JPH0544069B2 - - Google Patents

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JPH0544069B2
JPH0544069B2 JP14579182A JP14579182A JPH0544069B2 JP H0544069 B2 JPH0544069 B2 JP H0544069B2 JP 14579182 A JP14579182 A JP 14579182A JP 14579182 A JP14579182 A JP 14579182A JP H0544069 B2 JPH0544069 B2 JP H0544069B2
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Japan
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station
ticket
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old
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JP14579182A
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JPS5935284A (ja
Inventor
Yoshinobu Mimata
Eikichi Hirose
Setsuo Yoshihara
Nobutoshi Kunihiro
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP14579182A priority Critical patent/JPS5935284A/ja
Publication of JPS5935284A publication Critical patent/JPS5935284A/ja
Publication of JPH0544069B2 publication Critical patent/JPH0544069B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えば旧定期券(以下旧券)の磁気
情報を読取る磁気情報読取部を備え継続定期券を
発行するような定期券発行機に関するものであ
る。
[背景技術とその問題点] 一般に継続定期券を購入する場合、購入客は、
常に以前購入した駅と同一の駅(乗車駅または降
車駅)で購入するとは限らず、特に乗車駅と降車
駅が異なる社線である場合に購入客がA社で購入
した場合には「A社発→B社着」の券面にて、即
ち、定期券の券面の左欄に自社駅が券面の右欄に
他社駅が印刷された券面にて発行されており、B
社で購入した場合は上述した場合と逆に「B社発
→A社着」の券面として発行されるのが普通であ
る。
しかしながら従来は、異なる社線の駅を発駅と
している券が窓口に提出された場合、係員は複雑
な操作を行なつて駅名を交換して新定期券(新
券)を発行しなければならないという不都合があ
つた。
例えば、「A社発−B社着」の券面にて発行さ
れた旧券がB社の窓口に提出されたとすると、B
社の係員は、路線図を確認の上、B社の駅名を発
駅としかつA社の駅名を着駅とするように置き換
えるべく、定期券発行機の所望の入力キーを操作
していた。
しかし、このような従来の発行作業だと、その
ような旧券を1枚ずつ確認して定期券発行機を操
作しなければならず、係員に大きな負担を与える
ことになり、新たな定期券の発行作業の迅速化が
図れないことになる。
[発明の目的] 本発明は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、他社で発行された定期券を自社で継続発行す
る際に、自動的に定期券の印刷、磁気エンコード
を他社発行形のものから自社発行形の定期券に置
き換えて発行することができ、新たな定期券の発
行作業の迅速化を図ることが可能な定期券発行機
を提供することを目的とするものである。
[発明の構成及び作用] 前記目的を達成させるために本発明の構成は、
発駅を記憶する発駅記憶部と着駅を記憶する着駅
記憶部とを備え、既に発行された旧定期券の発駅
記憶部及び着駅記憶部に記録されている情報に基
づいて前記発駅記憶部と前記着駅記憶部とに情報
