JPH0542892A - 電動車両用パワーユニツト - Google Patents

電動車両用パワーユニツト

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Publication number
JPH0542892A
JPH0542892A JP3022329A JP2232991A JPH0542892A JP H0542892 A JPH0542892 A JP H0542892A JP 3022329 A JP3022329 A JP 3022329A JP 2232991 A JP2232991 A JP 2232991A JP H0542892 A JPH0542892 A JP H0542892A
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JP
Japan
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power unit
cooling fan
electric motor
transmission case
drive shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3022329A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kawashima
芳徳 川島
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0542892A publication Critical patent/JPH0542892A/ja
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J50/00Arrangements specially adapted for use on cycles not provided for in main groups B62J1/00 - B62J45/00
    • B62J50/30Means for ventilation within devices provided on the cycle, e.g. ventilation means in a battery container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2204/00Adaptations for driving cycles by electric motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電動車両用パワーユニットにおける
発熱源の冷却を効率よく行うことを目的とする。 【構成】 伝動ケースと、前記伝動ケースに並設された
モーターハウジングと、このモーターハウジング内に装
着された電動モーターと、前記電動モーターの駆動軸に
設けられ、その半径方向に沿って送風する冷却ファン
と、前記モーターハウジングの周壁に、前記冷却ファン
の側部に対向して形成された排気口とを備えていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用パワーユニット
に係わり、特に、電動モーターを駆動源とするパワーユ
ニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両例えば自動二輪車用のパワー
ユニットとして、車体の下部後方に揺動自在に連結され
た伝動ケースと、この伝動ケースの後部に回転自在に装
着された駆動輪と、前記伝動ケースに並設された駆動源
と、前記伝動ケース内に配設されて駆動源の回転を駆動
輪へ伝達する動力伝達機構とを備えた構成となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したパ
ワーユニットにおいて、動力源として電動モーターを用
いた場合、この電動モーターのコイル部分や電子回路を
含むドライバー部分からの発熱があるため、これらの冷
却を考慮する必要がある。
【0004】本発明はこのような従来において残されて
いる課題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を有
効に解決し得る電動車両用パワーユニットを提供するも
ので、その請求項1記載の電動車両用パワーユニット
は、車体に揺動自在に装着した伝動ケースと、この伝動
ケースに回転自在に装着された駆動輪と、前記伝動ケー
スに並設されたモーターハウジングと、このモーターハ
ウジング内に装着された電動モーターと、前記伝動ケー
ス内に配設されるとともに、前記電動モーターの駆動軸
の回転を前記駆動輪へ伝達する動力伝達機構とを備えた
電動車両用パワーユニットであって、前記電動モーター
の駆動軸に、その半径方向に沿って送風する冷却ファン
を設けるとともに、前記モーターハウジングの周壁に、
前記冷却ファンの側部に対向する排気口を形成してなる
ことを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載の電動車両用
パワーユニットは、請求項1記載の電動車両用パワーユ
ニットにおいて、前記冷却ファンの回転中心側には、前
