JPH0562845A - 平面トランス - Google Patents
平面トランスInfo
- Publication number
- JPH0562845A JPH0562845A JP3092891A JP9289191A JPH0562845A JP H0562845 A JPH0562845 A JP H0562845A JP 3092891 A JP3092891 A JP 3092891A JP 9289191 A JP9289191 A JP 9289191A JP H0562845 A JPH0562845 A JP H0562845A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- conductor
- transformer
- turns
- plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】平面状コイル同士の結合係数を高めてトランス
の変換効率を高めることができる平面トランスを提供し
ようとするものである。 【構成】導体2a,2bを平面状に巻回した複数の平面
状コイル4a,4bを、電気絶縁体5を介して積層した
ものであって、巻数の少ない平面状コイル4bの導体2
bの径よりも、巻数の多い平面状コイル4aの導体2a
の径を細くしたことを特徴とする。 【効果】巻数の少ない平面状コイルの導体の径よりも、
巻数の多い平面状コイルの導体の径を細くしたため、平
面状コイル同士間での内外径の寸法差が減少し、よっ
て、平面状コイル同士の結合係数が向上してトランスの
変換効率を高めることができる。
の変換効率を高めることができる平面トランスを提供し
ようとするものである。 【構成】導体2a,2bを平面状に巻回した複数の平面
状コイル4a,4bを、電気絶縁体5を介して積層した
ものであって、巻数の少ない平面状コイル4bの導体2
bの径よりも、巻数の多い平面状コイル4aの導体2a
の径を細くしたことを特徴とする。 【効果】巻数の少ない平面状コイルの導体の径よりも、
巻数の多い平面状コイルの導体の径を細くしたため、平
面状コイル同士間での内外径の寸法差が減少し、よっ
て、平面状コイル同士の結合係数が向上してトランスの
変換効率を高めることができる。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電源装置等のト
ランスとして好適な小型軽量で薄形の平面トランスに係
り,特に,複数の平面状コイル間の結合係数の向上を図
った平面トランスに関する。
ランスとして好適な小型軽量で薄形の平面トランスに係
り,特に,複数の平面状コイル間の結合係数の向上を図
った平面トランスに関する。
【0003】
【従来の技術】近年、例えば電源装置等のトランスとし
て、導線を平面状に巻回した複数の平面状コイルを、電
気絶縁体をそれぞれ介して積層した所謂平面トランスを
用いることが考えられている。
て、導線を平面状に巻回した複数の平面状コイルを、電
気絶縁体をそれぞれ介して積層した所謂平面トランスを
用いることが考えられている。
【0004】この平面トランスは図2に示すように、例
えば導線11を巻回して形成した2枚の平面状コイル1
2a,12bをシート状の電気絶縁体13を介して積層
し、この積層体の上下両面をさらにシート状の電気絶縁
体14,14を介して図中上下一対の磁性体15a,1
5bにより挟持させ、一方の平面状コイル12aを一次
側、他方の平面状コイル12bを二次側に構成するもの
である。
えば導線11を巻回して形成した2枚の平面状コイル1
2a,12bをシート状の電気絶縁体13を介して積層
し、この積層体の上下両面をさらにシート状の電気絶縁
体14,14を介して図中上下一対の磁性体15a,1
5bにより挟持させ、一方の平面状コイル12aを一次
側、他方の平面状コイル12bを二次側に構成するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された平面状トランスに使用される平面状コ
イルを形成する導線の線径は、通常同一であるから、巻
数の異なる一次側のコイルと二次側のコイルの外径が異
なる。
ように構成された平面状トランスに使用される平面状コ
イルを形成する導線の線径は、通常同一であるから、巻
数の異なる一次側のコイルと二次側のコイルの外径が異
なる。
【0006】したがって、この外径の相違によって、結
合係数が減少して、トランスの変換効率が低下するとい
う課題が考えられる。
合係数が減少して、トランスの変換効率が低下するとい
う課題が考えられる。
【0007】これは、平面状コイル同士間で外径の寸法
差があると,その寸法差により形成される空間に磁束が
リークし、磁気損失が増大するためであると考えられ
る。
差があると,その寸法差により形成される空間に磁束が
リークし、磁気損失が増大するためであると考えられ
る。
【0008】そこで、本発明は、上記支障を考慮してな
されたもので、平面状コイル同士の結合係数を高めてト
ランスの変換効率を高めることができる平面トランスを
提供しようとするものである。
されたもので、平面状コイル同士の結合係数を高めてト
ランスの変換効率を高めることができる平面トランスを
提供しようとするものである。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の平面トランスは、導体を平面状に巻回した
複数の平面状コイルを、電気絶縁体を介して積層したも
のであって、巻数の少ない平面状コイルの導体の径より
も、巻数の多い平面状コイルの導体の径を細くしたこと
