JPH0547299Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0547299Y2 JPH0547299Y2 JP1989131773U JP13177389U JPH0547299Y2 JP H0547299 Y2 JPH0547299 Y2 JP H0547299Y2 JP 1989131773 U JP1989131773 U JP 1989131773U JP 13177389 U JP13177389 U JP 13177389U JP H0547299 Y2 JPH0547299 Y2 JP H0547299Y2
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- JP
- Japan
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- disk
- pad
- axial direction
- arm
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 4
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000004381 surface treatment Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、キヤリパボデイのブリツジ部に形成
された開口部に係着されて、摩擦パツドをデイス
クロータの中心方向へ押圧するパツドスプリング
を備えた車両用デイスクブレーキに関する。
された開口部に係着されて、摩擦パツドをデイス
クロータの中心方向へ押圧するパツドスプリング
を備えた車両用デイスクブレーキに関する。
例えば、実公昭59−23870号公報に示される車
両用デイスクブレーキでは、キヤリパボデイのブ
リツジ部中央に形成した開口部にパツドスプリン
グを係着して、摩擦パツドをデイスク中心方向へ
押圧して摩擦パツドのガタツキを防止している。
両用デイスクブレーキでは、キヤリパボデイのブ
リツジ部中央に形成した開口部にパツドスプリン
グを係着して、摩擦パツドをデイスク中心方向へ
押圧して摩擦パツドのガタツキを防止している。
このパツドスプリングは、前記開口部のデイス
ク軸方向に長いベース部両端に、開口部に夫々係
合する係止部と、該ベース部の両側からデイスク
周方向に延出して開口部に隣接するブリツジ部内
壁に圧接する爪片とを設け、該爪片と前記係止部
とでパツドスプリングをキヤリパボデイの開口部
に係着し、さらにベース部の両側からデイスク周
方向に一対のアーム部を対称に延出し、該アーム
部の先端に形成したパツド押圧部を摩擦パツドの
裏板に圧接している。
ク軸方向に長いベース部両端に、開口部に夫々係
合する係止部と、該ベース部の両側からデイスク
周方向に延出して開口部に隣接するブリツジ部内
壁に圧接する爪片とを設け、該爪片と前記係止部
とでパツドスプリングをキヤリパボデイの開口部
に係着し、さらにベース部の両側からデイスク周
方向に一対のアーム部を対称に延出し、該アーム
部の先端に形成したパツド押圧部を摩擦パツドの
裏板に圧接している。
しかし、上述の構造では、アーム部の長さが短
く、また、キヤリパボデイが鋳造成型されている
ところから、パツドスプリングを支持する係止部
が係合する開口部の縁部と、爪片が圧接するブリ
ツジ部内壁とは表面加工が施されていない鋳肌の
ままであり、さらにパツドスプリングが開口部周
囲の狭い範囲に係着されるため、パツドスプリン
グの係着が安定せず、しかも、アーム部が短いた
め、ばねの所定押圧荷重の設定にバラツキが生じ
やすいことから、パツド押圧部の摩擦パツドへの
押圧荷重の安定性に問題があつた。
く、また、キヤリパボデイが鋳造成型されている
ところから、パツドスプリングを支持する係止部
が係合する開口部の縁部と、爪片が圧接するブリ
ツジ部内壁とは表面加工が施されていない鋳肌の
ままであり、さらにパツドスプリングが開口部周
囲の狭い範囲に係着されるため、パツドスプリン
グの係着が安定せず、しかも、アーム部が短いた
め、ばねの所定押圧荷重の設定にバラツキが生じ
やすいことから、パツド押圧部の摩擦パツドへの
押圧荷重の安定性に問題があつた。
そこで本考案は、パツドスプリングのキヤリパ
