JPH0247774Y2 - - Google Patents

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JPH0247774Y2
JPH0247774Y2 JP12772886U JP12772886U JPH0247774Y2 JP H0247774 Y2 JPH0247774 Y2 JP H0247774Y2 JP 12772886 U JP12772886 U JP 12772886U JP 12772886 U JP12772886 U JP 12772886U JP H0247774 Y2 JPH0247774 Y2 JP H0247774Y2
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pad
spring
disc rotor
caliper
elastic spring
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用デイスクブレーキのキヤリパ
に設けられる摩擦パツド押圧用のパツドスプリン
グに関する。
(従来の技術) デイスクブレーキのキヤリパにパツドスプリン
グを配置したこの種の技術としては、例えば実開
昭57−139742号公報に開示されるものがある。
この技術は、デイスクロータを挟んで対向配置
される摩擦パツドの裏板両側の肩部を、ブラケツ
トの腕部に形成した掛止め段部に支承し、該摩擦
パツドをキヤリパに装着したパツドスプリングに
より押圧して、制動時の摩擦パツドの浮き上がり
やガタ付きを防止するもので、上記パツドスプリ
ングは、キヤリパのブリツジ部に開口したパツド
の摩耗量を点検する通孔に係止される組付け部
と、該組付け部の左右に連続して先端に左右のパ
ツドピンを抱持する抱持部を備えた弾性バネ部と
を有し、弾性バネ部の弾性付勢力をパツドピンに
伝達して摩擦パツドを押圧するようになしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述のパツドスプリングでは、弾
性バネ部に設けた抱持部に制動トルクが直接加わ
るため、抱持部に捩れやヘタリ或いは摩耗を生じ
る不都合があつた。
本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、キヤリパに取付けられる抱持部を、弾性バ
ネ部に直交してオフセツトした位置に設けること
により、制動トルクや経年変化にもよく耐えるパ
ツドスプリングを提供することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の目的を達成するため、デイス
クロータを挾んで一対の摩擦パツドをブラケツト
の支承面に支持し、該摩擦パツドを押動する作用
部と反作用部とを連結するブリツジ部に、摩擦パ
ツドの摩耗量を確認する通孔を開口してキヤリパ
を形成し、該キヤリパに摩擦パツドをブラケツト
の支承面に押圧する弾持するパツドスプリングを
装着した車両用デイスクブレーキにおいて、前記
パツドスプリングは、デイスクロータの回転方向
に配置される弾性バネ部の上部に、前記通孔に係
合してデイスクロータの回転方向の移動を規制す
る係止部と、弾性バネ部から反作用部側にオフセ
ツトして設けられ、且つ反作用部を弾性バネ部と
直交する方向に抱持して、デイスクロータの軸方
向の移動を規制する抱持部とを有していることを
特徴とするものである。
(作用) 従つて、上記の構成によれば、制動トルクによ
る抱持部への影響を抑えて、取付け状態を確実に
保持することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
デイスクブレーキ1は、車体に固設したブラケ
ツト2にキヤリパ3が支持され、該キヤリパ3の
装着凹部3a内に、ブラケツト2に支承される一
対の摩擦パツド4,5がデイスクロータ6を挾ん
で対向配置されている。
上記キヤリパ3は、一方の摩擦パツド4を押動
する作用部3bと、この反作用により他方の摩擦
パツド5を押動する反作用部3cとを、デイスク
ロータ6の外周を跨ぐブリツジ部3dで連結した
もので、ブリツジ部3dの中央には、装着凹部3
a内の摩擦パツド4,5の摩耗量を視認するため
の通孔7が開設されている。
作用部3bには、シリンダ8内にピストン9が
内挿されると共に、両側部に延設した支持腕3
e,3eに摺動ピン10,10が固設され、該摺
動ピン10,10をキヤリパ3の両側に配置した
ブラケツト2の腕部2a,2a内に挿通して、キ
ヤリパ3をデイスクロータ6の軸方向へ移動可能
となしている。
両摩擦パツド4,5は、裏板11,12の両側
に延設した耳部11a,12aを、ブラケツト2
の腕部2a,2a内側の掛止め段部2b,2b
に、それぞれリテーナ13を介して支承されるも
ので、キヤリパ3に装着されたパツドスプリング
14の付勢力により、上記耳部11a,12aが
掛止め段部2b,2bにガタ付きなく押圧保持さ
れる。
パツドスプリング14は、デイスクロータ6の
回転方向に配置される左右の弾性バネ部14a,
14aの中央に、ブリツジ部3dの通孔7に係止
される係止部14bと、弾性バネ部14aに直交
して反作用部3cの中央を抱持する抱持部14c
とが形成されている。
上記弾性バネ部14aは、同側に延びる平行な
弾性片14d,14dの先端をそれぞれ連結し
て、摩擦パツド4,5の耳部11a,12aの上
面をそれぞれ押圧するパツド押圧片14eがデイ
スクロータ軸と平行に設けられ、また各弾性片1
4dの中間部には、ブリツジ部3dの内壁に当接
して摩擦パツド4,5の制動トルクを支承するト
ルク受け部14fが折曲形成されている。
