JPH0582351A - 電磁装置 - Google Patents

電磁装置

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Publication number
JPH0582351A
JPH0582351A JP11986491A JP11986491A JPH0582351A JP H0582351 A JPH0582351 A JP H0582351A JP 11986491 A JP11986491 A JP 11986491A JP 11986491 A JP11986491 A JP 11986491A JP H0582351 A JPH0582351 A JP H0582351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
film
insulating film
magnetic
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11986491A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Matsuo
晃伸 松尾
Hidenori Kakehashi
英典 掛橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11986491A priority Critical patent/JPH0582351A/ja
Publication of JPH0582351A publication Critical patent/JPH0582351A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁装置のインダクタンス値を大きくし、飽
和しにくくし、絶縁信頼性を高める。また製造を容易に
する。 【構成】 一枚の連続した絶縁フィルム1上の巻き始め
側に磁性薄膜2を配置し、巻き終り側に導電性薄膜3を
配置し、かつ磁性薄膜2の配置領域と導電性薄膜3の配
置領域との間に少なくとも1ターンの絶縁用領域1aを
設け、この状態で絶縁フィルム1を巻回する。 【効果】 絶縁フィルム1および磁性薄膜2によるコア
部11が中心にかたまり、絶縁フィルム1および導電性
薄膜3によるコイル部13が絶縁用領域1aによる絶縁
層部12を介してコア部11を包囲するので、インダク
タンス値を容易に大きくすることができ、飽和しにくく
し、絶縁信頼性を高めることができる。また、一枚の連
続した絶縁フィルム1を巻回するだけであり、製造が容
易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶縁フィルム上に磁
性薄帯もしくは薄膜と導電性薄膜とを配置した状態で絶
縁フィルムを巻回してなる、例えばインダクタ素子等の
電磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、箔を利用して各種電子部品を
作成することが行われている。その中において、絶縁フ
ィルム上に磁性薄帯もしくは磁性薄膜および導体性薄膜
を配置した状態で絶縁フィルムを巻回して形成する箔巻
き型のインダクタ素子は数多く研究されていて、電気特
性の改善、製造工程の簡略化、回路への応用、さらに素
子自体の小型軽量化を目的として色々なものが提案され
ている。
【0003】図2に従来のこの種のインダクタ素子の一
部展開状態の斜視図を示す。このインダクタ素子は、長
尺の第1の絶縁フィルム21上にアルミ箔等の導電性薄
膜22を被着するとともに導電性薄膜22の両端部にリ
ード端子23,24を接着し、長尺の第2の絶縁フィル
ム25上に磁性薄帯もしくは磁性薄膜26を被着し、第
1,第2および第3の絶縁フィルム21,25,27を
その間に導電性薄膜22および磁性薄帯もしくは磁性薄
膜26を介在させた状態に重ね合わせ、この状態で第
1,第2および第3の絶縁フィルム21,25,27を
一体的に巻回して形成している。
【0004】このインダクタ素子は、導電性薄膜22を
コイルとし、磁性薄帯もしくは磁性薄膜26をコアとす
ることで、コンデンサあるいは抵抗器等の電子部品と同
様な感覚で使用することができ、小型軽量化を達成でき
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インダクタ素子は、導電性薄膜22を被着した絶縁フィ
ルム21と磁性薄帯もしくは磁性薄膜26を被着した絶
縁フィルム25と何も被着しない絶縁フィルム27を重
ね合わせて巻回する構成であるので、導電性薄膜22の
層と磁性薄帯もしくは磁性薄膜26の層とが1層ずつ交
互に配設されることになり、インダクタンス値を大きく
するのが困難で、また飽和しやすく、さらに絶縁信頼性
が低いという、電気特性上の問題があって、回路へ組み
込む際に、特定の範囲での使用に限定されてしまった。
【0006】また、構成の異なる3種類の絶縁フィルム
21,25,27を重ねた状態で巻回するので、巻回工
程が複雑になって製造が容易でないという問題がある。
したがって、この発明の目的は、インダクタンス値を容
易に大きくすることができ、また飽和しにくくし、さら
に絶縁信頼性を高めることができ、また製造が容易な電
磁装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の電磁装置は、
一枚の連続した絶縁フィルム上の巻き始め側に磁性薄帯
もしくは磁性薄膜を配置するとともに、絶縁フィルム上
の巻き終り側に導電性薄膜を配置し、かつ磁性薄帯もし
くは磁性薄膜の配置領域と導電性薄膜の配置領域との間
に少なくとも1ターンの絶縁用領域を設け、この状態で
絶縁フィルムを巻回して形成したものである。
【0008】
【作用】この発明の構成によれば、絶縁フィルムおよび
磁性薄帯もしくは磁性薄膜によるコア部が中心にひとか
たまりとなり、絶縁フィルムの絶縁用領域による絶縁層
部がコア部を包囲し、絶縁フィルムおよび導電性薄膜に
よるコイル部が絶縁層部を介してコア部を包囲すること
になる。この結果、インダクタンス値を容易に大きくす
ることができ、また飽和しにくくし、さらに絶縁信頼性
を高めることができる。また、一枚の連続した絶縁フィ
ルムを巻回するだけであるので、製造が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1(a)はこの発明の一実施例のインダ
クタ素子の展開状態の平面図、図1(b)は同じくイン
ダクタ素子の巻回後の斜視図、図1(c)は同じくイン
ダクタ素子の巻回後の縦断面図である。
【0010】この実施例のインダクタ素子は、図1
(a)に示すように、1枚の連続した絶縁フィルム1上
の巻き始め側に磁性薄帯もしくは磁性薄膜2を被着する