を特徴とするものである。
に、本発明の平面トランスは、導体を平面状に巻回した
複数の平面状コイルを、電気絶縁体を介して積層したも
のであって、巻数の少ない平面状コイルの導体の径より
も、巻数の多い平面状コイルの導体の径を細くしたこと
を特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、巻数の少ない平面状コイルの
導体の径よりも、巻数の多い平面状コイルの導体の径を
細くしたため、平面状コイル同士間での内外径の寸法差
が減少し、よって、平面状コイル同士の結合係数が向上
してトランスの変換効率が高まる。
導体の径よりも、巻数の多い平面状コイルの導体の径を
細くしたため、平面状コイル同士間での内外径の寸法差
が減少し、よって、平面状コイル同士の結合係数が向上
してトランスの変換効率が高まる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
説明する。
【0013】図1に、本発明の平面トランスの一実施例
の縦断面図を示すように、平面トランス1は、ワイヤ径
40μの導体2aを15μの絶縁層3で被覆し、これを
スパイラル状に200ターン巻回させて形成した外径3
0mmの平面状コイル4aと、110μの導体2bを15
μの絶縁層3で被覆し、これをスパイラル状に100タ
ーン巻回させて形成した外径30mmの平面状コイル4b
を、シート状の電気絶縁体5を介して積層し、この積層
体の上下を、さらにシート状の電気絶縁体6,6を各々
介して図中上下一対の例えば32mm四方のフェライト板
等の磁性体7a,7bにより挟持させて構成させてい
る。
の縦断面図を示すように、平面トランス1は、ワイヤ径
40μの導体2aを15μの絶縁層3で被覆し、これを
スパイラル状に200ターン巻回させて形成した外径3
0mmの平面状コイル4aと、110μの導体2bを15
μの絶縁層3で被覆し、これをスパイラル状に100タ
ーン巻回させて形成した外径30mmの平面状コイル4b
を、シート状の電気絶縁体5を介して積層し、この積層
体の上下を、さらにシート状の電気絶縁体6,6を各々
介して図中上下一対の例えば32mm四方のフェライト板
等の磁性体7a,7bにより挟持させて構成させてい
る。
【0014】すなわち,上記の平面状コイル4a,4b
は、導体2a,2bの巻回方向における導体2a,2b
の最大幅で定義される導体の径の関係について、巻数の
少ない平面状コイル4bの導体2bの径よりも、巻数の
多い平面状コイル4aの導体2aの径を細くしてあるも
のである。
は、導体2a,2bの巻回方向における導体2a,2b
の最大幅で定義される導体の径の関係について、巻数の
少ない平面状コイル4bの導体2bの径よりも、巻数の
多い平面状コイル4aの導体2aの径を細くしてあるも
のである。
【0015】以上のように構成した平面トランス1と、
一方の平面状コイルをワイヤ径40μの導体を15μの
絶縁層で被覆し、これをスパイラル状に200ターン巻
回させたものと、他方の平面状コイルをワイヤ径40μ
の導体を15μの絶縁層で被覆し、これをスパイラル状
に100ターン巻回させたものとを積層して形成した同
一構成の平面トランスとの結合係数を比較したところ、
本実施例のものは、後者の比較例のものに比べて、大幅
な結合係数の向上が確認された。
一方の平面状コイルをワイヤ径40μの導体を15μの
絶縁層で被覆し、これをスパイラル状に200ターン巻
回させたものと、他方の平面状コイルをワイヤ径40μ
の導体を15μの絶縁層で被覆し、これをスパイラル状
に100ターン巻回させたものとを積層して形成した同
一構成の平面トランスとの結合係数を比較したところ、
本実施例のものは、後者の比較例のものに比べて、大幅
な結合係数の向上が確認された。
【0016】これは、巻数の少ない平面状コイルの導体
の径よりも、巻数の多い平面状コイルの導体の径を細く
したことに伴い平面状コイル同士間での内外径の寸法差
が減少したため、磁束のリークが低減したことに起因す
るものと推察される。
の径よりも、巻数の多い平面状コイルの導体の径を細く
したことに伴い平面状コイル同士間での内外径の寸法差
が減少したため、磁束のリークが低減したことに起因す
るものと推察される。
【0017】つまり、本実施例によれば、平面状コイル
の結合係数を高め、トランスとしての変換効率の向上を
図ることができる。
の結合係数を高め、トランスとしての変換効率の向上を
図ることができる。
【0018】尚、以上の実施例においては、平面状コイ
ルとして、円形形状の断面を有する導体を用いたものに
ついて説明しているが、これに限定されるものではな
く、例えば長方形断面の導体や、あるいは、エッチング
コイル等を適用してもよい。
ルとして、円形形状の断面を有する導体を用いたものに
ついて説明しているが、これに限定されるものではな
く、例えば長方形断面の導体や、あるいは、エッチング
コイル等を適用してもよい。
【0019】さらに、以上の実施例においては、導体外
面を絶縁層で被覆し、さらに平面状コイルを絶縁体を介
して積層したものについて説明しているが、導体間およ
び平面状コイル間が絶縁状態に維持できれば、一方の絶
縁部材を省略することができるものである。
面を絶縁層で被覆し、さらに平面状コイルを絶縁体を介
して積層したものについて説明しているが、導体間およ
び平面状コイル間が絶縁状態に維持できれば、一方の絶
縁部材を省略することができるものである。
【0020】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によれ
