JPH0547674Y2 - - Google Patents

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JPH0547674Y2
JPH0547674Y2 JP8647588U JP8647588U JPH0547674Y2 JP H0547674 Y2 JPH0547674 Y2 JP H0547674Y2 JP 8647588 U JP8647588 U JP 8647588U JP 8647588 U JP8647588 U JP 8647588U JP H0547674 Y2 JPH0547674 Y2 JP H0547674Y2
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rear end
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locking
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
  • Clips For Writing Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、リフイールの先端筆記部を軸先端口
において出没させる構造の筆記具に関する。
(従来の技術) 従来、この種の筆記具は、筆記が終了した後に
リフイールの先端筆記部を軸内部に没入させるの
を忘れて衣服のポケツトへ止着してしまい衣服を
筆記部のインキにより汚損する問題があつた。そ
こでこの問題を解決する筆記具が種々提案されて
おり、例えば第4図及び第5図に示すように、ク
リツプ板11の先端に固着したクリツプ挾体12
に係止部12aを設けると共にノツク体構成部品
13にも係止部13aを設けて、リフイール14
が前進してリフイールの先端筆記部14aが軸先
端口15から突出した状態(第4図参照)でクリ
ツプ挾体12の係止部12aとノツク体構成部品
13の係止部13aを係合させ、よつてリフイー
ル14の先端筆記部14aが軸先端口15から突
出した状態でのクリツプの使用を不能として衣服
のポケツトへの止着を阻止するように構成した筆
記具が存在する。そしてかかる筆記具では、リフ
イール14の先端筆記部14aを軸内部に没入さ
せるために、軸筒16に対するクリツプ取付位置
より後方までクリツプ板11を延長して押圧部1
1aを設け、当該押圧部11aを内側方向へ押下
することにより逆にクリツプ板11の前端のクリ
ツプ挾体12を外側へ持ち上げてその係止部12
aとノツク体構成部品13の係止部13aの係合
状態を解消させて、リフイール14を後方へ付勢
するよう装着したばね17によつてリフイール1
4を後退させてその筆記部14aを軸内部に没入
させる(第5図参照)よう構成されていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで上記従来例のようなクリツプ構造では
クリツプが充分なバネ性を備える必要があり、ま
たクリツプの取付部は圧縮又は引張荷重を繰り返
し受けるので疲労しやすい。従つてクリツプの全
てを樹脂製とすることは機能上且つ強度上無理が
あるので、金属製部材18を適宜に樹脂製のクリ
ツプ板11に組み付けてクリツプを構成しなけれ
ばならず、クリツプを軸筒16と共に樹脂により
一体成形するようなことは殆ど不可能であつた。
そのためクリツプ構成部品数が多くなつて構造が
複雑化するので組立工程の簡素化によるコスト低
減や組立の際の不良率の低下等が困難な課題であ
つた。本考案は、クリツプに設ける係止部とリフ
イール又はノツク体に設ける係止部の係合状態を
解消する場合に、クリツプにかかる荷重が小さく
てすみ、従つてクリツプがさほどバネ性を必要と
せず、又クリツプの取付部も疲労しにくく、よつ
てクリツプを構成する場合に金属製部材を組み合
わせる必要がなく、クリツプを樹脂のみで形成す
ることも可能でクリツプを軸筒と共に一体成形す
ることも自由となり、そのためクリツプ構造の複
雑化を回避できて組立工程の簡素化によるコスト
低減や不良率の低下を達成しうる筆記具の提供を
目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、クリツプ
板1と対向する軸筒2の側面にスリツト3又は窓
孔等の開口部を設け、軸筒内にリフイール4をば
ね5により後方へ付勢した状態で軸方向に移動自
