JPH0732340Y2 - 建設機械における運転室の防振装置 - Google Patents

建設機械における運転室の防振装置

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JPH0732340Y2
JPH0732340Y2 JP1988125190U JP12519088U JPH0732340Y2 JP H0732340 Y2 JPH0732340 Y2 JP H0732340Y2 JP 1988125190 U JP1988125190 U JP 1988125190U JP 12519088 U JP12519088 U JP 12519088U JP H0732340 Y2 JPH0732340 Y2 JP H0732340Y2
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JP
Japan
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cab
spring
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bracket
spring constant
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JP1988125190U
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JPH0245881U (ja
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忠男 大須賀
勝 薮本
桂二 正木
泰和 中藤
啓治 藤原
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 建設機械、特にクローラ式油圧ショベルの走行スピード
が最近アップし、最大5.5km/hr程度にもなっている。こ
れに伴いスプロケットとシューのかみ合いより発生する
起振周波数が高くなり、運転室の共振現象が発生するよ
うになった。本考案は高速走行時における建設機械の運
転室の防振装置に関するものである。
(従来技術) 建設機械の走行時の共振現象を防ぐため、第5図
(a),(b)に示すようなバネ定数kaの大きなばねa
のみを使用したものがあるが、高速になると、スプロケ
ットの起振周波数が大となり、運転室4の共振が発生し
た。
走行時の共振を避ける為、第6図の如くばねaにダンパ
ーbを組合せたものがある(実公昭62−94156号広
報)。しかしこの方式は走行時にダンバーbを効かせよ
うとすると、ばねaのバネ定数kaを比較的小さくしてプ
ラットフォーム1の変位yに対して運転室4の変位xを
多少発生させなければならない。所がバネ定数kaが小さ
いと、掘削時等に大きな衝撃が生ずると、変位xが過大
になるという問題がある。
(考案により解決しようとする課題) 従来技術の問題点に鑑み、高速走行時における運転室に
共振を防ぎ、高速時の乗り心地の改良を図ることを目的
とする。
(考案による課題の解決手段) 運転室4をばねを介して支えるプラットフォーム1を有
する建設機械において、前記運転室4は前記プラットフ
ォーム1上に3個のばね5a,5b,5c及びダンパー6よりな
る複数個の防振装置で支持され、該防振装置を構成する
バネ定数k1のばね5aは、前記プラットフォーム1に固定
したブラケット7aの上部水平フランジ8aに一端を固設さ
れ、バネ定数k2のばね5bはブラケット7aの上部水平フラ
ンジ8aの下側に一端を固設され、初期にはこれらのばね
5a,5bを運転室4側に取付けたブラケット7bの上部と下
部に設けた水平フランジ8b,8cに対し夫々距離l,l′だけ
隔てて浮かせ、バネ定数k3のばね5cはダンパー6と共に
プラットフォーム1と運転室4との間に取付けた。
又運転室4をばねを介して支えるプラットフォーム1を
有する建設機械において、前記運転室4は前記プラット
フォーム1上に3個のばね5a,5b,5c及びダンパー6より
なる複数個の防振装置で支持され、該防振装置を構成す
るバネ定数k1のばね5aは、前記運転室4側に固設したブ
ラケット7bの上部に設けた水平フランジ8bの下側に一端
を固設され、バネ定数k2のばね5bはブラケット7bの下部
に設けた水平フランジ8cの上側に一端を固設され、初期
にはこれらのばね5a,5bをプラットフォーム1に取付け
たブラケット7aの上部に設けた水平フランジ8aに対し夫
々距離l,l′だけ隔てて浮かせ、バネ定数k3のばね5cは
ダンパー6と共にプラットフォームと運転室との間に取
付けた。
(実施例) 第4図は油圧ショベルの全体図で1はプラットフォーム
で、運転室4をばね5を介して支えている。2は下部走
行体、3はアタッチメントで、これにより掘削等の作業
を行う。
本考案は第4図のクッション用ばね5の改良に係るもの
で、以下第1図〜第3図を参照して説明する。第3図
(a)は本考案の原理を説明する模式図、第3図(b)
はバネ定数kの変化を示した図である。運転室4はプラ
ットフォーム1上に3個のばね5a,5b,5c及び1個のダン
パー6で支持される。そしてばね5aはプラットフォーム
1に固設したブラケット7aの上部水平フランジ8a上に、
又ばね5bは同じくブラケット7aの上部水平フランジ8aの
下側に一端を固設されている。そして何等荷重の作用し
ない初期には運転室側に取付けたブラケット7bの上部水
平フランジ8bと下部水平フランジ8cに対し夫々距離l,
l′だけ浮いている。なおばね5a,5bの取付けはブラケッ
ト7aすなわちプラットフォーム1側でも良く、あるいは
ブラケット7bすなわち運転室4側でも良く、ブラケット
7b側に固設した場合の模式図を第3図(c)に示す。又
プラットフォーム1に固設したブラケット7a上下に夫々
1個宛のばね5aと5bを取付けたものについて説明した
が、ばねの数は特に限定するものではなく、2個以上で
も差支えない。
さて、本考案は走行時の共振対策には比較的低いバネ定
数k3のばね5cを使用し、走行時の石への乗り上げ、又は
掘削時の突発的ショック時には従来のバネ定数に近いゾ
ーンを使用して大変位を防いでいる。
第1図は第3図(c)の原理に基いて構成した本考案の
実施例である。1はプラットフォーム、4は運転室であ
る。運転室4は通常数個所を防振装置で支持されてい
る。その1つを第1図にて説明する。弾性ゴム5aと5bは
ブラケット7bと7cの間及びブラケット7bと7dの間に取付
けられている。そしてボルト9で運転室4の底部に取付
けられている。ブラケット7bはボルト9を通す筒状部7e
とその上下端に固定した上部と下部の水平フランジ8b及
び8cとからなっている。
弾性ゴム5aはブラケット7bの上部の水平フランジ8bと断
面L型をしたブラケット7cの間に取付けられている。又
弾性ゴム5bは同様に断面L型をしたブラケット7dと下部
の水平フランジ8cとの間に取り付けられている。中心部
の断面L型のブラケット7cと7dは荷重が加らない状態で
は第1図の如く接しており、これらの間の断面コ字形空
所にブラケット7aの水平フランジ8aが位置し、水平フラ
ンジ8aと上下のブラケット7c,7dとの間隙がl,l′となっ
ている。
10は上下の油室a,bを隔てる壁11にとりつけられたオリ
フィスで、その上下室a,bの液体12が該オリフィス10を
通って上下に流通できるようになっている。13は筐体
で、ブラケット14でプラットフォーム1上に固設され、
上部はバネ定数k3の弾性ゴム5cを介し運転室4にボルト
16により取付けられている。
第2図は第3図(a)の原理に基いて構成した本考案の
別の実施例である。これはばねとダンパーが一体となっ
たもので、この場合は筐体13はその上部を運転室4の下
部に、バネ定数k3の弾性ゴム17とブラケット18を介し取
りつけられている。筐体13の頂部には水平フランジ20が
固着され水平フランジ20の上下に弾性ゴム19a(バネ定
数k1)と19b(バネ定数k2)が固設されている。そし
て、これら弾性ゴム19a,19bは内向きの断面コ形空所を
有するブラケット18の空所21内にあって、該空所21内に
夫々距離l,l′を置いて配設されている。
弾性ゴム17の下部には壁11の中央部に設けたオリフィス
10の上下室に液体12が満たされたダンパー6を構成して
いる。
(作用) 従来は第5図の如きバネaのみを使用していたが、走行
が高速になるとスプロケットの起振周波数が上がって運
転室4に共振が発生するので、第6図の如きダンパーb
をさらに付加するようになった。しかしダンパーbを有
効に働かせ共振を抑さえるには、バネaのバネ定数kaを
比較的小さくする必要があった。一方バネ定数kaを小さ
くすると、掘削時又は走行時の突発的な大きなショック
に対してはキャブの振れの変位が非常に大きくなり、乗
り心地を著しく低下させるという問題があった。逆にバ
ネ定数を大きくすると、ダンパー効果が著しく低下し共
振を押さえられなくなり乗り心地が悪くなる。
本考案によれば走行時の共振対策には比較的低いバネ定
数k3のばねとダンパーを使用し、走行時の石への乗り上
げ又は掘削時の突発的ショック時等には従来のバネ定数
kaに近いゾーン、即ちバネ定数k1又はk2の作用するゾー
ンを使用して大変位を防いでいる。従って、高速時の乗
り心地の改良と、掘削時等の突発的ショックによる大変
位の防止とを同時に達成することが出来る。
(効果) 建設機械におけるプラットフォームと運転室との間に比
較的弱いばねと所定の変位を超えると作用する2つ以上
のばね及びダンパーを取付けた。この構成であるから、