ば、巻数の少ない平面状コイルの導体の径よりも、巻数
の多い平面状コイルの導体の径を細くしたため、平面状
コイル同士間での内外径の寸法差が減少し、よって、平
面状コイル同士の結合係数が向上してトランスの変換効
率を高めることができる。
ば、巻数の少ない平面状コイルの導体の径よりも、巻数
の多い平面状コイルの導体の径を細くしたため、平面状
コイル同士間での内外径の寸法差が減少し、よって、平
面状コイル同士の結合係数が向上してトランスの変換効
率を高めることができる。
【図1】本発明の平面トランス一実施例を示す切欠断面
図
図
【図2】従来の平面トランスの一例を示す断面図
1・・・・・平面トランス 2a,2b ・・・導体 3・・・・・絶縁層 4a,4b ・・・平面
状コイル 5・・・・・電気絶縁体 6 ・・・・・電気
絶縁体 7a,7b・・・磁性体
状コイル 5・・・・・電気絶縁体 6 ・・・・・電気
絶縁体 7a,7b・・・磁性体
Claims (1)
- 【請求項1】導体を平面状に巻回した複数の平面状コイ
ルを、電気絶縁体を介して積層した平面トランスにおい
て、 巻数の少ない平面状コイルの導体の径よりも、巻数の多
い平面状コイルの導体の径を細くしたことを特徴とする
平面トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092891A JPH0562845A (ja) | 1991-03-31 | 1991-03-31 | 平面トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092891A JPH0562845A (ja) | 1991-03-31 | 1991-03-31 | 平面トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562845A true JPH0562845A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=14067085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3092891A Pending JPH0562845A (ja) | 1991-03-31 | 1991-03-31 | 平面トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0562845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6009236A (en) * | 1994-09-26 | 1999-12-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Digital video signal record and playback device and method for giving priority to a center of an I frame |
JP2012164928A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Denso Corp | トランス |
JP2021039823A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社東芝 | 電気機器 |
-
1991
- 1991-03-31 JP JP3092891A patent/JPH0562845A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6009236A (en) * | 1994-09-26 | 1999-12-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Digital video signal record and playback device and method for giving priority to a center of an I frame |
US6134382A (en) * | 1994-09-26 | 2000-10-17 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Digital video signal record and playback device and method for giving priority to a center of an I frame |
US6549717B2 (en) | 1994-09-26 | 2003-04-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Digital video signal record and playback device and method for giving priority to a center of an I frame |
JP2012164928A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-08-30 | Denso Corp | トランス |
JP2021039823A (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-11 | 株式会社東芝 | 電気機器 |
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