係止部14bは、弾性バネ部14aの作用部3
b側に延設した一対の爪片を上方に折曲して対向
配置したもので、該係止部14bは、通孔7の側
壁間に装着され、デイスクロータ6によるパツド
スプリング14の回転方向への移動を規制する。
また抱持部14cは、弾性バネ部14aに反作
用部3c側へ延設した一対の爪片の一方をコ字形
に折曲して通孔7の端壁に係止し、他方の爪片を
略ひ字形に折曲して反作用部3c外面の凹部3f
に係止することにより、反作用部3cの中央を抱
持してキヤリパ3に取付けられるもので、パツド
スプリング14は、この抱持部14cによりデイ
スクロータ軸方向の移動が規制される。
本実施例は以上のように構成されるもので、両
摩擦パツド4,5は、パツドスプリング14のパ
ツド押圧片14e,14eとトルク受け部14
f,14fでガタ付きなく押圧保持されると共
に、制動トルクによる両パツド4,5の浮き上が
りを有効に防止する。
また、パツドスプリング14自身は、制動トル
クによるデイスクロータ6の回転方向の移動を係
止部14bで、キヤリパ3のスライドによるデイ
スクロータ軸方向の移動を抱持部14cで確実に
規制できる。
更にキヤリパ3への取付け部となる抱持部14
cを反作用部3c側へオフセツトし、且つデイス
クロータ6の回転方向に配設した弾性バネ部14
aに直交する方向に設けたから、制動トルクがか
かる弾性バネ部14aからの影響を受けにくく、
損耗を防止して経時変化にも取付け状態を確実に
保持することができる。
(考案の効果) 本考案のパツドスプリングは、以上説明したよ
うに、デイスクロータの回転方向に配置される弾
性バネ部の上部に、ブリツジ部の通孔に係合して
デイスクロータの回転方向の移動を規制する係止
部と、弾性バネ部から反作用部側にオフセツトさ
れ、且つ反作用部を弾性バネ部に直交する方向に
抱持して、デイスクロータの軸方向の移動を規制
する抱持部とを設けたから、キヤリパへの取付け
部となる抱持部は、制動トルクのかかる弾性バネ
部からの影響を受けにくく、捩れやヘタリ或いは
損耗等を防止して、経時変化にも取付け状態を確
実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
パツドスプリングの斜視図、第2図はデイスクブ
レーキの断面側面図、第3図は同じく平面図、第
4図は同じく半断面背面図である。 1…デイスクブレーキ、2…ブラケツト、2a
…腕部、2b…掛止め段部、3…キヤリパ、3a
…装着凹部、3b…作用部、3c…反作用部、3
d…ブリツジ部、3f…凹部、4,5…摩擦パツ
ド、6…デイスクロータ、7…通孔、10…摺動
ピン、11,12…裏板、11a,12a…耳
部、13…リテーナ、14…パツドスプリング、
14a…弾性バネ部、14b…係止部、14c…
抱持部、14d…弾性片、14e…パツド押圧
片、14f…トルク受け部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクロータを挟んで一対の摩擦パツドをブ
    ラケツトの支承面に支持し、該摩擦パツドを押動
    する作用部と反作用部とを連結するブリツジ部
    に、摩擦パツドの摩耗量を確認する通孔を開口し
    てキヤリパを形成し、該キヤリパに摩擦パツドを
    ブラケツトの支承面に押圧するパツドスプリング
    を装着した車両用デイスクブレーキにおいて、前
    記パツドスプリングは、デイスクロータの回転方
    向に配置される弾性バネ部の上部に、前記通孔に
    係合してデイスクロータの回転方向の移動を規制
    する係止部と、弾性バネ部から反作用部側にオフ
    セツトして設けられ、且つ反作用部を弾性バネ部
    に直交する方向に抱持して、デイスクロータの軸
    方向の移動を規制する抱持部とを有していること
    を特徴とする車両用デイスクブレーキのパツドス
    プリング。
JP12772886U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0247774Y2 (ja)

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JP12772886U JPH0247774Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JP12772886U JPH0247774Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JPS6335827U JPS6335827U (ja) 1988-03-08
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JP12772886U Expired JPH0247774Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JPH0547299Y2 (ja) * 1989-11-13 1993-12-13
JP4732256B2 (ja) * 2006-06-26 2011-07-27 曙ブレーキ工業株式会社 ディスクブレーキ用パッドクリップ
JP5607015B2 (ja) * 2011-11-30 2014-10-15 日信工業株式会社 車両用ディスクブレーキ

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JPS6335827U (ja) 1988-03-08

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