JPH0632509Y2 - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents

車両用ディスクブレーキ

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JPH0632509Y2
JPH0632509Y2 JP3837189U JP3837189U JPH0632509Y2 JP H0632509 Y2 JPH0632509 Y2 JP H0632509Y2 JP 3837189 U JP3837189 U JP 3837189U JP 3837189 U JP3837189 U JP 3837189U JP H0632509 Y2 JPH0632509 Y2 JP H0632509Y2
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JP
Japan
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rotor
rattle spring
caliper
axial direction
disc
Prior art date
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JP3837189U
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JPH02128832U (ja
Inventor
嘉幸 加藤
規行 藤田
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Suzuki Motor Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用ディスクブレーキに関する。
〔従来技術〕
車両用ディスクブレーキの一つとして、例えば実開昭6
2−131130号公報にて、ディスクロータを跨ぐよ
うに形成された可動キャリパの一側に形成した一対の爪
部に対して、自己の裏金との凹凸嵌合により前記爪部に
支持される摩擦パッドを、前記キャリパの爪部間に位置
する前記摩擦パッドの裏金に膨出形成した柱状突起に弾
撥的に締付固定される中央固定部と同中央固定部から延
出して前記キャリパの各爪部に係止する一対の腕部とを
有する単一の線材製アンチラトルスプリングにより、デ
ィスクロータ半径方向及び接線方向に付勢して弾撥的に
連結するようにしてなるものが提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来の車両用ディスクブレーキにおいては、可
動キャリパの爪部に対して摩擦パッドがアンチラトルス
プリングによりディスクロータ半径方向及び接線方向に
付勢されて弾撥的に連結されているため、可動キャリパ
の爪部に対する摩擦パッドのディスクロータ半径方向及
び接線方向への振動に対しては十分に拘束できるもの
の、ディスクロータ軸方向の振動に対しては十分に拘束
できなかった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記した問題に対処すべくなされたものであ
り、上記した形式の車両用ディスクブレーキにおいて、
前記柱状突起に前記アンチラトルスプリングにおける中
央固定部のディスクロータ軸方向への移動を規制する規
制手段を設けるとともに、前記アンチラトルスプリング
における各腕部の先端部分に前記各爪部の一部分をディ
スクロータ軸方向にて弾撥的に挾持する係合部を形成し
た。
〔考案の作用効果〕
本考案による車両用ディスクブレーキにおいては、可動
キャリパの爪部に対して摩擦パッドをディスクロータ半
径方向及び接線方向に付勢するアンチラトルスプリング
が、その中央固定部を摩擦パッド裏金の柱状突起に設け
た規制手段にて摩擦パッドに対してディスクロータ軸方
向への移動を規制され、またその各腕部の先端部分に形
成した係合部にて可動キャリパの爪部に対してディスク
ロータ軸方向へ移動不能に連結されるため、可動キャリ
パの爪部に対して摩擦パッドがアンチラトルスプリング
によりディスクロータ半径方向及び接線方向のみならず
軸方向にも確実に付勢されるようになり、可動キャリパ
の爪部に対する摩擦パッドのディスクロータ半径方向及
び接線方向への振動のみならず軸方向への振動に対して
も十分に拘束でき、可動キャリパの爪部に対して摩擦パ
ッドを的確に固定することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第1図〜第4図に示した車両用ディスクブレーキにおい
ては、図示しない車輪と一体的に回転するディスクロー
タ10の両側にインナパッド11とアウタパッド12が
配設されている。
インナパッド11は、その裏金11aのロータ回転方向
両端中央に外方に突出する一対の耳部11a1,11a
2を有していて、同耳部11a1,11a2にてマウン
ティング13(内周部分、すなわち取付孔13a1,1
3a2にて図示しない取付ボルトを用いて車体の一部に
固定される)のアーム部13aに設けた一対の溝部13
a3,13a4に板ばね14,15を介して嵌合されて
おり、マウンティング13のアーム部13aにてロータ
軸方向に摺動可能に支持されている。
一方、アウタパッド12は、その裏金12aの背面に一
対の係合凸部12a1,12a2と柱状突起12a3を
有していて、両係合凸部12a1,12a2を可動キャ
リパ16の一対のリアクション爪部16aに設けた孔1
6a1,16a2に凹凸嵌合することによりリアクショ
ン爪部16aに支持されており、また柱状突起12a3
とリアクション爪部16a間に設けた単一の線材製アン
チラトルスプリング17によりリアクション爪部16a
に対してロータ半径方向及び接線方向に付勢されて弾撥
的に連結されている。
可動キャリパ16は、アウタパッド12をディスクロー
タ10に向けて押圧する一対のリアクション爪部16a
と、インナパッド11をディスクロータ10に向けて押
圧するピストン20を収容するシリンダ部16bと、リ
アクション爪部16aとシリンダ部16bを連結するブ
リッジ部16cを有するとともに、一対のアーム部16
d,16eを有していて、アーム部16d,16eにて
マウンティング13に固着した一対のピン18,19に
ロータ軸方向へ摺動可能に支持されている。なお、アー
ム部16d,16eとピン18,19間はピンブーツ2
1,22によって泥水等から保護されており、またシリ
ンダ部16bとピストン20間はシールリング23によ
