JPH0222965Y2 - - Google Patents

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JPH0222965Y2
JPH0222965Y2 JP1983127685U JP12768583U JPH0222965Y2 JP H0222965 Y2 JPH0222965 Y2 JP H0222965Y2 JP 1983127685 U JP1983127685 U JP 1983127685U JP 12768583 U JP12768583 U JP 12768583U JP H0222965 Y2 JPH0222965 Y2 JP H0222965Y2
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JP
Japan
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insulating resin
resin layer
metal foil
coil
laminated
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JP1983127685U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 この考案は、コイルに関するもので、特に、Q
の高い小形のチツプコイルとして適したコイルに
関するものである。
先行技術の説明 一般に、コイルとしては、巻線型と積層型とが
ある。
巻線型は、フエライト磁芯に銅線を巻いて構成
したものである。この巻線型コイルには、機械的
強度の問題や、小さなインダクタンスがとりにく
いことや、小形化に適さない、等の問題があつ
た。
積層型は、フエライトシートとインダクタンス
形成用導体とを交互に印刷等により積層した後、
焼成して一体化されたものである。この積層型コ
イルは、それ自身の形状から機械的強度に優れ、
小さなインダクタンスにも対応でき、小形化も可
能であるが、通常、インダクタンス形成用導体は
ガラスフリツトを含む導電ペーストから構成され
るため、直流抵抗が大きくなり、そのためQが低
く、また、高価であるという欠点があつた。
考案の目的 それゆえに、この考案の目的は、小形で、Qが
高く、機械的強度が大きく、安価なコイルを提供
することである。
考案の概要 この考案は、長尺シート状の絶縁性樹脂層の上
に、当該絶縁性樹脂層より幅の狭い長尺シート状
の金属箔を重ね、これら両者が共にコイル状の形
態をとりながら交互に積層され、積層された絶縁
性樹脂層同士が熱圧着されてなる、コイルであ
る。
考案の効果 この考案によれば、インダクタンス形成用導体
として、金属箔を用いるため、直流抵抗が小さく
なり、従来の積層型コイルに比べて、Qが高くな
る。また、絶縁性樹脂層を用いるので、従来の積
層型コイルのような高温焼成を必要とせず、コイ
ル形成も容易であり、インダクタンス形成用導体
として貴金属を用いる必要がないので、安価にコ
イルを得ることができる。また、絶縁性樹脂層や
金属箔は、加工性に優れ、任意の形状のものを容
易に得ることができるので、コイルとして任意の
形状のものが可能であり、しかも、チツプ化や小
形化が容易である。特に、この考案によるコイル
は、全体として積層筒体の形態をなし、かつ絶縁
性樹脂層と金属箔とはいずれも薄くできるため、
インダクタンスを大きくするために、これらの積
層数を増やしても、それほど大型化しない。ま
た、機械的強度の点においては、積層型チツプと
同程度のものが得られる。さらに、金属箔は、絶
縁性樹脂層の間で、この絶縁性樹脂層より狭い幅
で延びることになり、そのため閉磁路構成とされ
るので、周囲の回路へ悪影響を及ぼすことは防止
される。また、絶縁性樹脂層の主表面が互いに向
かい合つているので、積層状態を固定するために
絶縁性樹脂層同士を接合することが容易であり、
しかも接着剤を用いずに熱圧着によるので、電気
特性に悪影響を与えることがない。
実施例の説明 第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を
示している。
第1図では、得ようとするコイルの製造途中の
状態が斜視図で示されている。この第1図に示す
ように、コイル状に延びる長尺シート状の絶縁性
樹脂層1と、これと同じ形状に延びる長尺シート
状の金属箔2とが用意される。絶縁性樹脂層1と
しては、フエライトを含有するものであつても、
用途によりフエライトを含有しない単なる絶縁性
樹脂で構成されていてもよい。また、金属箔2と
しては、安価なアルミニウム箔を用いることがで
きる。
上述の絶縁性樹脂層1の上に、金属箔2が重ね
合わされ、これら両者がともにコイル状の形態を
とるように配置される。なお、第1図に示す絶縁
性樹脂層1と金属箔2との関係から明らかなよう
に、金属箔2の幅は、絶縁性樹脂層1の幅より狭
くされ、金属箔2が絶縁性樹脂層1の端縁からは
み出さないようにされる。
次に、第1図に示すように重ね合わされた絶縁
性樹脂層1と金属箔2とは、第2図に示すよう
に、熱圧着される。この熱圧着の工程に入る前に
おいては、金属箔2が、絶縁性樹脂層1と接合さ
れていても、単に絶縁性樹脂層1と重ね合わされ
ているだけの状態であつてもよい。なお、第2図
では、絶縁性樹脂層1および金属箔2の厚みが極
端に大きく描かれていることを指摘しておく。す
なわち、実際には、熱圧着されると、絶縁性樹脂
層1が相互に接合され、周面からは金属箔2が見
えない状態となるが、絶縁性樹脂層1と金属箔2
との交互の積層状態をより明確に把握できるよう
に、第2図では、絶縁性樹脂層1と金属箔2との
厚みが実際のものよりかなり大きく描かれてい
る。
第3図は、得られたコイルの平面図を示すもの
であるが、この第3図と前述の第2図とから明ら
かなように、コイルが得られたときには、金属箔
2は、その両端部を除いて、完全に絶縁性樹脂層
1によつて覆われた状態となつている。
上述した実施例では、絶縁性樹脂層1と金属箔
2とが、円を描きながらコイル状に延びていた
が、その形状は任意である。たとえば、第4図に
示すように、四角形を描いて延びるコイル状とし
てもよく、その他、三角形や、他の多角形、さら
には楕円等を描いて延びるコイル状にされてもよ
い。
さらに、絶縁性樹脂層および金属箔の幅、厚み
および長さは、任意であり、要するに、金属箔の
幅が絶縁性樹脂層の幅より狭いという条件を満た
す限り、任意に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案の一実施例を
示し、第1図は製造途中の状態を示す斜視図であ
り、第2図および第3図は得られたコイルの正面
図および平面図をそれぞれ示す。第4図はこの考
案の他の実施例を示す平面図である。 図において、1は絶縁性樹脂層、2は金属箔で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺シート状の絶縁性樹脂層と、当該絶縁性樹
    脂層より幅の狭い長尺シート状の金属箔とが、共
    にコイル状の形態をとりながら交互に積層され、
    積層された絶縁性樹脂層同士が熱圧着されてな
    る、コイル。
JP12768583U 1983-08-17 1983-08-17 コイル Granted JPS6035516U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12768583U JPS6035516U (ja) 1983-08-17 1983-08-17 コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12768583U JPS6035516U (ja) 1983-08-17 1983-08-17 コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6035516U JPS6035516U (ja) 1985-03-11
JPH0222965Y2 true JPH0222965Y2 (ja) 1990-06-21

Family

ID=30289914

Family Applications (1)

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JP12768583U Granted JPS6035516U (ja) 1983-08-17 1983-08-17 コイル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143414A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 株式会社丰田自动织机 线圈

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56119611U (ja) * 1980-02-12 1981-09-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104143414A (zh) * 2013-05-10 2014-11-12 株式会社丰田自动织机 线圈

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Publication number Publication date
JPS6035516U (ja) 1985-03-11

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