JPH05386Y2 - - Google Patents

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JPH05386Y2
JPH05386Y2 JP2965587U JP2965587U JPH05386Y2 JP H05386 Y2 JPH05386 Y2 JP H05386Y2 JP 2965587 U JP2965587 U JP 2965587U JP 2965587 U JP2965587 U JP 2965587U JP H05386 Y2 JPH05386 Y2 JP H05386Y2
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ノツク操作により筆記体の筆記部を
軸先端口から突出させると共にその状態をクリツ
プにより係止可能とし、クリツプによる係止状態
を解除することにより筆記体の筆記部を軸内に没
入可能とするよう構成したノツク式筆記具に関す
る。
〔従来の技術〕
筆記体の筆記部を軸先端口から突出させた状態
で係止するために、従来は例えば実公昭48−
36849号、実公昭34−12109号等の公報に見られる
ように筆記体を突出させる部材に掛合突起を設け
てこれを軸筒に設けた窓孔に係止させる等の手段
が採られていた。ところでかかる構造のものには
筆記体の筆記部を軸先端口から突出させたままの
状態でポケツトへ挿着して衣服を汚損するといつ
た弊が存在した。そこで第6図及び第7図に示す
ように、軸1に固着されたクリツプ2における先
端玉部3に対向する軸側面に窓孔4を設け、又、
ノツク体5の側面に係止凹部6を設け、ノツク体
5を前進させて筆記体7の筆記部を軸先端口から
突出させた状態に於てクリツプ2の玉部3を窓孔
4からノツク体5の係止凹部6に没入係合させて
(第7図参照)、クリツプ2の使用を不可能となす
ことにより筆記体7の筆記部を軸先端口から突出
させた状態でのポケツトへの挿着を阻止し、又、
クリツプ2の後端を軸側面方向へ押圧してクリツ
プ2の先端玉部3を持ち上げてノツク体5の係止
凹部6から抜脱させることにより筆記体7の前端
部へ装着したノツクスプリング(図示せず)の復
元力により筆記体7の筆記部を軸内部に没入させ
ると共にノツク体5を後退させてポケツトへの挿
着可能な状態(第6図参照)となすよう構成され
た従来例が出現している。又、ポケツトへ挿着し
た後で誤つて筆記体の筆記部が突出して衣服を汚
損する問題もあり、この問題を解決する1つの手
段として、前記の実公昭48−36849号、実公昭34
−12109号等の公報にも見られるように、クリツ
プと軸筒の間にポケツトの縁に衝止してそれ以上
の前進を阻止させるストツパーの役割を果たす突
出部を有する部品を筆記体に一体的に装着させる
方法が存在する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記の図示した従来例のようにクリツ
プ2の玉部3と係合する係止凹部6を有するノツ
ク体5を形成してこれを筆記体7に装着するとコ
スト高となることが避けられない。又、クリツプ
2の玉部3を持ち上げてその係止状態を解除する
ためにクリツプ2の後端部を第7図の矢印方向に
押圧するような構造とした場合はその押圧にかな
り大きな力を要するので、使い勝手が悪く、又、
クリツプを軸に一体的に樹脂成形したものではク
リツプの基部が極めて疲労しやすくなるためクリ
ツプを金属製等の別体として軸に取り付けるよう
な構造とせざるを得ずコスト高となるのみならず
取り付け具合により品質にばらつきが生じるおそ
れがあつた。更に、ポケツトへ挿着した後の筆記
体の筆記部の突出を防ぐために前記の公報に記載
された如き部品を筆記体に装着させることもやは
りコスト高をまねくことになる。本考案はかかる
問題点を解決したノツク式筆記具の提供を目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために案出された本考案の
ノツク式筆記具は、クリツプの先端玉部に係止段
部を設け、クリツプの係止段部に対向する軸側面
に後端が係止段部より後方に位置する所要長さの
前部窓孔を設け、前部窓孔の後方でクリツプの内
面と対向する位置に後部窓孔を設け、リフイール
の側面に係止突起を一体的に設けると共に該係止
突起の後方位置に同じくストツパーを一体的に設
け、リフイールをその係止突起が前部窓孔から又
ストツパーが後部窓孔から貫出するように軸内部
に装着し、軸内部にはリフイールを後方へ押圧す
るスプリングを装着し、リフイールがその係止突
起を前部窓孔の後端縁に衝止するまで後退した状
態でリフイール前端の筆記部が軸内部に没入する
と共に筆記部が軸先端口から突出するまでリフイ
ールが前進した状態でリフイールの係止突起がク
