JPH0453990Y2 - - Google Patents
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- JPH0453990Y2 JPH0453990Y2 JP11313987U JP11313987U JPH0453990Y2 JP H0453990 Y2 JPH0453990 Y2 JP H0453990Y2 JP 11313987 U JP11313987 U JP 11313987U JP 11313987 U JP11313987 U JP 11313987U JP H0453990 Y2 JPH0453990 Y2 JP H0453990Y2
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Links
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- 210000000481 breast Anatomy 0.000 description 3
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- 210000000038 chest Anatomy 0.000 description 2
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N kaolin Chemical compound O.O.O=[Al]O[Si](=O)O[Si](=O)O[Al]=O NLYAJNPCOHFWQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Clips For Writing Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、リフイールの先端筆記部が軸先端口
に於て出没し、その筆記部を突出させたままの状
態で衣服のポケツトへ止着して筆記部のインク等
により衣服を汚損することを未然に防止する機構
と、衣服のポケツトへ止着された後の状態で誤つ
てノツクされた場合にリフイールの前進を阻止し
て筆記部の突出を防げ同様に筆記部による衣服の
汚損を防止するストツパー機構を備えたノツク式
筆記具に関する。
に於て出没し、その筆記部を突出させたままの状
態で衣服のポケツトへ止着して筆記部のインク等
により衣服を汚損することを未然に防止する機構
と、衣服のポケツトへ止着された後の状態で誤つ
てノツクされた場合にリフイールの前進を阻止し
て筆記部の突出を防げ同様に筆記部による衣服の
汚損を防止するストツパー機構を備えたノツク式
筆記具に関する。
従来のこの種の筆記具の一例として、第5図及
び第6図に示すように、クリツプ1の先端玉部2
に係合部3を設け、該係合部3と対向する軸筒4
の側面に窓孔5を設け、ノツク体6の側面にも係
合部7を設け、リフイール8の先端筆記部9が軸
先端口10から突出した状態に於て軸筒4の窓孔
5を通してクリツプ1の係合部3とノツク体6の
係合部7を係止させ、クリツプ1の後端部には軸
筒4に対する取付基部11よりも後方に多少突出
する押圧板部12を設けて該押圧板部12を軸筒
方向に押し下げることにより反対にクリツプ先端
部を浮かせてクリツプの係合部3とノツク体6の
係合部7の係止状態を解消することによりコイル
ばね13によりリフイール8を後退させて筆記部
9を軸内部に没入させるよう構成すると共に、ノ
ツク体6にストツパー14を装着して、該ストツ
パー14をクリツプの取付基部11の前方位置に
配して、ノツク体6が押圧された場合にストツパ
ー14がポケツトの縁に衝合してノツク体6の前
進を阻止するよう構成されたものが存在する。
び第6図に示すように、クリツプ1の先端玉部2
に係合部3を設け、該係合部3と対向する軸筒4
の側面に窓孔5を設け、ノツク体6の側面にも係
合部7を設け、リフイール8の先端筆記部9が軸
先端口10から突出した状態に於て軸筒4の窓孔
5を通してクリツプ1の係合部3とノツク体6の
係合部7を係止させ、クリツプ1の後端部には軸
筒4に対する取付基部11よりも後方に多少突出
する押圧板部12を設けて該押圧板部12を軸筒
方向に押し下げることにより反対にクリツプ先端
部を浮かせてクリツプの係合部3とノツク体6の
係合部7の係止状態を解消することによりコイル
ばね13によりリフイール8を後退させて筆記部
9を軸内部に没入させるよう構成すると共に、ノ
ツク体6にストツパー14を装着して、該ストツ
パー14をクリツプの取付基部11の前方位置に
配して、ノツク体6が押圧された場合にストツパ
