JPH0512995Y2 - - Google Patents

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JPH0512995Y2
JPH0512995Y2 JP1985157833U JP15783385U JPH0512995Y2 JP H0512995 Y2 JPH0512995 Y2 JP H0512995Y2 JP 1985157833 U JP1985157833 U JP 1985157833U JP 15783385 U JP15783385 U JP 15783385U JP H0512995 Y2 JPH0512995 Y2 JP H0512995Y2
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coil
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coil window
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、静止誘導機器に関するものであ
り、もう少し詳しくいうと、コイル窓内で、タン
グウエツジとタング支えにより、鉄心のレツグを
上下から締付けてなる静止誘導機器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第4図は、従来の一般的な静止誘導機器である
外鉄形変圧器を示し、図において、下部タンク1
の上面周辺に下部タンクフランジ2が設けられて
いる。下部タンク1内にはコイル窓4のあるコイ
ル3が、下部タンク1の上方にまで突出して配置
されている。コイル窓4の下部には、断面が逆T
字状のタング支え5が、下部タンクフランジ2上
面に支持されて配置されている。スペーサ6は鉄
心7の外周下面と下部タンクフランジ2間に挿着
されている。コイル窓4の上端にはタングウエツ
ジ8が挿着されている。鉄心7の外周上面にはス
ペーサ9を介して鉄心押え11が配置されてい
る。上部タンク10の下面周辺には下部タンクフ
ランジ2に溶接接合された上部タンクフランジ1
2が設けられている。コイル窓4内には、タング
支え5の垂直部5aの厚さに相当するタング空〓
13が形成されている。
次に、上記の構成になる外鉄形変圧器の組立手
順を簡単に説明する。
最初に、下部タンク1にコイル3を立てる。次
に、断面が逆T字状のタング支え5を、その長さ
方向の両端が下部タンクフランジ2に乗るよう
に、コイル窓4内の下部に配置し、コイル3外周
の下部タンクフランジ2の上には下部スペーサ6
を配置する。
ついで、タング支え5および下部スペーサ6の
上に鉄心7を積層したあと、コイル3外周の鉄心
7上に上部スペーサ9を配置し、コイル窓4内の
鉄心7とコイル3との間にタングウエツジ8を打
ち込んで挿入する。
タングウエツジ8を挿入することにより、コイ
ル窓4内の鉄心7が締め付けられるとともに、コ
イル3および鉄心7の重量はタング支え5を介し
て下部タンク1で支えられることになる。
次に、上部タンク10を上からかぶせ、上部タ
ンク10の内周に設けられた鉄心押え11により
コイル3外周部の鉄心7が締め付けられる。
最後に、上部タンク10の下面周辺に設けられ
た上部タンクフランジ12と下部タンクフランジ
2との間を溶接し、固定する。
鉄心7は、第5図に示すように、レツグ7A、
ヨーク7B,7Cからなつており、実線および破
線で示した鉄心素板を交互に積層することによ
り、第4図で示した鉄心7が得られる。13は、
コイル窓4内のレツグ7A間に生じるタング空〓
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のような従来の静止誘導機器では、タング
押えの垂直部上方にタング空〓が生じる。したが
つて、磁束の発生および磁路の形成といつた鉄心
の基本機能上からは、コイル窓内において、鉄心
のみが有効に作用しており、タング空〓は鉄心の
機能に何ら寄与しないという問題点があつた。
この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、コイル窓内でタング空〓を生じな
い静止誘導機器を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る静止誘導機器は、コイル窓を形
成してコイルが巻回されコイル窓内に配置される
部分であるレツグを有する鉄心と、レツグの上部
に配設されたタングウエツジと、レツグの下部に
配設され逆T字状のタング支えとを含み、タング
ウエツジとレツグとの間およびタング支えとレツ
グとの間に空〓が存在しないものである。
〔作用〕
この考案においては、従来の鉄心構成でできる
タング押えの垂直部の上方のタング空〓が無くな
るので、コイル窓内面積に占める鉄心断面積の比
が大きくなり、その結果、機器全体がコンパクト
になる。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例の外鉄形変圧器を
示し、図において、符号1〜6および8〜12は
第4図におけると同一部分であり、その組立て手
順も同様である。
ここでは、鉄心77は、タング支え5の垂直部
5aの高さまでは、第5図で示した従来のものの
場合と同様に構成されている。
タング支え5の垂直部5aの高さより上方の位
置では、鉄心77は第2図のように構成されてい
る。すなわち、77cは左右共通のレツグ、77
A,77Bおよび77Dはヨークである。レツグ
77Cの鉄心幅はコイル窓4の幅寸法と同一にな
つており、したがつてタング空〓は生じない。
第2図において、実線および破線で示した鉄心
素板を、交互に積層して、第1図で示したタング
支え5の垂直部5aより上方の鉄心77が得られ
る。
変圧器の基本式は下記の(1)および(2)式で示され
る。
E=4.44・f・N・φ (1) =4.44・f・N・B・S (2) ここで、E:誘起電圧 f:周波数 N:コイルの巻数 φ:コイル窓内鉄心の通過磁束 B:コイル窓内鉄心の磁束密度 S:コイル窓内鉄心の断面積 この考案による変圧器において、f,N,φお
よびEを従来の変圧器のそれと同じにする場合を
考えると、この考案における鉄心77では、コイ
ル窓4内にタング空〓を有しないので、従来構成
の鉄心7と同一のSを得るにはコイル3のコイル
窓4の面積をタング空〓が減つた分だけ小さくす
ることができる。
コイル窓4は長方形となつているので、コイル
窓面積縮小は、コイル窓4の幅や高さあるいはそ
の両方を縮小することにより得られる。
コイル窓4が小さくなるとコイル3の1ターン
当りの周長が短くなり、同じNターン巻いた場合
のコイル3の外形寸法も小さくなる。コイル寸法
が小さくなるとそれにつれて鉄心寸法(ヨーク鉄
心長さ)が小さくなる。また、下部タンク1およ
び上部タンク10が縮小され、絶縁油量も減少す
ることができる。
なお、上記説明では、単相変圧器について述べ
たが、これに限らず、3相変圧器にも実施できる
ことはいうまでもない。第3図は3相変圧器の場
合の第2図相当の平面図で、77C′はレツグ、7
7A′,77B′,77D′および77Eはヨークで
あつて、これらの鉄心素板を、実線および破線で
示すものを交互に積層することにより、第1図で
示したタング支え5の垂直部5aより上方の鉄心
が得られ、同様の効果を奏する。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したとおり、タングウエ
ツジとレツグとの間、およびタング支えとレツグ
との間に空〓が存在しないので、コイル窓内にお
ける鉄心断面積の割合を大きくすることができ、
従つて、鉄心断面積を一定に保ちながら鉄心の外
形を小さくできるため、機器の小型化を図ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の一部断面側面
図、第2図は第1図の−線に沿う平面での断
面図、第3図は他の実施例の要部平面図、第4図
は従来の外鉄形変圧器の一部断面側面図、第5図
は第4図の−線に沿う平面での断面図であ
る。 3……コイル、4……コイル窓、5……タング
支え、77……鉄心、8……タングウエツジ、7
7C,77C′……レツグ。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コイル窓を形成してコイルが巻回され、前記コ
    イル窓内に配置される部分であるレツグを有する
    鉄心と、 前記レツグの上部に配設されたタングウエツジ
    と、 前記レツグの下部に配設され、逆T字状のタン
    グ支えとを含み、 前記タングウエツジと前記レツグとの間、およ
    び前記タング支えと前記レツグとの間に空〓が存
    在しない静止誘導機器。
JP1985157833U 1985-10-17 1985-10-17 Expired - Lifetime JPH0512995Y2 (ja)

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JP1985157833U JPH0512995Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JP1985157833U JPH0512995Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JPS6268214U JPS6268214U (ja) 1987-04-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7034022B2 (ja) * 2018-07-11 2022-03-11 三菱電機株式会社 静止誘導機器

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JPS5522135B2 (ja) * 1972-07-06 1980-06-14

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JPS5838578Y2 (ja) * 1978-07-28 1983-09-01 三菱電機株式会社 変圧器
JPS5797925U (ja) * 1980-12-05 1982-06-16

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JPS5522135B2 (ja) * 1972-07-06 1980-06-14

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JPS6268214U (ja) 1987-04-28

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