JP2000085294A - 筆記具等のクリップ取付構造 - Google Patents
筆記具等のクリップ取付構造Info
- Publication number
- JP2000085294A JP2000085294A JP10279472A JP27947298A JP2000085294A JP 2000085294 A JP2000085294 A JP 2000085294A JP 10279472 A JP10279472 A JP 10279472A JP 27947298 A JP27947298 A JP 27947298A JP 2000085294 A JP2000085294 A JP 2000085294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- engaging
- side wall
- shaft
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
らつきのない固着状態が維持できるクリップ取付構造を
提供する。 【解決手段】軸体1の後端開口部にクリップ2の係止筒
部21を挿入する。前記軸体1の側壁に貫設された係止
孔11に、前記クリップ2の係止筒部21外面に設けた
係止突起22を係合させる。前記係止孔11を有する軸
体1の側壁外面に環状体3を装着する。
Description
プ取付構造に関する。
体の後端開口部にクリップの係止筒部を挿入し、軸体側
壁に貫設された係止孔に、クリップの係止筒部外面に設
けた係止突起を係合させてなる筆記具等のクリップ取付
構造が開示されている。
の挿入される係止筒部が、径方向のバネ作用を有する構
造のため、挿入組立時の円滑な挿入が可能であるとして
も、係止突起と係止孔との係合だけでは、安定した固着
状態が維持できず、クリップが軸体に対してぐらつくお
それがある。そのため、前記従来の構造では、ぐらつき
を防止した強固な固着構造を得ようと、係止筒部を軸方
向に比較的長く設定することを余儀なくされ、軸体内部
の空間の設定に制約を受ける。
止突起が係止孔より外部に露出しているため、前記係止
突起を誤って押圧して、係止孔との係合状態を解除し、
クリップを軸体から脱落させるおそれがある。
軸体とのぐらつきのない固着状態が維持でき、しかも、
挿入される係止筒部を短くすることができ、軸体の内部
空間の自由な設定が可能となり、その上、誤って係合状
態を解除してクリップを脱落させることもないクリップ
取付構造を提供する。
方向を差し、「後」とは、その逆を指す。
開口部にクリップ2の係止筒部21を挿入し、前記軸体
1の側壁に貫設された係止孔11に、前記クリップ2の
係止筒部21の外面に設けた係止突起22を係合させて
なる筆記具等のクリップ取付構造であって、前記係止孔
11を有する軸体1の側壁外面に環状体3を装着したこ
と(請求項1)を要件とする。
に環状体3を装着したことによって、係止筒部21が挿
着される軸体1の後端開口部の径方向の実質的な肉厚を
厚くでき、それにより、クリップ2と軸体1とのぐらつ
き強度を向上させ、両者の安定した固着状態を維持でき
る。さらに、クリップ2の係止筒部21の長手寸法を、
従来のように長くする必要なく短くでき、その結果、軸
体1の内部空間の自由な設定が可能となる。
1の側壁外面に装着することによって、前記係止孔11
が前記環状体3によって覆われてなる。それにより、係
止突起22が係止孔11より外部に露出していないた
め、誤って係止突起22を押圧して係止孔11との係合
状態を解除してしまうことによって生じるクリップ2の
脱落がない。
軸体1の側壁に、前記係止孔11と連通し且つ前記軸体
1の後端より外部へ開口する軸方向のスリット12を貫
設し、前記スリット12を有する軸体1の側壁外面に、
前記側壁の外方変形を抑える環状体3を装着すること
(請求項2)が好ましい。
を設けたことにより、挿入組立箇所(即ち、軸体1の内
面又は外面、係止筒部21の外面、及び環状体3の内
面)の寸法管理が容易となる。また、前記スリット12
によって、軸体1の後端側壁が径方向外方に変形し易く
なるが、環状体3を装着することによって、軸体1の外
方変形が抑止される。
3を前記軸体1外面に装着した際、前記係止孔11の後
方のスリット12内に配置され、且つ、挿入組立時、前
記係止突起22の前端と当接するガイド突起31を、前
記環状体3内面に設けてなること(請求項3)が好まし
い。
口部に挿入する過程で、前記係止突起22の前端がガイ
ド突起31の後端に当接して、係止突起22(または係
止突起22を有する係止筒部21側壁)が径方向内方へ
押圧され、係止突起22がスリット12内面に食いつく
ことが防止され、係止突起22が係止孔11までスムー
ズに移動でき、挿入組立作業が容易となる。
て説明する。図1〜図6に本発明の一実施例を示す。本
発明のクリップ取付構造は、クリップ2と、軸体1と、
環状体3とからなる。
り得られる、後端に開口部を備えた円筒状軸筒(例え
ば、ノック式ボールペン用軸筒またはシャープペンシル
用の軸筒)である。前記軸体1は、後端部の側壁外面に
2個の円形状の係止孔11が軸線と対称位置にそれぞれ
貫設されている。前記一方の係止孔11の後方には、該
係止孔11と軸体1後端外方とを連通する軸方向のスリ
ット12が設けられる。前記スリット12は、前記軸体
1後端外方と連通する幅広部12aと、該幅広部12a