って液圧シールされるとともにブーツ24によって泥水
等から保護されている。
しかして、本実施例においては、第1図,第2図,第5
図及び第6図にて示したように、アウタパッド裏金の柱
状突起12a3が先端に向けて拡大するテーパ形状に形
成されていて、同部位にアンチラトルスプリング17の
中央固定部17aが弾撥的に締付固定されており、中央
固定部17aのロータ軸方向への移動が規制されるよう
になっている。また、可動キャリパ16の各リアクショ
ン爪部16aと係合するアンチラトルスプリング17に
おける各腕部17bの先端部分に略コ字状の係合部17
b1が形成されるとともに、各リアクション爪部16a
に係合溝16a3,16b4が形成されている。
各係合部17b1は、自由状態における第6図のa部と
b部間のロータ軸方向巾(図示左右方向巾)が各リアク
ション爪部16aの係合溝16a3,16b4と背面間
のロータ軸方向巾W1より小さくしてあり、第6図のよ
うに組付けた状態においては、各リアクション爪部16
aの先端が各係合部17b1によりロータ軸方向にて弾
撥的に挾持されて移動を規制されている。また、各係合
部17b1の先端部分は外方に折り曲げられていて、自
由状態における第6図のc部とb部間のロータ軸方向巾
が各リアクション爪部16aの先端のロータ軸方向巾W
2より大きくしてあり、組付時において良好な挿入性が
得られるようになっている。
上記のように構成した本実施例においては、可動キャリ
パのリアクション爪部16aに対してアウタパッド12
をロータ半径方向及び接線方向に付勢するアンチラトル
スプリング17が、その中央固定部17aをアウタパッ
ド裏金のテーパ状に形成した柱状突起12a3にてアウ
タパッド12に対してロータ軸方向への移動を規制さ
れ、またその各腕部17bの先端部分に形成した係合部
17b1にて可動キャリパのリアクション爪部16aに
対してロータ軸方向へ移動不能に連結されるため、可動
キャリパのリアクション爪部16aに対してアウタパッ
ド12がアンチラトルスプリング17によりロータ半径
方向及び接線方向のみならず軸方向にも確実に付勢され
るようになり、可動キャリパのリアクション爪部16a
に対するアウタパッド12のディスクロータ半径方向及
び接線方向への振動のみならず軸方向への振動に対して
も十分に拘束でき、可動キャリパのリアクション爪部1
6aに対してアウタパッド12を的確に固定することが
できる。
〔変形例〕
上記実施例においては、アンチラトルスプリング17の
中央固定部17aのロータ軸方向への移動を規制する規
制手段として、アウタパッド裏金の柱状突起12a3を
テーパ状に形成したが、第5図に仮想線にて示したよう
に、アウタパッド裏金の柱状突起12a3に切欠又は環
状溝を設けてこれを規制手段とすることも可能である。
また、上記実施例においては、可動キャリパのリアクシ
ョン爪部16aに係合溝16a3,16a4を設けてア
ンチラトルスプリング17の各腕部17bに形成した係
合部17b1が的確に固定されるようにしたが、第7図
に示したように可動キャリパのリアクション爪部16a
に係合孔16a5を設けてアンチラトルスプリング17
の各腕部17bに形成した係合部17b1が的確に固定
されるようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用ディスクブレーキの一実施
例を示す正面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面
図、第3図は第1図に示したディスクブレーキの部分破
断平面図、第4図は第1図に示したアウタパッドとリア
クション爪部の関係を示す断面図、第5図は第1図に示
したアウタパッド裏金の柱状突起とアンチラトルスプリ
ングの中央固定部の関係を示す断面図、第6図は第1図
に示したリアクション爪部先端とアンチラトルスプリン
グの各腕部に形成した係合部の関係を示す断面図、第7
図は第6図に示した部位の変形例を示す断面図である。 符号の説明 10……ディスクロータ、12……アウタパッド(摩擦
パッド)、12a……裏金、12a3……柱状突起、1
6……可動キャリパ、16a……リアクション爪部、1
7……アンチラトルスプリング、17a……中央固定
部、17b……腕部、17b1……係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクロータを跨ぐように形成された可
    動キャリパの一側に形成した一対の爪部に対して、自己
    の裏金との凹凸嵌合により前記爪部に支持される摩擦パ
    ッドを、前記キャリパの爪部間に位置する前記摩擦パッ
    ドの裏金に膨出形成した柱状突起に弾撥的に締付固定さ
    れる中央固定部と同中央固定部から延出して前記キャリ
    パの各爪部に係止する一対の腕部とを有する単一の線材
    製アンチラトルスプリングにより、ディスクロータ半径
    方向及び接線方向に付勢して弾撥的に連結するようにし
    てなる車両用ディスクブレーキにおいて、前記柱状突起
    に前記アンチラトルスプリングにおける中央固定部のデ
    ィスクロータ軸方向への移動を規制する規制手段を設け
    るとともに、前記アンチラトルスプリングにおける各腕
    部の先端部分に前記各爪部の一部分をディスクロータ軸
    方向にて弾撥的に挾持する係合部を形成したことを特徴
    とする車両用ディスクブレーキ。
JP3837189U 1989-03-31 1989-03-31 車両用ディスクブレーキ Expired - Lifetime JPH0632509Y2 (ja)

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JP3837189U JPH0632509Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 車両用ディスクブレーキ

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JPH02128832U JPH02128832U (ja) 1990-10-24
JPH0632509Y2 true JPH0632509Y2 (ja) 1994-08-24

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JPH02128832U (ja) 1990-10-24

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