ー14がポケツトの縁に衝合してノツク体6の前
進を阻止するよう構成されたものが存在する。
上記従来例は、クリツプ1の押圧板部12と取
付基部11のスパンが短いのでクリツプ先端部を
浮かせるためには押圧板部12をかなり大きな力
で押す必要がありそのため取付基部11がへたり
やすいという欠点があり、そのためこの取付基部
11を合成樹脂製とすることには強度上の無理が
あるので例えば金属板製等にせざるを得なかつ
た。従つてクリツプを軸筒と共に樹脂により一体
成形するようなことが不可能で、材料費や組立費
のためにコストが嵩み、又、軸筒に対してクリツ
プを組み付ける際の組付具合によつて品質上にば
らつきが生ずるという問題を抱えていた。又、上
記従来例は、ノツク機構やストツパー機構が複雑
で部品点数が多く、組立が複雑で、この点からも
安価な製品の供給を困難としていた。さらにリフ
イール8を交換するために軸先端部に着脱自在な
口金15を取り付ける必要がありリフイール8の
交換が面倒な問題もあつた。本考案はかかる問題
点の解決を目的とするものである。
付基部11のスパンが短いのでクリツプ先端部を
浮かせるためには押圧板部12をかなり大きな力
で押す必要がありそのため取付基部11がへたり
やすいという欠点があり、そのためこの取付基部
11を合成樹脂製とすることには強度上の無理が
あるので例えば金属板製等にせざるを得なかつ
た。従つてクリツプを軸筒と共に樹脂により一体
成形するようなことが不可能で、材料費や組立費
のためにコストが嵩み、又、軸筒に対してクリツ
プを組み付ける際の組付具合によつて品質上にば
らつきが生ずるという問題を抱えていた。又、上
記従来例は、ノツク機構やストツパー機構が複雑
で部品点数が多く、組立が複雑で、この点からも
安価な製品の供給を困難としていた。さらにリフ
イール8を交換するために軸先端部に着脱自在な
口金15を取り付ける必要がありリフイール8の
交換が面倒な問題もあつた。本考案はかかる問題
点の解決を目的とするものである。
上記の問題点を解決するために案出された本考
案のノツク式筆記具は、略中央部に支点部を設け
てその前後両側に指圧部と係合部を対設したクリ
ツプ玉部を形成し、当該クリツプ玉部の支点部を
クリツプ板の先端部に回動自在に止着し、又、リ
フイールのチユーブの後端に嵌着される尾栓と一
体的なノツク体を形成し、当該ノツク体に弾性片
部と係合部とを有するストツパーを一体的に設
け、さらにノツク体又はリフイールチユーブの側
面にリフイールの先端筆記部が軸先端口から突出
した状態でクリツプ玉部の係合部と係止可能な係
合部を一体的に設けたことを特徴とするものであ
る。
案のノツク式筆記具は、略中央部に支点部を設け
てその前後両側に指圧部と係合部を対設したクリ
ツプ玉部を形成し、当該クリツプ玉部の支点部を
クリツプ板の先端部に回動自在に止着し、又、リ
フイールのチユーブの後端に嵌着される尾栓と一
体的なノツク体を形成し、当該ノツク体に弾性片
部と係合部とを有するストツパーを一体的に設
け、さらにノツク体又はリフイールチユーブの側
面にリフイールの先端筆記部が軸先端口から突出
した状態でクリツプ玉部の係合部と係止可能な係
合部を一体的に設けたことを特徴とするものであ
る。
第1図乃至第3図に示した第1実施例は、樹脂
製でその側面に後端開口縁から所要距離前方位置
まで軸方向のスリツト16を設けると共に後端側
面部にクリツプ取付台17を突設し当該クリツプ
取付台17にはスリツト16と連通して前後に開
通するガイド溝18及び当該ガイド溝18の上部
に連通するクリツプ取付溝19を夫々設けてなる
軸筒20と、前端両横側端部に円弧状屈曲片21
を設けその少し後方位置に通孔22を設け又後端
には軸筒20のクリツプ取付台17の取付溝19
に挿入して圧着する下面側に一段下るように屈曲
した取付基部23を設け当該取付基部23の前端
縁を係合部24となしたクリツプ板25と、前端
上面に指圧部26を設け略中央部の側壁内面に支
点部としてのボス27を突設し後端の下面側には
係合部28を有する突起29を設けて成りその突
起29を前述したクリツプ板25の通孔22に上
面側から嵌入させると共にそのボス27をクリツ
プ板25の屈曲片21の内部に外側から回動自在
に嵌入させてボス27を支点として指圧部26と
係合部28をてこ運動の如く上下動自在に止着し
たクリツプ玉部30と、インク吸蔵体31をチユ
ーブ32の内部に収容したリフイール33と、リ
フイール33の前端外面段部34と軸筒20の前
端内面段部35との間に介装されてリフイール3
3を後方へ附勢するコイルばね36と、前端に前
述したリフイール33のチユーブ32の後端開口
内面部に圧入される尾栓部37を一体的に形成す