ボデイへの係着が安定し、ばねの所定押圧荷重の
設定が容易で、摩擦パツド及びキヤリパボデイへ
の押圧荷重のバラツキを少なくし、キヤリパブラ
ケツトに対する摩擦パツド及びキヤリパボデイの
安定性を向上した車両用デイスクブレーキを提供
することを目的としている。
ボデイへの係着が安定し、ばねの所定押圧荷重の
設定が容易で、摩擦パツド及びキヤリパボデイへ
の押圧荷重のバラツキを少なくし、キヤリパブラ
ケツトに対する摩擦パツド及びキヤリパボデイの
安定性を向上した車両用デイスクブレーキを提供
することを目的としている。
上記目的達成のため本考案は、デイスクロータ
の一側に配置されるキヤリパブラケツトに、デイ
スクロータの外周でデイスク軸方向に並設される
一対の支持腕を延設し、両支持腕間に、デイスク
ロータを跨いで配設されるキヤリパボデイをデイ
スク軸方向へ移動可能に支持すると共に、両支持
腕に相対向して設けたパツド吊り下げ部に、デイ
スクロータを挾んで配置される摩擦パツドの側部
耳片をリテーナを介して支承して、摩擦パツドを
デイスク軸方向へ移動可能に支持し、前記リテー
ナの外側端部を折曲して該外側端部を前記支持腕
の肩部に当接し、キヤリパボデイのブリツジ部に
形成された開口部に係着したパツドスプリングに
て摩擦パツドをデイスク中心方向へ押圧する車両
用デイスクブレーキにおいて、前記パツドスプリ
ングは、デイスク軸方向の両端に前記ブリツジ部
の開口部に係着する係止部を有するベース部と、
該ベース部の両側部からデイスク周方向に対称に
延出する一対のアーム部とを有し、該アーム部の
ベース部寄り部分から先端に亘つて、前記摩擦パ
ツドの裏板に圧接するパツド押圧部と、前記ブリ
ツジ部内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁に
圧接するキヤリパ押圧部と、前記支持腕の肩部に
当接しているリテーナの外側端部に圧接する支持
腕押圧部とを屈曲形成したことを特徴としてい
る。
の一側に配置されるキヤリパブラケツトに、デイ
スクロータの外周でデイスク軸方向に並設される
一対の支持腕を延設し、両支持腕間に、デイスク
ロータを跨いで配設されるキヤリパボデイをデイ
スク軸方向へ移動可能に支持すると共に、両支持
腕に相対向して設けたパツド吊り下げ部に、デイ
スクロータを挾んで配置される摩擦パツドの側部
耳片をリテーナを介して支承して、摩擦パツドを
デイスク軸方向へ移動可能に支持し、前記リテー
ナの外側端部を折曲して該外側端部を前記支持腕
の肩部に当接し、キヤリパボデイのブリツジ部に
形成された開口部に係着したパツドスプリングに
て摩擦パツドをデイスク中心方向へ押圧する車両
用デイスクブレーキにおいて、前記パツドスプリ
ングは、デイスク軸方向の両端に前記ブリツジ部
の開口部に係着する係止部を有するベース部と、
該ベース部の両側部からデイスク周方向に対称に
延出する一対のアーム部とを有し、該アーム部の
ベース部寄り部分から先端に亘つて、前記摩擦パ
ツドの裏板に圧接するパツド押圧部と、前記ブリ
ツジ部内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁に
圧接するキヤリパ押圧部と、前記支持腕の肩部に
当接しているリテーナの外側端部に圧接する支持
腕押圧部とを屈曲形成したことを特徴としてい
る。
かかる構成により、パツドスプリングは、鋳肌
のままであるキヤリパボデイの開口部に係着され
るが、アーム部はキヤリパブラケツトの支持腕に
至る長さを有するため、ばねの所定押圧荷重の設
定が容易となり、アーム部の中間に形成されたキ
ヤリパ押圧部が切削加工により円滑面となつてい
るデイスクロータ溝壁に、アーム部先端の支持腕
押圧部が支持腕の肩部に当接しているリテーナの
外側端部の円滑面に夫々圧接すると共に、アーム
部の中間に形成されたパツド押圧部が、キヤリパ
押圧部と支持腕押圧部との反力も利用して、プレ
ス切断加工により縁部が円滑面となつている摩擦
パツドの裏板に圧接して摩擦パツドをデイスク中
心方向へ押圧するので、パツドスプリングのキヤ
リパボデイへの係着が安定し、摩擦パツド及びキ
ヤリパボデイへの押圧荷重のバラツキが少なくな
り、キヤリパブラケツトに対する摩擦パツド及び
キヤリパボデイの安定性が向上する。
のままであるキヤリパボデイの開口部に係着され
るが、アーム部はキヤリパブラケツトの支持腕に
