大きいことから、その分、逆に操作力が小さくて
済むこととになる。その結果、回動カム26,3
8と固定カム29,43とが転動体31,47を
介してカム接触することと相俟つて、両回転軸
6,9間の変速切換えを小さな操作力でもつて敏
速に行うことができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図及び第2図は本発明を農業機械の変速装
置に適用した実施例の全体構成を示す。両図にお
いて、1は農業機械の車体で、この車体1にはク
ランク軸2を有するエンジン3が複数の防振ゴム
4,4,…により弾性支持されており、この防振
ゴム4,4,…によりエンジン振動の車体1への
伝達を抑制するようにしている。5は軸受部(図
示せず)を介して車体1に回転自在に支持された
中間軸であつて、この中間軸5は農業機械の車軸
(図示せず)に連結されている。これらクランク
軸2及び中間軸5は互いに平行に配置されてい
る。
置に適用した実施例の全体構成を示す。両図にお
いて、1は農業機械の車体で、この車体1にはク
ランク軸2を有するエンジン3が複数の防振ゴム
4,4,…により弾性支持されており、この防振
ゴム4,4,…によりエンジン振動の車体1への
伝達を抑制するようにしている。5は軸受部(図
示せず)を介して車体1に回転自在に支持された
中間軸であつて、この中間軸5は農業機械の車軸
(図示せず)に連結されている。これらクランク
軸2及び中間軸5は互いに平行に配置されてい
る。
上記クランク軸2には一方の回転軸としての円
筒状の駆動軸6が回転一体に取り付けられてい
る。すなわち、この駆動軸6には中心孔6aが貫
通形成されており、その中心孔6aに駆動軸6の
一端側(第2図で上側)からクランク軸2を挿入
し、駆動軸6の他端から止め金7を介して連結ボ
ルト8をクランク軸2の端部に螺合締結すること
により、駆動軸6がクランク軸2に回転一体に取
り付けられている。
筒状の駆動軸6が回転一体に取り付けられてい
る。すなわち、この駆動軸6には中心孔6aが貫
通形成されており、その中心孔6aに駆動軸6の
一端側(第2図で上側)からクランク軸2を挿入
し、駆動軸6の他端から止め金7を介して連結ボ
ルト8をクランク軸2の端部に螺合締結すること
により、駆動軸6がクランク軸2に回転一体に取
り付けられている。
また、中間軸5には他方の回転軸としての円筒
状の従動軸9が上記駆動軸6と同様の取付構造で
回転一体に取り付けられている。すなわち、この
従動軸9の中心孔9aにその一端側(第2図で下
側)から中間軸5を挿通し、従動軸9他端から止
め金10を介して締結ボルト11を中間軸5の端
部に螺合締結することにより、従動軸9が中間軸
5に取り付けられている。
状の従動軸9が上記駆動軸6と同様の取付構造で
回転一体に取り付けられている。すなわち、この
従動軸9の中心孔9aにその一端側(第2図で下
側)から中間軸5を挿通し、従動軸9他端から止
め金10を介して締結ボルト11を中間軸5の端
部に螺合締結することにより、従動軸9が中間軸
5に取り付けられている。
上記駆動軸6の一端には駆動プーリ12が設け
られている。この駆動プーリ12は、駆動軸6に
キー13により回転一体にかつ摺動不能に固定さ
れたフランジ状の固定シエイブ14と、該固定シ
エイブ14に対向するように駆動軸6にボス部1
5aにて摺動自在にかつ回転一体にキー16によ
り結合されたフランジ状の可動シエイブ15とか
らなり、これら両シエイブ14,15間にはベル
ト溝17が形成されている。
られている。この駆動プーリ12は、駆動軸6に
キー13により回転一体にかつ摺動不能に固定さ
れたフランジ状の固定シエイブ14と、該固定シ
エイブ14に対向するように駆動軸6にボス部1
5aにて摺動自在にかつ回転一体にキー16によ
り結合されたフランジ状の可動シエイブ15とか
らなり、これら両シエイブ14,15間にはベル
ト溝17が形成されている。
一方、上記従動軸9上には従動プーリ18が設
けられている。この従動プーリ18は、上記駆動
プーリ12と同様の構成であり、従動軸9にキー
19により回転一体にかつ摺動不能に固定された
フランジ状の固定シエイブ20と、該固定シエイ
ブ20に上記回転軸6上の駆動プーリ12におけ
る固定シエイブ14に対する可動シエイブ15の
対向方向と逆方向でもつて対向するように従動軸
9にボス部21aにて摺動自在にかつ回転一体に
キー22により結合されたフランジ状の可動シエ
イブ21とからなり、これら両シエイブ20,2
1間にはベルト溝23が形成されている。そし
て、上記駆動プーリ12のベルト溝17と従動プ
ーリ18のベルト溝23との間にはVベルトBが
巻き掛けられており、駆動及び駆動プーリ12,
18の各可動シエイブ15,21をそれぞれ固定
シエイブ14,20に対して接離させて各プーリ
12,18のプーリ径(VベルトBに対する有効
半径)を変更する。例えば駆動プーリの可動シエ
イブ15を固定シエイブ14に接近させ、かつ従
動プーリ18の可動シエイブ21を固定シエイブ
20から離隔させたときには、駆動プーリ12の
プーリ径を従動プーリ18よりも大きくすること
により、駆動軸6の回転を従動軸9に増速して伝
達する。一方、逆に、駆動プーリ12の可動シエ
イブ15を固定シエイブ14から離隔させ、かつ
従動プーリ18の可動シエイブ21を固定シエイ
ブ20に接近させたときには、駆動プーリ12の
プーリ径を小にし、従動プーリ18のプーリ径を
大きくすることにより、駆動軸6の回転を減速し
て従動軸9に伝えるようになされている。
けられている。この従動プーリ18は、上記駆動
プーリ12と同様の構成であり、従動軸9にキー
19により回転一体にかつ摺動不能に固定された
フランジ状の固定シエイブ20と、該固定シエイ
ブ20に上記回転軸6上の駆動プーリ12におけ
る固定シエイブ14に対する可動シエイブ15の
対向方向と逆方向でもつて対向するように従動軸
9にボス部21aにて摺動自在にかつ回転一体に
キー22により結合されたフランジ状の可動シエ
イブ21とからなり、これら両シエイブ20,2
1間にはベルト溝23が形成されている。そし
て、上記駆動プーリ12のベルト溝17と従動プ
ーリ18のベルト溝23との間にはVベルトBが
巻き掛けられており、駆動及び駆動プーリ12,
18の各可動シエイブ15,21をそれぞれ固定
シエイブ14,20に対して接離させて各プーリ
12,18のプーリ径(VベルトBに対する有効
半径)を変更する。例えば駆動プーリの可動シエ
イブ15を固定シエイブ14に接近させ、かつ従
動プーリ18の可動シエイブ21を固定シエイブ
20から離隔させたときには、駆動プーリ12の
プーリ径を従動プーリ18よりも大きくすること
により、駆動軸6の回転を従動軸9に増速して伝
達する。一方、逆に、駆動プーリ12の可動シエ
イブ15を固定シエイブ14から離隔させ、かつ
