JPH09210213A - 往復動用密封装置 - Google Patents
往復動用密封装置Info
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- JPH09210213A JPH09210213A JP8040639A JP4063996A JPH09210213A JP H09210213 A JPH09210213 A JP H09210213A JP 8040639 A JP8040639 A JP 8040639A JP 4063996 A JP4063996 A JP 4063996A JP H09210213 A JPH09210213 A JP H09210213A
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Abstract
触するシールリップ6と、シールリップ6へ反密封対象
流体O側から圧力が加わるのを防止すべく圧力を受け
る、往復動軸2の外周面に摺動自在な背圧リップ7と、
を備えた往復動用密封装置において、背圧リップ7の摺
動面に当該背圧リップ7が加圧されたときに往復動軸2
の外周面にベタ当たりするのを防止するベタ当たり防止
部10を設けたことを特徴とする。
Description
往復動軸の軸封部に用いられるオイルシール等の往復動
用密封装置に関し、特にシールリップへ反密封対象流体
側から圧力が加わるのを防止する背圧リップを備えた構
造に関する。
単に密封装置という)としては、例えば図3に示すよう
なものがあり、図4に示すエンジン機構等の往復動軸の
軸封部に用いられるもので、この密封装置100は、い
わゆるバルブステムシールである。
ム101の外周面を摺動自在に密封接触するシールリッ
プ102と、このシールリップ102へ反密封対象流体
側から圧力が加わるのを防止すべく圧力(背圧)を受け
る、ステム101の外周面に摺動自在な背圧リップ10
3とを有する環状のシール本体104を備えたものであ
る。
ジ部105Aを有する補強環105を備えており、その
補強環105の内向きフランジ部105Aの内径端部に
シール本体104を取付けている。
体104の反密封対象流体側にステム101が往復動自
在に挿入される軸孔106Aを有するガイド部材106
の外周に、補強環105をゴム状弾性体107を介して
嵌合することで取付けられる。
周部にステム101に対して緊迫力を付与するためのス
プリング108を設けている。
部材105を設けていることから、そのステム101と
ガイド部材106の軸孔106Aの摺動部にて焼き付け
を起こすことがある。その焼き付け防止のためには、適
度の油を供給する必要がある。
流体である油側の面とステム101の外周面との油面角
αと反油側の面とステム101の外周面との反油面角β
とを設定して上記摺動部への油の漏れ量をコントロール
して適度の油を供給するようにしている。
3を設けているのは、最近のエンジンの高性能化等に伴
い、背圧が高くなってきており、その対策として設けて
いる。即ち、油の漏れ量をコントロールするシールリッ
プ102に直接背圧が加わらないように背圧を遮断して
いるのである。
た従来技術の場合には、背圧リップ103に圧力Pが加
わると(図3(b)中矢印参照)、図3(b)に示すよ
うに相手側のステム101に抱き付き、摺動抵抗の増加
をもたらし、しいてはステム101の摺動による背圧リ
ップ103の挙動が大きくなり、その挙動がシールリッ
プ102へも影響し、シールリップ102の性能である
漏れ量コントロールが不安定となる。
るためになされたもので、その目的とするところは、シ
ールリップの性能の向上を図り得る往復動用密封装置を
提供することにある。
に、本発明にあっては、往復動軸の外周面を摺動自在に
密封接触するシールリップと、該シールリップへ反密封
対象流体側から圧力が加わるのを防止すべく圧力を受け
る、前記往復動軸の外周面に摺動自在な背圧リップと、
を備えた往復動用密封装置において、前記背圧リップの
摺動面に当該背圧リップが加圧されたときに前記往復動
軸の外周面にベタ当たりするのを防止するベタ当たり防
止部を設けたことを特徴とする。
あることが好ましい。
とが好適である。
背圧リップの往復動軸の外周面との摺動面に、往復動軸
の外周面に対するベタ当たり防止部を設けたことから、
摺動抵抗の低減を図ることができる。
プの挙動を抑えることができ、しいてはシールリップの
安定となる。このことから、シールリップの性能の向
上、例えば往復動軸が挿入されているガイド部材と往復
動軸との摺動部の焼き付け防止としての油の漏れ量コン
トロールの安定化を図ることができる。
に設けた並行突起とすることで、低摩擦化を図ることが
でき、より摺動抵抗の低減化を図ることができ、上記し
たようにシールリップの性能の向上を図ることができ
る。
で、安定して低摩擦化を図ることができると共に、上記
した背圧リップの挙動をより抑えることができる。これ
により、さらにシールリップの性能の向上を図ることが
できる。
に基づいて説明する。本発明の一実施の形態に係る往復
動用密封装置(以下単に密封装置という)を示す図1に
おいて、1は密封装置全体を示しており、例えばこの実
施の形態では従来と同様、図2に示すようなエンジン機
構等の往復動軸の軸封部に用いられる、いわゆるバルブ
ステムシールの構成となっている。
を有し、そのステム2が往復動自在に挿入される軸孔3
を有するガイド部材4の外周に、補強環5を介して取付
けられる。
外周面に摺動自在に密封接触するシールリップ6と、こ
のシールリップ6へ反密封対象流体側から圧力が加わる
のを防止すべく圧力(背圧)を受ける、ステム2の外周
面に摺動自在な背圧リップ7とを有する環状のシール本
体8を備えたものである。
可能な長さを有する金属製の筒状部材で、その先端は半
径方向内方(ステム2側)に延びる内向きフランジ部5
1を有している。
状のシール本体8を一体的に焼き付け固定してある。
環5の内向きフランジ部51の内径端部から軸方向密封
対象流体としての油O側に延びる断面楔状のシールリッ
プ6と、内向きフランジ部51から軸方向反油O側に延
びる断面略板状の背圧リップ7とを有している。
油O側端面にはシールリップ6の腰部と連続してゴム状
弾性体81を、反油O側端面には背圧リップ7の腰部と
連続してゴム状弾性体82を、さらにこのゴム状弾性体
82と連続して補強環5の筒状部52の内周面にもゴム
状弾性体83を一体的に焼き付け固定してある。
図中上側端面は平面で、その上部外周面は上側端面に向
って縮径となるテーパ状となっており、このテーパ面よ
り図中下側の外周面に補強環5はゴム状弾性体83を介
して嵌合される。
2に対して緊迫力を付与するためのスプリング9を設け
ている。
ム2とガイド部材4の軸孔3との間から圧力P(背圧)
受ける、ステム2の外周面に摺動自在な背圧リップ7を
設けてある。
背圧リップ7が加圧されたときにステム2の外周面にベ
タ当たりするのを防止するベタ当たり防止部としての平
行突起10を全周的に設けている。
2の外周面側に設けられているガイド部材4に取付けら
れているが、そのステム2とガイド部材4の軸孔3との
摺動部にて焼き付けを起こすことがある。そこで、その
焼き付け防止のためには、シールリップ6を介して適度
の油を供給する必要がある。
リップ6の油O側の面とステム2の外周面との油面角α
と反油O側の面とステム2の外周面との反油面角βとを
設定して上記摺動部への油の漏れ量をコントロールして
適度の油Oを供給するようにしている。
ルするシールリップ6に直接背圧がかからないように背
圧を遮断する上記した背圧リップ7を設けているのであ
る。
プ7のステム2の外周面との摺動面に平行突起10を設
けたので、背圧(圧力P)が加わっても(図1(b)中
矢印参照)、図1(b)に示すようにベタ当たりするこ
とがなく、また突起は平行に設けられていることから、
安定して低摩擦化を図ることができる。
プ7の挙動を抑えることができ、しいてはシールリップ
6の安定となり、ガイド部材4とステム2との摺動部の
焼き付け防止としての油の漏れ量コントロールの安定化
を図ることができる。即ち、シールリップ6の性能の向
上を図ることができる。
を平行突起としたが、低摩擦化を図ることができれば、
背圧リップ7の摺動面の周方向に平行でなく、単に並
行、また不連続の突起としても良い。
防止できる部分を設けてあれば良い。
状弾性体83を介して嵌合するゴム嵌合を例にとって説
明したが、ガイド部材4に直接嵌合するいわゆる金属嵌
合であっても同様に適用することができる。
のでなく、その他の部材に取付けられるタイプのもので
あっても良い。
の形状・材質・数は一例に過ぎず、仕様等により適宜変
更されるものである。
もので、背圧リップの往復動軸の外周面との摺動面に、
往復動軸の外周面に対するベタ当たり防止部を設けたの
で、摺動抵抗の低減を図ることができる。
プの挙動を抑えることができ、しいてはシールリップの
安定となる。このことから、シールリップの性能の向
上、例えば往復動軸が挿入されているガイド部材と往復
動軸との摺動部の焼き付け防止としての油の漏れ量コン
トロールの安定化を図ることができる。
ことで、低摩擦化を図ることができ、より摺動抵抗の低
減化を図ることができ、上記したようにシールリップの
性能の向上を図ることができる。
で、安定して低摩擦化を図ることができると共に、上記
した背圧リップの挙動をより抑えることができる。これ
により、さらにシールリップの性能の向上を図ることが
できる。
動用密封装置の半断面図であり、同図(b)は同図
(a)の要部拡大図である。
図である。
図であり、同図(b)は同図(a)の要部拡大図であ
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 往復動軸の外周面を摺動自在に密封接触
するシールリップと、該シールリップへ反密封対象流体
側から圧力が加わるのを防止すべく圧力を受ける、前記
往復動軸の外周面に摺動自在な背圧リップと、を備えた
往復動用密封装置において、 前記背圧リップの摺動面に当該背圧リップが加圧された
ときに前記往復動軸の外周面にベタ当たりするのを防止
するベタ当たり防止部を設けたことを特徴とする往復動
用密封装置。 - 【請求項2】 前記ベタ当たり防止部は並行突起である
ことを特徴とする請求項1に記載の往復動用密封装置。 - 【請求項3】 前記並行突起は平行突起であることを特
徴とする請求項2に記載の往復動用密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04063996A JP3824697B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 往復動用密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04063996A JP3824697B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 往復動用密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09210213A true JPH09210213A (ja) | 1997-08-12 |
JP3824697B2 JP3824697B2 (ja) | 2006-09-20 |
Family
ID=12586140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04063996A Expired - Fee Related JP3824697B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 往復動用密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3824697B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000329234A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Nok Corp | バルブステムシール |
JP2001263010A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-26 | Nok Corp | オイルシール |
JP2001355740A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-26 | Nok Corp | オイルシール |
JP2006046550A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Nok Corp | 密封装置 |
JP2007218282A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Nok Corp | 密封装置 |
CN104358880A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-02-18 | 烟台润蚨祥油封有限公司 | 一种旋转运动油封 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP04063996A patent/JP3824697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2007218282A (ja) * | 2006-02-14 | 2007-08-30 | Nok Corp | 密封装置 |
CN104358880A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-02-18 | 烟台润蚨祥油封有限公司 | 一种旋转运动油封 |
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