ると共にリフイール33のチユーブ32の後端縁
からチユーブ32の外面に沿つて所要量前方位置
まで達する腕部38とその前端に設けられた係合
部39を同様に一体的に形成し又後端部には中央
部の切込み40によつて弾性変形可能な可撓側面
部41を形成して当該可撓側面部41の前端には
側面に平行な弾性片部42と当該弾性片部42の
前端上面部に突設された係合部43とからなるス
トツパー44を同様に一体的に形成して構成され
その係合部39をスリツト16に嵌入させると共
にそのストツパー44の弾性片部42をスリツト
16及びクリツプ取付台17のガイド溝18に嵌
入せしめて軸方向に移動自在に組み付けられるノ
ツク体45とを備え、軸筒20の後端開口部から
突出するノツク体45の後端を前方に押圧してリ
フイール33の先端筆記部46が軸先端口47か
ら突出した状態でノツク体45に一体的に形成し
た係合部39がクリツプ玉部30の係合部28と
係止可能な位置まで達するよう寸法設定すると共
に、クリツプ玉部30の係合部28とノツク体4
5の係合部39の係止状態を解消してリフイール
33及びノツク体45がコイルばね36によつて
ストツパー44の係合部43がクリツプ板25の
係合部24に当接するまで後退した状態でリフイ
ール33の筆記部46が軸内部に没入するよう寸
法設定してなるものである。
製でその側面に後端開口縁から所要距離前方位置
まで軸方向のスリツト16を設けると共に後端側
面部にクリツプ取付台17を突設し当該クリツプ
取付台17にはスリツト16と連通して前後に開
通するガイド溝18及び当該ガイド溝18の上部
に連通するクリツプ取付溝19を夫々設けてなる
軸筒20と、前端両横側端部に円弧状屈曲片21
を設けその少し後方位置に通孔22を設け又後端
には軸筒20のクリツプ取付台17の取付溝19
に挿入して圧着する下面側に一段下るように屈曲
した取付基部23を設け当該取付基部23の前端
縁を係合部24となしたクリツプ板25と、前端
上面に指圧部26を設け略中央部の側壁内面に支
点部としてのボス27を突設し後端の下面側には
係合部28を有する突起29を設けて成りその突
起29を前述したクリツプ板25の通孔22に上
面側から嵌入させると共にそのボス27をクリツ
プ板25の屈曲片21の内部に外側から回動自在
に嵌入させてボス27を支点として指圧部26と
係合部28をてこ運動の如く上下動自在に止着し
たクリツプ玉部30と、インク吸蔵体31をチユ
ーブ32の内部に収容したリフイール33と、リ
フイール33の前端外面段部34と軸筒20の前
端内面段部35との間に介装されてリフイール3
3を後方へ附勢するコイルばね36と、前端に前
述したリフイール33のチユーブ32の後端開口
内面部に圧入される尾栓部37を一体的に形成す
ると共にリフイール33のチユーブ32の後端縁
からチユーブ32の外面に沿つて所要量前方位置
まで達する腕部38とその前端に設けられた係合
部39を同様に一体的に形成し又後端部には中央
部の切込み40によつて弾性変形可能な可撓側面
部41を形成して当該可撓側面部41の前端には
側面に平行な弾性片部42と当該弾性片部42の
前端上面部に突設された係合部43とからなるス
トツパー44を同様に一体的に形成して構成され
その係合部39をスリツト16に嵌入させると共
にそのストツパー44の弾性片部42をスリツト
16及びクリツプ取付台17のガイド溝18に嵌
入せしめて軸方向に移動自在に組み付けられるノ
ツク体45とを備え、軸筒20の後端開口部から
突出するノツク体45の後端を前方に押圧してリ
フイール33の先端筆記部46が軸先端口47か
ら突出した状態でノツク体45に一体的に形成し
た係合部39がクリツプ玉部30の係合部28と
係止可能な位置まで達するよう寸法設定すると共
に、クリツプ玉部30の係合部28とノツク体4
5の係合部39の係止状態を解消してリフイール
33及びノツク体45がコイルばね36によつて
ストツパー44の係合部43がクリツプ板25の
係合部24に当接するまで後退した状態でリフイ
ール33の筆記部46が軸内部に没入するよう寸
法設定してなるものである。
第4図に示した第2実施例は、クリツプ玉部3
0の係合部28と係止する係合部39をノツク体
45ではなくリフイールチユーブ32に一体的に
設けた点が上記第1実施例と異なるのみでその他
の点は第1実施例と同一に構成されている。
0の係合部28と係止する係合部39をノツク体
45ではなくリフイールチユーブ32に一体的に
設けた点が上記第1実施例と異なるのみでその他
の点は第1実施例と同一に構成されている。
尚、上記の実施例ではノツク体45と一体的に
形成された尾栓部37の中で、49は円周方向の
