JPH0546611U - 電線保持具 - Google Patents
電線保持具Info
- Publication number
- JPH0546611U JPH0546611U JP9923091U JP9923091U JPH0546611U JP H0546611 U JPH0546611 U JP H0546611U JP 9923091 U JP9923091 U JP 9923091U JP 9923091 U JP9923091 U JP 9923091U JP H0546611 U JPH0546611 U JP H0546611U
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- Pending
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- Supports For Pipes And Cables (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電線保持具21の折り曲げ角度を所望の角度
に設定した後、その状態で容易に固定可能とする。 【構成】 第1の保持具本体23に凸部31を、第2の
保持具本体25に凹部29をそれぞれ設け、凹部29
は、凸部31と係合する第1の係合部33と第2の係合
部35を備え、第1の係合部での係合時(仮係合状態)
には両保持具本体23,25を回転自在とし、第2の係
合部35での係合時(本係合状態)には両保持具本体2
3,25を固定するロック部41を設けた電線保持具2
1。
に設定した後、その状態で容易に固定可能とする。 【構成】 第1の保持具本体23に凸部31を、第2の
保持具本体25に凹部29をそれぞれ設け、凹部29
は、凸部31と係合する第1の係合部33と第2の係合
部35を備え、第1の係合部での係合時(仮係合状態)
には両保持具本体23,25を回転自在とし、第2の係
合部35での係合時(本係合状態)には両保持具本体2
3,25を固定するロック部41を設けた電線保持具2
1。
Description
【0001】
この考案は、車両等の電気配線の際に、電線束等を保持する電線保持具に関す る。
【0002】
車両等の電気配線には、電線束等のワイヤハーネスを保持するクリップやプロ テクタ等の電線保持具が広く用いられている。従来の電線保持具には、例えば図 9に示すように、平板状の保持具本体1の表面にワイヤハーネス3を沿わせ、こ れにテープ5を巻いてワイヤハーネス3を固定し、車両等の所定の場所に装着す るものがあり、図10や図11のように所定の角度に折り曲げて形成されたもの を種々用意し、これらを適宜組み合わせて使用している。
【0003】 このような電線保持具7,9は、その折り曲げ角度が固定されているので、配 線方向に合う角度のものを種々作製しなければならず、汎用性に欠け、部品単価 が高くなる。また、必要な電線保持具が多種多様となり、その部品管理が煩雑と なる。
【0004】 このため、折り曲げ角度を所望の角度に変更可能とした様々な電線保持具が、 従来より提案されている。これらには、例えば図12のように第1のカバー部1 1と第2のカバー部13とを回動自在にピン15で結合したもの(実開昭58− 183023号公報参照)や、図13のように平板状の保持片17に薄肉の可撓 部19を設けたもの(実開平2−24185号公報参照)等がある。
【0005】
ところが、このような従来の電線保持具は、折り曲げ角度を所望の角度に設定 した後、この所望の角度の状態で固定することができず、車両等への装着状態が 不安定となる恐れがある。
【0006】 この考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目 的とするところは、折り曲げ角度を所望の角度に設定した後その状態で容易に固 定することができる電線用保持具を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、この考案における電線保持具は、第1の保持具本 体と第2の保持具本体とを備え、仮係合状態と本係合状態とに連結可能な凸部及 び凹部の一方を前記一方の保持具本体に設けるとともに、前記凸部及び凹部の他 方を前記他方の保持具本体に設け、少なくとも前記仮係合状態で前記凸部及び凹 部を介し両保持具本体を回転自在に形成し、前記本係合状態で相互に係合し両保 持具本体の回転を規制するロック部を両保持具本体に設けた構成としてある。
【0008】
凸部と凹部を仮係合状態で連結すると、第1の保持具本体と第2の保持具本体 とが回転自在となるので、両保持具本体の間を所望の角度に設定できる。また、 この状態のまま凸部と凹部を本係合状態で連結すると、ロック部によって第1の 保持具本体と第2の保持具本体との回転が規制され、両保持具本体を前記所望の 角度で固定できる。
【0009】
以下この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0010】 図1は、この考案の一実施例に係る電線保持具の全体図、図2は、図1の電線 保持具の要部断面図である。
【0011】 クリップやプロテクタ等の電線保持具21は、図示外のワイヤハーネスが固定 される第1の保持具本体23と第2の保持具本体25とにより構成され、第2の 保持具本体25には、電線保持具21を図示外の車両等に係止するクリップ部2 7が設けられている。このクリップ部27の内部には可撓性の凹部29が、また 第1の保持具本体23には凸部31がそれぞれ設けられ、また、凹部29には第 1の係合部33と第2の係合部35とが形成され、凸部31を凹部29に押圧し ながら挿入すると、凹部29と凸部31とは、まず第1の係合部33で係合して 仮係合状態となり、さらに押圧すると第2の係合部35で係合して本係合状態と なる。
【0012】 第1の保持具本体23と第2の保持具本体25には、回転方向複数の位置にて 相互に嵌合して回転を規制する菊ナット状の凹凸部37,39で構成されたロッ ク部41が設けられている。凹部29と凸部31とを第1の係合部33にて係合 した場合、すなわち仮係合状態のときは、図3及び図4に示すように、ロック部 41は嵌合せず、両保持具本体23,25は回転自在となる。また、第2の係合 部35にて係合した場合、すなわち本係合状態のときは、図5,図6及び図7に 示すように、ロック部41が嵌合して両保持具本体23,25の回転が規制され る。
【0013】 電線保持具21の折り曲げ角度の設定は、第2の保持具本体25の可撓性の凹 部29に第1の保持具本体23の凸部31を押圧しながら挿入し、凹部29と凸 部31とを第1の係合部33で係合させて行う。このとき凹部29と凸部31は 仮係合状態となり、第1の保持具本体23と第2の保持具本体25が凸部31を 軸として相互に回転自在となるため、両保持具本体23,25の間を所望の折り 曲げ角度に設定することができる。
【0014】 両保持具本体23,25の固定は、折り曲げ角度を所望の角度に設定した後、 凸部31をさらに押圧して挿入し、凹部29と凸部31とを第2の係合部35で 係合させて行う。このとき凹部29と凸部31は本係合状態となり、ロック部4 1によって第1の保持具本体23と第2の保持具本体25との回転が規制される ため、両保持具本体23,25を前記設定した所望の角度に容易に固定すること ができる。
【0015】 なお、この実施例においては、クリップ部27の内部に凹部29を設けたが、 この考案はこれに限るものではなく、任意の位置に凹部29を設けることができ 、かつ、保持具本体の形状についても限定されるものではない。また、ロック部 41は、菊ナット状の凹凸部37,39で構成したが、例えば、図8のように、 複数の突起部43を一方の保持具本体23に円周状等間隔に配設し、他方の保持 具本体25に突起部43と回転方向複数の位置にて嵌合可能な貫通孔45を円周 状に配設してロック部47を構成することもできる。
【0016】
以上説明してきたように、この考案によれば、第1の保持具本体と第2の保持 具本体とを、仮係合状態にて所望の角度に設定した後、本係合状態にて固定する ようにしたので、所望の角度への設定及び固定が容易に可能な汎用性のある電線 保持具が得られ、これにより、電線保持具の種類を減らし部品コストの低減及び 部品管理の簡略化を図ることができる。
【図1】この考案の一実施例に係る電線保持具の全体図
である。
である。
【図2】図1の電線保持具の要部断面図である。
【図3】図1の電線保持具を第1の係合部で係合したと
きの全体図である。
きの全体図である。
【図4】図1の電線保持具を第1の係合部で係合したと
きの要部断面図である。
きの要部断面図である。
【図5】図1の電線保持具を第2の係合部で係合したと
きの全体図である。
きの全体図である。
【図6】図1の電線保持具を第2の係合部で係合したと
きの他の全体図である。
きの他の全体図である。
【図7】図1の電線保持具を第2の係合部で係合したと
きの要部断面図である。
きの要部断面図である。
【図8】他のロック部の説明図である。
【図9】従来の電線保持具の説明図である。
【図10】従来の電線保持具の全体図である。
【図11】従来の電線保持具の他の全体図である。
【図12】従来の電線保持具の他の全体図である。
【図13】従来の電線保持具の他の全体図である。
21 電線保持具 23 第1の保持具本体 25 第2の保持具本体 29 凹部 31 凸部 33 第1の係合部 35 第2の係合部 41,57 ロック部
Claims (1)
- 【請求項1】 第1の保持具本体と第2の保持具本体と
を備え、仮係合状態と本係合状態とに連結可能な凸部及
び凹部の一方を前記一方の保持具本体に設けるととも
に、前記凸部及び凹部の他方を前記他方の保持具本体に
設け、少なくとも前記仮係合状態で前記凸部及び凹部を
介し両保持具本体を回転自在に形成し、前記本係合状態
で相互に係合し両保持具本体の回転を規制するロック部
を両保持具本体に設けたことを特徴とする電線保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9923091U JPH0546611U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 電線保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9923091U JPH0546611U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 電線保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0546611U true JPH0546611U (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=14241878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9923091U Pending JPH0546611U (ja) | 1991-12-02 | 1991-12-02 | 電線保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546611U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101049656B1 (ko) * | 2008-07-14 | 2011-07-14 | 가부시키가이샤 니프코 | 고정구 |
JP2013153582A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
JP2013198206A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
JP2013198198A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
KR20160025917A (ko) * | 2014-08-28 | 2016-03-09 | 현대자동차주식회사 | 밴드 케이블 장치 |
-
1991
- 1991-12-02 JP JP9923091U patent/JPH0546611U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101049656B1 (ko) * | 2008-07-14 | 2011-07-14 | 가부시키가이샤 니프코 | 고정구 |
JP2013153582A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
JP2013198206A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
JP2013198198A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤーハーネスの経路規制装置及びワイヤーハーネス |
KR20160025917A (ko) * | 2014-08-28 | 2016-03-09 | 현대자동차주식회사 | 밴드 케이블 장치 |
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