と連通し且つ前記係止孔11と連通する幅狭部12bと
を備える。
孔11と連通し、ノック機構部の突起(図示せず)が摺
動可能な軸方向の長孔13が貫設されている。また、前
記係止孔11前方の軸体1の側壁外面には、環状の鍔部
14が一体に設けられている。前記鍔部14にも、前記
長孔13が貫設されている。
に挟持突起23aを備えたクリップ本体23と、該クリ
ップ本体23が側壁外面に一体に連結された円筒状の基
部24と、該円筒状の基部24の前方に一体に延設され
た係止筒部21とからなる合成樹脂の射出成形体であ
る。
側壁外面に2個の係止突起22が軸線に対して対称位置
にそれぞれ一体に設けられる。前記係止筒部21の側壁
の係止突起22の両者間には、前端側に開口する2本の
切り欠き21aが設けられ、それにより、前記係止突起
22を有する側壁の径方向の弾性変形を容易にしてい
る。
り、その前面に傾斜面を備え、それにより、軸体1との
引っ掛かりのないスムーズな係止筒部21の挿入性が得
られる。
の連結箇所には、段部25が設けられ、組立後、前記段
部25が軸体1の後端または環状体3の後端と当接して
いる。また、係止筒部21の後部外面には、軸体1のス
リット12の幅広部12aに挿入係止可能な位置決め突
起21bが一体に設けられる。前記位置決め突起21b
によって、クリップ2と軸体1との組立後の回転方向の
がたつきが防止される。
樹脂の射出成形体である。前記環状体3の内面には、軸
方向に延びる1本のガイド突起31が一体に設けられ
る。前記ガイド突起31は、前記軸体1のスリット12
の幅狭部12bに挿入可能である。
る。まず、軸体1の後端部側壁外面に環状体3を装着す
る。このとき、前記環状体3内面に突設されたガイド突
起31が、軸体1のスリット12(具体的には幅狭部1
2b)に挿入配置されると共に、前記環状体3の前端が
軸体1の鍔部14後端に当接される。(図5参照)
の後端開口部に挿入すると、前記係止筒部21のクリッ
プ本体23側の係止突起22の前端が、ガイド突起31
の後端と当接し、前記係止突起22が内方へ押し上げら
れ、軸体1内面を係止突起22が前方へ摺動する。そし
て、前記係止突起22が、スリット12と連通した係止
孔11内に落ち込み、該係止孔11と係合する。これと
同時に、クリップ本体23とは反対側の係止筒部21外
面の他の係止突起22も、軸体1のもう一方の係止孔1
1に係合し、そして、係止筒部21の側壁外面と軸体1
の内面とが密接し、これにより、挿入組立が終了する。
(図1参照)
にも、筆記具等のキャップ(即ち、ペン先側に装着され
るキャップ)でもよい。また、本発明の筆記具等とは、
筆記具のほか、塗布具や化粧具を含む。
3を構成する材料は、それぞれ合成樹脂の他にも、金属
であってもよい。
プ本体23と係止筒部21は、一体的に設けられるもの
であれば、一体に形成した構成の他にも、別部材により
構成した両者を取付固定したものでもよい。
とのぐらつきのない固着状態が維持でき、しかも、挿入
される係止筒部を短くすることができ、軸体の内部空間
の自由な設定が可能となり、その上、誤って係合状態を
解除してクリップが軸体から外れることもない。
法管理が容易となると共に、軸体の後端側壁の径方向外
方への変形を抑える。
ト内面に食いつくことを防止し、係止突起を係止孔まで
スムーズに移動させ、挿入組立作業を容易にする。
である
である。
る。(クリップ本体は基部との連結箇所から省略し
た。)
Claims (3)
- 【請求項1】軸体(1)の後端開口部にクリップ(2)
の係止筒部(21)を挿入し、前記軸体(1)の側壁に
貫設された係止孔(11)に、前記クリップ(2)の係
止筒部(21)の外面に設けた係止突起(22)を係合
させてなる筆記具等のクリップ取付構造であって、前記
係止孔(11)を有する軸体(1)の側壁外面に環状体
(3)を装着したことを特徴とする筆記具等のクリップ
取付構造。 - 【請求項2】前記軸体(1)の側壁に、前記係止孔(1
1)と連通し且つ前記軸体(1)の後端より外部へ開口
する軸方向のスリット(12)を貫設し、前記スリット
(12)を有する軸体(1)の側壁外面に、前記側壁の
外方変形を抑える環状体(3)を装着した請求項1記載
の筆記具等のクリップ取付構造。 - 【請求項3】前記環状体(3)を前記軸体(1)外面に
装着した際、前記係止孔(11)の後方のスリット(1
2)内に配置され、且つ、挿入組立時、前記係止突起
(22)の前端と当接するガイド突起(31)を、前記
環状体(3)内面に設けてなる請求項2記載の筆記具等
のクリップ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27947298A JP4237304B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 筆記具等のクリップ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27947298A JP4237304B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 筆記具等のクリップ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085294A true JP2000085294A (ja) | 2000-03-28 |