周溝A,50は円周方向の周溝B,51は周溝A
49と内孔52を連通する横孔、53は横孔51
の位置から円周方向に略180°回転した位置に設け
られた周溝A49と周溝B50を連通する縦溝
A,54は縦溝A53の位置から円周方向に略
180°回転した位置に設けられた周溝B50と連通
する縦溝B,55は縦溝B54の後端と外部とを
連通する空気流入口であり、これらは一連の空気
流通路を構成している。
形成された尾栓部37の中で、49は円周方向の
周溝A,50は円周方向の周溝B,51は周溝A
49と内孔52を連通する横孔、53は横孔51
の位置から円周方向に略180°回転した位置に設け
られた周溝A49と周溝B50を連通する縦溝
A,54は縦溝A53の位置から円周方向に略
180°回転した位置に設けられた周溝B50と連通
する縦溝B,55は縦溝B54の後端と外部とを
連通する空気流入口であり、これらは一連の空気
流通路を構成している。
上記実施例では軸筒20に対しクリツプ板25
は別体でクリツプ取付台17に圧着する構造とな
つているが、クリツプ板25と軸筒20を一体成
形してもよい。又、クリツプ板25の屈曲した取
付基部23の前端縁を係合部24となしているが
この係合部24をクリツプ取付台17に設けても
よい。
は別体でクリツプ取付台17に圧着する構造とな
つているが、クリツプ板25と軸筒20を一体成
形してもよい。又、クリツプ板25の屈曲した取
付基部23の前端縁を係合部24となしているが
この係合部24をクリツプ取付台17に設けても
よい。
上記の実施例に基づき作用を説明する。まず第
1図は、ノツク体45を前方に押圧してリフイー
ル33の先端筆記部46を軸先端口47から突出
させ且つ係合部39をクリツプ玉部30の係合2
8と係止させた状態を示すもので、この状態で筆
記が行われる。筆記が終了したときは、クリツプ
玉部30の前端上面部の指圧部26を下方即ち軸
筒方向に押圧すればよい。クリツプ玉部30はボ
ス27を支点として後部の突起29が浮き上がる
状態となりその係合部28とノツク体45又はリ
フイールチユーブ32の係合部39との係止状態
が解消されリフイール33及びノツク体45はコ
イルばね36によつて後退させられる。ノツク体
45のストツパー44の係合部43がクリツプ板
25の係合部24と衝合して停止する位置まで後
退するとリフイール33の先端筆記部46は第2
図及び第3図に示すように軸内部に没入する。リ
フイール33の筆記部46が第1図のように軸先
端口47から突出したままの状態で筆記具を胸ポ
ケツト等に止着しようとしてもクリツプ玉部30
の係合部28とノツク体45又はリフイールチユ
ーブ32の係合部39が係止しているのでクリツ
プの使用が防げられ胸ポケツト等への止着が阻止
される。又、無理に胸ポケツト等へ止着した場合
はクリツプ玉部30の係合部28とノツク体45
又はリフイールチユーブ32の係合部39の係止
状態が解消したことになるので否応なくリフイー
ル33はコイルばね36の力によつて後退し筆記
部46を軸内部に没入させることになる。従つて
筆記部46を突出させたままの状態で胸ポケツト
等へ止着して衣服を汚損させることを未然に防止
する。又、胸ポケツト等へ筆記具を止着した状態
ではポケツトの縁がストツパー44に対向して位
置する状態になるのでノツク体45が誤つてノツ
クされてもストツパー44がポケツトの縁に衝合
して前進を阻止されるのでリフイール33の筆記
部46が軸先端口47から突出することはない。
従つて同様に筆記部46による衣服の汚損を防止
する。尚、リフイール33を交換する場合は、ノ
ツク体45の可撓側面部41を押圧して可撓側面
部41とストツパー44の弾性片部42の一体的
な弾性変形によつてストツパー44の係合部43
とクリツプ板25の係合部24の係止状態を解消
して軸筒後端開口部からノツク体45とリフイー
ル33を一体的に抜出すればよい。
1図は、ノツク体45を前方に押圧してリフイー
ル33の先端筆記部46を軸先端口47から突出
させ且つ係合部39をクリツプ玉部30の係合2
8と係止させた状態を示すもので、この状態で筆
記が行われる。筆記が終了したときは、クリツプ
玉部30の前端上面部の指圧部26を下方即ち軸
筒方向に押圧すればよい。クリツプ玉部30はボ
ス27を支点として後部の突起29が浮き上がる
状態となりその係合部28とノツク体45又はリ
フイールチユーブ32の係合部39との係止状態
が解消されリフイール33及びノツク体45はコ
イルばね36によつて後退させられる。ノツク体
45のストツパー44の係合部43がクリツプ板
25の係合部24と衝合して停止する位置まで後
退するとリフイール33の先端筆記部46は第2