高速走行時の共振対策には比較的低いバネ定数k3のばね
とダンパーを使用し、走行時の石への乗り上げ又は掘削
時の突発的ショック時等には大きなバネ定数k1又はk2
の作用するゾーンを使用することになるので、高速時の
乗り心地が改良されると共に、掘削時等の突発的ショッ
クによる大変位を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例断面図。 第2図は同じく本考案の第2実施例断面図。 第3図(a),(c)は本考案の原理図。 第3図(b)は本考案に係る防振装置に於ける運転室と
プラットフォーム間の相対変位(y−x)と各ばねとの
関係を示すグラフ。 第4図は本考案が実施される建設機械の正面図。 第5図(a)は公知防振装置の原理図。 第5図(b)は同原理に基く実施例(断面図)。 第6図は改良された防振装置の原理図。 図において; 1……プラットフォーム、2……下部走行体 3……アタッチメント、4……運転室 5,5a,5b,5c……弾性ばね、6……ダンパー 7a,7b,7c……ブラケット、9……ボルト 10……オリフィス、11……壁 12……液体、13……筐体 14……ブラケット、16……ボルト 17……弾性ゴム、18……ブラケット 19a,19b……弾性ゴム、20……フランジ 21……空所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中藤 泰和 千葉県千葉市長沼原町731番地1 住友建 機株式会社千葉工場内 (72)考案者 藤原 啓治 千葉県千葉市長沼原町731番地1 住友建 機株式会社千葉工場内 (56)参考文献 実開 昭61−91476(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室(4)をばねを介して支えるプラッ
    トフォーム(1)を有する建設機械において、前記運転
    室(4)は前記プラットフォーム(1)上に3個のばね
    (5a,5b,5c)及びダンパー(6)よりなる複数個の防振
    装置で支持され、該防振装置を構成するバネ定数k1のば
    ね(5a)は、前記プラットフォーム(1)に固設したブ
    ラケット(7a)の上部水平フランジ(8a)に一端を固設
    され、バネ定数k2のばね(5b)はブラケット(7a)の上
    部水平フランジ(8a)の下側に一端を固設され、初期に
    はこれらのばね(5a,5b)を運転室(4)側に取付けた
    ブラケット(7b)の上部と下部に設けた水平フランジ
    (8b,8c)に対し夫々距離l,l′だけ隔てて浮かせ、バネ
    定数k3のばね(5c)はダンパー(6)と共にプラットフ
    ォーム(1)と運転室(4)との間に取付けたことを特
    徴とする建設機械における運転室の防振装置。
  2. 【請求項2】運転室(4)をばねを介して支えるプラッ
    トフォーム(1)を有する建設機械において、前記運転
    室(4)は前記プラットフォーム(1)上に3個のばね
    (5a,5b,5c)及びダンパー(6)よりなる複数個の防振
    装置で支持され、該防振装置を構成するバネ定数k1のば
    ね(5a)は、前記運転室(4)側に固設したブラケット
    (7b)の上部に設けた水平フランジ(8b)の下側に一端
    を固設され、バネ定数k2のばね(5b)はブラケット(7
    b)の下部に設けた水平フランジ(8c)の上側に一端を
    固設され、初期にはこれらのばね(5a,5b)をプラット
    フォーム(1)に取付けたブラケット(7a)の上部に設
    けた水平フランジ(8a)に対し夫々距離l,l′だけ隔て
    て浮かせ、バネ定数k3のばね(5c)はダンパー(6)と
    共にプラットフォームと運転室との間に取付けたことを
    特徴とする建設機械における運転室の防振装置。
JP1988125190U 1988-09-27 1988-09-27 建設機械における運転室の防振装置 Expired - Lifetime JPH0732340Y2 (ja)

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JPH0245881U JPH0245881U (ja) 1990-03-29
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KR20110062290A (ko) * 2009-12-03 2011-06-10 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 진동 흡수장치와 운전자 보호구조물 하중 지지장치가 일원화된 건설장비

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