JPH07751Y2 - 車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造 - Google Patents
車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造Info
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- JPH07751Y2 JPH07751Y2 JP1753191U JP1753191U JPH07751Y2 JP H07751 Y2 JPH07751 Y2 JP H07751Y2 JP 1753191 U JP1753191 U JP 1753191U JP 1753191 U JP1753191 U JP 1753191U JP H07751 Y2 JPH07751 Y2 JP H07751Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車や自動二輪車等
の車両に搭載されるディスクブレ―キであって、詳しく
はこのディスクブレ―キに用いられる摩擦パッドとシム
板との組付け構造に関する。
の車両に搭載されるディスクブレ―キであって、詳しく
はこのディスクブレ―キに用いられる摩擦パッドとシム
板との組付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクロ―タの側面に配設された摩擦
パッドを、制動時にピストンやキャリパの反力爪等のパ
ッド押動部材が押動すると、パッド押動部材がディスク
軸方向へ移動するのに対し、摩擦パッドは、ディスクロ
―タとの摺接によって、ディスク回転方向へ引摺られな
がら、ディスク外周方向へ浮上がるように移動するた
め、ブレ―キ鳴きと呼ばれる異音を発生することがあ
る。このため、例えば実公平2―44106号公報に示
されるように、裏板の背面にシム板を装着してこれを防
止するようにした技術が知られている。
パッドを、制動時にピストンやキャリパの反力爪等のパ
ッド押動部材が押動すると、パッド押動部材がディスク
軸方向へ移動するのに対し、摩擦パッドは、ディスクロ
―タとの摺接によって、ディスク回転方向へ引摺られな
がら、ディスク外周方向へ浮上がるように移動するた
め、ブレ―キ鳴きと呼ばれる異音を発生することがあ
る。このため、例えば実公平2―44106号公報に示
されるように、裏板の背面にシム板を装着してこれを防
止するようにした技術が知られている。
【0003】この技術は、シム板を、裏板背面側の弾性
材コ―ティングシムと、これを覆う金属板との2枚構成
とし、これらコ―ティングシムと金属板とに、それぞれ
裏板のディスク外周側とディスク内周側の側端面を挟持
する複数の弾性脚部を突設すると共に、裏板のディスク
外周側とディスク内周側の側端面のうち、少なくとも一
方の側端面に、コ―ティングシムと金属板の弾性脚部を
ディスク回転方向に位置決めする突起をディスク半径方
向に突設している。
材コ―ティングシムと、これを覆う金属板との2枚構成
とし、これらコ―ティングシムと金属板とに、それぞれ
裏板のディスク外周側とディスク内周側の側端面を挟持
する複数の弾性脚部を突設すると共に、裏板のディスク
外周側とディスク内周側の側端面のうち、少なくとも一
方の側端面に、コ―ティングシムと金属板の弾性脚部を
ディスク回転方向に位置決めする突起をディスク半径方
向に突設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、弾性材コ―テ
ィングシムと金属板とに設けられる弾性脚部は、弾性と
はいっても、その材質によってディスク半径方向に僅か
な撓みを許容して、裏板から弾性材コ―ティングシムや
金属板が脱落しないようにしているに過ぎず、裏板の突
起との係合によって、摩擦パッドと弾性材コ―ティング
シムと金属板とが回転方向に相対偏位しないようにし、
制動時にはこれら3者が一体に移動するようにしたもの
であるから、パッド押動部材と当接して押動を受ける箇
所が、旧来の裏板から金属板に代えられたに過ぎない。
ィングシムと金属板とに設けられる弾性脚部は、弾性と
はいっても、その材質によってディスク半径方向に僅か
な撓みを許容して、裏板から弾性材コ―ティングシムや
金属板が脱落しないようにしているに過ぎず、裏板の突
起との係合によって、摩擦パッドと弾性材コ―ティング
シムと金属板とが回転方向に相対偏位しないようにし、
制動時にはこれら3者が一体に移動するようにしたもの
であるから、パッド押動部材と当接して押動を受ける箇
所が、旧来の裏板から金属板に代えられたに過ぎない。
【0005】従って、裏板外側の金属板が摩擦パッドと
一体となって、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部
材と擦り合いながら引摺られることに変りなく、しかも
面積の広い金属板を小面積のピストンや反力爪が当接す
るため、ブレ―キ鳴きが発生し易くなり、またパッド押
動部材先端の損耗も大きいという欠点がある。
一体となって、ディスク軸方向へ移動するパッド押動部
材と擦り合いながら引摺られることに変りなく、しかも
面積の広い金属板を小面積のピストンや反力爪が当接す
るため、ブレ―キ鳴きが発生し易くなり、またパッド押
動部材先端の損耗も大きいという欠点がある。
【0006】そこで本考案は、制動時における摩擦パッ
ドの移動を許容しつつ、シム板とパッド押動部材とのズ
レを極力抑えて、ブレ―キ鳴きを充分に防止すると共
に、パッド当接部材先端の損耗を防ぐようにしたディス
クブレ―キのキャリパボディを提供することを目的とし
ている。
ドの移動を許容しつつ、シム板とパッド押動部材とのズ
レを極力抑えて、ブレ―キ鳴きを充分に防止すると共
に、パッド当接部材先端の損耗を防ぐようにしたディス
クブレ―キのキャリパボディを提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従い、本考
案は、摩擦パッドの裏板背面にシム板を備えた車両用デ
ィスクブレ―キにおいて、前記裏板のディスク外周側と
ディスク内周側の側端面に、それぞれ一対のストッパを
離間して設け、前記シム板に、各々が、前記各側端面
と、該側端面に設けられた前記一対のストッパの対向面
または反対向面との双方に当接して裏板を抱持すると共
に、摩擦パッドとシム板とのディスク回転方向とディス
ク半径方向の相対偏位を許容する弾性係止部を形成した
ことを特徴とするものである。
案は、摩擦パッドの裏板背面にシム板を備えた車両用デ
ィスクブレ―キにおいて、前記裏板のディスク外周側と
ディスク内周側の側端面に、それぞれ一対のストッパを
離間して設け、前記シム板に、各々が、前記各側端面
と、該側端面に設けられた前記一対のストッパの対向面
または反対向面との双方に当接して裏板を抱持すると共
に、摩擦パッドとシム板とのディスク回転方向とディス
ク半径方向の相対偏位を許容する弾性係止部を形成した
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】摩擦パッドがディスクロ―タと摺接した場合
に、摩擦パッドにはディスクロ―タの引摺りトルクがか
かるが、シム板には、パッド押動部材の押圧力がかかっ
て現状位置を確保しようとするので、両者の間にズレ力
を生じる。これにより、摩擦パッドはシム板を残したま
ま、シム板の弾性係止部を撓ませながらディスク回転方
向及びディスク外周方向へ移動する。シム板はパッド押
動部材に対して殆どズレないかズレても極僅かな量で、
シム板とパッド押動部材先端との面積差が大きい場合に
も、ブレ―キ鳴きが生じにくくなり、またシム板と接触
するパッド押動部材先端の損耗も起きにくい。
に、摩擦パッドにはディスクロ―タの引摺りトルクがか
かるが、シム板には、パッド押動部材の押圧力がかかっ
て現状位置を確保しようとするので、両者の間にズレ力
を生じる。これにより、摩擦パッドはシム板を残したま
ま、シム板の弾性係止部を撓ませながらディスク回転方
向及びディスク外周方向へ移動する。シム板はパッド押
動部材に対して殆どズレないかズレても極僅かな量で、
シム板とパッド押動部材先端との面積差が大きい場合に
も、ブレ―キ鳴きが生じにくくなり、またシム板と接触
するパッド押動部材先端の損耗も起きにくい。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】ディスクブレ―キ1に用いられるキャリパ
ボディ2は、ディスクロ―タ3の一側で車体に固設され
るキャリパブラケット4に、図示しない摺動ピンを介し
てディスク軸方向へ案内される浮動型キャリパで、ディ
スクロ―タ3を挟んで配設される作用部2aと反作用部
2bとを、ディスクロ―タ3の外周を跨ぐブリッジ部2
cで連結した構造となっている。
ボディ2は、ディスクロ―タ3の一側で車体に固設され
るキャリパブラケット4に、図示しない摺動ピンを介し
てディスク軸方向へ案内される浮動型キャリパで、ディ
スクロ―タ3を挟んで配設される作用部2aと反作用部
2bとを、ディスクロ―タ3の外周を跨ぐブリッジ部2
cで連結した構造となっている。
【0011】作用部2aに形成されたシリンダ孔5に
は、コップ状のピストン6が内挿され、また反対側の反
作用部2bには、反力爪2dが設けられており、これら
ピストン6と反力爪2dとの間には、一対の摩擦パッド
7,7が、ディスクロ―タ3を挟んでディスク軸方向へ
移動可能に設けられている。
は、コップ状のピストン6が内挿され、また反対側の反
作用部2bには、反力爪2dが設けられており、これら
ピストン6と反力爪2dとの間には、一対の摩擦パッド
7,7が、ディスクロ―タ3を挟んでディスク軸方向へ
移動可能に設けられている。
【0012】シリンダ孔5とピストン6の底部間には液
圧室8が画成され、この液圧室8に昇圧した作動液が供
給されると、ピストン6がシリンダ孔5を前進して、作
用部側の摩擦パッド7をディスクロ―タ3の一側面へ押
圧し、更にこの反作用でキャリパ2が作用部方向へ移動
して、反力爪2dが反作用部側の摩擦パッド7をディス
クロ―タ3の他側面へ押圧するようになっている。
圧室8が画成され、この液圧室8に昇圧した作動液が供
給されると、ピストン6がシリンダ孔5を前進して、作
用部側の摩擦パッド7をディスクロ―タ3の一側面へ押
圧し、更にこの反作用でキャリパ2が作用部方向へ移動
して、反力爪2dが反作用部側の摩擦パッド7をディス
クロ―タ3の他側面へ押圧するようになっている。
【0013】摩擦パッド7は、ディスクロ―タ3と摺接
するライニング9と、キャリパ2に保持される裏板10
とを接合したもので、各裏板10の背面には、制動時の
ブレ―キ鳴きを防止するための内シム11と外シム12
との2枚のシム板が組付けられる。
するライニング9と、キャリパ2に保持される裏板10
とを接合したもので、各裏板10の背面には、制動時の
ブレ―キ鳴きを防止するための内シム11と外シム12
との2枚のシム板が組付けられる。
【0014】内シム11は、板体11aの上縁及び下縁
両側部に、それぞれ一側方へ折れ曲って突出する一対の
係止片11b,11bを持っている。板体11aの両面
には、ゴムや軟質合成樹脂等の弾性材13,13がコ―
ティングされており、この弾性材13,13によって、
制動時の振動を抑止すると同時にブレ―キ鳴きを一層防
止できるようにしている。
両側部に、それぞれ一側方へ折れ曲って突出する一対の
係止片11b,11bを持っている。板体11aの両面
には、ゴムや軟質合成樹脂等の弾性材13,13がコ―
ティングされており、この弾性材13,13によって、
制動時の振動を抑止すると同時にブレ―キ鳴きを一層防
止できるようにしている。
【0015】また、外シム12は、本考案でいうシム板
であって、裏板10の背面形状と略同形に形成された板
体12aと、この板体12aの上縁中央から一側方へ屈
曲し、その先端両側から外側へ向けて突出する一対の弾
性係止部12b,12bと、板体12aの下縁両側部か
ら弾性係止部12b,12bと同方向へ屈曲し、その先
端から内側へ向き合うように突出する一対の弾性係止部
12c,12cとからなっている。上下4個の弾性係止
部12b,12b,12c,12cは、平板部12dの
先端側を半円形に丸めて爪片12eとしており、板体1
2aに連なる平板部12dの弾性力によって、爪片12
eが上下方向へ移動でき、また爪片12e自体が、これ
と直交する半円形の内外方向へ撓んで、拡縮できるよう
になっている。
であって、裏板10の背面形状と略同形に形成された板
体12aと、この板体12aの上縁中央から一側方へ屈
曲し、その先端両側から外側へ向けて突出する一対の弾
性係止部12b,12bと、板体12aの下縁両側部か
ら弾性係止部12b,12bと同方向へ屈曲し、その先
端から内側へ向き合うように突出する一対の弾性係止部
12c,12cとからなっている。上下4個の弾性係止
部12b,12b,12c,12cは、平板部12dの
先端側を半円形に丸めて爪片12eとしており、板体1
2aに連なる平板部12dの弾性力によって、爪片12
eが上下方向へ移動でき、また爪片12e自体が、これ
と直交する半円形の内外方向へ撓んで、拡縮できるよう
になっている。
【0016】一方、内シム11と外シム12が組付けら
れる裏板10には、ディスク外周側の側端面10aに一
対のストッパ10c,10cが、またディスク内周側の
側端面10bに一対のストッパ10d,10dが、それ
ぞれ離間して突設されており、前述の内シム11は、板
体11を裏板10の背面に密着させ、上縁の係止片11
b,11bを、ディスク外周側の側端面10aにストッ
パ10c,10cを挟みながら係止し、下縁の係止片1
1b,11bを、ディスク内周側の側端面10bに係止
して、裏板10を包持するように組付けられる。
れる裏板10には、ディスク外周側の側端面10aに一
対のストッパ10c,10cが、またディスク内周側の
側端面10bに一対のストッパ10d,10dが、それ
ぞれ離間して突設されており、前述の内シム11は、板
体11を裏板10の背面に密着させ、上縁の係止片11
b,11bを、ディスク外周側の側端面10aにストッ
パ10c,10cを挟みながら係止し、下縁の係止片1
1b,11bを、ディスク内周側の側端面10bに係止
して、裏板10を包持するように組付けられる。
【0017】また外シム12は、板体12aを内シム1
1の板体11aに密着させ、上縁中央の弾性係止部12
b,12bを、ディスク外周側のストッパ10c,10
cの間に配置して、各爪片12eをストッパ10cの対
向面と側端面10aとに当接させ、下縁の弾性係止部1
2c,12cを、ディスク内周側のストッパ10d,1
0dの外側に配置して、各爪片12eをストッパ10d
の反対向面と側端面10bとに当接させて、裏板10を
包持するように組付けられる。
1の板体11aに密着させ、上縁中央の弾性係止部12
b,12bを、ディスク外周側のストッパ10c,10
cの間に配置して、各爪片12eをストッパ10cの対
向面と側端面10aとに当接させ、下縁の弾性係止部1
2c,12cを、ディスク内周側のストッパ10d,1
0dの外側に配置して、各爪片12eをストッパ10d
の反対向面と側端面10bとに当接させて、裏板10を
包持するように組付けられる。
【0018】裏板10に組付けられた内シム11は、前
述のように、上縁の係止片11b,11bがディスク外
周側のストッパ10c,10cを挟んで固定されるた
め、摩擦パッド7と一体に移動する。また外シム12
は、ディスク内外周のストッパ10c,10c,10
d,10dに当接して設けられる上下縁の弾性係止部1
2b,12b,12c,12cが弾性力を持つので、摩
擦パッド7及び内シム11に対して、相対偏位可能に取
付けられる。尚、内シム11の一側で外シム12と擦り
合う一方の弾性材13は、できるだけ平滑面に仕上げる
ことが好ましい。
述のように、上縁の係止片11b,11bがディスク外
周側のストッパ10c,10cを挟んで固定されるた
め、摩擦パッド7と一体に移動する。また外シム12
は、ディスク内外周のストッパ10c,10c,10
d,10dに当接して設けられる上下縁の弾性係止部1
2b,12b,12c,12cが弾性力を持つので、摩
擦パッド7及び内シム11に対して、相対偏位可能に取
付けられる。尚、内シム11の一側で外シム12と擦り
合う一方の弾性材13は、できるだけ平滑面に仕上げる
ことが好ましい。
【0019】摩擦パッド7はこのようにして、裏板10
の背面に内シム11と外シム12を組付けしてキャリパ
2に装着され、制動操作によって摩擦パッド7がディス
クロ―タ3に摺接すると、摩擦パッド7と内シム11に
ディスクロ―タ3の引摺りトルクがかかるが、外シム1
2には、ピストン6や反力爪2dの押圧力がかかって現
状位置を確保しようとするため、内シム11と外シム1
2との間にズレ力を生じる。これにより、ディスク回入
側のストッパ10c,10dと側端面10a,10b
が、これと当接する弾性係止部12b,12cを変形さ
せながら、摩擦パッド7と内シム11とが、外シム12
を残してディスク回転方向とディスク外周方向とへ一体
に移動する。
の背面に内シム11と外シム12を組付けしてキャリパ
2に装着され、制動操作によって摩擦パッド7がディス
クロ―タ3に摺接すると、摩擦パッド7と内シム11に
ディスクロ―タ3の引摺りトルクがかかるが、外シム1
2には、ピストン6や反力爪2dの押圧力がかかって現
状位置を確保しようとするため、内シム11と外シム1
2との間にズレ力を生じる。これにより、ディスク回入
側のストッパ10c,10dと側端面10a,10b
が、これと当接する弾性係止部12b,12cを変形さ
せながら、摩擦パッド7と内シム11とが、外シム12
を残してディスク回転方向とディスク外周方向とへ一体
に移動する。
【0020】次に、この制動操作を解除すると、引摺り
トルクの解消で原形に復元する外シム12の弾性係止部
12b,12cが、裏板10のストッパ10c,10d
と側端面10a,10bとを押し戻し、摩擦パッド7と
内シム11を制動時とは逆方向へ移動させて、制動前の
無負荷位置に復帰させる。
トルクの解消で原形に復元する外シム12の弾性係止部
12b,12cが、裏板10のストッパ10c,10d
と側端面10a,10bとを押し戻し、摩擦パッド7と
内シム11を制動時とは逆方向へ移動させて、制動前の
無負荷位置に復帰させる。
【0021】本実施例はこのように、ピストン6や反力
爪2d等のパッド押動部材に押圧される外シム12が、
ピストン6や反力爪2dから殆どズレないか、ズレたと
しても極僅かな量で済むので、外シム12とピストン6
や反力爪2dの先端との面積差が大きい場合にも、ブレ
―キ鳴きが発生しにくくなり、また外シム12と当接す
るピストン6や反力爪2dの先端の損耗も起きにくくな
る。
爪2d等のパッド押動部材に押圧される外シム12が、
ピストン6や反力爪2dから殆どズレないか、ズレたと
しても極僅かな量で済むので、外シム12とピストン6
や反力爪2dの先端との面積差が大きい場合にも、ブレ
―キ鳴きが発生しにくくなり、また外シム12と当接す
るピストン6や反力爪2dの先端の損耗も起きにくくな
る。
【0022】更に、外シム12の弾性係止部12b,1
2cが、制動時には摩擦パッド7とキャリパ2のトルク
受け部との当接をやわらげて当接音の発生を防止し、ま
た制動解除時には、摩擦パッド7を制動前の無負荷位置
へ強制的に復帰させるので、ライニング9をディスクロ
―タ2に引摺る虞が少なくなる。
2cが、制動時には摩擦パッド7とキャリパ2のトルク
受け部との当接をやわらげて当接音の発生を防止し、ま
た制動解除時には、摩擦パッド7を制動前の無負荷位置
へ強制的に復帰させるので、ライニング9をディスクロ
―タ2に引摺る虞が少なくなる。
【0023】尚、実施例中にも述べたように、内シムと
外シムの2枚のシム板のうち、外シムのみが本考案でい
うシム板であって、内シムは省略しても差支えない。ま
たこのシム板の弾性係止部と裏板のストッパも、実施例
以外の形状としてもよく、例えば裏板のストッパを凹溝
とすることもできる。
外シムの2枚のシム板のうち、外シムのみが本考案でい
うシム板であって、内シムは省略しても差支えない。ま
たこのシム板の弾性係止部と裏板のストッパも、実施例
以外の形状としてもよく、例えば裏板のストッパを凹溝
とすることもできる。
【0024】
【考案の効果】本考案は以上のように、摩擦パッドの裏
板のディスク外周側とディスク内周側の側端面に、それ
ぞれ一対のストッパを離間して設け、裏板の背面に組付
けられるシム板に、各々が、前記各側端面と、該側端面
に設けられた前記一対のストッパの対向面または反対向
面との双方に当接して裏板を抱持し、摩擦パッドとシム
板とのディスク回転方向とディスク半径方向の相対偏位
を許容する弾性係止部を形成したから、ピストンや反力
爪等のパッド押動部材に押圧されるシム板が、パッド押
動部材から殆どズレないか、ズレたとしても僅かな量で
済むので、シム板とパッド押動部材の先端との面積差が
大きい場合にも、ブレ―キ鳴きが発生しにくくなり、ま
たシム板と当接するパッド押動部材先端の損耗も起きに
くくなる。
板のディスク外周側とディスク内周側の側端面に、それ
ぞれ一対のストッパを離間して設け、裏板の背面に組付
けられるシム板に、各々が、前記各側端面と、該側端面
に設けられた前記一対のストッパの対向面または反対向
面との双方に当接して裏板を抱持し、摩擦パッドとシム
板とのディスク回転方向とディスク半径方向の相対偏位
を許容する弾性係止部を形成したから、ピストンや反力
爪等のパッド押動部材に押圧されるシム板が、パッド押
動部材から殆どズレないか、ズレたとしても僅かな量で
済むので、シム板とパッド押動部材の先端との面積差が
大きい場合にも、ブレ―キ鳴きが発生しにくくなり、ま
たシム板と当接するパッド押動部材先端の損耗も起きに
くくなる。
【0025】更に、シム板の弾性係止部が、制動時には
摩擦パッドとキャリパのトルク受け部との当接をやわら
げて当接音の発生を防止し、また制動解除時には、摩擦
パッドを制動前の無負荷位置へ強制的に復帰させるの
で、ライニングをディスクロ―タに引摺る虞が少なくな
る。
摩擦パッドとキャリパのトルク受け部との当接をやわら
げて当接音の発生を防止し、また制動解除時には、摩擦
パッドを制動前の無負荷位置へ強制的に復帰させるの
で、ライニングをディスクロ―タに引摺る虞が少なくな
る。
【図1】裏板背面に内シムと外シムとを組付けた摩擦パ
ッドの背面図
ッドの背面図
【図2】図1の摩擦パッドを用いたディスクブレ―キの
断面正面図
断面正面図
【図3】摩擦パッドと内シムと外シムの分解斜視図
1…ディスクブレ―キ、2…キャリパボディ、2a…作
用部、2b…反作用部、2d…反力爪、3…ディスクロ
―タ、7…摩擦パッド、9…ライニング、10…裏板、
10a…裏板10のディスク外周側の側端面、10b…
裏板10のディスク内周側の側端面、10c…ディスク
外周側の側端面10aに突設されるストッパ、10d…
ディスク内周側の側端面10bに突設されるストッパ、
11…内シム、11a…板体、11b…係止片、12…
外シム、12a…板体、12b,12c…弾性係止部、
12d…弾性係止部12b,12cの平板部、12e…
弾性係止部12b,12cの爪片、13…弾性材
用部、2b…反作用部、2d…反力爪、3…ディスクロ
―タ、7…摩擦パッド、9…ライニング、10…裏板、
10a…裏板10のディスク外周側の側端面、10b…
裏板10のディスク内周側の側端面、10c…ディスク
外周側の側端面10aに突設されるストッパ、10d…
ディスク内周側の側端面10bに突設されるストッパ、
11…内シム、11a…板体、11b…係止片、12…
外シム、12a…板体、12b,12c…弾性係止部、
12d…弾性係止部12b,12cの平板部、12e…
弾性係止部12b,12cの爪片、13…弾性材
Claims (1)
- 【請求項1】摩擦パッドの裏板背面にシム板を備えた車
両用ディスクブレ―キにおいて、前記裏板のディスク外
周側とディスク内周側の側端面に、それぞれ一対のスト
ッパを離間して設け、前記シム板に、各々が、前記各側
端面と、該側端面に設けられた前記一対のストッパの対
向面または反対向面との双方に当接して裏板を抱持し、
且つ摩擦パッドとシム板とのディスク回転方向とディス
ク半径方向の相対偏位を許容する弾性係止部を形成した
ことを特徴とする車両用ディスクブレ―キの摩擦パッド
とシム板の組付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1753191U JPH07751Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1753191U JPH07751Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04127437U JPH04127437U (ja) | 1992-11-19 |
| JPH07751Y2 true JPH07751Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31904280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1753191U Expired - Lifetime JPH07751Y2 (ja) | 1991-03-22 | 1991-03-22 | 車両用ディスクブレ―キの摩擦パッドとシム板の組付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07751Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112011101716B4 (de) * | 2010-05-20 | 2015-09-10 | Advics Co., Ltd. | Scheibenbremsvorrichtung |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3998687B2 (ja) | 2005-01-18 | 2007-10-31 | 曙ブレーキ工業株式会社 | ディスクブレーキ用パッド組立体 |
| JP2007085439A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ディスクブレーキ |
-
1991
- 1991-03-22 JP JP1753191U patent/JPH07751Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112011101716B4 (de) * | 2010-05-20 | 2015-09-10 | Advics Co., Ltd. | Scheibenbremsvorrichtung |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04127437U (ja) | 1992-11-19 |
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