JP4237304B2 JP4237304B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=17611543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27947298A Expired - Fee Related JP4237304B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 筆記具等のクリップ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4237304B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103882A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Pentel Corp | 筆記具用部品 |
JP2008036830A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Pilot Precision Co Ltd | 筆記具の軸筒 |
CN112406365A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-26 | 青岛点石文具用品有限公司 | 具有收放式笔夹的按动笔 |
-
1998
- 1998-09-14 JP JP27947298A patent/JP4237304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103882A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Pentel Corp | 筆記具用部品 |
JP4538932B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2010-09-08 | ぺんてる株式会社 | 筆記具用部品 |
JP2008036830A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Pilot Precision Co Ltd | 筆記具の軸筒 |
CN112406365A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-26 | 青岛点石文具用品有限公司 | 具有收放式笔夹的按动笔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4237304B2 (ja) | 2009-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000085294A (ja) | 筆記具等のクリップ取付構造 | |
JP2756762B2 (ja) | パイプ連結構造 | |
JP2001018581A (ja) | 筆記具のキャップ | |
EP0524600A1 (en) | Container for extending a stick-shaped material | |
EP0407002A1 (en) | Device for advancing and retracting writing element in writing instrument | |
JP2002127665A (ja) | 尾軸取付け構造 | |
JP2008095880A (ja) | 部品の取付構造 | |
IE950654A1 (en) | Mechanical pencil | |
JP2003276398A (ja) | クリップ付筆記具用筒体 | |
JP3641823B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JPH018395Y2 (ja) | ||
JPH0732113Y2 (ja) | 筆記具 | |
JP2003166521A (ja) | コントロールケーブルの結合装置 | |
JP3087668U (ja) | 筆記具 | |
JP3729618B2 (ja) | 筆記具の尾冠及び筆記具 | |
JP7241523B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び出没式筆記具並びにシャープペンシルユニットの製造方法 | |
JPH0547674Y2 (ja) | ||
JP2575762Y2 (ja) | ノック式筆記具の係止解除機構を持つ筆記具 | |
JP3865341B2 (ja) | 筆記具のクリップ取付装置 | |
JPH0952487A (ja) | 筆記具 | |
JP3070678U (ja) | スライド式化粧筆及びそのスライド構造 | |
JPH11178923A (ja) | シリンジ用フランジ | |
JP2024052125A (ja) | 筆記具 | |
JPS6316556Y2 (ja) | ||
JPH0776197A (ja) | 筆記具の消しゴム収納部 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080617 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141226 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |