JPH0244507Y2 - - Google Patents

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JPH0244507Y2
JPH0244507Y2 JP18821885U JP18821885U JPH0244507Y2 JP H0244507 Y2 JPH0244507 Y2 JP H0244507Y2 JP 18821885 U JP18821885 U JP 18821885U JP 18821885 U JP18821885 U JP 18821885U JP H0244507 Y2 JPH0244507 Y2 JP H0244507Y2
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coil
interlayer insulating
insulating paper
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copper wire
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) トランス、安定器その他の電磁装置におけるコ
イル構造に関する。
(従来の技術) トランス、安定器その他の電磁装置には、第5
図に示す如くエナメル被覆銅線1を鉄心2に層状
に巻回してコイル3を構成するようにしたものが
ある。この種の従来のコイル構造では同図に示す
ようにコイル3の各層毎にコイル幅と略同幅の層
間絶縁紙4を挿入し、これにより銅線1のエナメ
ル被膜の耐電圧を補強し、コイル3の各層間を絶
縁するようにしたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の場合コイル幅と略同幅の層間
絶縁紙4を各層毎に介在していたため、コイル3
に対して層間絶縁紙4の占める割合が大きくな
り、これによりエナメル被覆銅線1の長さの割に
コイル3が分厚くなり、装置全体が大型化すると
共に、多くの絶縁紙を必要とし、製造費が高く付
いた。
本考案は上記問題点に鑑み、コイルの各層間の
絶縁を一定に保持したままで、層間絶縁紙の量を
半減できて、装置全体を極力小型化し得ると共
に、安上りに製造できるようにしたものである。
(問題点を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段
は、エナメル被覆銅線15を鉄心11に層状に巻
回して成るコイル構造において、エナメル被覆銅
線15をその折返し部分の2層毎に挟むように、
層間絶縁紙18がコイル12の幅方向両側に層毎
に交互に挿入配置されている点にある。
(作用) エナメル被覆銅線15をその折返し部分の2層
毎に挟むように層間絶縁紙18があるため、コイ
ル12の内外に隣り合う層間のうちの最も電位差
の大きい側に層間絶縁紙18を介在することがで
き、小幅の層間絶縁紙18で効率よく層間を絶縁
することができる。
即ち、第1図に示すようにエナメル被覆銅線1
5を、巻始め端a1から巻始めてコイルボビン14
の両外端で銅線中途部a2,a3,a4,a5,a6で順次
折返して巻終り端aoで巻終わつている場合、巻始
め端a1から中途部a2,a3,a4,a5,a6までの電位
は第4図に示す如く巻始め端a1からの長さに略比
例して高くなり、層間の電位差は、内外に隣り合
う折返し部分同志の間が最大となり、折返し部分
の2層間の電位差は0又は0に近い値となる。従
つて、この場合電位差の高い側にのみ層間絶縁紙
18を挿入配置していることになり、このため小
幅の層間絶縁紙18で総ての層間において一定の
絶縁を確保し得、層間絶縁紙18の無駄を省いて
その量を半減できる。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第1図において、11は積層鉄心、12はコ
イルで、積層鉄心11の中央磁路13にコイルボ
ビン14を介してエナメル被覆銅線15を鉄心1
2に層状に巻回して成る。
a1はエナメル被覆銅線15の巻始め端、aoはエ
ナメル被覆銅線15の巻終り端であり、エナメル
被覆銅線15はボビン14の一端からボビン14
他端に向けて螺旋状に巻き進められ、ボビン14
の各外端で折り返されて、順次外周に巻重ねられ
ている。
18は層間絶縁紙で、コイル12の略半分の幅
に構成され、エナメル被覆銅線15をその折返し
部分の2層毎に挟むように、コイル12の幅方向
両側に層毎に交互に挿入配置されている。
なお、前記実施例では層間絶縁紙18をコイル
幅の略半分に形成しているが、これに代え、第2
図に示すように層間絶縁紙18の幅をコイル幅の
半分よりやや短く形成するようにしてもよいし、
また第3図に示すようにやや長く形成するように
してもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、エナメル被覆銅線15をその
折返し部分の2層毎に挟むように、層間絶縁紙1
8がコイル12の幅方向両側に層毎に交互に挿入
配置されているので、コイル12の内外に隣り合
う層間のうち電位差の大きい側に層間絶縁紙18
を介在して、すべての層間で一定の絶縁を保持し
たままで、層間絶縁紙18を極力小幅に形成して
効率よく絶縁することが可能となり、従つて層間
絶縁紙18の無駄を省いてその量を半減でき、コ
イル12を安価に製造できると共に、層間絶縁紙
18の占める割合を少なくして装置全体を極力小
型化し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図及び第3図は夫々他の実施例を示す側断面
図、第4図は作用説明用のグラフ、第5図は従来
例を示す側断面図である。 11……積層鉄心、12……コイル、15……
エナメル被覆銅線、18……層間絶縁紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エナメル被覆銅線15を鉄心11に層状に巻回
    して成るコイル構造において、エナメル被覆銅線
    15をその折返し部分の2層毎に挟むように、層
    間絶縁紙18がコイル12の幅方向両側に層毎に
    交互に挿入配置されていることを特徴とするコイ
    ル構造。
JP18821885U 1985-12-05 1985-12-05 Expired JPH0244507Y2 (ja)

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JP18821885U JPH0244507Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS6296820U JPS6296820U (ja) 1987-06-20
JPH0244507Y2 true JPH0244507Y2 (ja) 1990-11-27

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