リツプの係止段部に係合し得る地点に位置するよ
うに寸法設定し、クリツプの係止段部とリフイー
ルの係止突起の係合状態を解除し得る様にクリツ
プ先端部を横方向及び外方向に弾性的に変位可能
とするか又はリフイール自体もしくはリフイール
の係止突起を弾性変形させる押ボタンをクリツプ
先端部に設けたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例に係る
もので以下図面に基づき詳説する。先ず8き前端
及び後端を開口して前端が先細状となつた合成樹
脂製の軸であり、又9は軸8と一体的に樹脂成形
されたクリツプである。クリツプ9の先端内面部
には玉部10が突設され、該玉部10の前半部に
は切欠部11が形成されてその切欠部11の後壁
面に軸線に対して垂直な係止段部12が設けられ
ている。尚、切欠部11の一方の横側部は開口し
て他方の横側部は輪郭が切欠部11のない完全な
玉部10の形状をしたガイド壁面13により閉塞
されている。軸8に於けるクリツプ玉部10と対
向する側面には前端が係止段部12より前方に位
置すると共に後端は係止段部12より後方に位置
する軸線方向に長い前部窓孔14が穿設されてい
る。更に前部窓孔14の後方同一軸線上でクリツ
プ9の内面と対向する位置にはクリツプ9の基部
を分断して軸8の後端縁まで開通する同様に軸方
向に長い後部窓孔14′が穿設されている。15
は筆記体リフイールであり、前端に筆記部16を
有し、その後方にインク収納部17を有し、さら
にその後方に一段と径が大きいノツク部18を有
し、インク収納部17の側面に後面が軸線に対し
て垂直で前面が傾斜した係止突起19を有し、イ
ンク収納部17の後端からノツク部18の前端に
わたる側面に外面がクリツプ9の内面に近接する
高さのストツパー23を一体的に有し、インク収
納部17が若干可撓性を有するよう構成されてい
る。当該リフイール15はその前端小径部にノツ
クスプリング20を嵌装した状態で軸8の後端開
口部から挿入され、その係止突起19が前部窓孔
14から又ストツパー23が後部窓孔14′から
貫出し且つノツク部18が軸8の後端開口部から
突出するように装着される。ノツクスプリング2
0の前端は軸8の前端部内面段部21に衝接され
その弾発力によりリフイール15を後方へ押圧状
態としている。従つてリフイール15の係止突起
19は通常前部窓孔14の後端縁に衝止している
が、このときリフイール15の筆記部16が軸内
部に没入するよう寸法設定されている(第1図参
照)。リフイール15の後端ノツク部18を前方
へ押圧するとリフイール15はノツクスプリング
20を圧縮して前進しその筆記部16を軸前端開
口部から突出させる。このときリフイール15の
係止突起19は前進してクリツプ9の玉部10を
持ち上げてその前方の切欠部11の位置まで達し
ノツクスプリング20によつてその後面を玉部1
0の係止段部12に衝接し得るように、又ストツ
パー23はクリツプ連結基部22より前方で後部
窓孔14′の前端まで達するように寸法設定され
ている(第2図参照)。又、クリツプ9はその先
端部を横方向に押圧したとき(切欠部の開口した
横側部からガイド壁面13のある横側部の方向へ
押圧する)に、クリツプ9の係止段部12がリフ
イール15の係止突起19から外れるだけの距離
横方向に弾性的に変位可能なようにその連結基部
22が捩れ可能な形状及び寸法に設定されてい
る。又クリツプ9の先端部を外方向に持ち上げた
場合もクリツプ9の係止段部12をリフイール1
5の係止突起19から外せるだけ弾性的に変位可
能に形成されている。
尚、上記の実施例ではクリツプ9の玉部10に
設けた切欠部11の一方の横側部にはガイド壁面
13が設けられているがこのガイド壁面13を取
り除いた実施例も可能である。そのようにすれば
クリツプ9の係止段部12とリフイール15の係
止突起19の係合を解除する場合にクリツプ9先
端部を横方向のどちら側に押しても良いので上記
の実施例の如く一方向にのみ押圧する場合に比べ
便利ではあるが、その反面クリツプ9の玉部10
の間にポケツトの布地等を挟む場合にガイド部が
なくなるのでスムーズにゆかなくなる不利があ
る。
次に第5図は本考案の第2実施例に係るもの
で、クリツプ9の先端部にコ字状のスリツト24
を設けて該スリツト24に囲まれた箇所を弾性変
形可能としその先端部にクリツプ9の係止段部1
2と係合しているリフイール15の係止突起19
を押圧してリフイール15を撓ませることにより
その係合状態を解消し得る押ボタン25を設けた
ことを特徴とするものである。尚、この実施例で
はリフイール15自体を弾性変形させることによ
りクリツプ9の係止段部12とリフイール15の
係止突起19の係合状態を解消させているが、リ
フイール19の係止突起19自体を弾性変形させ