従動プーリ18の可動シエイブ21を固定シエイ
ブ20に接近させたときには、駆動プーリ12の
プーリ径を小にし、従動プーリ18のプーリ径を
大きくすることにより、駆動軸6の回転を減速し
て従動軸9に伝えるようになされている。
上記駆動軸6上には、駆動プーリ12における
可動シエイブ15を固定シエイブ14に対して接
離させるための変速機構としての第1カム機構2
4が設けられている。このカム機構24は、可動
シエイブ15のボス部15a上にベアリング25
を介して相対回転可能にかつ軸方向に移動一体に
外嵌合支持された円筒状の回動カムとしての円筒
カム26を有する。このカム26はその駆動プー
リ12と反対側端面に、駆動軸6と直交する面に
対し所定の傾斜角で傾斜した1対の傾斜カム面2
6a,26aが円周方向に等角度間隔(180゜間
隔)をあけて形成され、外周には回動レバー27
が回動一体に突設されている。
可動シエイブ15を固定シエイブ14に対して接
離させるための変速機構としての第1カム機構2
4が設けられている。このカム機構24は、可動
シエイブ15のボス部15a上にベアリング25
を介して相対回転可能にかつ軸方向に移動一体に
外嵌合支持された円筒状の回動カムとしての円筒
カム26を有する。このカム26はその駆動プー
リ12と反対側端面に、駆動軸6と直交する面に
対し所定の傾斜角で傾斜した1対の傾斜カム面2
6a,26aが円周方向に等角度間隔(180゜間
隔)をあけて形成され、外周には回動レバー27
が回動一体に突設されている。
また、駆動軸6の他端外周には固定カムとして
のローラ取付台29がベアリング28を介して相
対回転可能に支持されている。このローラ取付台
29の外周にはその半径方向に延びる2つのピン
30,30が直径方向に対向して一体的に取り付
けられている。該各ピン30のヘツド側はローラ
取付台29から突出していて、その突出部分に、
上記カム26の各カム面26aに当接して転動す
る転動体としてのカム用ローラ31が回転自在に
支持されている。
のローラ取付台29がベアリング28を介して相
対回転可能に支持されている。このローラ取付台
29の外周にはその半径方向に延びる2つのピン
30,30が直径方向に対向して一体的に取り付
けられている。該各ピン30のヘツド側はローラ
取付台29から突出していて、その突出部分に、
上記カム26の各カム面26aに当接して転動す
る転動体としてのカム用ローラ31が回転自在に
支持されている。
さらに、上記ローラ取付台29の外周には取付
フランジ32が一対に突設され、該フランジ32
の先端はピン33,34及び固定ロツド35を介
して車体1に連結されていて、ローラ取付台29
が回転不能に固定されている。
フランジ32が一対に突設され、該フランジ32
の先端はピン33,34及び固定ロツド35を介
して車体1に連結されていて、ローラ取付台29
が回転不能に固定されている。
一方、従動軸9上には、従動プーリ18の可動
シエイブ21を固定シエイブ20に対して接離さ
せるための変速機構としての第2カム機構36が
設けられている。この第2カム機構36は、上記
第1カム機構24と同様の構成で、可動シエイブ
21のボス部21a上にベアリング37を介して
回転自在にかつ摺動不能に外嵌合支持された円筒
状回動カムとしての円筒カム38を有し、このカ
ム38の従動プーリ18と反対側端面には従動軸
9と直交する面に対し所定の傾斜角で傾斜した1
対の傾斜カム面38a,38aが形成され、その
外周には回動レバー39が回動一体に取り付けら
れている。該回動レバー39の先端には操作レバ
ー取付部材40がボルト41,41により取り付
けられ、その取付部材40の先端は図外の操作レ
バーに連結されている。また、上記従動軸9の他
端外周にはベアリング42を介してローラ取付台
43(固定カム)が支持され、該ローラ取付台4
3の外周には取付フランジ44が一体に突設さ
れ、該フランジ44の先端はピン45を介して車
体1に連結されており、ローラ取付台43は車体
1に固定されて回転不能とされている。このロー
ラ取付台43の外周にはその半径方向に延びる1
対のピン46,46が円周方向に等間隔をあけて
取り付けられ、該各ピン46のローラ取付台43
からの突出部分には上記カム38の各カム面38
aに当接する転動体としてのカム用ローラ47が
回転自在に支持されている。
シエイブ21を固定シエイブ20に対して接離さ
せるための変速機構としての第2カム機構36が
設けられている。この第2カム機構36は、上記
第1カム機構24と同様の構成で、可動シエイブ
21のボス部21a上にベアリング37を介して
回転自在にかつ摺動不能に外嵌合支持された円筒
状回動カムとしての円筒カム38を有し、このカ
ム38の従動プーリ18と反対側端面には従動軸
9と直交する面に対し所定の傾斜角で傾斜した1
対の傾斜カム面38a,38aが形成され、その
外周には回動レバー39が回動一体に取り付けら
れている。該回動レバー39の先端には操作レバ
ー取付部材40がボルト41,41により取り付
けられ、その取付部材40の先端は図外の操作レ
バーに連結されている。また、上記従動軸9の他
端外周にはベアリング42を介してローラ取付台
43(固定カム)が支持され、該ローラ取付台4
3の外周には取付フランジ44が一体に突設さ
れ、該フランジ44の先端はピン45を介して車
体1に連結されており、ローラ取付台43は車体
1に固定されて回転不能とされている。このロー
ラ取付台43の外周にはその半径方向に延びる1
対のピン46,46が円周方向に等間隔をあけて
取り付けられ、該各ピン46のローラ取付台43
からの突出部分には上記カム38の各カム面38
aに当接する転動体としてのカム用ローラ47が
回転自在に支持されている。
そして、上記第1カム機構24の回動レバー2
7先端にはリンクボール48が回動可能に支持さ
れている。該リンクボール48には直棒状のリン
ク49の一端が螺合締結されている。このリンク
49は従動軸9側に延びていて、その他端は上記
操作レバー取付部材40にリンクボール50を介
して従動軸9と平行の回転中心をもつて回転可能
に連結されている。よつて、上記リンクボール4
8,50及びリンク49により、操作レバーの切
換操作に応じて、各カム機構24,36における
カム26,38を互いに連係して可動シエイブ1
5,21のボス部15a,21a周りに回動さ
せ、そのカム面26a,38a上でカム用ローラ
31,47を転動させることにより、可動シエイ
ブ15,21を軸方向に移動させて固定シエイブ
14,20に対し互いに相反して接離させ、その
ベルト溝17,23の有効半径つまりプーリ1
2,18のプーリ径を可変とし、クランク軸2と
中間軸5との間の変速比を変化させるようにした
変速切換機構51が構成されている。
7先端にはリンクボール48が回動可能に支持さ