記駆動軸の長さ方向に沿って送風を行う補助冷却ファン
が一体に設けられているとともに、前記モーターハウジ
ングには、前記補助冷却ファンに対して前記駆動軸の長
さ方向において対向する補助排気口が形成されているこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の電動車両用パワーユニ
ットによれば、電動モーターが回転させられると、その
駆動軸に取り付けられている冷却ファンも同様に回転さ
れ、この冷却ファンによってモーターハウジング内の空
気がモーターハウジングの周壁に形成されている排気口
から排出される。
【0008】これによってモーターハウジング内、すな
わち、電動モーターの冷却が行われる。
【0009】また、請求項2記載の電動車両用パワーユ
ニットによれば、電動モーターが回転させられると、そ
の駆動軸に設けられた冷却ファンおよび補助冷却ファン
が回転させられ、外周部に位置させられている冷却ファ
ンにより、電動モーターの外周部に位置するコイル等の
近傍の空気がモーターハウジングの外周部に形成されて
いる排気口から排出され、かつ、駆動軸近傍の空気が、
内側に位置させられている補助冷却ファンにより軸方向
に吸引されるとともに、モーターハウジングの補助排気
口から排出されて、モーターハウジング内の冷却が行わ
れる。
【0010】さらに、請求項3記載の電動車両用パワー
ユニットによれば、モーターハウジングから排出された
空気が排風通路を経て外部へ導かれる。
【0011】そして、前記排風通路はカバーとパッキン
グとの既存の構成部材によって形成される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1な
いし図4を参照して説明する。図1中、符号1は本発明
に係わるパワーユニットPを備えた電動車両としての自
動二輪車を示す。
【0013】この自動二輪車1の車体フレームFは、略
上下方向に沿って配設された前部フレームF1と、この
前部フレームF1の下端部から後方へ向けて延設された
中央フレームF2と、この中央フレームF2の後端部か
ら斜め後方上方へ向けて延設された後部フレームF3と
によって構成されており、その全体が合成樹脂からなる
ボディカバーBによって覆われている。
【0014】このボディカバーBは、前記前部フレーム
F1を覆って設けられたレッグシールドB1と、中央フ
レームF2の上方を覆って設けられたステップフロアー
B2と、前記後部フレームF3の前方、両側部および後
方を連続して覆う後部カバーB3と、前記中央フレーム
F2の下方を覆って設けられたアンダーカバーB4とに
よって構成されている。
【0015】前記前部フレームF1にはヘッドパイプ2
が固着されており、このヘッドパイプ2には、フロント
フォーク3が回動自在に装着され、このフロントフォー
ク3の上端部にはステアリングハンドル4が装着され、
また、前記フロントフォーク3の下端部にはクッション
ユニット5を介して前輪6が回転自在に装着されてい
る。
【0016】また、前記中央フレームF2の後部には、
前記パワーユニットPがピボット7を介して上下方向に
揺動自在に取り付けられており、このパワーユニットP
の揺動端部には後輪8が回転自在に装着され、また、前
記パワーユニットPの後端部上面と、前記後部フレーム
F3との間には、リヤクッションユニット9が介装され
ている。
【0017】さらに、前記中央フレームF2の後部で、
前記ピボット7の下方には、スタンド10が設けられ、
格納状態において前記パワーユニットPの前部下方を覆
って、その内部に収納された後述する電動モーター11
の保護部材として機能するようになっている。
【0018】前記後部カバーB3の上部にはシート12
が設けられ、このシート12と前記後部カバーB3とに
よって形成される空間部にはヘルメット等を収納するた
めの収納ボックス(図示略)が設けられる。
【0019】前記中央フレームF2には、前記電動モー
ター11の駆動用電源としてのバッテリーを収納するバ
ッテリーボックス13が設けられ、また、前記ヘッドパ
イプ2の前方には電動モーター11の駆動を制御するコ
ントローラー14と前記バッテリーを充電するための充
電器15が設けられている。
【0020】次いで、図2ないし図4に基づき前記パワ
ーユニットPについて詳細に説明する。
【0021】このパワーユニットPは、前端に前記ピボ
ット6が左右方向に貫通させられる伝動ケース16を備
えており、その前部に設けられた電動モーター11と後
部に設けられた減速機17とが、伝動ケース16内に配
設されたベルト式無段変速機18を介して接続されてい
る。
【0022】前記電動モーター11が収納されるモータ
ーハウジング19は、前記伝動ケース16の前部側方へ
向けて延設された円筒状の周壁19aと、この周壁19
aの外端開口部を覆って設けられた蓋体19bと、前記
伝動ケース16との隔壁19cとによって形成されてい
る。
【0023】そして、前記電動モーター11の駆動軸2
0は、前記蓋体19bおよび前記隔壁19cに装着され
たボールベアリング21・22によって回転自在に支持
されているとともに、その伝動ケース16側の端部は、
この伝動ケース16内に突設させられ、かつ、前記一対
のボールベアリング21・22の間に位置する部分には
ローター23が固着され、さらに、このローター23と
前記隔壁19cとの間で、前記隔壁19cと対向する位
置には、冷却ファン24が設けられている。
【0024】また、前記蓋体19bの外方側には多数の
冷却フィン25が、前記駆動軸20の半径方向に沿って
放射状に設けられており、これらの冷却フィン25を取
り囲むようにして複数の電界効果トランジスタ26が設
けられている。
【0025】さらに、前記冷却フィン25は、図2およ
び図3に示すように、吸気ダクト27によって覆われて
おり、この吸気ダクト27の吸気口27aは、図3に示
すように、前記パワーユニットPの下方へ向けて開口さ
れている。
【0026】一方、前記冷却ファン24は、図2に示す
ように、外周部側に設けられたラジアルファン24aと
内周部側に設けられたアキシャルファン24b(補助冷
却ファン)とによって構成されており、前者のラジアル
ファン24aは、前記モーターハウジング19の内周面
に装着されたステーター28の近傍の空気を吸引して、
前記駆動軸20の半径方向に排出するようになっている
とともに、後者のアキシャルファン24bは、前記ロー
ター23の近傍の空気を吸引して、前記駆動軸20の軸
方向に排出するようになっている。
【0027】そして、前記モーターハウジング19の周
壁19aの、前記パワーユニットPの後方側に位置する
半周部分には、図2および図4に示すように、前記駆動
軸20の回転方向に間隔をおいて複数の第1排気口29
(排気口)が形成されており、ラジアルファン24aか
らの排気を前記伝動ケース16のベルト式無段変速機1
8が収納された変速機室Mへ導くようになっている。
【0028】また、前記モーターハウジング19の隔壁
19cには、図2に示すように、前記アキシャルファン
24bに対向する第2排気口30(補助排気口)が、図
4に示すように、前記駆動軸20の回転方向に間隔をお
いて複数形成されており、前記アキシャルファン24b
からの排気を前記変速機室Mへ導くようになっている。
【0029】さらに、前記伝動ケース16を構成し、前
記ベルト式無段変速機18を覆って設けられた変速機カ
バー31には、前記変速機室Mの内部と外部とを連通す
る排気ダクト32が形成されている。
【0030】一方、前記変速機カバー31の合わせ面に
は、この変速機カバー31によって挟持されるパッキン
Sが配設され、このパッキンSによって前記変速機室M
がパワーユニットPの幅方向に2分割されている。
【0031】そして、前記パッキンSの略中央部には、
開口部Oが形成されており、前記変速機カバー31の内
面には、前記パッキンSの開口部Oの内周縁部を取り囲
むように略環状のリブTが突設されている。
【0032】このリブTは、図4に示すように、前記開
口部Oと排気ダクト32とを連通して、排風通路Uを形
成するようになっている。
【0033】さらに本実施例においては、前記ローター
23の冷却ファン24側の端部には、図2に示すよう
に、補助ファン33が設けられており、前記ローター2
3内の空気を前記冷却ファン24を構成するアキシャル
ファン24bへ向けて導くようになっている。
【0034】次いで、このように構成された本実施例の
作用について説明する。
【0035】電動モーター11の始動に伴って、その駆
動軸20の回転がベルト式無段変速機18を介して減速
機17へ伝達され、さらに、この減速機17によって駆
動輪である後輪8へ伝達されて、自動二輪車1の走行が
行われる。
【0036】そして、このように電動モーター11の始
動によって、電界効果トランジスタ26を含む回路部分
や電動モーター11自体から発熱が生じる。
【0037】しかしながら、本実施例においては、これ
らの熱が、電動モーター11に設けられている冷却ファ
ン24の作用により、パワーユニットPの外部へ排出さ
れてこれらの発熱源の温度上昇が抑制される。
【0038】すなわち、前記駆動軸20の回転により、
前記冷却ファン24および補助ファン33が同時に回転
させられ、前者の冷却ファン24を構成するラジアルフ
ァン24aによって、前記電動モーター11のステータ
ー28内に滞留する加熱空気が駆動軸20の軸方向に吸
引されるとともに、図2に矢印イで示すように、駆動軸
20の半径方向に導かれ、モーターハウジング19の周
壁19aに形成されている第1排気口29から変速機室
Mへ排出される。
【0039】また、ローター23内に滞留する加熱空気
は、このローター23の端部に設けられている補助ファ
ン33によって吸引されたのちに、前記冷却ファン24
を構成するアキシャルファン24bによって吸引され、
このアキシャルファン24bによって、図2に矢印ロで
示すように、駆動軸20の軸方向に導かれて、前記隔壁
19cに形成されている第2排気口30から変速機室M
へ排出される。
【0040】このようにして変速機室Mへ排出された加
熱空気は、パッキンSに形成されている開口部Oから排
風通路Uを経て、変速機カバー31に形成されている排
気ダクト32からパワーユニットPの外部へ排出され
る。
【0041】一方、このような加熱空気の排出作用に伴
い、電動モーター11内の圧力が負圧となり、これによ
って、モーターハウジング19に連通する吸気ダクト2
7から温度の低い外気が導入されて、前記電動モーター
11内へ導かれる。
【0042】これによって、電動モーター11内の加熱
空気が連続して排出されるとともに、低温の外気が連続
的に電動モーター11内に導入されることとなり、前述
した発熱源の温度上昇が良好に抑制される。
【0043】また、電動モーター11から排出された加
熱空気は、前記排風通路Uによって排気ダクト32へ導
かれることから、円滑な排気が行なわれる。
【0044】しかも、前記排風通路Uは、既存の変速機
カバー31とパッキンSとによって形成されているか
ら、変速機カバー31に若干の変更を加えるのみで新た
な構成を付加することなく形成される。
【0045】図5および図6は本発明の第2実施例を示
すもので、前記第1実施例において示した冷却ファン2
4の構造ならびに加熱空気の排出構造構造に若干の変更
を加えたものである。
【0046】以下に、その詳細について説明する。な
お、以下の説明中、第1実施例と共通する部分について
は同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0047】本実施例に示すパワーユニットPは、電動
モーター11のローター23近傍の空気を吸引し駆動軸
20の半径方向へ向けて排出する冷却ファン34を前記
駆動軸20に設け、また、モーターハウジング19の周
壁19aの、前記伝動ケース16の上部および前部に位
置する部分(図6参照)に複数の排気口35を形成し、
かつ、伝動ケース16に、前記各排気口35に連通し前
記伝動ケース16の側部へ開口する排気ダクト36を形
成した構成となっている。
【0048】このような構成とすることによって、発熱
源の加熱空気を変速機室Mを経ず最短距離でパワーユニ
ットPの外部へ導くことができ、排気効率すなわち冷却
効率が高められる。
【0049】さらに、図7ないし図11は本発明の第3
実施例を示すもので、以下にその詳細を説明する。ま
た、本実施例においても、前記第1実施例と共通する部
分については同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0050】本実施例に示すパワーユニットPに用いら
れた冷却ファン37は、図7に示すように、駆動軸20
の中心側に吸気部37aを有し、回転半径方向に排気部
37bを有する構成となっている。
【0051】さらに詳述すれば、前記冷却ファン37
は、複数のブレード38が放射状に形成されたファン本
体39(図9参照)と、このファン本体39を覆って設
けられファン本体39と前記ブレード38との間に排気
通路40を形成するカバー41とによって構成されてい
る。
【0052】なお、ファン本体39とカバー41とを鋳
物で一体に構成することも可能である。
【0053】また、モーターハウジング19は長さ方向
に2分割されており、変速機室M側のハウジングは前記
変速機室Mを形成する側壁と一体化され、モーターハウ
ジング19を構成する部分の周壁19aには、前記変速
機室M内に開口する排気口42が、前記冷却ファン37
の排気部37bに対向して形成され、変速機室Mを覆う
変速機カバー31には、第1実施例と同様にパワーユニ
ットPの下方へ開口する排気ダクト43が形成されてい
るとともに、他のハウジングには、前記電動モーター1
1のステーター28が固定されている。
【0054】このようにモーターハウジング19を2分
割するのは、モーターハウジング19を形成する際の鋳
造用の金型の深さ寸法を小さくして、生産コストの低減
を図ると同時に、モーターハウジング19の一部を変速
機室Mを形成する側壁と一体化して軽量化と小型化を図
るための処置である。
【0055】一方、前記モーターハウジング19に連通
する吸気ダクト44は、図8に示すように、前記パワー
ユニットPの上方に、このパワーユニットPの側部に開
口するように形成されている。
【0056】さらに本実施例においては、前記駆動軸2
0の支持部分に変更が加えられている。
【0057】すなわち、ベルト式無段変速機18側にお
いて前記駆動軸20を支持するボールベアリング22
は、そのアウターレース22aが、伝動ケース16に圧
入により固定されており、また、インナーレース22b
が、駆動軸20に遊嵌されているとともに、前記ベルト
式無段変速機18を構成するドライブプーリー45の中
心部分に介装されたカラー46、および、前記ドライブ
プーリー45とインナーレース22bとの間に介装され
たカラー47を介して、前記駆動軸20の一端部に螺着
されたナット48と駆動軸20の一端側に形成された段
部49との間に挟持された構成となっている。
【0058】これによって、駆動軸20の出力側の端部
がカラー46やカラー47によって補強されて耐久性の
向上が図られる。
【0059】一方、他方のボールベアリング21は、そ
のアウターレース21aがモーターハウジング19に遊
嵌されており、図11に示すように、このモーターハウ
ジング19との間に介装された皿バネ50によって前記
一方のボールベアリング22側へ向けて押圧されること
により、駆動軸20の他端側に形成された段部51へ当
接させられている。
【0060】さらに、これら一対のボールベアリング2
1・22の外側には、図10に示すように、インナーレ
ース21b(22b)とアウターレース21a(22
a)との間を閉塞する弾性体からなるカバー52が、前
記インナーレース21b(22b)に固定されかつアウ
ターレース21a(22a)に摺動自在に当接させられ
た状態で介装されており、これによって、ボールベアリ
ング21・22への異物の侵入が防止されている。
【0061】また、各ボールベアリング21・22が嵌
合された部分の伝動ケース16には、これらのボールベ
アリング21・22を覆うようにしてリップ53が一体
に形成され、前記カバー52とともに、各ボールベアリ
ング21・22への異物の侵入をさらに困難なものとし
ている。
【0062】このように構成された本実施例のパワーユ
ニットPにおいても、冷却ファン37の作用により、温
度の低い外気が、吸気ダクト43から吸引されて発熱源
へ導かれ、発熱源との熱交換を行ったのちに周壁19a
の排気口42から変速機室Mおよび排気ダクト43を経
てパワーユニットPの外部へ排出されることにより、発
熱源の温度上昇が抑制される。
【0063】なお、前記各実施例において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、適用する車両の
種類や設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の電動車両用パワーユニットによれば、電動モータ
ーのローターやステーター、あるいは、電子回路を含む
ドライバー等から発生する熱を駆動軸の半径方向に排出
して、これらの温度上昇を効率よく抑制することができ
る。
【0065】また、請求項2記載の電動車両用パワーユ
ニットによれば、電動モーターの外周部の加熱空気と中
心側の加熱空気とを、個別に吸入しかつ別個の経路によ
って排出することにより、加熱空気の排出効果高めて、
冷却効率をさらに向上させることができる。
【0066】さらに、請求項3記載の電動車両用パワー
ユニットによれば、電動モーターから排出される加熱空
気を排風通路により導いて、円滑な排気が可能となる。
【0067】しかも、この排風通路を形成するに際し
て、既存のカバーとパッキンとを用いるものであるか
ら、新たな構成部材を付加することなく形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された電動車両としての自動二輪
車を示す側面図。
【図2】本発明の第1実施例を示す要部の横断面図。
【図3】図2のA−A線に沿う矢視図。
【図4】図2のB−B線に沿う矢視断面図。
【図5】本発明の第2実施例を示す要部の横断面図。
【図6】図5のC−C線に沿う矢視図。
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の横断面図。
【図8】図7のD−D線に沿う矢視図。
【図9】本発明の第3実施例に用いられた冷却ファンの
ファン本体を示す正面図。
【図10】本発明の第3実施例に用いられた駆動軸支持
用のボールベアリングの構造を示す要部の縦断面図。
【図11】本発明の第3実施例に用いられた駆動軸支持
用のボールベアリングの構造を示す要部の縦断面図。
【符号の説明】
P パワーユニット S パッキン O 開口部 T リブ U 排風通路 1 自動二輪車(電動車両) 11 電動モーター 16 伝動ケース 19 モーターハウジング 19a 周壁 19c 隔壁 20 駆動軸 24 冷却ファン 27 急着ダクト 29 第1排気口(排気口) 30 第2排気口(補助排気口) 31 変速機カバー 32 排気ダクト 33 補助ファン(補助冷却ファン) 37 冷却ファン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に揺動自在に装着した伝動ケース
    と、この伝動ケースに回転自在に装着された駆動輪と、
    前記伝動ケースに並設されたモーターハウジングと、こ
    のモーターハウジング内に装着された電動モーターと、
    前記伝動ケース内に配設されるとともに、前記電動モー
    ターの駆動軸の回転を前記駆動輪へ伝達する動力伝達機
    構とを備えた電動車両用パワーユニットであって、前記
    電動モーターの駆動軸に、その半径方向に沿って送風す
    る冷却ファンを設けるとともに、前記モーターハウジン
    グの周壁に、前記冷却ファンに対向する排気口を形成し
    てなることを特徴とする電動車両用パワーユニット。
  2. 【請求項2】 前記冷却ファンの回転中心側には、前記
    駆動軸の長さ方向に沿って送風を行う補助冷却ファンが
    一体に設けられているとともに、前記モーターハウジン
    グには、前記補助冷却ファンに対して前記駆動軸の長さ
    方向において対向する補助排気口が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の電動車両用パワーユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記伝動ケース内には、伝動ケースを構
    成するカバーとこのカバーによって挟持されるパッキン
    とによって排風通路が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の電動車両用パワーユニット。
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