至る長さを有するため、ばねの所定押圧荷重の設
定が容易となり、アーム部の中間に形成されたキ
ヤリパ押圧部が切削加工により円滑面となつてい
るデイスクロータ溝壁に、アーム部先端の支持腕
押圧部が支持腕の肩部に当接しているリテーナの
外側端部の円滑面に夫々圧接すると共に、アーム
部の中間に形成されたパツド押圧部が、キヤリパ
押圧部と支持腕押圧部との反力も利用して、プレ
ス切断加工により縁部が円滑面となつている摩擦
パツドの裏板に圧接して摩擦パツドをデイスク中
心方向へ押圧するので、パツドスプリングのキヤ
リパボデイへの係着が安定し、摩擦パツド及びキ
ヤリパボデイへの押圧荷重のバラツキが少なくな
り、キヤリパブラケツトに対する摩擦パツド及び
キヤリパボデイの安定性が向上する。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
デイスクブレーキ1は、車体に固設されるキヤ
リパブラケツト2が、デイスクロータ3の一側に
配置され、該キヤリパブラケツト2には、デイス
クロータ3の外周を跨いで延設する一対の支持腕
2a,2aがデイスク軸方向に一体に並設され、
両支持腕2a,2aに挿通されるスライドピン
4,4にて、キヤリパボデイ5がデイスク軸方向
へ移動可能に支持されている。
リパブラケツト2が、デイスクロータ3の一側に
配置され、該キヤリパブラケツト2には、デイス
クロータ3の外周を跨いで延設する一対の支持腕
2a,2aがデイスク軸方向に一体に並設され、
両支持腕2a,2aに挿通されるスライドピン
4,4にて、キヤリパボデイ5がデイスク軸方向
へ移動可能に支持されている。
キヤリパボデイ5は、シリンダ孔6を形成した
作用部5aと、反作用部5bとを、デイスクロー
タ3を跨ぐブリツジ部5cで一体に連結し、ブリ
ツジ部5cの中央にデイスク軸方向に長い開口部
5dを形成している。
作用部5aと、反作用部5bとを、デイスクロー
タ3を跨ぐブリツジ部5cで一体に連結し、ブリ
ツジ部5cの中央にデイスク軸方向に長い開口部
5dを形成している。
また、ブリツジ部5cの内壁には、開口部5d
を挾んでデイスク周方向に切削加工により円滑面
が施されたデイスクロータ溝壁5e,5eが形成
され、さらに、前記作用部5aと反作用部5bと
の内側には、デイスクロータ3を挾んで一対の摩
擦パツド7,7が対向配置され、作用部5aのシ
リンダ孔6には、作用部5a側の摩擦パツド7を
押動するピストン8が内挿されている。
を挾んでデイスク周方向に切削加工により円滑面
が施されたデイスクロータ溝壁5e,5eが形成
され、さらに、前記作用部5aと反作用部5bと
の内側には、デイスクロータ3を挾んで一対の摩
擦パツド7,7が対向配置され、作用部5aのシ
リンダ孔6には、作用部5a側の摩擦パツド7を
押動するピストン8が内挿されている。
各摩擦パツド7は、周知の如くプレス切断加工
により縁部が円滑面となつている金属製の裏板7
aに、デイスクロータ3に摺接するライニング7
bが固設され、また、裏板7aの両側に耳片7
c,7cを突出形成している。
により縁部が円滑面となつている金属製の裏板7
aに、デイスクロータ3に摺接するライニング7
bが固設され、また、裏板7aの両側に耳片7
c,7cを突出形成している。
前記キヤリパブラケツト2の支持腕2a,2a
の内側には、段状のパツド吊り下げ部2b,2b
が相対向して設けられ、該パツド吊り下げ部2
b,2bに装着されるリテーナ9,9を介して前
記摩擦パツド7の耳片7c,7cが支承され、摩
擦パツド7,7がデイスク軸方向へ移動可能にブ
ラケツト2に支持されている。また、前記リテー
ナ9,9は、その外側端部9a,9aを折曲して
該外側端部9a,9aを支持腕2a,2aの肩部
2c,2cに当接している。
の内側には、段状のパツド吊り下げ部2b,2b
が相対向して設けられ、該パツド吊り下げ部2
b,2bに装着されるリテーナ9,9を介して前
記摩擦パツド7の耳片7c,7cが支承され、摩
擦パツド7,7がデイスク軸方向へ移動可能にブ
ラケツト2に支持されている。また、前記リテー
ナ9,9は、その外側端部9a,9aを折曲して
該外側端部9a,9aを支持腕2a,2aの肩部
2c,2cに当接している。
そして、摩擦パツド7,7は、キヤリパボデイ
5のブリツジ部5cの開口部5dに係着されるパ
ツドスプリング10にてデイスク中心方向へ押圧
されている。