れている。該リンクボール48には直棒状のリン
ク49の一端が螺合締結されている。このリンク
49は従動軸9側に延びていて、その他端は上記
操作レバー取付部材40にリンクボール50を介
して従動軸9と平行の回転中心をもつて回転可能
に連結されている。よつて、上記リンクボール4
8,50及びリンク49により、操作レバーの切
換操作に応じて、各カム機構24,36における
カム26,38を互いに連係して可動シエイブ1
5,21のボス部15a,21a周りに回動さ
せ、そのカム面26a,38a上でカム用ローラ
31,47を転動させることにより、可動シエイ
ブ15,21を軸方向に移動させて固定シエイブ
14,20に対し互いに相反して接離させ、その
ベルト溝17,23の有効半径つまりプーリ1
2,18のプーリ径を可変とし、クランク軸2と
中間軸5との間の変速比を変化させるようにした
変速切換機構51が構成されている。
また、第1図に示すように、上記駆動及び従動
プーリ12,18間には、両プーリ12,18間
に張られたベルトBの1対のスパンB1,B2のう
ち駆動プーリ12の駆動力が従動プーリ18に伝
達されるときの緩み側スパンB2をその背面から
押圧してベルトBに張力を与えることでベルト推
力を発生する推力発生機構52が配設されてい
る。この推力発生機構52は、車体1に軸53に
より揺動可能に支持されたローラ支持部材として
のアーム54と、該アーム54の先端部に軸55
により回転自在に支承されたローラ56と、上記
アーム54の中間部と車体1との間に伸装され、
アーム54をローラ56がベルト緩み側スパン
B2背面を押圧するように第1図で時計回り方向
に回動付勢する付勢部材としてのばね57とから
なる。そして、上記ローラ56がベルトBの緩み
側スパンB1を、該緩み側スパンB1に発生する最
大張力よりも大きい張力で押圧するように、上記
ばね57の付勢力が設定されており、この張力に
よりベルト推力を発生させるようにしている。
プーリ12,18間には、両プーリ12,18間
に張られたベルトBの1対のスパンB1,B2のう
ち駆動プーリ12の駆動力が従動プーリ18に伝
達されるときの緩み側スパンB2をその背面から
押圧してベルトBに張力を与えることでベルト推
力を発生する推力発生機構52が配設されてい
る。この推力発生機構52は、車体1に軸53に
より揺動可能に支持されたローラ支持部材として
のアーム54と、該アーム54の先端部に軸55
により回転自在に支承されたローラ56と、上記
アーム54の中間部と車体1との間に伸装され、
アーム54をローラ56がベルト緩み側スパン
B2背面を押圧するように第1図で時計回り方向
に回動付勢する付勢部材としてのばね57とから
なる。そして、上記ローラ56がベルトBの緩み
側スパンB1を、該緩み側スパンB1に発生する最
大張力よりも大きい張力で押圧するように、上記
ばね57の付勢力が設定されており、この張力に
よりベルト推力を発生させるようにしている。
尚、上記ローラ56は、上記駆動及び従動軸
6,9と平行な方向に移動するVベルト23の外
周面に常時接触するように軸方向の長さが長いも
のに形成されている。
6,9と平行な方向に移動するVベルト23の外
周面に常時接触するように軸方向の長さが長いも
のに形成されている。
また、上記駆動及び従動プーリ12,18の固
定シエイブ14,20における可動シエイブ1
5,21との対向面には、それぞれベルト溝1
7,23底部に相当する内周縁部の所定位置に、
可動シエイブ15,21側に向かつて駆動及び従
動軸3,6と同心状に延びるベルト規制手段とし
ての円筒状リング部14a,20aが一体に突設
されている。一方、可動シエイブ15,21の固
定シエイブ14,20との対向面には還状凹部と
しての環状溝15b,21bが上記リング部14
a,20aに対応して形成されており、可動シエ
イブ15,21が固定シエイブ14,20に接近
したときにリング部14a,20aを環状溝15
b,21b内に収容するようにしている。
定シエイブ14,20における可動シエイブ1
5,21との対向面には、それぞれベルト溝1
7,23底部に相当する内周縁部の所定位置に、
可動シエイブ15,21側に向かつて駆動及び従
動軸3,6と同心状に延びるベルト規制手段とし
ての円筒状リング部14a,20aが一体に突設
されている。一方、可動シエイブ15,21の固
定シエイブ14,20との対向面には還状凹部と
しての環状溝15b,21bが上記リング部14
a,20aに対応して形成されており、可動シエ
イブ15,21が固定シエイブ14,20に接近
したときにリング部14a,20aを環状溝15
b,21b内に収容するようにしている。
次に、上記実施例の作動について説明する。
まず、エンジン3の動力を車軸に伝達して農業
機械を走行駆動する通常の駆動状態(クラツチ
ON状態)においては、推力発生機構52におけ
るばね57の付勢力によりアーム54が第1図時
計回り方向に付勢され、その先端のローラ56が
ベルトBの緩み側スパンB1背面を押圧し、この
押圧によりベルトBに張力が付与される。この張
力は緩み側スパンB2に発生する最大張力よりも
大きいため、このベルト張力によりベルトBのプ
ーリ6,9に対するくさび効果が生じて推力が発
生し、この推力により駆動プーリ12から従動プ
ーリ18にベルトBを介して動力が伝達される。
機械を走行駆動する通常の駆動状態(クラツチ
ON状態)においては、推力発生機構52におけ
るばね57の付勢力によりアーム54が第1図時
計回り方向に付勢され、その先端のローラ56が
ベルトBの緩み側スパンB1背面を押圧し、この
押圧によりベルトBに張力が付与される。この張
力は緩み側スパンB2に発生する最大張力よりも
大きいため、このベルト張力によりベルトBのプ
ーリ6,9に対するくさび効果が生じて推力が発
生し、この推力により駆動プーリ12から従動プ
ーリ18にベルトBを介して動力が伝達される。
そして、例えば、エンジン3の回転を減速して
車軸に伝達する低速状態とするときには、変速切
換機構51の操作レバーを低速位置(Lo)に位
置付ける。この操作レバーは第2カム機構36に
おけるカム38外周の回動レバー39に取付部材
40を介して連結されているので、上記低速位置
(Lo)への切換操作に伴い、上記カム38がその
カム面38a上で各カム用ローラ47を転動させ
ながら従動プーリ18の可動シエイブ21のボス
部21a周りに一方向に回動する。これにより、
上記カム面38aがローラ47に押されてカム3
8が第2図で下方向に従動軸9上を移動し、該カ
ム38にベアリング37を介して移動一体の可動
シエイブ21が同方向に移動して固定シエイブ2
0に接近する。このことにより従動プーリ18が
閉じてそのプーリ径が増大し、このプーリ径の増
大によりVベルトBが従動プーリ18側に引き寄
せられる。