が記録された新たな定期券を発行する定期券発行
機において、前記旧定期券から前記発駅及び着駅
を読取る読取手段と、この読取手段により読取つ
た前記発駅が自社線内の駅でなく前記着駅が自社
線内の駅であると判定する判定手段と、この判定
手段が前記発駅が自社線内の駅でなく前記着駅が
自社線内の駅であると判定したとき自社線内の前
記着駅を新たな発駅に自社線内の駅でない前記発
駅を新たな着駅に置き換える制御手段と、この制
御手段による置き換え結果に基づき、前記新たな
発駅を前記定期券の発駅記憶部に前記新たな着駅
を前記定期券の着駅記憶部に記録する記録手段
と、この記録手段により前記新たな発駅及び着駅
が記録された定期券を発行する発行手段とを具備
したものである。
これにより、他社発行の旧券を定期券発行機に
挿入するだけで自社発行の新たな定期券を自動的
に発行することができ、新たな定期券の発行作業
が迅速となる。
[発明の実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略斜視図で
ある。この定期券発行機は、キーマツトからなり
発着駅名キー、経由駅名キー、氏名等を入力する
カタカナキー等を含む第1の発着駅情報入力部1
と、券発行時の条件を設定する条件入力部2と、
設定可能性の高い自社線などの発着駅名や経由駅
名を設定できる第2の発着駅情報入力部3と、定
期券等の申込み用紙から氏名、年令等のパターン
を読取り券面へ転写する氏名転写装置4と、各種
情報を表示するCRT表示装置5と、旧定期券の
磁気情報を読み取る読取手段としての旧券リーダ
ユニツト6と、新定期券の印刷及び磁気情報のエ
ンコードを行なう印刷手段としての印刷エンコー
ドユニツト(発行ユニツト)7と、各部の制御を
司る制御手段としての制御ユニツト8と、パネル
面に設けられた新券取出部9と、各種処理の記録
を行なう記録手段であるフロツピーデスク10及
びジヤーナルプリンタ(プリンタ装置)11とに
よつて構成されている。
ここで、旧券リーダユニツト6、CRT表示装
置5、第2の発着駅情報入力部3は共にユニツト
化されており、その他の装置を統括したた本体ユ
ニツトに対して着脱自在に設けられており、電源
は本体ユニツトからプラグ等を介して供給される
ように構成されている。特に旧券リーダユニツト
6は従来装置にも容易取付け別体のユニツトと
し、接続コードによつて電気的に接続するように
なつているから、仕様に応じて着脱を簡単に行な
うことができ、また、旧券リーダの旧券投入口を
客側にでも自由に向けることができ、汎用性の向
上が図れる。
前記第1の発着駅情報入力部1と条件入力部2
の詳細を第2図を参照して説明する。第1の発着
駅情報入力部1は、キーマツトを選択する選択釦
1Aと駅名、カナ文字、アルフアベツト等の設定
釦(設定キー)を含むキーマツト1Bとによつて
構成されている。キーマツト1Bは駅名は各路線
毎に、またカナ文字、アルフアベツト等の文字も
それぞれマトリクス状に配列されており、選択釦
1Aの選択によつて、対応するキーマツトが表わ
れる。条件入力部2は、券種釦2A、割引釦2
B、通用ケ月釦2C、テンキー2D、スタートキ
ー2E、リセツトキー2F、継続キー2G、払戻
操作部2H、通用限年月日調整部2I、通用開始
年月日設定部2J等を有している。
前記第2の発着駅情報入力部3は、第3図に示
すように経由釦3A、発駅釦群、着駅釦群からな
る発着駅名設定釦3B、電源スイツチ、取扱者バ
ツチカードの投入口、各種案内表示を有する操作
部3Cとを有する。
第4図は前記装置の制御ブロツク図である。同
図において、12はCPU12A、メモリ12B、
駅情報や運賃表等の情報を記憶している磁気デイ
スク12Cを有する制御手段としての主制御部で
あり、この主制御部12には前記氏名転写装置
4、旧券リーダユニツト6、CRT表示装置5の
他に、次のような各装置が接続されている。この
うち、13は前述した券種釦2A、割引釦2B、
通用ケ月釦2C、通用開始年月日設定部2J、発
着経由釦3A等からなる入力部であり、14は定
期券の印刷、磁気エンコード記録等を行なう発行
手段を構成する印刷エンコードユニツト(発行ユ
ニツト)であり、15は後方処理用に発売記録を
行なう記録手段としての発売記録装置(前記フロ
ツピーデイスク10、ジヤーナルプリンタ11を
含む)であり、16は詳細を後述するような払戻
し処理を行なう払戻処理部であり、17は詳細に
後述するような種々の判定部である。