5のブリツジ部5cの開口部5dに係着されるパ
ツドスプリング10にてデイスク中心方向へ押圧
されている。
パツドスプリング10は、デイスク軸方向に長
い板状のベース部10aと、該ベース部10aの
デイスク軸方向の両端に形成した、開口部5dの
デイスク軸方向両縁部に係着する係止部10b,
10bと、ベース部10aの両側部からデイスク
周方向に対称に延出する板状の一対のアーム部1
0c,10cとを有している。
い板状のベース部10aと、該ベース部10aの
デイスク軸方向の両端に形成した、開口部5dの
デイスク軸方向両縁部に係着する係止部10b,
10bと、ベース部10aの両側部からデイスク
周方向に対称に延出する板状の一対のアーム部1
0c,10cとを有している。
該アーム部10cは、前記支持腕2aの肩部2
cに当接しているリテーナ9の外側端部9aに至
る長さを有し、ベース部10a寄り部分から先端
に亘つて、前記摩擦パツド7の裏板7aに圧接す
るパツド押圧部10dと、前記ブリツジ部5cの
内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁5eに圧
接するキヤリパ押圧部10eと、前記支持腕2a
の肩部2cに当接しているリテーナ9の外側端部
9aに圧接する支持腕押圧部10fとが屈曲形成
されている。
cに当接しているリテーナ9の外側端部9aに至
る長さを有し、ベース部10a寄り部分から先端
に亘つて、前記摩擦パツド7の裏板7aに圧接す
るパツド押圧部10dと、前記ブリツジ部5cの
内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁5eに圧
接するキヤリパ押圧部10eと、前記支持腕2a
の肩部2cに当接しているリテーナ9の外側端部
9aに圧接する支持腕押圧部10fとが屈曲形成
されている。
パツドスプリング10を以上のように構成する
ことにより、パツドスプリング10は、開口部5
dに配設されるベース部10aの係止部10b,
10bが鋳肌のままである開口部5dのデイスク
軸方向両縁部に係着されるが、アーム部10cが
キヤリパブラケツト2の支持腕2aに至る長さを
有するため、ばねの所定押圧荷重の設定が容易と
なり、アーム部10cの中間に形成されたキヤリ
パ押圧部10eが切削加工により円滑面となつて
いるデイスクロータ溝壁5eに、アーム部10c
先端の支持腕押圧部10fが支持腕2aの肩部2
cに当接しているリテーナ9の外側端部9aの円
滑面に夫々圧接すると共に、アーム部10cの中
間に形成されたパツド押圧部10dが、キヤリパ
押圧部10eと支持腕押圧部10fとの反力も利
用して、プレス切断加工により縁部が円滑面とな
つている摩擦パツド7の裏板7aに圧接して摩擦
パツド7をデイスク中心方向へ押圧するので、パ
ツドスプリング10のキヤリパボデイ5への係着
が安定し、摩擦パツド7及びキヤリパボデイ5へ
の押圧荷重のバラツキが少なくなり、キヤリパブ
ラケツト2に対する摩擦パツド7及びキヤリパボ
デイ5の安定性が向上する。
ことにより、パツドスプリング10は、開口部5
dに配設されるベース部10aの係止部10b,
10bが鋳肌のままである開口部5dのデイスク
軸方向両縁部に係着されるが、アーム部10cが
キヤリパブラケツト2の支持腕2aに至る長さを
有するため、ばねの所定押圧荷重の設定が容易と
なり、アーム部10cの中間に形成されたキヤリ
パ押圧部10eが切削加工により円滑面となつて
いるデイスクロータ溝壁5eに、アーム部10c
先端の支持腕押圧部10fが支持腕2aの肩部2
cに当接しているリテーナ9の外側端部9aの円
滑面に夫々圧接すると共に、アーム部10cの中
間に形成されたパツド押圧部10dが、キヤリパ
押圧部10eと支持腕押圧部10fとの反力も利
用して、プレス切断加工により縁部が円滑面とな
つている摩擦パツド7の裏板7aに圧接して摩擦
パツド7をデイスク中心方向へ押圧するので、パ
ツドスプリング10のキヤリパボデイ5への係着
が安定し、摩擦パツド7及びキヤリパボデイ5へ
の押圧荷重のバラツキが少なくなり、キヤリパブ
ラケツト2に対する摩擦パツド7及びキヤリパボ
デイ5の安定性が向上する。
本考案は以上のように、キヤリパブラケツトの
一対の支持腕にキヤリパボデイをデイスク軸方向
へ移動可能に支持し、両支持腕に相対向して設け
たパツド吊り下げ部に一対の摩擦パツドをリテー