車軸に伝達する低速状態とするときには、変速切
換機構51の操作レバーを低速位置(Lo)に位
置付ける。この操作レバーは第2カム機構36に
おけるカム38外周の回動レバー39に取付部材
40を介して連結されているので、上記低速位置
(Lo)への切換操作に伴い、上記カム38がその
カム面38a上で各カム用ローラ47を転動させ
ながら従動プーリ18の可動シエイブ21のボス
部21a周りに一方向に回動する。これにより、
上記カム面38aがローラ47に押されてカム3
8が第2図で下方向に従動軸9上を移動し、該カ
ム38にベアリング37を介して移動一体の可動
シエイブ21が同方向に移動して固定シエイブ2
0に接近する。このことにより従動プーリ18が
閉じてそのプーリ径が増大し、このプーリ径の増
大によりVベルトBが従動プーリ18側に引き寄
せられる。
また、上記取付部材40にはリンク49及びリ
ンクボール48,50を介して回動レバー27が
駆動連結されているため、操作レバーの低速位置
(Lo)への切換えに伴い、上記従動プーリ18の
可動シエイブ21の動きに同期して、第1カム機
構24のカム26が駆動軸6上を上記第2カム機
構36のカム38と同じ一方向に回動する。この
カム26の回動によりカム用ローラ31に対する
押圧がなくなる。このため、上記従動プーリ18
側に移動するベルトBの張力により、カム26及
びそれにベアリング25を介して連結されている
可動シエイブ15は固定シエイブ14から離れる
方向(図で下方向)に駆動軸6上を移動し、この
両シエイブ14,15の離隔により駆動プーリ1
2が開いてプーリ径が減少する。これらの結果、
駆動プーリ12のプーリ径が従動プーリ18より
も小さくなり、駆動軸6の回転が減速されて従動
軸9に伝達される。
ンクボール48,50を介して回動レバー27が
駆動連結されているため、操作レバーの低速位置
(Lo)への切換えに伴い、上記従動プーリ18の
可動シエイブ21の動きに同期して、第1カム機
構24のカム26が駆動軸6上を上記第2カム機
構36のカム38と同じ一方向に回動する。この
カム26の回動によりカム用ローラ31に対する
押圧がなくなる。このため、上記従動プーリ18
側に移動するベルトBの張力により、カム26及
びそれにベアリング25を介して連結されている
可動シエイブ15は固定シエイブ14から離れる
方向(図で下方向)に駆動軸6上を移動し、この
両シエイブ14,15の離隔により駆動プーリ1
2が開いてプーリ径が減少する。これらの結果、
駆動プーリ12のプーリ径が従動プーリ18より
も小さくなり、駆動軸6の回転が減速されて従動
軸9に伝達される。
また、逆に、エンジン3の回転を増速して車軸
に伝達する高速状態では、操作レバーを高速位置
(Hi)に位置付ける。この操作レバーの切換操作
に伴い、上記第1カム機構24のカム26がその
カム面26a上でカム用ローラ31を転動させな
がら駆動プーリ12における可動シエイブ15の
ボス部15a周りに他方向に回動する。このカム
26の回動によりカム面26aがカム用ローラ3
1に押されて第2図で上方向に駆動軸6上を移動
し、可動シエイブ15も同方向に移動して固定シ
エイブ14に接近し、このことにより駆動プーリ
12が閉じてプーリ径が増大する。このプーリ径
の増大によりVベルトBが駆動プーリ12側に引
き寄せられる。
に伝達する高速状態では、操作レバーを高速位置
(Hi)に位置付ける。この操作レバーの切換操作
に伴い、上記第1カム機構24のカム26がその
カム面26a上でカム用ローラ31を転動させな
がら駆動プーリ12における可動シエイブ15の
ボス部15a周りに他方向に回動する。このカム
26の回動によりカム面26aがカム用ローラ3
1に押されて第2図で上方向に駆動軸6上を移動
し、可動シエイブ15も同方向に移動して固定シ
エイブ14に接近し、このことにより駆動プーリ
12が閉じてプーリ径が増大する。このプーリ径
の増大によりVベルトBが駆動プーリ12側に引
き寄せられる。
また、上記可動シエイブ15の動きに同期し
て、第2カム機構36のカム38が該従動軸9上
を上記カム26と同じ他方向に回動し、このカム
38の回動によりカム用ローラ47に対する押圧
がなくなり、ベルトBの張力により従動プーリ1
8の可動シエイブ21がカム38と共に固定シエ
イブ20から離れる方向(図で上方向)に従動軸
9上を移動する。この両シエイブ20,21の離
隔により従動プーリ18が開いてそのプーリ径が
減少する。その結果、駆動プーリ12のプーリ径
が従動プーリ18よりも大きくなり、駆動軸6の
回転が増速されて従動軸9に伝達される。
て、第2カム機構36のカム38が該従動軸9上
を上記カム26と同じ他方向に回動し、このカム
38の回動によりカム用ローラ47に対する押圧
がなくなり、ベルトBの張力により従動プーリ1
8の可動シエイブ21がカム38と共に固定シエ
イブ20から離れる方向(図で上方向)に従動軸
9上を移動する。この両シエイブ20,21の離
隔により従動プーリ18が開いてそのプーリ径が
減少する。その結果、駆動プーリ12のプーリ径
が従動プーリ18よりも大きくなり、駆動軸6の
回転が増速されて従動軸9に伝達される。
その際、エンジン3が防振ゴム4,4,…を介
して車体1に弾性支持されているため、負荷変動
時に伝動ベルトBの張側張力の変化により防振ゴ
ム4,4,…の圧縮変形量が変化してクランク軸
2及び中間軸5の軸間距離が変動したとき、例え
ば伝動負荷が減少して軸間距離が増加したとき、
この軸間距離の増大変化により第1カム機構24
におけるカム26が第1図で反時計回り方向に回
動して変速比が変化しようとする。しかし、上記
第1カム機構24のローラ取付台29がピン3
3,34及び固定ロツド35を介して車体1に連
結固定されているため、ローラ取付台29が上記
カム26の回動に対応してそれと同じ方向(反時
計回り方向)に回動し、その結果、駆動プーリ1
2の開閉量は変化しない。よつて負荷変動を生じ
ても変速比を一定に保持でき、農業機械を一定の
速度で安定して走行させることができる。
して車体1に弾性支持されているため、負荷変動
時に伝動ベルトBの張側張力の変化により防振ゴ
ム4,4,…の圧縮変形量が変化してクランク軸
2及び中間軸5の軸間距離が変動したとき、例え
ば伝動負荷が減少して軸間距離が増加したとき、
この軸間距離の増大変化により第1カム機構24
におけるカム26が第1図で反時計回り方向に回
動して変速比が変化しようとする。しかし、上記
第1カム機構24のローラ取付台29がピン3
3,34及び固定ロツド35を介して車体1に連
結固定されているため、ローラ取付台29が上記
カム26の回動に対応してそれと同じ方向(反時
計回り方向)に回動し、その結果、駆動プーリ1
2の開閉量は変化しない。よつて負荷変動を生じ
ても変速比を一定に保持でき、農業機械を一定の
速度で安定して走行させることができる。
また、こうして負荷変動時に変速比が変化しな
いため、両カム機構24,36を連結しているリ
ンク49に無理な力がかからず、その変形等を有
効に防止することができる。
いため、両カム機構24,36を連結しているリ
ンク49に無理な力がかからず、その変形等を有
効に防止することができる。
また、カム26,38と固定カムたるローラ取
付台29,43との接触はカム26,38のカム
面26a,38a上をそれぞれ転動するローラ3
1,47による転がり接触であるので、カム面に
固定カムを直接摺接させる場合に比べ、摺動抵抗
は大幅に小さくなる。このため、変速時の切換操
作力を軽くでき、緊急時に変速比を素早く切り換
えることができる。また、カム面26a,38a
の磨耗の度合が少ないので、プーリ12,18の
位置決め精度が良くなるとともに、切換操作力を
長期間に亘つて軽減保持することができ、さらに
は潤滑油メンテンナンスを不要とすることができ
る。
付台29,43との接触はカム26,38のカム
面26a,38a上をそれぞれ転動するローラ3
1,47による転がり接触であるので、カム面に
固定カムを直接摺接させる場合に比べ、摺動抵抗
は大幅に小さくなる。このため、変速時の切換操
作力を軽くでき、緊急時に変速比を素早く切り換
えることができる。また、カム面26a,38a
の磨耗の度合が少ないので、プーリ12,18の
位置決め精度が良くなるとともに、切換操作力を
長期間に亘つて軽減保持することができ、さらに
は潤滑油メンテンナンスを不要とすることができ
る。
しかも、上記変速切換機構51が直棒状のリン
ク49を有しているので、両プーリ12,18の
カム機構24,36同士が該リンク49により高
い剛性で連結され、操作レバーの操作力が無駄な
く伝達されてそのロスを低減することができる。
ク49を有しているので、両プーリ12,18の
カム機構24,36同士が該リンク49により高
い剛性で連結され、操作レバーの操作力が無駄な
く伝達されてそのロスを低減することができる。
また、リンク49は直棒状であるので、変速切
換機構51の配置スペースが小さくて済み、その
レイアウトを容易化することができる。よつて変
速切換機構51の配置レイアウトの容易化と、直
棒状のリンク49の採用による振動伝達の抑制と
の両立を図ることができる。
換機構51の配置スペースが小さくて済み、その
レイアウトを容易化することができる。よつて変
速切換機構51の配置レイアウトの容易化と、直
棒状のリンク49の採用による振動伝達の抑制と
の両立を図ることができる。
これに対し、農業機械の走行を停止するため
に、エンジン3の動力の車軸への伝達を遮断して
クラツチOFFとするときには、テンシヨンアー
ム54がテンシヨン機構52のばね57の付勢力
に抗して第1図で反時計回り方向に回動し、テン
シヨンプーリ56のベルトBの緩み側スパンB1
に対する押圧が停止され、この押圧停止によりベ
ルトBの張力が低下してベルト推力がなくなり、
駆動プーリ12から従動プーリ18への動力伝達
が停止される。
に、エンジン3の動力の車軸への伝達を遮断して
クラツチOFFとするときには、テンシヨンアー
ム54がテンシヨン機構52のばね57の付勢力
に抗して第1図で反時計回り方向に回動し、テン
シヨンプーリ56のベルトBの緩み側スパンB1
に対する押圧が停止され、この押圧停止によりベ
ルトBの張力が低下してベルト推力がなくなり、
駆動プーリ12から従動プーリ18への動力伝達
が停止される。
その際、推力発生機構52のアーム54を揺動
させるだけで、クラツチのON/OFFを切り換え
ることができるので、このアーム54の回動によ
る動力伝達の遮断及びその解除を変速比に関係な
く行うことができ、その動力の伝達の遮断を必要
としたときに即座にそれを実行することができる
とともに、動力伝達の遮断解除の際の変速比を遮
断前の変速比そのままに保つことができる。すな
わち、駆動又は従動プーリ12,18における可
動シエイブを固定シエイブ側に最離隔位置に移動
させて動力伝達を遮断するクラツチ機構に比べ、
クラツチ機構の作動停止後に速やかに元の変速比
に復帰させることができる利点がある。
させるだけで、クラツチのON/OFFを切り換え
ることができるので、このアーム54の回動によ
る動力伝達の遮断及びその解除を変速比に関係な
く行うことができ、その動力の伝達の遮断を必要
としたときに即座にそれを実行することができる
とともに、動力伝達の遮断解除の際の変速比を遮
断前の変速比そのままに保つことができる。すな
わち、駆動又は従動プーリ12,18における可
動シエイブを固定シエイブ側に最離隔位置に移動
させて動力伝達を遮断するクラツチ機構に比べ、
クラツチ機構の作動停止後に速やかに元の変速比
に復帰させることができる利点がある。
この実施例では、VベルトBの緩み側スパン
B1の背面を推力発生機構25のローラ26によ
つて押圧付勢することにより、該VベルトBに張
力が与えられ、この張力によりベルト推力が発生
するとともに、駆動及び従動プーリ12,18の
双方における可動シエイブ15,21を変速切換
機構51による機械的な駆動によつて軸方向に移
動させるので、駆動及び従動プーリ12,18間
の開閉力は逆になり、この両プーリ12,18間
の開閉力が部分的に互いに相殺し合い、残りが操
作力となる。
B1の背面を推力発生機構25のローラ26によ
つて押圧付勢することにより、該VベルトBに張
力が与えられ、この張力によりベルト推力が発生
するとともに、駆動及び従動プーリ12,18の
双方における可動シエイブ15,21を変速切換
機構51による機械的な駆動によつて軸方向に移
動させるので、駆動及び従動プーリ12,18間
の開閉力は逆になり、この両プーリ12,18間
の開閉力が部分的に互いに相殺し合い、残りが操
作力となる。
そして、このように両プーリ12,18の可動
シエイブ15,21の逆方向の移動によつて駆動
及び従動軸6,9間の変速比が切換変更される
際、第3図及び第4図に示すように、各カム機構
24,36の円筒カム26,38におけるカム面
26a,38aにローラ取付台29,43のロー
ラ31,47から作用する力Aにより駆動又は従
動軸6,9と直交方向の分力A2が生じ、この分
力A2は駆動又は従動軸6,9の軸心と変速切換
機構51のリンク49への連結点とを結ぶ線と直
角に作用するが、この作用に伴い、第4図に示す
如く、駆動又は従動軸6,9の軸心とリンク49
への連結点とを結ぶ線と常に直角でかつ上記分力
A2と逆向きのカム回転反力Wが生じ、第5図に
示すように、このカム回転反力Wは円筒カム2
6,38が支持されている可動シエイブ15,2
1のボス部15a,21aに対し、プーリ12,
18のベルトBが巻き掛けられている範囲の中央
位置においてそのボス部15a,21aを押圧す
るように作用する。つまり、このボス部15a,
21aに対するカム回転反力Wは、ボス部15
a,21aと駆動又は従動軸6,9との摺動部分
におけるクリアランスで、可動シエイブ15,2
1がベルトBから推力を受けたときに可動シエイ
ブ15,21を駆動又は従動軸6,9に対し傾倒
させる方向に働くモーメントM1と逆方向のモー
メントM2が生じるように作用し、このモーメン
トM2によりモーメントM1が相殺されて低減さ
れ、第5図aに示す如く可動シエイブ15,21
のボス部15a,21a内周の駆動又は従動軸
6,9外周に対する面圧分布が軸心方向に分散し
て、従来(第5図b参照)のような大きなピーク
がなくなり、ボス部15a,21aの摺動抵抗が
小さくなる。この摺動抵抗が小さくなつた分だ
け、ベルト発生推力Fが円筒カム26,38の固
定点に与える荷重つまり取出推力F′が大きくな
り、換言すれば、ベルト発生推力Fが大きな抵抗
なく円筒カム26,38に取出推力F′として伝達
されることとなる。
シエイブ15,21の逆方向の移動によつて駆動
及び従動軸6,9間の変速比が切換変更される
際、第3図及び第4図に示すように、各カム機構
24,36の円筒カム26,38におけるカム面
26a,38aにローラ取付台29,43のロー
ラ31,47から作用する力Aにより駆動又は従
動軸6,9と直交方向の分力A2が生じ、この分
力A2は駆動又は従動軸6,9の軸心と変速切換
機構51のリンク49への連結点とを結ぶ線と直
角に作用するが、この作用に伴い、第4図に示す
如く、駆動又は従動軸6,9の軸心とリンク49
への連結点とを結ぶ線と常に直角でかつ上記分力
A2と逆向きのカム回転反力Wが生じ、第5図に
示すように、このカム回転反力Wは円筒カム2
6,38が支持されている可動シエイブ15,2
1のボス部15a,21aに対し、プーリ12,
18のベルトBが巻き掛けられている範囲の中央
位置においてそのボス部15a,21aを押圧す
るように作用する。つまり、このボス部15a,
21aに対するカム回転反力Wは、ボス部15
a,21aと駆動又は従動軸6,9との摺動部分
におけるクリアランスで、可動シエイブ15,2
1がベルトBから推力を受けたときに可動シエイ
ブ15,21を駆動又は従動軸6,9に対し傾倒
させる方向に働くモーメントM1と逆方向のモー
メントM2が生じるように作用し、このモーメン
トM2によりモーメントM1が相殺されて低減さ
れ、第5図aに示す如く可動シエイブ15,21
のボス部15a,21a内周の駆動又は従動軸
6,9外周に対する面圧分布が軸心方向に分散し
て、従来(第5図b参照)のような大きなピーク
がなくなり、ボス部15a,21aの摺動抵抗が
小さくなる。この摺動抵抗が小さくなつた分だ
け、ベルト発生推力Fが円筒カム26,38の固
定点に与える荷重つまり取出推力F′が大きくな
り、換言すれば、ベルト発生推力Fが大きな抵抗
なく円筒カム26,38に取出推力F′として伝達
されることとなる。
そして、変速装置は、駆動及び従動プーリ1
2,18間の開閉力が逆になつて両プーリ12,
18間の開閉力が部分的に互いに相殺し合うよう
に両カム機構24,36の円筒カム24,36同
士が連結され、一方のカム機構24(又は36)
の取出推力F1′(又はF2′)を他方のカム機構
36(又は24)のベルト推力に利用するように
していることから、変速装置の変速比が一定で変
速切換えを行わないときには、第6図及び第7図
に示すように、上記取出推力F1′,F2′は本実
施例の場合(第7図a参照)が従来の場合(第7
図b参照)よりも大きくなるものの、駆動側及び
従動側で取出推力F1′,F2′は同じとなり、こ
れらが互いに相殺し合い、推力の取出効率は従来
の場合と同じである。ところが、変速比を変化さ
せるときには、第8図に示すように、ベルト発生
推力Fと取出推力F1′,F2′との差が変速操作
に必要な荷重(操作力)であるので、従来の場合
(第8図b参照)では、取出推力F1′,F2′が
小さい分だけ残りの操作力が大きくなるのに対
し、この実施例(第8図a参照)では、取出推力
F1′,F2′が大きいことから、その分、逆に操
作力が小さくて済むこととになる。その結果、円
筒カム26,38のカム面26a,38aにロー
ラ取付台29,43のローラ31,47が転動可
能にカム接触することと相俟つて、駆動及び従動
軸6,9間の変速切換操作を小さな操作力でもつ
てスムーズに行うことができる。
2,18間の開閉力が逆になつて両プーリ12,
18間の開閉力が部分的に互いに相殺し合うよう
に両カム機構24,36の円筒カム24,36同
士が連結され、一方のカム機構24(又は36)
の取出推力F1′(又はF2′)を他方のカム機構
36(又は24)のベルト推力に利用するように
していることから、変速装置の変速比が一定で変
速切換えを行わないときには、第6図及び第7図
に示すように、上記取出推力F1′,F2′は本実
施例の場合(第7図a参照)が従来の場合(第7
図b参照)よりも大きくなるものの、駆動側及び
従動側で取出推力F1′,F2′は同じとなり、こ
れらが互いに相殺し合い、推力の取出効率は従来
の場合と同じである。ところが、変速比を変化さ
せるときには、第8図に示すように、ベルト発生
推力Fと取出推力F1′,F2′との差が変速操作
に必要な荷重(操作力)であるので、従来の場合
(第8図b参照)では、取出推力F1′,F2′が
小さい分だけ残りの操作力が大きくなるのに対
し、この実施例(第8図a参照)では、取出推力
F1′,F2′が大きいことから、その分、逆に操
作力が小さくて済むこととになる。その結果、円
筒カム26,38のカム面26a,38aにロー
ラ取付台29,43のローラ31,47が転動可
能にカム接触することと相俟つて、駆動及び従動
軸6,9間の変速切換操作を小さな操作力でもつ
てスムーズに行うことができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、種々の
変形例を包含するものである。例えば上記実施例
では、カム面26a,38aを有する円筒カム2
6,38を回動カムとし、カム面上26a,38
aを転動するローラ31,47を有するローラ取
付台29,43を固定カムとしているが、逆に、
ローラ取付台29,43を回動カムとして、可動
シエイブ15,21のボス部15a,21a上に
ベアリングを介して連結支持し、両プーリ12,
18のローラ取付台29,43同士を1本のリン
ク49により連結するようにしてもよい。
変形例を包含するものである。例えば上記実施例
では、カム面26a,38aを有する円筒カム2
6,38を回動カムとし、カム面上26a,38
aを転動するローラ31,47を有するローラ取
付台29,43を固定カムとしているが、逆に、
ローラ取付台29,43を回動カムとして、可動
シエイブ15,21のボス部15a,21a上に
ベアリングを介して連結支持し、両プーリ12,
18のローラ取付台29,43同士を1本のリン
ク49により連結するようにしてもよい。
また、上記実施例では、推力発生機構51のば
ね57の付勢力を一定にしたが、シリンダ等の利
用により、その時の変速比に応じて可変調整する
ようにしてもよい。その場合、VベルトBの緩み
側スパンB2の張力が変速比に応じて変化するた
め、その緩み側スパンB2に必要最小限の張力を
付与すれば済み、よつてベルト寿命を延ばすこと
ができる利点がある。
ね57の付勢力を一定にしたが、シリンダ等の利
用により、その時の変速比に応じて可変調整する
ようにしてもよい。その場合、VベルトBの緩み
側スパンB2の張力が変速比に応じて変化するた
め、その緩み側スパンB2に必要最小限の張力を
付与すれば済み、よつてベルト寿命を延ばすこと
ができる利点がある。
また、推力発生機構52によりベルト緩み側ス
パンB2の内面側を押圧するようにしてもよく、
上記実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
パンB2の内面側を押圧するようにしてもよく、
上記実施例と同様の作用効果を奏することができ
る。
さらに、本発明は、農業機械以外に車両やその
他の機械における変速装置に適用することができ
るのは勿論のことである。
他の機械における変速装置に適用することができ
るのは勿論のことである。
(発明の効果)
以上説明したように、請求項1に係る発明によ
ると、互いに平行に配置された1対の回転軸上に
それぞれ一方の可動シエイブの固定シエイブへの
向きと他方の可動シエイブの固定シエイブへの向
きとが互いに逆向きになるように設けられた駆動
及び従動プーリと、この両プーリ間に巻き掛けら
れたベルト部材と、各プーリの可動シエイブ背面
側に配置され、回転軸と同心で円筒状の固定及び
回動カムの相対回転により該可動シエイブを軸方
向に移動させて固定シエイブに接離させるカム機
構と、駆動及び従動プーリの一方の可動シエイブ
が固定シエイブに接近すると、他方のプーリの可
動シエイブが固定シエイブから離れるように両カ
ム機構を連動させて、両回転軸間の変速比を変化
させる変速切換機構とを備えた可変プーリ式の変
速装置に対し、可動シエイブにベアリングを介し
て連結される回動カムの連結位置を可動シエイブ
のボス部外周とするとともに、固定及び回動カム
の接触構造をカム面と該カム面上を転動する転動
体との接触構造とし、さらに変速切換機構は1本
のリンクを有するものとしたことにより、可動シ
エイブのボス部外周をベアリングを介して回転軸
の軸心に向かう方向に作用するカム回転反力を発
生させて、可動シエイブにベルトからの推力によ
つて生じるモーメントを上記カム回転反力による
モーメントにより相殺して小さくし、可動シエイ
ブのボス部の軸心方向の面圧分布のピークを抑制
してその軸方向の摺動抵抗を低減させることがで
き、ベルト発生推力がカムへの連結点に与える取
出推力を大きくして、これらベルト発生推力と取
出推力との差としての操作力を小さくすることが
でき、よつて、回動カムと固定カムとが転動体を
介してカム接触することと相俟つて、変速操作力
の大幅な低減を図ることができるという実用上優
れた効果が得られる。
ると、互いに平行に配置された1対の回転軸上に
それぞれ一方の可動シエイブの固定シエイブへの
向きと他方の可動シエイブの固定シエイブへの向
きとが互いに逆向きになるように設けられた駆動
及び従動プーリと、この両プーリ間に巻き掛けら
れたベルト部材と、各プーリの可動シエイブ背面
側に配置され、回転軸と同心で円筒状の固定及び
回動カムの相対回転により該可動シエイブを軸方
向に移動させて固定シエイブに接離させるカム機
構と、駆動及び従動プーリの一方の可動シエイブ
が固定シエイブに接近すると、他方のプーリの可
動シエイブが固定シエイブから離れるように両カ
ム機構を連動させて、両回転軸間の変速比を変化
させる変速切換機構とを備えた可変プーリ式の変
速装置に対し、可動シエイブにベアリングを介し
て連結される回動カムの連結位置を可動シエイブ
のボス部外周とするとともに、固定及び回動カム
の接触構造をカム面と該カム面上を転動する転動
体との接触構造とし、さらに変速切換機構は1本
のリンクを有するものとしたことにより、可動シ
エイブのボス部外周をベアリングを介して回転軸
の軸心に向かう方向に作用するカム回転反力を発
生させて、可動シエイブにベルトからの推力によ
つて生じるモーメントを上記カム回転反力による
モーメントにより相殺して小さくし、可動シエイ
ブのボス部の軸心方向の面圧分布のピークを抑制
してその軸方向の摺動抵抗を低減させることがで
き、ベルト発生推力がカムへの連結点に与える取
出推力を大きくして、これらベルト発生推力と取
出推力との差としての操作力を小さくすることが
でき、よつて、回動カムと固定カムとが転動体を
介してカム接触することと相俟つて、変速操作力
の大幅な低減を図ることができるという実用上優
れた効果が得られる。
また、傾斜した可動シエイブの背面側に入り込
んだ状態で回動カム及びベアリングを配置できる
ので、カム機構の配置による軸方向長さの増大を
抑えて、変速装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
んだ状態で回動カム及びベアリングを配置できる
ので、カム機構の配置による軸方向長さの増大を
抑えて、変速装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
第1図は本発明の実施例を示す変速装置の正面
部、第2図は同断面図である。第3図はベルト発
生推力とリンクとに加えられる力の関係からカム
回転反力の作用状態を示す概略平面図、第4図は
同概略正面図、第5図はカム回転反力による可動
シエイブのボス部の回転軸に対する面圧分布を示
す説明図、第6図は両プーリにおけるベルト発生
推力及び取出推力の関係を示す説明図、第7図は
非変速操作時の両プーリにおける取出推力同士の
関係を示す説明図、第8図は変速操作時の図7相
当図である。 6……駆動軸(回転軸)、9……従動軸(回転
軸)、12……駆動プーリ、14……固定シエイ
ブ、15……可動シエイブ、15a……ボス部、
17……ベルト溝、18……従動プーリ、20…
…固定シエイブ、21……可動シエイブ、21a
……ボス部、23……ベルト溝、24……第1カ
ム機構、26……円筒カム(回動カム)、26a
……カム面、29……ローラ取付台(固定カム)、
31……カム用ローラ(転動体)、36……第2
カム機構(変速機構)、38……円筒カム(回動
カム)、38a……カム面、43……ローラ取付
台(固定カム)、47……カム用ローラ(転動
体)、49……リンク、51……変速切換機構、
52……推力発生機構、54……アーム、56…
