JP6027502B2 - フロントローダ - Google Patents
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Description
本発明は、アキュムレータをブームに簡単に装着でき、かつブームのシリンダ取付部でシリンダと一体に設けられたアキュムレータを保護できるようにしたフロントローダを提供することを目的とする。
第1に、ブーム支持体2にブーム3の基部4を枢支し、ブーム3の中途部5を側面視山形状に屈曲してその屈曲部6に下方突出状の左右側壁7aを有するシリンダ取付部7を設け、このシリンダ取付部7にブームシリンダ8のシリンダチューブ9の底部9a側を連結し、ブームシリンダ8のピストンロッド10をブーム支持体2に連結したフロントローダであって、
前記シリンダ取付部7の左右側壁7aに挟まれた内側であって、シリンダチューブ9の底部9aにシリンダチューブ9内の油室8bと連通するアキュムレータ11を同心状に設けていることを特徴とする。
第3に、前記アキュムレータ11は、シリンダチューブ9の底部9a側にアキュムレータチューブ12を取り付け、アキュムレータチューブ12内に気体室Aと液体室Bとを形成しており、この液体室Bとシリンダチューブ9内のブーム持ち上げ側の油室8bとを連通する連通路14を前記シリンダチューブ9の底部9a内に形成していることを特徴とする。
即ち、請求項1に係る発明は、シリンダ取付部7の左右側壁7aに挟まれた内側であって、シリンダチューブ9の底部9aにシリンダチューブ9内の油室8bと連通するアキュムレータ11を同心状に設けているので、アキュムレータ11をブーム3に簡単に装着でき、かつシリンダ取付部7の左右側壁7aで確実に保護できる。
請求項3に係る発明は、アキュムレータ11は液体室Bをシリンダチューブ9内のブーム持ち上げ側の油室8bと連通路14を介して連通しているので、アキュムレータ11をブームシリンダ8と直結でき、アキュムレータ11の応答性が向上でき、かつアキュムレータ付きブームシリンダとしての構成をコンパクトにできる。
図1において、トラクタ装着型フロントローダ1を例示しており、トラクタ(移動機体)17はエンジン、ミッションケース等を連結して機体18が構成され、この機体18の前後中途部にフロントローダ1が着脱可能に装着されている。
図1〜3において、フロントローダ1は、機体18に固定の左右一対の支持フレーム19と、この左右各支持フレーム19に着脱自在に装着されたブーム支持体2と、この左右各ブーム支持体2の上部に枢支軸23を介して枢支された左右ブーム3と、左右両ブーム3の先端に上下回動自在に装着された作業具24と、左右各ブーム支持体2の下部又は上下中途部と左右各ブーム3の中途部5との間に設けられたブーム昇降用のブームシリンダ8と、左右各ブーム3の中途部5と作業具24との間に設けられた上下回動用の作業具シリンダ25と、前記ブームシリンダ8及び作業具シリンダ25への作動油を供給排出制御する操作装置26とを有している。
左右各ブーム支持体2は、左右一対の板材を連結板で連結しており、左右板材間にブーム3の基部とブームシリンダ8の一端とを挿入して、それぞれを枢支軸23、ピン33で連結しており、左右一方のブーム支持体2に操作装置26が設けられている。
ブーム3の中途部5は側面視山形状に屈曲してその略中央が屈曲部6になっており、基部4側から屈曲部6側へ次第に断面が大きくなる角錐形状の第1筒部28と、先端部27側から屈曲部6側へ次第に断面が大きくなる角錐形状の第2筒部29と、左右の第2筒部29を連結する連結部材30と、第1筒部28の前部と第2筒部29の後部とを連結する左右側壁7aとを有し、左右側壁7aは底壁6aと天壁6cとによって連結され、屈曲部6を構成している。
を介して連結しており、この部分が下方突出状の左右側壁7aを有するシリンダ取付部7を構成している。
前記ブーム3のシリンダ取付部7は、屈曲部6の底壁6aと第1筒部28の後端部との間が離れていて、支軸15に面する、即ち、シリンダチューブ9の底部9aに向かって開放された開口6bが形成され、この開口6bにシリンダチューブ9の底部9aに設けられたアキュムレータ11が挿通されている。
前記ブーム3の屈曲部6の左右側壁7aの前上部には作業具シリンダ25のシリンダチューブ25aが連結され、作業具シリンダ25のピストンロッド25bの先端は、作業具24に連結された押しリンク36とブーム3の先端側に連結された規制リンク37とに同時に連結されている。
図5に前記アキュムレータ11を有するブームシリンダ8を詳細に示している。
ブームシリンダ8はシリンダチューブ9内にピストン40が摺動自在に配置されており、このピストン40に連結されたピストンロッド10がシリンダチューブ9から突出しており、シリンダチューブ9の底部9a側が支軸15を介してシリンダ取付部7に連結され、ピストンロッド10の先端がピン33を介してブーム支持体2に連結されている。
アキュムレータ11は、アキュムレータチューブ12とアキュムレータピストン13とを有し、アキュムレータチューブ12は一端部がシリンダチューブ9の底部9aに嵌合固着され、他端部が栓体41によって封鎖されており、この栓体41に気体注入弁42が設けられている。
前記シリンダチューブ9の底部9aには、支軸15が貫通されるとともに、アキュムレータ11の液体室Bと連通する連通路14が形成されている。
前記アキュムレータ11は、その軸心をブームシリンダ8の軸心からずらして配置することもできるが、両者を同心に配置する方が製作が容易になるので好ましく、また、気体室Aは機密性のある袋体(ブラダ型)でもよいがシリンダピストン型の方が耐久性がある。
ブーム3を下降するときは、ブームシリンダ8の油室8bがドレン側となるが、リリーフ圧がかかっているので、アキュムレータ11の液体室Bにも油室8bと同じ圧が立ち、ブーム3の上昇時と同様に、下降を停止したときのショックは液体室Bの圧力変化を気体室Aの窒素ガスの圧縮・膨張で吸収する。
Aの窒素ガスの圧縮・膨張で吸収し、機体18へ伝播される振動を抑制する。
ブーム3の昇降時に、ブーム3に対してブームシリンダ8が相対的に回動するが、そのときアキュムレータ11はシリンダチューブ9の底部9aと一体であるので、ブームシリンダ8と一体的に支軸15回りに回動する。そしてアキュムレータ11は常にシリンダ取付部7の左右側壁7aに挟まれた内側にあり、また開口6bを介して屈曲部6の内部に全長が位置し、外部に露出していないので、他のものとの衝突等で損傷を受けることがない。
例えば、移動機体17としてはホイールローダ、TLB(トラクタ・ローダ・バックホー)等であってもよく、ブーム3はアームと呼称されるものでもよく、また、ブーム支持体2が移動機体17に直接装着されているものでもよい。
2 ブーム支持体
3 ブーム
4 基部
5 中途部
6 屈曲部
6a 底壁
6b 開口
6c 天壁
7 シリンダ取付部
7a 側壁
8 ブームシリンダ
8a 油室
8b 油室
9 シリンダチューブ
9a 底部
10 ピストンロッド
11 アキュムレータ
12 アキュムレータチューブ
13 アキュムレータピストン
14 連通路
17 トラクタ(移動機体)
A 気体室
B 液体室
Claims (4)
- ブーム支持体(2)にブーム(3)の基部(4)を枢支し、ブーム(3)の中途部(5)を側面視山形状に屈曲してその屈曲部(6)に下方突出状の左右側壁(7a)を有するシリンダ取付部(7)を設け、このシリンダ取付部(7)にブームシリンダ(8)のシリンダチューブ(9)の底部(9a)側を連結し、ブームシリンダ(8)のピストンロッド(10)をブーム支持体(2)に連結したフロントローダであって、
前記シリンダ取付部(7)の左右側壁(7a)に挟まれた内側であって、シリンダチューブ(9)の底部(9a)にシリンダチューブ(9)内の油室(8b)と連通するアキュムレータ(11)を同心状に設けていることを特徴とするフロントローダ。 - 前記ブーム(3)の中途部(5)は内部中空の筒形状であって、屈曲部(6)の底壁(6a)に左右側壁(7a)の内側に開放された開口(6b)を有し、この開口(6b)を介して前記アキュムレータ(11)の自由端側を屈曲部(6)内に挿入していることを特徴とする請求項1に記載のフロントローダ。
- 前記アキュムレータ(11)は、シリンダチューブ(9)の底部(9a)側にアキュムレータチューブ(12)を取り付け、アキュムレータチューブ(12)内に気体室(A)と液体室(B)とを形成しており、この液体室(B)とシリンダチューブ(9)内のブーム持ち上げ側の油室(8b)とを連通する連通路(14)を前記シリンダチューブ(9)の底部(9a)内に形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロントローダ。
- 前記アキュムレータチューブ(12)内にアキュムレータピストン(13)を配置して自由端側の気体室(A)とシリンダチューブ(9)側の液体室(B)とを形成していることを特徴とする請求項3に記載のフロントローダ。
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