てその係合状態を解消するように構成することも
可能である。又、押ボタン25をクリツプ9と一
体的に弾性変位可能に構成しているが、押ボタン
25を別体としてクリツプ9に取り付ける構造と
することも可能である。
〔作用及び効果〕
本考案の構成は以上のとおりであり、先ずリフ
イールの側面に係止突起を付設すると共にリフイ
ールの後端部をそのままノツク部として構成して
いるので、従来例の如くノツク体に係止凹部等を
設ける必要がないのみならずノツク体自体が不要
となるのでコストダウンの効果が極めて顕著であ
る。次にクリツプによる係止状態を解除させる手
段としてクリツプ先端部を横方向又は外方向に変
位させるか又はクリツプに設けた押ボタンを押圧
することとしたのでクリツプ基部に多少の捩れ又
は曲げが生じるものの従来例の如く大きな力が作
用しないのでクリツプ基部に疲労が生じにくくな
り、従つてクリツプを軸と共に一体的に樹脂成形
することが可能となつて、従来例の如くクリツプ
を金属製等の別体として軸に取り付ける構造とす
る必要がなくコストダウンは勿論のこと取り付け
具合によつて品質にばらつきが生じる問題点も解
消させることができる。尚、クリツプは軸と一体
的に形成せず別体として形成し軸に取り付ける構
造としても勿論クリツプ基部の疲労が減少すると
共に使い勝手が向上する利益を享受できることは
言うまでもない。更に、ポケツトへの挿着後に於
てポケツトの布片の先端部がリフイールに一体化
したストツパーに衝接するのでリフイールの前進
が阻止され誤つてノツクされても筆記部が突出す
ることはなく衣服の汚損が防止できる。そしてこ
のストツパーはリフイールに一体的に設けられる
ので前述の公知例の如く別部品として形成し筆記
体に装着させる手間が不要で構造が極めて簡素化
しコストダウンをもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例に係る
もので、第1図は筆記部没入状態の全体の縦断面
図、第2図は筆記部突出状態の全体の縦断面図、
第3図はクリツプ先端部の斜視図、第4図は分解
状態の斜視図である。第5図は本考案の第2実施
例に係るもので、クリツプ先端部の斜視図であ
る。又、第6図及び第7図は従来例に係るもの
で、第6図は筆記部没入状態の部分縦断面図、第
7図は筆記部突出状態の部分縦断面図である。 1……軸、2……クリツプ、3……玉部、4…
…窓孔、5……ノツク体、6……係止凹部、7…
…筆記体、8……軸、9……クリツプ、10……
玉部、11……切欠部、12……係止段部、13
……ガイド壁面、14……前部窓孔、14′……
後部窓孔、15……リフイール、16……筆記
部、17……インク収納部、18……ノツク部、
19……係止突起、20……ノツクスプリング、
21……内面段部、22……連結基部、23……
ストツパー、24……スリツト、25……押ボタ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クリツプの先端玉部に係止段部を設け、クリツ
    プの係止段部に対向する軸側面に後端が係止段部
    より後方に位置する所要長さの前部窓孔を設け、
    前部窓孔の後方でクリツプの内面と対向する位置
    に後部窓孔を設け、リフイールの側面に係止突起
    を一体的に設けると共に該係止突起の後方位置に
    同じくストツパーを一体的に設け、リフイールを
    その係止突起が前部窓孔から又ストツパーが後部
    窓孔から貫出するように軸内部に装着し、軸内部
    にはリフイールを後方へ押圧するスプリングを装
    着し、リフイールがその係止突起を前部窓孔の後
    端縁に衝止するまで後退した状態でリフイール前
    端の筆記部が軸内部に没入すると共に筆記部が軸
    先端口から突出するまでリフイールが前進した状
    態でリフイールの係止突起がクリツプの係止段部
    に係合し得る地点に位置するよう寸法設定し、ク
    リツプの係止段部とリフイールの係止突起の係合
    状態を解除し得る様にクリツプ先端部を横方向及
    び外方向に弾性的に変位可能とするか又はリフイ
    ール自体もしくはリフイールの係止突起を弾性変
    形させる押ボタンをクリツプ先端部に設けたこと
    を特徴とするノツク式筆記具。
JP2965587U 1987-02-28 1987-02-28 Expired - Lifetime JPH05386Y2 (ja)

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JPS63136988U JPS63136988U (ja) 1988-09-08
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