JPH0546014U - カツプリングコイル - Google Patents

カツプリングコイル

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Publication number
JPH0546014U
JPH0546014U JP10903491U JP10903491U JPH0546014U JP H0546014 U JPH0546014 U JP H0546014U JP 10903491 U JP10903491 U JP 10903491U JP 10903491 U JP10903491 U JP 10903491U JP H0546014 U JPH0546014 U JP H0546014U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
secondary coil
wound
coupling
insulating pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP10903491U
Other languages
English (en)
Inventor
巧敬 石橋
猛 多井作
Original Assignee
大阪電気株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大阪電気株式会社 filed Critical 大阪電気株式会社
Priority to JP10903491U priority Critical patent/JPH0546014U/ja
Publication of JPH0546014U publication Critical patent/JPH0546014U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案の目的は、TIG溶接機などに用いら
れる、高周波発生装置のカップリングコイルにおいて、
簡単な構造で、しかもその一次コイルと二次コイルのリ
−ケ−ジを少なくしうるカップリングコイルを提供する
ことにある。 【構成】 本考案のカップリングコイルは、絶縁パイプ
13に平角線の二次コイル12を竪巻きにして、この二
次コイル12のコイルタ−ン間に耐熱性の高圧絶縁電線
の一次コイル14、または一次コイル14と紐状の絶縁
物との組合せたものを巻回して絶縁あるいは固定した構
造としている。 【効果】 本考案のカップリングコイルは、簡単な構造
でしかも結合の良いカップリングコイルなしえたもので
あるから、TIG溶接機などに用いてそのア−クスタ−
トに好結果をもたらす効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、TIG溶接機やプラズマ切断機などに用いられ、高周波発生装置と ともにア−クスタ−トに関与するカップリングコイルに係り、詳しくは二次コイ ルを竪巻きにしたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種のカップリングコイルは、高周波発生装置で発生した高電圧を最 小限のロスで二次コイルに伝達する必要があり、結合の良いカップリングコイル がのぞまれる。従来は、一次コイルを二次コイルの内側に独立して設け、あるい は二次コイルの外側に巻回されていた。そのため一次・二次コイルのリ−ケ−ジ インダクタンスが大きく、さらに二次コイルに接続される外部要因により、イン ダクタンスの大きさが左右されやすかった。図6は従来例であり、1は櫛状の絶 縁物、2は二次コイル、3は絶縁パイプ、4は一次コイルのそれぞれである。二 次コイル2は、コイルの放熱効果を良くするため平角線を用い、一定間隔を設け て絶縁パイプ3に竪巻に巻回されている。そして、この二次コイル2のタ−ン間 2aを絶縁しこれを固定するため、図5に示すような櫛状の絶縁物1を用い、そ の櫛歯部1aを二次コイル2のタ−ン間2aに嵌合させ固定させている。この櫛 状の絶縁物1は、二次コイル2の巻回方向の複数箇所に使用される。また一次コ イルは、二次コイルの内側に、あるいは二次コイルの外側に巻かれるが、この場 合、一次コイル4を二次コイル2の内側に設けた例であり、適宜鉄心に独立して 巻装されている。この従来例は、それ以前のように、単に絶縁板をコイルの各タ −ン間に何枚も介挿させ、テ−ピングなどで固定するよりはすぐれているが、い ずれにしても、実施例の場合は高価な絶縁物を使用しなければならず、そうでな ければ煩雑な工数がかかるなどの欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記のような従来の欠点を解消し、簡単にしかも安価に製作しえる ばかりか、一次コイルと二次コイルのリ−ケ−ジを少なくできる結合のよいカッ プリングコイルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、従来技術の課題を解決するために、第1に鉄心と、絶縁パイプと、 これに巻回した一次コイル・二次コイルからなるカップリングコイルにおいて、 前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回し、該二次コイルのコイルタ−ン間 に耐熱性の高圧絶縁電線からなる一次コイルを巻回して、前記絶縁パイプに前記 二次コイルを固定するとともに、該二次コイルのコイルタ−ン間を絶縁したこと を特徴としている。
【0005】 本考案の第2は、鉄心と、絶縁パイプと、これに巻回した一次コイル・二次コ イルからなるカップリングコイルにおいて、前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻 きに巻回し、該二次コイルのコイルタ−ン間に紐状の絶縁物を介挿して、前記絶 縁パイプに前記二次コイルを固定するとともに、該二次コイルのコイルタ−ン間 を絶縁し、該紐状の絶縁物上に任意の巻数の耐熱性の高圧絶縁電線からなる一次 コイルを巻回したことを特徴としている。
【0006】 本考案の第3は、鉄心と、絶縁パイプと、これに巻回した一次コイル・二次コ イルからなるカップリングコイルにおいて、前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻 きに巻回し、該二次コイルのコイルタ−ン間に任意の巻数の耐熱性の高圧絶縁電 線からなる一次コイルを巻回し、一次コイルの巻回しない二次コイルのコイルタ −ン間に紐状の絶縁物を介挿し、前記絶縁パイプに前記二次コイルを固定すると ともに、該二次コイルのコイルタ−ン間を絶縁したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案のカップリングコイルは、絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回し、 この二次コイルのコイルタ−ン間に、耐熱性の高圧絶縁電線の一次コイルを巻回 したものであって、二次コイルの絶縁と固定に、耐熱性の高圧絶縁電線の一次コ イルと紐状の絶縁物との組み合わせを用いたことにより、一次コイルと二次コイ ルのリ−ケ−ジを少なくなり、結合のよいカップリングコイルとなし得た。
【0008】
【実施例】
図1・図2は、本考案の第1の実施例であり11は鉄心、12は二次コイル、 13は絶縁パイプ、14は一次コイルのそれぞれである。鉄心11は絶縁パイプ 13に内嵌した状態になっているが、これは鉄心11に絶縁シ−トを適宜層を重 ねて巻いて、絶縁パイプ13と同様なものとすることもできる。二次コイル12 は、平角線を竪巻きに一定間隔を設けて、絶縁パイプ13に巻回している。そし て、この二次コイル12のコイルタ−ン間12aに、一次コイル14を介挿させ 巻回する。この一次コイル14は、丸線で耐熱性の高圧絶縁電線の用いているの で、二次コイル12のコイルタ−ン間12aを絶縁することができる。また、一 次コイル14を巻くことにより、不安定な二次コイル12の巻線を支持し固定し ている。
【0009】 本考案の第2は、図3に示すように絶縁パイプ13に平角線の二次コイル12 を竪巻きに設けるまでは、第1の実施例と同様であり、二次コイル12のコイル タ−ン間を絶縁し、これを固定するのに紐状の絶縁物15を用いている。この紐 状の絶縁物15は、たとえば耐熱性の絶縁スリ−ブあるいは熱硬化性の絶縁スリ −ブを用いる。そして、この紐状の絶縁物15の上のコイルタ−ン間12aに任 意の巻数の一次コイル14を巻回する。この一次コイル14は、第1の実施例と 同様耐熱性の高圧絶縁電線の丸線であり、絶縁性など考慮されているが、第1の 考案に対して更に一考したものである。
【00010】 本考案の第3は、図4に示すように絶縁パイプ13に平角線の二次コイル12 を、第1・第2の実施例と同様に竪巻に巻いている。そして、任意の巻数の一次 コイル14を二次コイル12のコイルタ−ン間12aに巻回し絶縁しているが、 耐熱性の高圧絶縁電線である一次コイル14が、二次コイル12よりも少ない場 合である。当然二次コイル12とバランスをとって巻くが、一次コイル12の巻 回しないコイルタ−ン間12aを、紐状の絶縁物15を介挿し絶縁・固定してい る。
【00011】 本考案のカップリングコイルは、絶縁パイプ13に二次コイル12を竪巻きに 巻回し、この二次コイル12のコイルタ−ン間12aに、耐熱性の高圧絶縁電線 の一次コイル14を巻回したものであって、二次コイル12の絶縁と固定に、耐 熱性の高圧絶縁電線の一次コイル14、もしくは一次コイル14と紐状の絶縁物 15との組み合わせを用いたものである。本考案の製作に際しては、絶縁パイプ に直接コイルを巻く、いわゆる直か巻きの場合、コイルを別途に巻いておいて絶 縁パイプと組み合わせる別巻きの場合にも適用される。
【00012】
【考案の効果】
本考案のカップリングコイルは、絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回し、 この二次コイルのコイルタ−ン間に、耐熱性の高圧絶縁電線の一次コイルを巻回 したものであって、二次コイルの絶縁と固定に、耐熱性の高圧絶縁電線の一次コ イル、もしくは一次コイルと紐状の絶縁物との組み合わせを用いたことにより、 簡単に低コストで組み立てられ、また一次コイルと二次コイルのリ−ケ−ジを少 なくし、結合のよいカップリングコイルとなし得た。
【00013】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の斜視図
【図2】 本考案の正面図
【図3】 本考案の第2の実施例に係る正面図
【図4】 本考案の第3の実施例に係る正面図
【図5】 従来例の一部斜視図
【図6】 従来例の正面図
【符号の説明】
11 鉄心 12 二次コイル 13 絶縁パイプ 14 一次コイル 15 紐状の絶縁物

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心と、絶縁パイプと、これに巻回した
    一次コイル・二次コイルからなるカップリングコイルに
    おいて、前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回
    し、該二次コイルのコイルタ−ン間に耐熱性の高圧絶縁
    電線からなる一次コイルを巻回して、前記絶縁パイプに
    前記二次コイルを固定するとともに、該二次コイルのコ
    イルタ−ン間を絶縁したことを特徴とするカップリング
    コイル。
  2. 【請求項2】 鉄心と、絶縁パイプと、これに巻回した
    一次コイル・二次コイルからなるカップリングコイルに
    おいて、前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回
    し、該二次コイルのコイルタ−ン間に紐状の絶縁物を介
    挿して、前記絶縁パイプに前記二次コイルを固定すると
    ともに、該二次コイルのコイルタ−ン間を絶縁し、該紐
    状の絶縁物上に任意の巻数の耐熱性の高圧絶縁電線から
    なる一次コイルを巻回したことを特徴とするカップリン
    グコイル。
  3. 【請求項3】 鉄心と、絶縁パイプと、これに巻回した
    一次コイル・二次コイルからなるカップリングコイルに
    おいて、前記絶縁パイプに二次コイルを竪巻きに巻回
    し、該二次コイルのコイルタ−ン間に任意の巻数の耐熱
    性の高圧絶縁電線からなる一次コイルを巻回し、一次コ
    イルの巻回しない二次コイルのコイルタ−ン間に紐状の
    絶縁物を介挿し、前記絶縁パイプに前記二次コイルを固
    定するとともに、該二次コイルのコイルタ−ン間を絶縁
    したことを特徴とするカップリングコイル。
JP10903491U 1991-11-25 1991-11-25 カツプリングコイル Pending JPH0546014U (ja)

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JP10903491U JPH0546014U (ja) 1991-11-25 1991-11-25 カツプリングコイル

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JPH0546014U true JPH0546014U (ja) 1993-06-18

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ID=14499935

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101859629A (zh) * 2009-04-02 2010-10-13 株式会社大亨 耦合线圈以及具有该耦合线圈的电弧焊机
JP2013042021A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Nagano Japan Radio Co コイル部品及びその製造方法

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