JPS6311687Y2 - - Google Patents

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JPS6311687Y2
JPS6311687Y2 JP127982U JP127982U JPS6311687Y2 JP S6311687 Y2 JPS6311687 Y2 JP S6311687Y2 JP 127982 U JP127982 U JP 127982U JP 127982 U JP127982 U JP 127982U JP S6311687 Y2 JPS6311687 Y2 JP S6311687Y2
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JP
Japan
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coil
conductor
winding
shield
section
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JP127982U
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JPS58105121U (ja
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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は巻線端部の電位分布を改善した誘導電
器巻線に関する。
考案の技術的背景 例えば変圧器の高圧巻線のように高電圧が印加
される巻線端部は鉄心ヨークに近いため電界が集
中し局部的に高いストレスがかゝる。そのため第
1図に示すごとく巻線端に電界集中を緩和するた
めの静電シールド103を設けることが多い。し
かし静電シールド103を設けると巻線101の
端部セクシヨン101Aから鉄心ヨーク102ま
での距離Lが電圧に応じて絶縁上必要な距離Dよ
り静電シールドの厚さ分だけ余分に必要になる。
そこで電圧がそれほど高くない場合は第2図に
示すように静電シールドを省略してコイル101
の端部セクシヨン101Aだけその表面全体に絶
縁層104を設けることが行なわれている。この
ようにすることにより絶縁表面の電界が緩和され
巻線端部を電気的に強化することができる。
背景技術の問題点 しかし上記の場合コイルセクシヨン101Aの
絶縁層が厚いためこのセクシヨンの導体の温度上
昇が高くなるので、このセクシヨンだけ導体断面
積を大きくして電流密度を下げる必要があつた。
そのため断面寸法が異なる導体をセクシヨン10
1Aと次のセクシヨン101Bとの間で接続する
ことになり、その結果接続個所が品質上の弱点に
なり、また工数が増加するという問題があつた。
考案の目的 本考案は上記の点に鑑みなされたもので、構造
簡単で工数増加をともなうことなく巻線端部の電
界緩和と耐インパルス電圧特性の改善を計ること
ができる誘導電器巻線を提供することを目的とす
る。
考案の概要 本考案は巻線端部のコイルセクシヨンの内周・
外周にコイル導体の絶縁より厚く絶縁したシール
ド導体を設け、その一方のシールド導体を線路端
に接続し、他方のシールド導体を次段のコイルセ
クシヨンに巻回されたシールド導体に接続するこ
とを特徴とする。
考案の実施例 第3図は本考案の一実施例を示す。図におい
て、101は絶縁されたコイル導体を外側から内
側に巻回したコイルセクシヨンと内側から外側に
巻回したコイルセクシヨンを軸方向に交互に配置
して構成した巻線で、コイル導体を示す枠中の数
字は巻回順序を示す。この巻線101の端部セク
シヨン101Aの内周および外周にコイル導体の
絶縁よりも厚く絶縁したシールド導体105Aお
よび105Bを配置し、内周側のシールド導体1
05Aを線路端子Uに接続し、外周側のシールド
導体105Bを2番目のセクシヨン101Bの外
側から1本目と2本目のコイル導体間に配置され
たシールド導体105Cに接続する。その際各セ
クシヨンのビルドを揃えるように絶縁物の詰め物
106を挿入して調整する。
このようにシールド導体を配置すれば、コイル
セクシヨン101Aの外側および内側に設けたシ
ールド導体105Bおよび105Aがコイル導体
1および4をシールドすることによりコイル導体
端部の電界集中が緩和される。これに対しシール
ド導体105A,105Bの端部の電界は強くな
るがシールド導体105A,105Bには負荷電
流が流れないのでコイル導体の絶縁に比べて十分
厚い絶縁を施すことができる。従つてシールド導
体105A,105Bおよび105Cの絶縁表面
の電界強度は絶縁表面上の点がこの絶縁層の厚さ
分だけ導体表面から遠くなることと、絶縁層が厚
いためシールド導体端部の絶縁表面上の曲率が大
きくなることから、シールド導体がなかつた場合
のコイル導体1,4の絶縁表面にかゝる電界強度
より低くなる。一方シールド導体の導体表面上の
電界はシールド導体がないときのコイル導体の導
体表面と同じ程度になるが、一般に絶縁紙の耐圧
は油の耐圧に比べ十分大きいのでシールド導体の
導体表面が絶縁上の弱点となることはない。
さらに上記シールド導体105A,105B,
105Cは制振しやへい導体としての役割も果す
利点がある。すなわちシールド導体105Aとコ
イル導体4との間の静電容量が線路端子とコイル
導体4との間に直列静電容量として付加された形
になり、またシールド導体105Bとコイル導体
1との間の静電容量とシールド導体105Cとコ
イル導体7および8との間の静電容量の直列接続
で与えられる静電容量がコイル導体1とコイル導
体7および8との間に直列静電容量として付加さ
れる形になり、結局巻線101の線路端近傍の直
列静電容量を大きくすることができ巻線の耐イン
パルス電圧特性を改善することができる。
考案の効果 本考案によれば巻線端部のコイルセクシヨンの
内周・外周にコイル導体の絶縁より厚く絶縁され
たシールド導体を配置し、その一方のシールド導
体を線路端子に他方のシールド導体を次のコイル
セクシヨンに巻回されたシールド導体に接続する
ことにより巻線端部の電界が緩和され耐インパル
ス電圧特性の改善を計ることができる。また巻線
端部の静電シールドを省略できるので小形になる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は夫々従来の誘導電器巻線
の異なる例を示す巻線端部の断面図、第3図は本
考案による誘導電器巻線の一実施例を示す巻線端
部の断面図である。 101A,101B,101C……コイルセク
シヨン、105A,105B,105C……シー
ルド導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁したコイル導体を外側から内側に巻回して
    形成したコイルセクシヨンと内側から外側に巻回
    して形成したコイルセクシヨンとを軸方向に交互
    に配置して成る巻線において、この巻線の線路端
    子側端部コイルセクシヨンの内側・外側、および
    次段のコイルセクシヨンの最外側コイル導体とそ
    の内側のコイル導体との間に夫々コイル導体の絶
    縁厚より厚く絶縁したシールド導体を設けると共
    に、前記端部コイルセクシヨンの内側シールド導
    体を線路端子に、外側シールド導体を前記次段の
    コイルセクシヨンのシールド導体に夫々接続した
    ことを特徴とする誘導電器巻線。
JP127982U 1982-01-11 1982-01-11 誘導電器巻線 Granted JPS58105121U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP127982U JPS58105121U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 誘導電器巻線

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JP127982U JPS58105121U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 誘導電器巻線

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Publication Number Publication Date
JPS58105121U JPS58105121U (ja) 1983-07-18
JPS6311687Y2 true JPS6311687Y2 (ja) 1988-04-05

Family

ID=30014306

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JP127982U Granted JPS58105121U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 誘導電器巻線

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JPS58105121U (ja) 1983-07-18

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