とともに、絶縁フィルム1上の巻き終り側にアルミ箔等
の導電性薄膜3を被着し、さらに導電性薄膜3の両端部
にリード端子4,5を接着している。この場合、絶縁フ
ィルム1の中間部には磁性薄帯もしくは磁性薄膜2およ
び導電性薄膜3の双方がともに被着されていない絶縁用
領域1aを設けている。そして、磁性薄帯もしくは磁性
薄膜2側の端部を巻き始め側とするとともに導電性薄膜
3側の端部を巻き終り側とした状態で上記絶縁フィルム
1を巻回することで、インダクタ素子を作成している。
上記において、絶縁フィルム1上の絶縁用領域1aは、
絶縁フィルム1を巻回した状態で少なくとも1ターン以
上となるようにその長さが設定されている。
【0011】作成されたインダクタ素子は、図1
(b),(c)に示すように、絶縁フィルム1および磁
性薄帯もしくは磁性薄膜2からなるコア部11が中心に
位置し、絶縁フィルム1のみからなる絶縁層部12がコ
ア部11を包囲するように位置し、絶縁フィルム1およ
び導電性薄膜3からなるコイル部13が絶縁層部12を
介してコア部11を包囲するように位置している。この
場合、磁性薄帯もしくは磁性薄膜2の下の絶縁フィルム
1が磁性薄帯もしくは磁性薄膜2の層間絶縁膜となり、
また導電性薄膜3の下の絶縁フィルム1が導電性薄膜3
の層間絶縁膜となる。なお、図1(c)において、矢印
Aは磁力線を示している。
【0012】以上のようにして作成されたインダクタ素
子は、絶縁フィルム1および磁性薄帯もしくは磁性薄膜
2によるコア部11が中心にひとかたまりとなり、絶縁
フィルム1の絶縁用領域1aによる絶縁層部12がコア
部11を包囲し、絶縁フィルム1および導電性薄膜3に
よるコイル部13が絶縁層部12を介してコア部11を
包囲するので、インダクタンス値を容易に大きくするこ
とができ、また飽和しにくくし、さらに絶縁信頼性を高
めることができる。また、一枚の連続した絶縁フィルム
1を巻回するだけであるので、製造が容易となる。
【0013】
【発明の効果】この発明の電磁装置によれば、一枚の連
続した絶縁フィルム上の巻き始め側に磁性薄帯もしくは
磁性薄膜を配置するとともに絶縁フィルム上の巻き終り
側に導電性薄膜を配置し、かつ磁性薄帯もしくは磁性薄
膜の配置領域と導電性薄膜の配置領域との間に少なくと
も1ターンの絶縁用領域を設けた状態で絶縁フィルムを
巻回して形成したので、絶縁フィルムおよび磁性薄帯も
しくは磁性薄膜によるコア部が中心にかたまり、絶縁フ
ィルムの絶縁用領域による絶縁層部がコア部を包囲し、
絶縁フィルムおよび導電性薄膜によるコイル部が絶縁層
部を介してコア部を包囲することになり、インダクタン
ス値を容易に大きくすることができ、また飽和しにくく
し、さらに絶縁信頼性を高めることができる。また、単
一の絶縁フィルムを巻回するだけであるので、製造が容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の一実施例のインダクタ素子
の展開状態の平面図、(b)は同じくインダクタ素子の
巻回後の斜視図、(c)は同じくインダクタ素子の巻回
後の縦断面図である。
【図2】従来のインダクタ素子の一例の一部展開状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1 絶縁フィルム 1a 絶縁用領域 2 磁性薄帯もしくは磁性薄膜 3 導電性薄膜 4,5 リード端子 11 コア部 12 絶縁層部 13 コイル部
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の連続した絶縁フィルム上の巻き始
    め側に磁性薄帯もしくは磁性薄膜を配置するとともに前
    記絶縁フィルム上の巻き終り側に導電性薄膜を配置し、
    かつ前記磁性薄帯もしくは磁性薄膜の配置領域と前記導
    電性薄膜の配置領域との間に少なくとも1ターンの絶縁
    用領域を設けた状態で前記絶縁フィルムを巻回してなる
    電磁装置。
JP11986491A 1991-05-24 1991-05-24 電磁装置 Pending JPH0582351A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11986491A JPH0582351A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電磁装置

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JP11986491A JPH0582351A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電磁装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582351A true JPH0582351A (ja) 1993-04-02

Family

ID=14772164

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JP11986491A Pending JPH0582351A (ja) 1991-05-24 1991-05-24 電磁装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017057115A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 住友電工プリントサーキット株式会社 ソレノイドコイル用フレキシブルプリント配線板、ソレノイドコイル及びウエアラブルデバイス
WO2017057116A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 住友電工プリントサーキット株式会社 ソレノイドコイル用フレキシブルプリント配線板、ソレノイドコイル及びウエアラブルデバイス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017057115A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 住友電工プリントサーキット株式会社 ソレノイドコイル用フレキシブルプリント配線板、ソレノイドコイル及びウエアラブルデバイス
WO2017057116A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 住友電工プリントサーキット株式会社 ソレノイドコイル用フレキシブルプリント配線板、ソレノイドコイル及びウエアラブルデバイス

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