JPH0542832U - 逆 止 弁 - Google Patents

逆 止 弁

Info

Publication number
JPH0542832U
JPH0542832U JP099093U JP9909391U JPH0542832U JP H0542832 U JPH0542832 U JP H0542832U JP 099093 U JP099093 U JP 099093U JP 9909391 U JP9909391 U JP 9909391U JP H0542832 U JPH0542832 U JP H0542832U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
check
flow
flow path
check valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP099093U
Other languages
English (en)
Inventor
林 伸 之 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP099093U priority Critical patent/JPH0542832U/ja
Publication of JPH0542832U publication Critical patent/JPH0542832U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Check Valves (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェックリップの開弁圧力を変化させること
なく反転圧力を高め得る逆止弁を提供する。 【構成】 流路を遮断するように配置される可撓性のチ
ェックリップを具備し、該チェックリップが正方向の開
弁圧に対してはリップ先端が流路壁から離間する方向に
変形して流体の流通を許容し、逆方向の反転圧力に対し
てはリップ先端が流路壁に押圧される方向に変形して流
体の流通を阻止する逆止弁において、前記チェックリッ
プのリップ先端部に流路壁に対して当接する当接部を複
数設け、該複数の当接部を反転力が大きくなるにつれて
前記流路壁に順次当接可能に構成してなることを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば油圧緩衝器の軸封部に用いられる逆止弁機構付き往復動用 密封装置等に適用される逆止弁に関し、特にチェックリップを備えたものに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のチェックリップを備えた逆止弁としては、たとえば図2に示す ようなものがある。すなわち、この逆止弁は油圧緩衝器のロッド100の軸封部 に用いられるシールリップ101を備えた往復動用のオイルシールに一体的に設 けられたもので、第1室102と第2室103間の流路を遮断するように配置さ れる可撓性のチェックリップ104を備えている。
【0003】 このチェックリップ104は、シールリップ101側の第2室103側から第 1室102側への正方向の開弁圧力に対してはリップ先端が流路壁としてのガイ ド部材105から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、逆に第1室10 2側から第2室103側への反転圧力に対しては流体の流通を阻止して、一方向 へのみオイル,ガス等の流体を流すようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来技術において、反転圧力を高めるためには、チェックリップ10 4の断面肉厚を厚くして剛性を高める以外に方法がなかった。ところが、チェッ クリップ104の剛性を高めると開弁圧力も同時に高くなってしまい、逆止弁と しての特性が変化してしまうという問題があった。
【0005】 特に、図示例のような油圧緩衝器に用いる場合には、チェックリップ104に かかる圧力は、油圧緩衝器の特性としてダンパ性能を確保するために反転圧力を 高くするのが好ましく、一方、シールリップ101への負荷を減らすためには開 弁圧力を低くするのが好ましく、互いに相反する性能が要求される。ところが、 開弁圧を低く押えるためにチェックリップ104の剛性を低くすると、反転圧も 同様に低くなるという正比例の関係となっているために、設定の自由度が低かっ た。
【0006】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、チェックリップの開弁圧力を変化させることなく反転圧力を高 め得る逆止弁を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案にあっては、流路を遮断するように配置され る可撓性のチェックリップを具備し、該チェックリップが正方向の開弁圧に対し てはリップ先端が流路壁から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、逆方 向の反転圧力に対してはリップ先端が流路壁に押圧される方向に変形して流体の 流通を阻止する逆止弁において、 前記チェックリップのリップ先端部に流路壁に対して当接する当接部を複数設 け、該複数の当接部を反転力が大きくなるにつれて前記流路壁に順次当接可能に 構成してなることを特徴とする。
【0008】 チェックリップは、緩衝器の軸封用の往復動用密封装置に一体的に設けられ、 緩衝器のロッドを案内するガイド部材に設けられた流路を遮断するように配置さ れることが好適である。
【0009】
【作用】
上記構成の逆止弁にあっては、チェックリップの先端部に複数の当接部を設け ることによって、反転圧が低いときは複数の当接部の内の一部の当接部のみが相 手流路壁に接触し、反転圧が高くなるにつれてチェックリップ全体が変形し、こ の変形に応じて複数の当接部が順次相手流路壁に接触してチェックリップ全体の 反転に対して支える。
【0010】 したがって、チェックリップの剛性を高くすることなく、複数の当接部の支持 によって反転圧力に対してチェックリップを支持することができる。
【0011】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例に かかる逆止弁を示すもので、本実施例においても、従来例と同様に油圧緩衝器の 軸封用のオイルシールに一体的に設けられた場合を例にとって説明するものとす る。
【0012】 オイルシールは、概略、外筒10の内周に嵌合した環状のシール本体1と、シ ール本体1の内周側に設けられたゴム状弾性体製の主シールリップ2および副シ ールリップ3と、外筒10の内周と主シールリップ2との間に設けられた逆止弁 を構成するゴム状弾性体製のチェックリップ4とから構成されている。
【0013】 シール本体1はワッシャ状の補強環5に、上記主,副シールリップ2,3およ びチェックリップ4を一体的に焼きつけることによって成形されており、補強環 5の外周には軸方向に突出して外筒10内周に嵌着される外周シール部6が設け られている。
【0014】 主シールリップ2は補強環5の内端から軸方向密封対象流体側Oに伸びて、そ の主シールリップ2先端部がロッド11の外周に摺動自在に密封接触している。 この主シールリップ先端部の外周にはロッド11側に押圧するスプリング7が装 着されている。
【0015】 また、副シールリップ3は補強環5の内端から大気側Aに伸びてリップ先端部 がロッド11外周に摺動自在に密封接触し、砂,塵埃等の侵入を防止する役目を 果たしている。
【0016】 一方、本考案の逆止弁を構成するチェックリップ4は主シールリップ2の外周 側に位置し、補強環5内周部から密封対象流体側Oに向かって徐々に拡がるよう に傾斜して伸びている。
【0017】 このチェックリップ4は、ロッド11の往復動作において、一方向のみオイル ,ガス等の流体を流す機構となっている。すなわち、主シールリップ2とロッド 11を案内するガイド部材12との間の第1室13から、外周シール部6側の第 2室14側への正方向の所定圧以上の開弁圧に対してはリップ先端が流路壁とし てのガイド部材12から離間する方向に変形して流体の流通を許容し、逆方向の 反転圧力に対してはリップ先端がガイド部材12に押圧される方向に変形して流 体の流通を阻止するように構成される。
【0018】 そして、チェックリップ4のリップ先端部には、ガイド部材12に対して当接 する複数の当接部としての第1,第2リップ41,42が設けられている。すな わち、この実施例では二段リップの構成として、反転力の大きさに応じてガイド 部材12に順次接触するように構成されている。
【0019】 上記構成の逆止弁にあっては、反転圧が低いときは、図1(b) に示すように第 1リップ41のみがガイド部材12に対して接触しており、第2リップ42とガ イド部材12との間には隙間hが設けられている。
【0020】 そして反転圧力が高くなった時は、図1(c) に示すように、チェックリップ4 全体の変形に伴って第2リップ42もガイド部材12に接触し、チェックリップ 全体の反転に対して支えとなる。
【0021】 なお、この実施例ではチェックリップ4を二段リップ構成としたが、二段に限 定されるものではなく、三段以上の多段構成としてもよいことはもちろんである 。
【0022】 また、この実施例では油圧緩衝器の軸封用の密封装置に一体的に設けた例につ いて説明したが、緩衝器用に限定されるものではなく、要するに、チェックリッ プを用いて流体の逆止を行う逆止弁に広く適用できることはもちろんである。
【0023】
【考案の効果】
本考案は以上の構成及び作用を有するもので、チェックリップのリップ先端部 に反転圧力が大きくなるにつれて順次当接する複数の当接部を形成したので、反 転圧力を大きくすることができる。
【0024】 また、チェックリップ自体の肉厚は従来のチェックリップと同等にできるため 、チェックリップ自体の剛性も同等に設定でき、開弁圧は低く設定することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本考案の一実施例に係る逆止弁が設
けられた密封装置の要部断面図、同図(b) ,(c) は同図
(a) のチェックリップに作用する反転圧力が低圧の状態
と高圧の状態をそれぞれ示す要部断面図である。
【図2】図2(a) は従来の逆止弁付き密封装置の要部縦
断面図、同図(b) は同図(a) のチェックリップの要部断
面図である。
【符号の説明】
1 シール本体 2 主シールリップ 3 副シールリップ 4 チェックリップ 41,42 第1,第2リップ(当接部) 5 補強環 6 外周シール部 7 スプリング 10 外筒 11 ロッド 12 ガイド部材 13,14 第1,第2室 O 密封対象流体側 A 大気側

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を遮断するように配置される可撓性
    のチェックリップを具備し、該チェックリップが正方向
    の開弁圧に対してはリップ先端が流路壁から離間する方
    向に変形して流体の流通を許容し、逆方向の反転圧力に
    対してはリップ先端が流路壁に押圧される方向に変形し
    て流体の流通を阻止する逆止弁において、 前記チェックリップのリップ先端部に流路壁に対して当
    接する当接部を複数設け、該複数の当接部を反転力が大
    きくなるにつれて前記流路壁に順次当接可能に構成して
    なることを特徴とする逆止弁。
  2. 【請求項2】 チェックリップが、緩衝器の軸封用の往
    復動用密封装置に一体的に設けられ、緩衝器のロッドを
    案内するガイド部材に設けられた流路を遮断するように
    配置される請求項1に記載の逆止弁。
JP099093U 1991-11-05 1991-11-05 逆 止 弁 Withdrawn JPH0542832U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP099093U JPH0542832U (ja) 1991-11-05 1991-11-05 逆 止 弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP099093U JPH0542832U (ja) 1991-11-05 1991-11-05 逆 止 弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0542832U true JPH0542832U (ja) 1993-06-11

Family

ID=14238269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP099093U Withdrawn JPH0542832U (ja) 1991-11-05 1991-11-05 逆 止 弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0542832U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054471A (ja) * 1996-03-28 1998-02-24 American Cyanamid Co 特にシロアリ殺虫システム用の弁システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1054471A (ja) * 1996-03-28 1998-02-24 American Cyanamid Co 特にシロアリ殺虫システム用の弁システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1729045B1 (en) Sealing device for reciprocating shaft
JP5139053B2 (ja) 相対運動、特に、モノチューブショックアブソーバのロッドおよび相対ガイディングシートのように直線往復運動する2つの機械的部材の間に挿入する環状シーリングアセンブリ
US2984529A (en) Unitary sealed piston
EP0896174B1 (en) Piston ring arrangement for shock absorber
EP0872664A3 (en) Clamp assembly for air actuator
JPS63145859A (ja) 密封式オ−トテンシヨナ
JP3695469B2 (ja) シール装置
JPH0542832U (ja) 逆 止 弁
JPH07269712A (ja) 密封装置
JP4735825B2 (ja) オイルシール
JP2541731Y2 (ja) 逆止弁
JPH0545332U (ja) 逆止弁
JP3760327B2 (ja) 密封装置
JP3617694B2 (ja) 密封装置
JPH09210213A (ja) 往復動用密封装置
JP3665417B2 (ja) 流体シール構造
JPH0579142U (ja) スプール弁
JPH074365Y2 (ja) 往復動用オイルシール
JPH0552385U (ja) 緩衝器用の密封装置
JPS6340687Y2 (ja)
JPH0742462U (ja) リップシール
JP2007132484A (ja) オイルシール
JP2000074123A (ja) シリンダ装置
JPH0536166U (ja) 密封装置
JPH0527430U (ja) 往復動用密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960208