ナを介してデイスク軸方向へ移動可能に支承し、
リテーナの外側端部を折曲して支持腕の肩部に当
接し、摩擦パツドをデイスク中心方向へ押圧する
パツドスプリングのデイスク軸方向の両端にブリ
ツジ部の開口部に係着する係止部を有するベース
部に、該ベース部の両側部からデイスク周方向に
対称に延出する一対のアーム部を備え、該アーム
部のベース部寄り部分から先端に亘つて、前記摩
擦パツド裏板に圧接するパツド押圧部と、前記ブ
リツジ部内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁
に圧接するキヤリパ押圧部と、前記支持腕の肩部
に当接しているリテーナの外側端部に圧接する支
持腕押圧部とを屈曲形成したので、パツドスプリ
ングは、鋳肌のままであるキヤリパボデイの開口
部に係着されるものの、アーム部がキヤリパブラ
ケツトの支持腕に至る長さを有するため、ばねの
所定押圧荷重の設定が容易となり、アーム部の中
間に形成されたキヤリパ押圧部が切削加工により
円滑面となつているデイスクロータ溝壁に、アー
ム部先端の支持腕押圧部が支持腕の肩部に当接し
ているリテーナの外側端部の円滑面に夫々圧接す
ると共に、アーム部の中間に形成されたパツド押
圧部が、キヤリパ押圧部と支持腕押圧部との反力
も利用して、プレス切断加工により縁部が円滑面
となつている摩擦パツドの裏板に圧接して摩擦パ
ツドをデイスク中心方向へ押圧するため、パツド
スプリングのキヤリパボデイへの係着が安定し、
摩擦パツド及びキヤリパボデイへの押圧荷重のバ
ラツキが少なくなり、キヤリパブラケツトに対す
る摩擦パツド及びキヤリパボデイの安定性が向上
する。
一対の支持腕にキヤリパボデイをデイスク軸方向
へ移動可能に支持し、両支持腕に相対向して設け
たパツド吊り下げ部に一対の摩擦パツドをリテー
ナを介してデイスク軸方向へ移動可能に支承し、
リテーナの外側端部を折曲して支持腕の肩部に当
接し、摩擦パツドをデイスク中心方向へ押圧する
パツドスプリングのデイスク軸方向の両端にブリ
ツジ部の開口部に係着する係止部を有するベース
部に、該ベース部の両側部からデイスク周方向に
対称に延出する一対のアーム部を備え、該アーム
部のベース部寄り部分から先端に亘つて、前記摩
擦パツド裏板に圧接するパツド押圧部と、前記ブ
リツジ部内壁に切削加工したデイスクロータ溝壁
に圧接するキヤリパ押圧部と、前記支持腕の肩部
に当接しているリテーナの外側端部に圧接する支
持腕押圧部とを屈曲形成したので、パツドスプリ
ングは、鋳肌のままであるキヤリパボデイの開口
部に係着されるものの、アーム部がキヤリパブラ
ケツトの支持腕に至る長さを有するため、ばねの
所定押圧荷重の設定が容易となり、アーム部の中
間に形成されたキヤリパ押圧部が切削加工により
円滑面となつているデイスクロータ溝壁に、アー
ム部先端の支持腕押圧部が支持腕の肩部に当接し
ているリテーナの外側端部の円滑面に夫々圧接す
ると共に、アーム部の中間に形成されたパツド押
圧部が、キヤリパ押圧部と支持腕押圧部との反力
も利用して、プレス切断加工により縁部が円滑面
となつている摩擦パツドの裏板に圧接して摩擦パ
ツドをデイスク中心方向へ押圧するため、パツド
スプリングのキヤリパボデイへの係着が安定し、
摩擦パツド及びキヤリパボデイへの押圧荷重のバ
ラツキが少なくなり、キヤリパブラケツトに対す
る摩擦パツド及びキヤリパボデイの安定性が向上
する。
図は本考案の一実施例を示し、第1図はパツド
スプリングの斜視図、第2図はデイスクブレーキ
の一部断面平面図、第3図は第2図の−断面
図である。 1……デイスクブレーキ、2……キヤリパブラ
ケツト、2a……支持腕、2b……吊り下げ部、
2c……肩部、3……デイスクロータ、5……キ
ヤリパボデイ、5c……ブリツジ部、5d……開
口部、5e……デイスクロータ溝壁、7……摩擦
パツド、7a……裏板、7b……ライニング、7
c……耳片、9……リテーナ、9a……外側端
部、10……パツドスプリング、10a……ベー
ス部、10b……係止部、10c……アーム部、
10d……パツド押圧部、10e……キヤリパ押
圧部、10f……支持腕押圧部。
スプリングの斜視図、第2図はデイスクブレーキ
の一部断面平面図、第3図は第2図の−断面
図である。 1……デイスクブレーキ、2……キヤリパブラ
ケツト、2a……支持腕、2b……吊り下げ部、
2c……肩部、3……デイスクロータ、5……キ