在に収納し、リフイール4又はノツク体6の側面
に係止部7を設け、一方、クリツプ板1の前端止
着部8を設けて当該止着部8の内面部とヒンジ部
9を介して連結しその後端部を止着部8の内側に
位置させるクリツプ挾体10を構成し、当該クリ
ツプ挾体10の後端内面部に上記リフイール4が
前進してその先端筆記部4aを軸先端口19から
突出させた状態でリフイール4又はノツク体6に
設けた係止部7と互に係合する係止部10aを設
け、又クリツプ挾体10の前端外面部に同所を内
側方向へ押下することにより内面略中央部を支点
として後端係止部10aをリフイール4又はノツ
ク体6の係止部7との係合状態を解消せしめる程
度に外側方向へ持ち上げ可能な指圧部10bを設
けたことを特徴とするものである。
尚、止着部8はクリツプ板1又はクリツプ挾体
10とは別個に形成してもよいが、クリツプ板1
又はクリツプ挾体10と一体的に形成して部品点
数を減少させることも可能である。この場合、止
着部8とクリツプ挾体10がヒンジ部9を介して
連結する関係上、止着部8とクリツプ挾体10を
一体成形する方が好ましい。
(作用) 第1図のようにリフイール4の先端筆記部4a
が軸先端口19から突出してリフイール4又はノ
ツク体6に設けた係止部7とクリツプ挾体10の
係止部10aとが係合している状態から、リフイ
ール4の先端筆記部4aを軸内部に没入させるた
めにクリツプ挾体10の係止部10aとリフイー
ル4又はノツク体6に設けた係止部7との係合状
態を解消させるには、クリツプ挾体10の指圧部
10bを内側方向へ押下すればよい。このときク
リツプ挾体10の内面略中央部が軸筒2の側面に
接して支点となり、てこ運動によつてクリツプ挾
体10の後端係止部10aが外側へ持ち上げられ
て当該係止部10aとリフイール4又はノツク体
6に設けた係止部7の係合が解消される。従つて
クリツプ板にはその前端部に外側方向への僅かな
曲げ力が作用するだけで済むことになる。
(実施例) 実施例について第1図乃至第3図を参照して説
明する。先ず軸筒2は樹脂製で、その後端側面に
後端縁から所要距離前方位置まで軸方向のスリツ
ト3を設け、また側面後端部にはスリツト3を跨
ぐようにクリツプ取付台部2aを一体的に突設
し、当該クリツプ取付台部2aにはスリツト3の
すぐ外側位置に軸方向の通溝20をスリツト3と
連通状態に設けると共に(第1図参照)さらに通
溝20の外側位置に通溝20よりも幅が広い軸方
向の取付溝20を同様に通溝20と連通状態に設
けている。次にクリツプ板1も同じく樹脂製で、
後端部に内側方向へ一段下がつた取付部1aを設
け、また前端縁には長手方向の切欠部1bを設け
てその内側縁部に抜止ギザ1cを設けてなり、そ
の後端取付部1aを上記クリツプ取付台部2aの
取付溝21に前方開口部から圧入固着している。
尚、クリツプ取付台部2aとクリツプ板1を一体
成形することも可能である。次に止着部8はその
後端内面位置のヒンジ部9を介してクリツプ挾体
10と一体成形された樹脂製で、この両横側面部
に取付溝8aを設け、当該取付溝8aに挟まれた
箇所を上記クリツプ板1の切欠部1bに圧入して
その抜止ギザ1cを取付溝8aの底面に食い込ま
せることにより固定される。クリツプ挾体10は
前端外面部に指圧部10bを設け、内面略中央部
に支点部10cを設け、後半部を外面部が切欠し
た薄肉部となして同所に外面から内面へ開通する
開口部を設けてその後端側壁を係止部10aとな
し、さらに外面後端位置のヒンジ部9を介して前
述したように止着部8と一体的に連結し、その後
半部の外面上に止着部8を折り畳み重合可能とし
ている。クリツプ挾体10は軸筒2のスリツト3
の前端部外側位置に配置するが、クリツプ挾体1
0はスリツト3よりも幅が広く、その支点部10
cはスリツト3の両側の軸筒側面に接触する。リ
フイール4は前端に筆記部4aを有してその近傍
を小径部4bとなすと共にその後方に大径部4c
を延長して当該大径部4cの内部にはインク吸蔵
体(図示せず)を収納し、大径部4cの後端近傍
の側面には前端面が傾斜して後端面は軸方向に略
垂直な係止部7を一体的に突設してなり、小径部
4bの外周部にばね5を取り付けた状態で軸筒2
の後端開口部からその係止部7をスリツト3に嵌
入させながら軸筒2内に挿入されている。ばね5
はその前端を軸筒2の前端部内面段部2bに当接
すると共に後端をリフイール4の前端外面段部4
dに当接してリフイール4を後方へ付勢状態とし
ている。ノツク体6は樹脂製で、内部に割り欠き
部22を設けることによりその後半部に半径方向
に縮径自在な弾性側面部6aを設け、当該弾性側
面部6aの前端には弾性側面部6aと平行で且つ
外側に突出した腕片部6bを前方へ向けて一体的
に延設し、さらに当該腕片部6bの前端に外側へ
突出する係止部6cを設けてなり、軸筒2の後端
開口部からその弾性側面部6a及び腕片部6bを
内側に撓ませてその腕片部6b及び係止部6cを
スリツト3及びクリツプ取付台部2aの通溝20
に嵌入させながら軸筒2内に挿入して、その前端
面をリフイール4の後端面に当接させると共にそ
の係止部6cをクリツプ板1の取付部1aより前
方に位置せしめてその外面をクリツプ板1の内面
に摺動自在に接触させた状態に装着されている。
尚、ノツク体6の係止部6cはノツク体6やリフ
イール4の抜け止めの役割を果たすと共に、筆記
具が衣服のポケツトに止着された状態でポケツト
の縁と対置してノツク体6の前進を阻み、それに
よつて誤ノツク操作によるリフイール筆記部4a
の軸先端口19からの突出による衣服の汚損を防
止するストツパーとしての役割も果たすものであ
る。ところで上記係止部7はリフイール4に設け
られているが、ノツク体6に設けることも可能で
ある。またリフイール4の後端部をそのままノツ
ク部なしてノツク体6を不要とする構造も可能で
ある。
(考案の効果) 本考案の構成は以上の通りであり、リフイール
又はノツク体に設けた係止部とクリツプとの係合
状態を解消する場合に、クリツプ挾体の指圧部を
内側方向に押下するだけでよく、クリツプ板にか
かる荷重は小さいので機能上及び強度上樹脂のみ
で成形しても充分であり、軸筒と共に一体成形す
ることも可能となる。従つて構造が簡素化して部
品点数の減少、組立工程の簡略化等によつてコス
ト低減も可能となり、また組立時の不良率を低下
させて品質上のばらつきの問題も解決されること
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示したも
ので、第1図はリフイールの係止部とクリツプ挾
体の係止部の係合状態の断面図、第2図はリフイ
ールの係止部とクリツプ挾体の係止部の係合を解
消させた状態の断面図、第3図はクリツプ先端部
の分解斜視図である。また第4図及び第5図は従
来例を示したもので、第4図はクリツプ挾体の係
止部とノツク体構成部品の係止部の係合状態の断
面図、第5図はクリツプ挾体の係止部とノツク体
構成部品の係止部の係合解消状態の断面図であ
る。 1……クリツプ板、2……軸筒、3……スリツ
ト、4……リフイール、4a……筆記部、5……
ばね、6……ノツク体、7……係止部、8……止
着部、9……ヒンジ部、10……クリツプ挾体、
10a……係止部、10b……指圧部、10c…
…支点部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 クリツプ板1と対向する軸筒2の側面にスリ
    ツト3又は窓孔等の開口部を設け、軸筒内にリ
    フイール4をばね5により後方へ付勢した状態
    で軸方向に移動自在に収納し、リフイール4又
    はノツク体6の側面に係止部7を設け、一方、
    クリツプ板1の前端部に止着部8を設けて当該
    止着部8の内面部とヒンジ部9を介して連結し
    その後端部を止着部8の内側に位置させるクリ
    ツプ挾体10を構成し、当該クリツプ挾体10
    の後端内面部に上記リフイール4が前進してそ
    の先端筆記部4aを軸先端口19から突出させ
    た状態でリフイール4又はノツク体6に設けた
    係止部7と互に係合する係止部10aを設け、
    又クリツプ挾体10の前端外面部に同所を内側
    方向へ押下することにより内面略中央部を支点
    として後端係止部10aをリフイール4又はノ
    ツク体6の係止部7との係合状態を解消せしめ
    る程度に外側方向へ持ち上げ可能な指圧部10
    bを設けたことを特徴とする筆記具。 2 止着部8とクリツプ挾体10を一体的に成形
    してなる請求項1記載の筆記具。
JP8647588U 1988-06-29 1988-06-29 Expired - Lifetime JPH0547674Y2 (ja)

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