図及び第3図に示すように軸内部に没入する。リ
フイール33の筆記部46が第1図のように軸先
端口47から突出したままの状態で筆記具を胸ポ
ケツト等に止着しようとしてもクリツプ玉部30
の係合部28とノツク体45又はリフイールチユ
ーブ32の係合部39が係止しているのでクリツ
プの使用が防げられ胸ポケツト等への止着が阻止
される。又、無理に胸ポケツト等へ止着した場合
はクリツプ玉部30の係合部28とノツク体45
又はリフイールチユーブ32の係合部39の係止
状態が解消したことになるので否応なくリフイー
ル33はコイルばね36の力によつて後退し筆記
部46を軸内部に没入させることになる。従つて
筆記部46を突出させたままの状態で胸ポケツト
等へ止着して衣服を汚損させることを未然に防止
する。又、胸ポケツト等へ筆記具を止着した状態
ではポケツトの縁がストツパー44に対向して位
置する状態になるのでノツク体45が誤つてノツ
クされてもストツパー44がポケツトの縁に衝合
して前進を阻止されるのでリフイール33の筆記
部46が軸先端口47から突出することはない。
従つて同様に筆記部46による衣服の汚損を防止
する。尚、リフイール33を交換する場合は、ノ
ツク体45の可撓側面部41を押圧して可撓側面
部41とストツパー44の弾性片部42の一体的
な弾性変形によつてストツパー44の係合部43
とクリツプ板25の係合部24の係止状態を解消
して軸筒後端開口部からノツク体45とリフイー
ル33を一体的に抜出すればよい。
本考案は以上の通りであり、クリツプ玉部の係
合部とノツク体又はリフイールチユーブの係合部
の係止状態を解消する場合に、クリツプ玉部の指
圧部を押圧してクリツプ玉部の係合部を浮き上ら
せるだけでよく、クリツプ玉部のみが作動してク
リツプの他の部位は何ら荷重を受けることがな
く、従来例の如くクリツプ取付基部がへたること
もないので、クリツプ玉部を除くクリツプの他の
部位を軸筒と共に一体成形することも可能とな
り、従つてコスト低減を図ることができ、又、ク
リツプの軸筒に対する取付具合による品質上のば
らつきの問題も解消できる効果がある。又、ノツ
ク体及びストツパーがリフイールの尾栓部と一体
的に形成されてリフイールに一体的に取り付けら
れるので、部品点数が少なく、構造が簡素で、組
立も容易であり、この点からもコスト低減が可能
となり安価で製品を供給できる効果がある。さら
にノツク体のストツパーの係合部とクリツプの係
合部の係止状態を解消させればノツク体と共にリ
フイールを軸筒後端開口部から抜出できるので、
従来の如く口金を軸筒から外してリフイールを取
り出す場合に比べてリフイール交換が極めて簡便
化する効果もある。
合部とノツク体又はリフイールチユーブの係合部
の係止状態を解消する場合に、クリツプ玉部の指
圧部を押圧してクリツプ玉部の係合部を浮き上ら
せるだけでよく、クリツプ玉部のみが作動してク
リツプの他の部位は何ら荷重を受けることがな
く、従来例の如くクリツプ取付基部がへたること
もないので、クリツプ玉部を除くクリツプの他の
部位を軸筒と共に一体成形することも可能とな
り、従つてコスト低減を図ることができ、又、ク
リツプの軸筒に対する取付具合による品質上のば
らつきの問題も解消できる効果がある。又、ノツ
ク体及びストツパーがリフイールの尾栓部と一体
的に形成されてリフイールに一体的に取り付けら
れるので、部品点数が少なく、構造が簡素で、組
立も容易であり、この点からもコスト低減が可能
となり安価で製品を供給できる効果がある。さら
にノツク体のストツパーの係合部とクリツプの係
合部の係止状態を解消させればノツク体と共にリ
フイールを軸筒後端開口部から抜出できるので、
従来の如く口金を軸筒から外してリフイールを取
り出す場合に比べてリフイール交換が極めて簡便
化する効果もある。
第1図乃至第3図は第1実施例を示したもの
で、第1図は筆記部を軸先端口から突出した状態
の縦断面図、第2図は筆記部を軸内部に没入した
状態の平面図、第3図は筆記部を軸内部に没入し
た状態の側面図である。第4図は第2実施例を示
したもので、筆記部を軸先端口から突出した状態
の要部縦断面図である。又第5図及び第6図は従
来例を示したもので、第5図は筆記部を軸先端口
から突出した状態の縦断面図、第6図は筆記部を
軸内部に没入した状態の縦断面図である。 1……クリツプ、2……玉部、3……係合部、
4……軸筒、5……窓孔、6……ノツク体、7…
…係合部、8……リフイール、9……筆記部、1
0……軸先端口、11……取付基部、12……押
圧板部、13……コイルばね、14……ストツパ
ー、15……口金、16……スリツト、17……
クリツプ取付台、18……ガイド溝、19……取