次に第5図乃至第7図を参照して本実施例装置
に使用される定期券の磁気情報の内容を説明す
る。各図においてXは定期券であり、その裏面に
は各種情報が記録されており、上段の情報Y1
クロツクパルスCPを含む制御情報であり、下段
の情報Y2は発着駅名や期間等を含む券面情報で
ある。第6図のものは中断に購入情報Zを記録し
たものを示しており、この購入情報の内容は例え
ば第7図a,bに示すように購入者の氏名、年
令、電話番号、割引等を含むものである。
次に第8図乃至第10図を参照して前記旧券リ
ーダユニツト6の構造を説明する。第8図に示す
旧券リーダユニツト6は、券挿入口6A、券投入
検知器6B、ローラとベルトよりなる搬送系6
C、搬送モータ6D、読取りヘツド6E、磁気消
去マグネツト6F、パンチ機構6G、パンチ屑箱
6H、前記券挿入口6Aの下段に設けられた券取
出口6Iとによつて構成されている。
第9図に示す旧券リーダユニツト6は第8図の
ものとは異なり、磁気消去マグネツト6Fが設け
られておらず、券取出口6Iは券挿入口6Aの水
平方向反対側に設けられ、その下に旧券集積箱6
Jが設置されている。
第10図a乃至cに示すものは前述の2つの旧
券リーダユニツトとは異なり静止読取型を示すも
ので、筐体6aの内部に読取ヘツド6b及び下部
ガイド6cを備えたリニアモータ6dが設けられ
ており、筐体6aの上部に設けられた券挿入口6
eの上部ガイド6fと前記下部ガイド6cとの間
に旧券Xを挿入した後、リニアモータ6dを駆動
して読取ヘツド6bを移動させるようになつてい
る。
尚、券挿入口に挿入された券を案内する上部ガ
イド6fは透明ガラス製で、上方から係員が旧券
を目視できるようになつている。尚、6iは読取
り開始釦であり、6gはストツパガイドである。
次に前記主制御部12の主な機能について説明
する。
この主制御部は、前記旧券リーダユニツト6で
読取られた読取り情報をCRT表示装置5の表示
部へ第11図に示すように表示するようになつて
いる。そして、一旦表示された内容を外部から容
易に変更できるような機能を有している。即ち、
例えば第11図の表示内容中氏名を変更したい場
合には前記第1の発着駅情報入力部1中選択釦1
Aからカタカナ(氏名)キーマツトの選択釦を選
択することによりキーマツト1Bにカタカナの配
列が出現する。そこで、このカタカナを選択して
押下することにより氏名が変更できる。通用期間
を変更したい場合には前記通用ケ月釦2C選択を
押下することによりそれぞれ自動的に所定の表示
内容を変えるようになつている。このとき、氏名
の1次のみの如く部分的に変更したい場合のため
に前述のようなタツチスイツチ以外にもカーソル
移動方式も採用できるようになつており、また、
変更個所を明示するためにフリツカ表示、輝度を
上げる表示、アンダーライン表示を行なえるよう
になつている。このように内容を変更する必要が
生じるのは旧券に対してよりも誤発行の新券の場
合が多いので、かかる場合には一旦発行した券を
旧券リーダユニツト6に挿入して前述のような処
理を行なうと好都合である。
また、主制御部12は前記判定部17との信号
のやりとりによつて次のような処理を行なう機能
をも有している。判定部17は旧券情報読取時に
発駅が自社線のものではなく着駅が自社線のもの
であると判定した場合にはその旨を示す信号を出
力し、これを受けた主制御部12は旧券と違つて
発駅を自社線の駅名に置き替え、経由、着駅の順
を逆にして印刷発行するような制御信号を出力す
るようになつている。さらに、前記判定部17は
旧券リーダユニツト6によつて読み取られた読み
取り情報を判別すると共に、それが後述する購入
情報か否か、あるいは購入情報が十分に読み取れ
ないか否かを判断し、判断結果信号を出力する。
この判断結果信号を受けた主制御部12は、定期
券の磁気情報を入力情報として読取る場合に通常
は購入情報を入力情報とするようになつている
が、購入情報を読み取ることができない場合や購
入情報がエンコードされていない券である場合に
は、自動的に自動改札機用の磁気情報から入力情
報を読み取るような処理を行なう。
次に前記定期券発行機の動作を説明する。
例えば第8図に示す前記旧券リーダユニツト6
の券挿入口6Aへ旧券を挿入すると、券投入検知
器6の動作によつて搬送モータ6Dが正転し、旧
券Xが中に取込まれ読取りヘツド6Eによつて旧
券Xの磁気情報が読み取られ、この読取り情報が
主制御部12へ送られることになる。このため継
続購入客に対しては購入客の所有している旧券を
旧券リーダユニツト6へ投入するだけで発駅、経
由、券種、割引、男/女等の情報が読取られ主制
御部12を介して処理する。この結果、係員が入
力部13より前記各情報を1つずつ入力する操作
が不要となる。
係員は旧券を旧券リーダユニツト6で読み取ら
せた後、申込み用紙を氏名転写装置4へセツト
し、通用ケ月を必要に応じて釦で指定し(例えば
釦設定条件時通常を1ケ月とし、3ケ月、6ケ月
の時のみ釦指定とすれば1ケ月の場合は押下指定
する必要がなくなる。また新券の有効終了日は旧
券の終了年月日と通用ケ月により主制御部12で
算出ができる)、スタート釦を押下することによ
り所定の定期券を発行することが可能となり係員
の操作が大巾に少くなると共に発行処理時間の短
縮が可能となる。
旧券は旧券リーダユニツト6で情報を読取られ
た後搬送モータ6Dを逆転、券取出口6Iへ返却
される。旧券リーダユニツト6には旧券読取後、
その旧券を使用して継続定期券を発行した後旧券
が不正使用されないよう(継続発行の場合一週間
前から発売するため継続定期発行後も有効券とな
る)に廃札処理を行なう必要があり、本案では旧
券情報読取後その情報により、定期券の発行が行
われると主制御部12からの指定によりパンチ機
構6Gを駆動(例えばカードパンチヤーと同じよ
うにソレノイドとパンチピンで構成される)して
定期券にパンチ穴PHを開けて(第5図、第6図
参照)使用済の印を設けた後搬送モータ6Dを逆
転して券取出口へ返却することが可能となつてい
る。
またさらに、磁気情報も消去して自動出改札装
置も利用できないように搬送モータ6Dを逆転し
て返却する時磁気消去マグネツト6Fを定期券の
磁気面へ押しつけ搬送しながら全磁気情報を消去
することも可能となつている。これらの処理の場
合は旧券を読取後廃券処理部へ保留しておき新券
の発行終了信号(印刷、エンコード終了信号)を
検出後、廃券処理を行なうよう制御するのが望ま
しい(これは、旧券読取後の誤設定、取消し、発
券異常等の発行時に旧券再入力等の対応が取れる
ためである)。また旧券リーダユニツト6は定期
券発行機の内部へ組込むことは勿論可能であるが
発行機本体とは分離した別のユニツトとして応対
窓口のテーブル等に設置し、発行機本体とはケー
ブルで電気的接続するようになつており、この場
合は第9図の装置を使つて発売窓口の購入客側へ
券の挿入口6Aが向くように配置し、購入客自身
に旧券を挿入させることも可能であり、さらに係
員の操作はさらに軽減される。
また旧券を券取出口6Iで止めず旧券集積箱6
Jを設け自動的に収納することも可能であり、こ
の場合旧券集積箱6Jは旧券リーダユニツト6内
へ組込むこともできる。また読取りエラー時は券
挿入口6Aへ戻して再投入をするようにしたり、
エラー時は一旦係員側(券取出口6I)へ送り出
し係員がチエツクした後係員が券取出口6Iから
挿入してそれを中に取込み再リードを行なわせる
ことも可能である。以上のように旧券読取部は発
行機本体より切離した別ユニツトとすることによ
り、係員としてもまた購入客用としても使うこと
ができるようになつている。
このように継続定期券の発行に於いて旧券リー
ダ機能は非常に有効な入力手段として使用される
ことになるが、例えば通常の継続発行方法は有効
期限切り前の定期券所有者に対してその有効期限
の翌日から通用nケ月(n=1,3,6)として
新しい定期券は発行、券面に継続等の印章を印刷
していた。そして旧券を持つている購入客でもそ
の定期券が期限切れの場合は、新規購入客として
発行する方法がとられていた。
これを旧券リーダユニツト6を設けた場合の発
行方法で考えてみると旧券リーダユニツト6の機
能は定期券情報の入力手段として使用される訳で
あり、旧券を購入客が所有している場合はその旧
券が期限切の有無に関係なく旧券リーダユニツト
6により読取り、第13図のフローチヤートに示
す如く以下の処理により定期券の発行が可能とな
る。
定期券発行機には発行年月日を設定するスイツ
チ(図示しない)が券面に発行日を印刷する関係
上必ず設けられており、この設定日をTと旧券リ
ーダユニツト6で読取つた旧券の終了日をSとす
ると処理としては、S≧Tの場合は通用期限前の
定期券であり、Sの翌日からnケ月(n−1,
3,6)有効の定期券として継続等と印章を印刷
して発行する。
また、S<Tの場合は期限切でありTからnケ
月(n=1,3,6)または係員に期限切れで新
規であることを表示することにより係員が通用開
始日Kを設定、Kからnケ月(n=1,3,6)
の定期券を新規として発行するように主制御部1
2で自動判定して処理することにより旧券を継
続/新規の発行入力手段として有効に利用可能と
なる。
また、現在定期券(継続定期券)を自動発売す
る方法も種々提案されておりその中で定期券の発
行に必要な情報の内、自動化券用の情報に無い情
報を磁気面の空スペースに記録しておきこれを読
取り旧券投入により全ての情報を旧券から得て乗
車券を印刷、自動発売する案が考えられている。
この場合、磁気エンコードフオーマツトは第6
図に示すように空スペースに購入情報Zという形
で第7図a,bに示すような内容が記録されてい
る。これにより定期券の料金算出、券面印刷に必
要な情報が全て定期券から得られるようになつて
いる。本案は自動発売機のみならず一般の定期発
行機でも適用可能なことは明白であり、この場合
定期券発行機は第4図のように氏名、年令等の入
力装置18(押釦またはブツク釦等で構成)を付
加し新規発行時に氏名、年令等を入力して券を発
行、発行時購入情報Zを記録、第6図の内容にて
エンコード記録を行なう。この時氏名は入力釦情
報に従い文字パターンを読出して印刷する方法、
または氏名転写装置4から申込み用紙に記入され
た氏名を撮像して転写する方法等いずれの方法も
とれる。
さて、このように購入情報を記録した旧券を利
用して定期券発行機で継続定期券を発行する場合
以下の種々の処理が考えられる。この場合の旧券
リーダユニツト6は購入情報を読取れる必要があ
るがこれは読取りヘツド6Eに購入情報読取巻線
とアンプ回路等を設ければ良いことは明白であり
図等の説明は略す。
まず、第1に氏名、年令が得られることから申
込み用紙からの氏名転写が不要となり継続購入客
に対しては申込み用紙を省略することが考えられ
る。但し駅サイドとしては発売の控えの役割を申
込み用紙がしていることから何らかの控えが必要
となる。本案では、定期券発行機には必ず発売記
録を行なうプリンタ装置11が設けられているこ
とに着目し、旧券による発行時プリンタ装置11
の発行券の券番号、金額、氏名、必要に応じては
年令、電話番号、乗車区間、発行日付等をプリン
トアウトし、申込み用紙の控えの役割を行なわせ
る方法を提案するものである。
また、プリンタ装置を設けてない発行機やプリ
ンタを使用できない等の場合としては、旧券に新
券の券番号を印字して控えとする方法が考えられ
る(氏名、年令、区間等は旧券に印刷されている
ので不要である。但し必要に応じては料金、電話
番号、発行日付等を印字することも考えられる)。
この場合は、旧券リーダユニツト6の例えばパ
ンチ機構6Gの変りにドツトプリンタ等を設け、
主制御部12からの制御により印字を行なうこと
により可能となる。またはパンチ機構は残し搬送
径路を長くしてその位置へプリント機構等(図示
しない)を設けることにより可能なことは明白で
ある。このようにすることにより発行は旧券投入
−通用ケ月設定−スタート釦押下と以上の操作で
発行可能となり、発行処理時間の大巾な短縮がで
きる。
また第6図に示すような購入情報Zを処理可能
とした場合発行機の入替え途中や他社線での発行
券も受付ける必要もあり、この場合は購入情報ア
リ(第6図)とナシ(第5図)の両方の券が混在
することになるが、定期券発機としては両方を受
付可能にすることが望まれる。そこで本案では購
入情報アリ(第6図)の場合は前記のように申込
み用紙からの氏名転写を不要として発行し、購入
情報ナシ(第5図)の場合はその旨をCRTまた
はその他の表示(図示しない)により係員に知ら
せる手段を設け、係員が氏名、年令等の入力装置
18により入力することにより発行を行なわせる
方法を提案している。これにより購入情報の有無
に関係なく旧券を定期券情報の入力手段として使
用できる。また氏名、年令を入力するのではな
く、購入情報ナシの場合は氏名転写装置へ申込み
用紙を係員にセツトさせるようにして転写する方
法も考えられる。この他、第14図のフローチヤ
ートに示すように購入情報Zが無い場合には主制
御部12によつて、旧券の磁気情報中自動改札機
用の磁気情報を読取り、これを入力情報として使
用して新券を発行することができる。
さらに、旧券リーダユニツト6を具備した場合
以下の処理が可能となる。即ち、これまでは定期
券の継続発行について記してきたが、定期券の払
戻し操作に於いても発行時と同じように払戻し券
の開始日、終了日、発駅、着駅、経由、券種、割
引等の情報を釦入力して発行機にて払戻し料金を
算出しているのが現状である。
このため払戻し時にも払戻し券を旧券リーダユ
ニツト6にて読取ることにより前記の各情報を入
力する必要がなくなり、払戻し条件釦(金額、旬
割、日割、普通等=図示しない)2Hを指定する
だけで直ちに主制御部12により払戻し金額が算
出され係員に表示(図示しない)されるようにな
り、払戻し操作時にも非常に便利なものとなる。
このとき、第14図のフローチヤートに示すよ
うに、旧券Xの磁気情報中に購入情報がない場合
でも、自動改札機用の磁気情報を払戻用情報とし
て使用できるようになつているので極めて便利で
ある。
これらの旧券リーダユニツト6を具備した定期
券発行機の場合旧券を読取らせた場合、その読取
情報を正しく読み取つたかまたは読取りエラーの
場合何がエラーなのか係員が判らないという問題
もある。このため定期券発行機にCRT表示装置
5を設け、読取つた情報を第11図の如く表示す
る方法によつて前記問題を解決している。これに
よれば読取つた券の情報がCRTへ表示されてい
るため、それを見ながら購入客の対応ができるた
め通用期間切れ等何らかの問題があつた時、旧券
リーダユニツト6内に保留している券を取出して
確認する等の操作が必要なくなる。
また、旧券を所有している購入客が乗車区間を
変更したり、新規発行時に誤つて違う区間や券
種、通用ケ月等の条件の券を発行してしまつた場
合等に於いて、その券を旧券リーダユニツト6へ
挿入して読取らせ内容をCRTへ表示し変更した
項目のみを修正(入力釦部13の変更ケ所再入力
またはCRTカーソル移動指定による修正その他
タツチCRTによる変更項目の入力等による)す
ることにより容易に処理可能となる。
特に第6図の購入情報Zを記録して処理する場
合、氏名、年令の修正、確認手段としても非常に
有効となり得る。
その他従来の定期券発行機では、入力釦部13
の各入力釦を照光式として押下した内容が係員に
判断できるようにして処理していたものがCRT
表示装置5を設けることにより入力内容を全て
CRTへ表示して確認できるようになり、照光式
釦を使用する必要がなくなると共にその他の料金
表示部、異常表示、操作案内表示等の各表示類を
廃止して全てCRT表示装置で代用可能となる。
また、このようにCRTへ表示を行なつた場合、
例えば前述のように旧券等からの入力情報を一部
変更したい場合、変更項目の表示を輝度を変えて
表示したりフリツトカーにして表示する等他の項
目と異なる表示を行なうことにより係員が変更の
内容を画面上で容易に確認できるようにすること
ができる。
また、継続定期券の購入客は常に同一駅(乗車
駅または降車駅)で購入するとは限らず、特に乗
車駅と降車駅が異なる社線である場合に購入客が
A社で購入した場合は「A社発→B社着」の券面
にて発行し、B社で購入した場合は「B社発→A
社着」の券面にて発行するのが一般である。
本案は上記事情に基づいて次のような処理を行
なえるようになつている。
旧券の磁気情報読取時、判定手段としての判定
部17により、発駅と着駅の各駅コードをチエツ
クし「発駅=自社線」の場合はそのまま発行し、
「発駅=他社線」の場合は読取情報の発駅と着駅
を入れ換えると共に経由情報も順番を逆に入れ換
え(経由B→C→Dの場合は経由D→C→Bとす
る)印刷発行の処理を行なうようにしてある。第
12図にその一例を示す。即ち、本図では旧券X
がA社(日本国有鉄道)で発行され、日本国有鉄
道線内の駅である東京駅から東芝鉄道線内の駅で
ある東芝川崎まで利用可能な定期券を示したもの
であり、これをB社(東芝鉄道)にて発行する場
合、前述の「発駅=他社線(A社)」(及び「着駅
=自社線(B社)」)となり、発駅と着駅及び経由
の順番を逆に入れ換えて処理して券面の左欄に発
駅B社の駅が、右欄に着駅A社の駅が印刷処理さ
れた券を発行したものである。これにより発行券
X′はB社の券となる。
以上第8図、第9図に示した券移動式の旧券リ
ーダによる発行方法を述べてきたが、旧券リーダ
ユニツト6としては第10図の静止読取型を使用
してもよい。これは読取時券を搬送せず読取ヘツ
ドを移動して行ない、これにより旧券リーダユニ
ツト6へ挿入した旧券Xの印刷内容を係員が見れ
るようにもでき、コンパクト化と同時に使い易い
旧券リーダを提供することができる。即ち、旧券
Xは係員により挿入口6eより差し込まれ上部ガ
イド6fと下部案内ガイド6cに沿つてストツパ
ーガイド6gまで挿入される。
挿入後読取り釦6iの押下により、主制御部1
2は搬送モータをMからM′へ移動すべく駆動す
る。本案ではモータにリニアモータを使用した例
で図示してあり、モータの稼働部に読取ヘツド6
gと下部案内ガイド6cを固定している。これに
よりMからM′の搬送により読取ヘツド6gもM
からM′へ移動しながら旧券Xの磁気情報の読取
りを行ない読取り後逆転してMの位置へ戻る。
リニアモータ6dは正転/逆転及び起動/停止
の制御が容易であり搬送の安定性が得られると共
に小型化が図れるという利点がある。また挿入時
上部ガイド6fを透明な材質のもので構成するこ
とにより、挿入中の旧券Xの券面印刷内容を係員
が読取るようになり、内容の確認や読取エラー等
に対する処置、確認をすぐできるようになる。
尚、読取ヘツドの移動方式については本案以外に
も種々考案可能であり、リニアモータに限定する
ものではない。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、他社発行の旧券
を挿入するだけで情報を読取り、自動的に自社発
行の新たな発駅及び着駅が記録された新たな定期
券を発行することができるので係員は複雑な操作
から開放され、発行処理の迅速化を図ることが可
能な定期券発行機を提供することができる。
また、定期券発行機自体に他社の定期券印刷発
行機の情報を入れておく必要がなくなる等の付随
的効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は同例における第1の発着駅情報入力部及び条
件入力部のフオーマツト説明図、第3図は同例に
おける第2の発着駅情報入力部のフオーマツト説
明図、第4図は同例の制御ブロツク図、第5図及
び第6図は同例に使用される定期券の裏面図、第
7図a,bは第6図に示した定期券の購入情報の
エンコード内容説明図、第8図は同例における情
報読取部の一実施例を示す概略説明図、第9図は
同じく情報読取部の他例を示す概略説明図、第1
0図は同じく情報読取部の更に他例を示す概略説
明図であり同図aは平面図、同図bはカバーを外
した状態の正面図、同図cは側面図、第11図は
同例におけるCRT表示装置の画面の表示例説明
図、第12図は本発明の動作説明のための図であ
り定期券の発駅と着駅とを交換した状態を示す
図、第13図及び第14図は本発明の動作説明の
ためのフローチヤートである。 1…第1の発着駅情報入力部、2…条件入力
部、3…第2の発着駅情報入力部、4…氏名転写
装置、5…CRT表示装置、6…情報読取部、1
2…主制御部、13…入力釦部、14…印刷エン
コードユニツト(発行ユニツト)、18…氏名、
年令入力装置、X,X′…定期券、Z…購入情報。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発駅を記憶する発駅記憶部と着駅を記憶する
    着駅記憶部とを備え、既に発行された旧定期券の
    発駅記憶部及び着駅記憶部に記録されている情報
    に基づいて前記発駅記憶部と前記着駅記憶部とに
    情報が記録された新たな定期券を発行する定期券
    発行機において、前記旧定期券から前記発駅及び
    着駅を読取る読取手段と、この読取手段により読
    取つた前記発駅が自社線内の駅でなく前記着駅が
    自社線内の駅であると判定する判定手段と、この
    判定手段が前記発駅が自社線内の駅でなく前記着
    駅が自社線内の駅であると判定したとき自社線内
    の前記着駅を新たな発駅に自社線内の駅でない前
    記発駅を新たな着駅に置き換える制御手段と、こ
    の制御手段による置き換え結果に基づき、前記新
    たな発駅を前記定期券の発駅記憶部に前記新たな
    着駅を前記定期券の着駅記憶部に記録する記録手
    段と、この記録手段により前記新たな発駅及び着
    駅が記録された定期券を発行する発行手段とを具
    備したことを特徴とする定期券発行機。
JP14579182A 1982-08-23 1982-08-23 定期券発行機 Granted JPS5935284A (ja)

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