ヤリパボデイ、5c……ブリツジ部、5d……開
口部、5e……デイスクロータ溝壁、7……摩擦
パツド、7a……裏板、7b……ライニング、7
c……耳片、9……リテーナ、9a……外側端
部、10……パツドスプリング、10a……ベー
ス部、10b……係止部、10c……アーム部、
10d……パツド押圧部、10e……キヤリパ押
圧部、10f……支持腕押圧部。
Claims (1)
- デイスクロータの一側に配置されるキヤリパブ
ラケツトに、デイスクロータの外周でデイスク軸
方向に並設される一対の支持腕を延設し、両支持
腕間に、デイスクロータを跨いで配設されるキヤ
リパボデイをデイスク軸方向へ移動可能に支持す
ると共に、両支持腕に相対向して設けたパツド吊
り下げ部に、デイスクロータを挾んで配置される
摩擦パツドの側部耳片をリテーナを介して支承し
て、摩擦パツドをデイスク軸方向へ移動可能に支
持し、前記リテーナの外側端部を折曲して該外側
端部を前記支持腕の肩部に当接し、キヤリパボデ
イのブリツジ部に形成された開口部に係着したパ
ツドスプリングにて摩擦パツドをデイスク中心方
向へ押圧する車両用デイスクブレーキにおいて、
前記パツドスプリングは、デイスク軸方向の両端
に前記ブリツジ部の開口部に係着する係止部を有
するベース部と、該ベース部の両側部からデイス
ク周方向に対称に延出する一対のアーム部とを有
し、該アーム部のベース部寄り部分から先端に亘
つて、前記摩擦パツドの裏板に圧接するパツド押
圧部と、前記ブリツジ部内壁に切削加工したデイ
スクロータ溝壁に圧接するキヤリパ押圧部と、前
記支持腕の肩部に当接しているリテーナの外側端
部に圧接する支持腕押圧部とを屈曲形成したこと
を特徴とする車両用デイスクブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989131773U JPH0547299Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989131773U JPH0547299Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369720U JPH0369720U (ja) | 1991-07-11 |
JPH0547299Y2 true JPH0547299Y2 (ja) | 1993-12-13 |
Family
ID=31679260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989131773U Expired - Lifetime JPH0547299Y2 (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0547299Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4527910B2 (ja) * | 2001-08-07 | 2010-08-18 | 日信工業株式会社 | 車両用ディスクブレーキ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6335827B2 (ja) * | 1976-03-26 | 1988-07-18 | Bosch Gmbh Robert |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779237U (ja) * | 1980-10-31 | 1982-05-15 | ||
JPH0247774Y2 (ja) * | 1986-08-21 | 1990-12-14 |
-
1989
- 1989-11-13 JP JP1989131773U patent/JPH0547299Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6335827B2 (ja) * | 1976-03-26 | 1988-07-18 | Bosch Gmbh Robert |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0369720U (ja) | 1991-07-11 |
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