付溝、20……軸筒、21……屈曲片、22……
通孔、23……取付基部、24……係合部、25
……クリツプ板、26……指圧部、27……ボ
ス、28……係合部、29……突起、30……ク
リツプ玉部、31……インク吸蔵体、32……チ
ユーブ、33……リフイール、34……段部、3
5……段部、36コイルばね、37……尾栓部、
38……腕部、39……係合部、40……切込
み、41……可撓側面部、42……弾性片部、4
3……係合部、44……ストツパー、45……ノ
ツク体、46……筆記部、47……軸先端口、4
9……周溝A、50……周溝B、51……横孔、
52……内孔、53……縦溝A、54……縦溝
B、55……空気流入口。
で、第1図は筆記部を軸先端口から突出した状態
の縦断面図、第2図は筆記部を軸内部に没入した
状態の平面図、第3図は筆記部を軸内部に没入し
た状態の側面図である。第4図は第2実施例を示
したもので、筆記部を軸先端口から突出した状態
の要部縦断面図である。又第5図及び第6図は従
来例を示したもので、第5図は筆記部を軸先端口
から突出した状態の縦断面図、第6図は筆記部を
軸内部に没入した状態の縦断面図である。 1……クリツプ、2……玉部、3……係合部、
4……軸筒、5……窓孔、6……ノツク体、7…
…係合部、8……リフイール、9……筆記部、1
0……軸先端口、11……取付基部、12……押
圧板部、13……コイルばね、14……ストツパ
ー、15……口金、16……スリツト、17……
クリツプ取付台、18……ガイド溝、19……取
付溝、20……軸筒、21……屈曲片、22……
通孔、23……取付基部、24……係合部、25
……クリツプ板、26……指圧部、27……ボ
ス、28……係合部、29……突起、30……ク
リツプ玉部、31……インク吸蔵体、32……チ
ユーブ、33……リフイール、34……段部、3
5……段部、36コイルばね、37……尾栓部、
38……腕部、39……係合部、40……切込
み、41……可撓側面部、42……弾性片部、4
3……係合部、44……ストツパー、45……ノ
ツク体、46……筆記部、47……軸先端口、4
9……周溝A、50……周溝B、51……横孔、
52……内孔、53……縦溝A、54……縦溝
B、55……空気流入口。
Claims (1)
- 略中央部に支点部を設けてその前後両側に指圧
部と係合部を対設したクリツプ玉部を形成し、当
該クリツプ玉部の支点部をクリツプ板の先端部に
回動自在に止着し、又、リフイールのチユーブの
後端に嵌着される尾栓と一体的なノツク体を形成
し、当該ノツク体に弾性片部と係合部とを有する
ストツパーを一体的に設け、さらにノツク体又は
リフイールチユーブの側面にリフイールの先端筆
記部が軸先端口から突出した状態でクリツプ玉部
の係合部と係止可能な係合部を一体的に設けたこ
とを特徴とするノツク式筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11313987U JPH0453990Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11313987U JPH0453990Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6417787U JPS6417787U (ja) | 1989-01-30 |
JPH0453990Y2 true JPH0453990Y2 (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=31352710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11313987U Expired JPH0453990Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0453990Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100361071B1 (ko) * | 2000-07-05 | 2002-11-18 | 동아연필 주식회사 | 안전녹크식 필기구 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP11313987U patent/JPH0453990Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6417787U (ja) | 1989-01-30 |
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