…ローラ、57……ばね(付勢部材)、B……伝
動ベルト、B2……緩み側スパン、W……カム回
転反力、F,F1,F2……ベルト発生推力、
F′,F1′,F2′……取出推力。
部、第2図は同断面図である。第3図はベルト発
生推力とリンクとに加えられる力の関係からカム
回転反力の作用状態を示す概略平面図、第4図は
同概略正面図、第5図はカム回転反力による可動
シエイブのボス部の回転軸に対する面圧分布を示
す説明図、第6図は両プーリにおけるベルト発生
推力及び取出推力の関係を示す説明図、第7図は
非変速操作時の両プーリにおける取出推力同士の
関係を示す説明図、第8図は変速操作時の図7相
当図である。 6……駆動軸(回転軸)、9……従動軸(回転
軸)、12……駆動プーリ、14……固定シエイ
ブ、15……可動シエイブ、15a……ボス部、
17……ベルト溝、18……従動プーリ、20…
…固定シエイブ、21……可動シエイブ、21a
……ボス部、23……ベルト溝、24……第1カ
ム機構、26……円筒カム(回動カム)、26a
……カム面、29……ローラ取付台(固定カム)、
31……カム用ローラ(転動体)、36……第2
カム機構(変速機構)、38……円筒カム(回動
カム)、38a……カム面、43……ローラ取付
台(固定カム)、47……カム用ローラ(転動
体)、49……リンク、51……変速切換機構、
52……推力発生機構、54……アーム、56…
…ローラ、57……ばね(付勢部材)、B……伝
動ベルト、B2……緩み側スパン、W……カム回
転反力、F,F1,F2……ベルト発生推力、
F′,F1′,F2′……取出推力。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互いに平行に配置された1対の回転軸と、 該各回転軸に回転一体にかつ軸方向に移動不能
に固定された固定シエイブ、及び各回転軸に回転
一体にかつ軸方向に移動可能にボス部にて支持さ
れ、上記固定シエイブとの間に断面V字状のベル
ト溝を形成する可動シエイブからなり、一方の可
動シエイブの固定シエイブへの向きと他方の可動
シエイブの固定シエイブへの向きとが互いに逆向
きにされた1対の可変プーリと、 該両可変プーリのベルト溝間に巻き掛けられた
伝動ベルトと、 上記各可変プーリの可動シエイブを固定シエイ
ブに対し接離させて可変プーリのプーリ径を変化
させる1対のカム機構と、 上記両可変プーリのプーリ径が互いに逆方向に
変化するように上記両カム機構を連動させて両回
転軸間の変速比を可変とする変速切換機構とを備
えてなり、 上記各カム機構は、可変プーリの可動シエイブ
のボス部上にベアリングを介して回転可能に支持
された円筒状の回動カムと、該回動カムにカム接
触する固定カムとを有し、回動カム又は固定カム
の一方にカム面が形成されている一方、他方に該
カム面に転動しながら接触する転動体が設けられ
ていて、回動及び固定カムの相対回動により可動
シエイブを軸方向に移動させるように構成され、 上記変速切換機構は、両カム機構の回動カム同
士を連結する1本のリンクを有することを特徴と
するプーリ式変速装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21576989A JPH0379845A (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | プーリ式変速装置 |
DE69008212T DE69008212T2 (de) | 1989-02-16 | 1990-02-13 | Kegelscheibengetriebe. |
EP90102833A EP0383282B1 (en) | 1989-02-16 | 1990-02-13 | Pulley type speed-shifting device |
CA002010178A CA2010178C (en) | 1989-02-16 | 1990-02-15 | Pulley type speed-shifting device |
US07/481,050 US4969856A (en) | 1989-02-16 | 1990-02-16 | Pulley type speed-shifting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21576989A JPH0379845A (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | プーリ式変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0379845A JPH0379845A (ja) | 1991-04-04 |
JPH0549852B2 true JPH0549852B2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=16677923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21576989A Granted JPH0379845A (ja) | 1989-02-16 | 1989-08-21 | プーリ式変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0379845A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05149400A (ja) * | 1991-11-26 | 1993-06-15 | Kubota Corp | ベルト式無段変速装置 |
JPH0571536U (ja) * | 1992-02-28 | 1993-09-28 | 三菱農機株式会社 | ベルト式無段変速装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5650198Y2 (ja) * | 1976-10-06 | 1981-11-24 | ||
JPS5484479U (ja) * | 1977-11-26 | 1979-06-15 | ||
JPS54152872U (ja) * | 1978-04-17 | 1979-10-24 | ||
JPH0648050B2 (ja) * | 1987-02-28 | 1994-06-22 | バンドー化学株式会社 | 変速装置 |
-
1989
- 1989-08-21 JP JP21576989A patent/JPH0379845A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0379845A (ja) | 1991-04-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |