JPH0546553Y2 - - Google Patents

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JPH0546553Y2
JPH0546553Y2 JP10032387U JP10032387U JPH0546553Y2 JP H0546553 Y2 JPH0546553 Y2 JP H0546553Y2 JP 10032387 U JP10032387 U JP 10032387U JP 10032387 U JP10032387 U JP 10032387U JP H0546553 Y2 JPH0546553 Y2 JP H0546553Y2
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JP
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accumulator
plate
front frame
frame
bracket
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JP10032387U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は車輪式トラクタシヨベルにアキユム
レータを装備するときの取付装置に関する。
従来の技術 車輪式トラクタシヨベルはゴムタイヤ式の車輪
のついた車軸上に直接、作業装置、運転席、パワ
ープラントなどを搭載するフレームを載架した、
いわゆる無緩衝式の車両であるため、或走行速度
以上で走行を続けると、路面の起伏により車両が
非減衰的に揺動振動を惹起し、機体および走行路
面に大きな動的荷重を及ぼすのみならず、運転者
にとつては乗心地が悪く健康障害の原因ともな
り、ひいては誤操作をも起しかねない。
この振動の特性は、基本的には車両の重心位置
ホイールベースおよびこれからオーバハングして
外側に配置した質量の割合、トレツド、走行条件
によつて影響を受けるものであり、実用面では、
バケツトの種類、積込負荷の大小、路面の起伏
度、走行速度などが組合わさつて非減衰的な振動
が発生する。
上述の事項に対応し、従来は、或運転条件のも
とで走行中に振動が発生すると、唯一の防止手段
として走行速度を変化(主として、より低速走行
とする)させて対応していたが、この種振動は、
負荷状態、走行路面条件によつては、可成り低速
度においても発生するものである。
考案が解決しようとする問題点 以上のような振動を油圧的に除去する手段とし
て、作業装置を支持する油圧シリンダの負荷側の
圧油管路を分岐して、スローリターン弁とアキユ
ムレータとからなる振動抑制回路の管路に通じさ
せる方法がある。この振動抑制回路中のアキユム
レータの容量、初期封入ガス圧力およびスローリ
ターン弁の絞り抵抗などは、何れも、前述した運
転条件に適した値に保持しなければ所期の目的は
達成できないのであつて、特に、アキユムレータ
の取付場所、設置方法については、外部から障害
物が接触することのないよう遮へいされ、かつ、
強い衝撃からも保護されていること、封入ガス圧
力の調整を含めたアキユムレータ自体および付属
機器類のメンテナンスが外部から容易であること
が必須条件となり、また、設計上からは油圧シリ
ンダとアキユムレータとの間の管路は、スローリ
ターン弁を除き、出来得る限り配管抵抗の少ない
ことが望まれる。
この考案は、上記のような条件を満たし、しか
も、従来の車輪式トラクタシヨベルの主要構成の
上に、部分的に部品を付加するのみで、その目的
を達成することのできるアキユムレータ取付装置
を提供せんとするものである。
問題点を解決するための手段 上記目的達成のため、この考案は次のような構
成とした。すなわち、 イ 車輪式トラクタシヨベルのフロントプレート
と左右のサイドプレートに囲まれて形成される
箱形空間の内部において、一方のサイドフレー
ムの内壁に脚部を固着し、上記箱形空間に突出
するブラケツトを設け、 ロ そのブラケツトに固着し、水平に設けた取付
板を介してアキユムレータを、その長手方向の
中心線が上記取付板に平行となるように、複数
組の取付バンドで取付ける。
ハ このとき、アキユムレータの封入ガス充填口
の位置が、フロントプレートの下方部分に設け
た点検穴の直近にあるように、ブラケツトの配
置をするとともに、 ニ フロントプレートに設けた点検穴には、ボル
トなどの手段により取付け取外し自在のカバー
プレートを設ける。
作 用 アキユムレータは強固なフロントフレームのフ
ロントプレートとサイドプレートで形成した箱形
空間内に配置されるので、外部からの障害物から
保護されており、しかも、ブラケツト上の取付板
を介して取付けてあるので、フロントフレームに
強い衝撃があつても、取付板が、その加速度を吸
収低下させるのでアキユムレータへの衝撃による
影響は少ない。
また、アキユムレータの位置はフロントフレー
ムに内蔵されているので、フロントフレームの前
部に枢支された作業装置支持用油圧シリンダおよ
び、その負荷側の油圧管路に近く、従つて管路は
短かく、管路抵抗も少ないうえ、アキユムレータ
の封入ガス充填口がフロントプレートの点検穴の
近くにあるので、メンテナンス時には、取付用の
ボルトをゆるめ、カバープレートを取外せばよ
く、その作業性は良好である。
実施例 この考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図、第2図は関節ステアリング式の車輪式
トラクタシヨベルの主フレームを示す図であり、
第1図はその側面図、第2図は第1図の符号Aか
ら見た平面図である。
図において、1はフロントフレーム、2はリヤ
フレーム、3はフロントフレーム1を形成する強
度部材の1つであるフロントプレート、4,4は
フロントプレート3の左右両端部を強固に固着す
る左右のサイドプレートであり、フロントプレー
ト3、サイドプレート4,4により頑丈な箱形空
間5を形成している。
第3図はフロントフレーム1の箱形空間5の要
部断面図、第4図は第3図の符号Bから見た一部
断面図を示す。これらの図において、箱形空間5
の形状は図示のように上方に作業装置用のブーム
(図示省略)の基端部を枢支するブラケツト14
および、フロントプレート3の前面上方部には、
リフトシリンダ(図示省略)の基部を枢支するブ
ラケツト15を、ともに、必要な位置に強固に保
持するため、ほぼ三角形状をなし、補強板b,
c,d,e,fなどにより、箱形空間5を形成す
るフロントプレート3、サイドプレート4,4、
ブラケツト14,15が一体の剛体となつてい
る。また、フロントプレート3の下方寄りには、
後述の作業装置用の油圧機器類その他の組付、メ
ンテナンス用の点検穴12が大きく開口してお
り、誤点検穴12にはカバープレート11がボル
ト10などの手段で取付けてある。
この考案では、更に、上記箱形空間5の内方に
向けて、一方のサイドプレート4の内側へ溶着し
た台座13に、取付板aを有し、その取付板a
が、ほぼ水平になるようなブラケツト6をボルト
により固着してある。
一方、アキユムレータ7は、その長手方向の中
心線が取付板aに平行で、封入ガス充填口gが上
記点検穴12の開口部の直近となる方向にして、
その外周は取付バンド8,8を介してボルト9,
9で取付板aに取付けられ、また、ブラケツト6
の位置も、これらを満足するように設けてある。
なお、16は振動制御回路を形成するに必要な
バルブであり、図示の如くアキユムレータに直結
させ、取付板aにボルトで保持してもよく、ま
た、箱形空間5内の他の部分に配置し、管路で接
合してもよいが、アキユムレータ7の下方には図
示を省略しているが、一般には作業装置用の油圧
切換弁およびその付属機器が配置されるので、上
方の空間に配置するとよい。
この考案は、上記のような構成となつているの
で、アキユムレータ7は作業装置支持用の油圧シ
リンダから近い位置にあり、頑丈なフロントプレ
ート3、サイドプレート4,4で囲まれ、外部か
ら土石が飛来しても完全に保護され、しかも、サ
イドプレート4に固着したブラケツトに、取付板
aを介して保持されているので、作業中、走行中
において、フロントフレーム1が強い衝撃を受け
ることがあつても取付板aの弾性により衝撃が吸
収される。また、メンテナンス時はボルト10を
緩め、カバープレート11を取除けばよい。
以上の実施例におけるフロントフレームの箱形
空間に相当するものは、単に関節ステアリング式
の車輪式トラクタシヨベルに限らず、後輪ステア
リング式の車輪式トラクタシヨベル、履帯式トラ
クタシヨベルでフロントフレームとリヤフレーム
が一体となつた主フレームを有するトラクタシヨ
ベルにあつても、主フレームのフロント部分には
作業装置用のブーム基端部およびリフトシリンダ
の基部を枢支するブラケツトの後方に、前記実施
例と同様の箱形空間を有しているので、この空間
に、本考案のアキユムレータ取付装置を設けるこ
とにより同様の効果が得られることは勿論であ
る。
考案の効果 トラクタシヨベルにアキユムレータを装備する
必要のあるとき、この考案の取付装置を採用する
と、車体の空間を有効に利用できることは勿論で
あるが、アキユムレータが頑丈な箱形空間内に配
置されるので、外部から土石が飛来しても直接ア
キユムレータに衝突し、損傷させることもなく、
また、フレームに強い衝撃が加えられても、緩衝
作用が働らく、そのうえ、アキユムレータの位置
は作業装置に近いので、振動抑制回路における配
管抵抗を最小限にして、その効果を顕著ならしめ
るほか、作業装置として油圧振動工具を装着しア
キユムレータ回路を必要とするときにも有利であ
り、かつ、アキユムレータのメンテナンス時に
は、取付け、取外し自在のカバープレートを取外
すのみでよいので作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は関節ステアリング式の車輪式トラクタ
シヨベルの主フレームの側面図、第2図は第1図
の符号Aから見た平面図、第3図はフロントフレ
ームの要部断面、第4図は第3図の符号Bから見
た断面図の一部である。 3……フロントフレーム、4……サイドフレー
ム、5……箱形空間、6……ブラケツト、7……
アキユムレータ、11……カバープレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントフレームとリヤフレームとを垂直ピン
    で接合し、該フロントフレームとリヤフレームを
    相対的に屈折させて操向する車輪式トラクタシヨ
    ベルにおいて、作業装置支持用ブームおよびリフ
    トシリンダの基端部取付のためのフロントフレー
    ム匡体のサイドプレートとフロントプレートで形
    成される箱形空間内に、一方のサイドプレート内
    壁から突設したブラケツトを設け、該ブラケツト
    上の取付板に、複数の取付バンドによりアキユム
    レータを、その長手方向の中心線が上記取付板に
    平行となる如く取付けるとともに、上記アキユム
    レータの封入ガス充填口の位置が、フロントプレ
    ートに設けた点検穴の直近になる如く配置したこ
    とを特長とする車輪式トラクタシヨベルのフロン
    トフレームへのアキユムレータ取付装置。
JP10032387U 1987-06-29 1987-06-29 Expired - Lifetime JPH0546553Y2 (ja)

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JP10032387U JPH0546553Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JP10032387U JPH0546553Y2 (ja) 1987-06-29 1987-06-29

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JPS646188U JPS646188U (ja) 1989-01-13
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JP4583261B2 (ja) * 2005-06-30 2010-11-17 株式会社クボタ ローダ作業機用アキュームレータ取付構造
JP6027502B2 (ja) * 2013-07-29 2016-11-16 三陽機器株式会社 フロントローダ
JP6560640B2 (ja) * 2016-04-20 2019-08-14 株式会社日立建機ティエラ 小型油圧ショベル

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