JPS6340687Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6340687Y2
JPS6340687Y2 JP1982190317U JP19031782U JPS6340687Y2 JP S6340687 Y2 JPS6340687 Y2 JP S6340687Y2 JP 1982190317 U JP1982190317 U JP 1982190317U JP 19031782 U JP19031782 U JP 19031782U JP S6340687 Y2 JPS6340687 Y2 JP S6340687Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pair
floating
seat
seal packing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982190317U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5994663U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19031782U priority Critical patent/JPS5994663U/ja
Publication of JPS5994663U publication Critical patent/JPS5994663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6340687Y2 publication Critical patent/JPS6340687Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は変速機操作用倍力装置に係り、特に遊
動弁に配設したシールパツキンの弾性変形量を所
定の大きさに規制するようにした倍力装置に関す
る。
b 従来の技術 変速機操作用倍力装置は空気圧をピストンに作
用させて変速機操作用の大きな出力を得るもので
あつて、上記空気圧の給排は操作ロツドの操作に
よつて開閉する開閉弁にてなされている。上記開
閉弁では弁座と弁体との間にシールパツキンを配
設しており、開閉弁の閉塞時に弁座と弁体との間
から空気が漏洩しないようにされている。
c 考案が解決しようとする問題点 ところで上記シールパツキンは合成ゴム等を素
材として成形されているが、開閉操作を繰返し行
なつているうちにその弾性が次第に劣化するとい
う問題点がある。この弾性の劣化は、温度等の環
境条件による経時的な影響もあるが、シールパツ
キンの弾性変性量の大きさが特に顕著な影響を及
ぼすことが知られている。
しかし従来の開閉弁は、シールパツキンの弾性
変形量を所定の大きさに抑制するための考慮が特
に払われていなかつたために、シールパツキンの
寿命が短く、耐久性の点で問題点があつた。
また、シールパツキンの弾性変形量が必要以上
に大きいと、開閉弁の開放に要する操作ロツドの
ストロークが大きくなり、迅速な変速操作に支障
が生ずるおそれがある。
本考案は上述の如き問題点を有効に解決すべく
創案するに至つたものであつて、その目的は開閉
弁におけるシールパツキンの耐久性が高く、かつ
操作応答性に優れた変速機操作用倍力装置を提供
することにある。
d 問題点を解決するための手段 上述した問題点を解決するための本考案は、シ
リンダ内に配設されたピストンに、ストライカを
有する円筒状のピストンロツドが連結され、上記
ピストンロツドの内周部に、一対の固定弁座が互
いに対向して配設されるとともに、上記一対の固
定弁座間に、互いに離間する方向に附勢された一
対の遊動弁が配設され、上記一対の遊動弁の内側
に、エアパイプを通して圧縮空気が供給され、上
記一対の遊動弁の外側に、操作ロツドに連結され
た一対の円筒状のバルブリフタが配設され、上記
バルブリフタの内周部が大気に連通されるととも
に、上記バルブリフタの外周部が、上記ピストン
の両側に形成された一対のシリンダ室に接続さ
れ、上記操作ロツドの操作により、上記バルブリ
フタを介して上記遊動弁を選択的に開放し、上記
遊動弁の内側の圧縮空気を上記シリンダ室に導入
して上記ピストンロツドを駆動し、この駆動力を
上記ストライカから取出すようにした変速機操作
用倍力装置において、上記遊動弁における上記固
定弁座およびバルブリフタのシート部が圧着する
部分にシールパツキンを配設するとともに、上記
固定弁座に上記遊動弁と当接するストツパ部を一
体形成し、上記シールパツキンに対する上記固定
弁座のシート部の食込量を、上記ストツパ部によ
つて所定の大きさに規制するようにしたものであ
る。
e 実施例 以下に本考案に係る変速機操作用倍力装置を図
面に基づいて説明する。第1図は変速機操作用倍
力装置の縦断面図である。この倍力装置は、ピス
トンロツド1の内部に一対の固定弁座2,3と一
対の遊動弁4,5とが設けられ、この一対の遊動
弁4,5を入力軸としての操作ロツド6で開閉操
作することによつて、倍力された出力がストライ
カ7から取出されるようになつている。
すなわち、図示しないチエンジレバーにて操作
ロツド6を例えば第1図で矢印a方向に移動させ
ると、エアパイプ8が操作ロツド6に引かれて同
方向に移動する。このエアパイプ8には、常時は
バルブリフタ9と当接した押圧リング10が取付
けられているので、バルブリフタ9は押圧リング
10に押圧されて第1図で左方向に往動する。こ
の結果、遊動弁5がバルブリフタ9に押圧されて
第1図で左方向に移動し、遊動弁5と固定弁座3
との間に間隙が生ずる。一方、エアパイプ8内に
は第1図で矢印b方向から常時圧縮空気が供給さ
れているので、通孔11から吹出した圧縮空気が
上記間隙と、通孔12,13を順次通つてシリン
ダ室14内に流入する。こうしてピストン15に
圧力が作用し、この力はピストンロツド1からス
トライカ7に伝達され、さらに図示しないシフト
ヨークに伝達されてギヤシフトがなされる。
なお、上記遊動弁4,5等にて構成される出力
発生部の構造は第1図で左右対称であつて、操作
ロツド6を第1図で矢印c方向に移動させる場合
も前述の動作と同様の動作がなさる。ただしこの
場合は、操作ロツド6の先端部に取付けられた押
圧リング16によつてバルブリフタ17が押圧さ
れる。なお第1図において、18,19はバルブ
リフタ9,17をそれぞれ常時復動方向に附勢す
る圧縮ばね、20は一対の遊動弁4,5を常時閉
塞方向に附勢する圧縮ばね、21はシリンダ室で
ある。
次に上記固定弁座2,3、遊動弁4,5および
バルブリフタ9,17についてさらに詳しく説明
する。なお、これらは第1図で左右対称をなすの
で、一方の固定弁座2,遊動弁4およびバルブリ
フタ17について説明し、他方の説明を省略す
る。遊動弁4は、第1図および第2図に示すよう
にリング状をなし、エアパイプ8に摺動自在に挿
入されている。この遊動弁4の内周部には第2図
に示すようにOリング25が嵌合されていて、エ
アパイプ8の外周面とのすき間から空気が漏れな
いようになつている。また遊動弁4の固定弁座2
に対向した対向面26には環状の溝部27が形成
されており、この溝部27内にゴム等にてリング
状に成形された弾性を有するシールパツキン28
が嵌合されている。
一方、固定弁座2の内周部には第2図に示すよ
うにフランジ部2aが形成され、このフランジ部
2aの内周側端部に上記シールパツキン28側へ
突出したリング状のシート部29が形成されてい
る。そしてこのシート部29に、常時は遊動弁4
のシールパツキン28が圧縮ばね20にて圧着し
ている。なおシート部29の先端部は丸味を帯び
て形成されており、シールパツキン28との密着
性を高めるとともに、シールパツキン28の損傷
を防止している。フランジ部2aの遊動弁4に対
向した対向面30にはストツパ部31が形成され
ており、このストツパ部31は、遊動弁4の閉塞
時に遊動弁4の被ストツパ部32と当接するよう
になつている。
次にバルブリフタ17は、第1図および第2図
に示すように筒状をなし、エアパイプ8の外周に
ややすき間をあけて挿入されている。このバルブ
リフタ17の遊動弁4に対向した先端面33に
は、第2図に示すように遊動弁4のシールパツキ
ン28側へ突出したリング状のシート部34が形
成されている。そしてこのシート部34が倍力装
置の作動時に遊動弁4のシールパツキン28と圧
着するようになつている。なおシート部34の先
端部も丸味を帯びて形成されており、シールパツ
キン28との密着性を高めるとともに、シールパ
ツキン28の損傷を防止している。また先端面3
3は同時にストツパ部35をなし、シート部34
がシールパツキン28と圧着した時、ストツパ部
35が遊動弁4の被ストツパ部36と当接するよ
うになつている。
倍力装置の圧力発生部における開閉弁は上述の
如く構成されてなり、常時は第2図に示すように
遊動弁4のシールパツキン28が圧縮ばね20の
附勢力にて固定弁座2のシート部29に圧着し、
圧縮空気の流れを遮断している。この状態におい
てシールパツキン28はやや弾性変形するが、遊
動弁4の被ストツパ部32が固定弁座2のストツ
パ部31と当接しているため、例えば圧縮ばね2
0のセツト力が高い場合であつても、シールパツ
キン28は第2図に示す状態より大きく変形する
ことがない。すなわちストツパ部31の高さを所
定の高さに設定することによつて、シールパツキ
ン28の弾性変形量を圧縮空気の遮断に必要かつ
最小の変形量となすことができる。
次に操作ロツド6によつてバルブリフタ17を
第2図で矢印d方向に移動させると、先ずバルブ
リフタ17のシート部34が遊動弁4のシールパ
ツキン28に圧着し、次いで第3図に示すように
バルブリフタ17のストツパ部35が遊動弁4の
被ストツパ部36と当接する。そしてさらにバル
ブリフタ17を移動させると、第4図に示すよう
に遊動弁4が圧縮ばね20に抗して開放される。
このときもバルブリフタ17のストツパ部35は
遊動弁4の被ストツパ部36と当接しているの
で、シールパツキン28がシート部34によつて
必要以上に弾性変形することがない。従つてシー
ルパツキン28の経時変化を減少させてその耐久
性を向上させることができる。
次に上述した倍力装置の操作性について第5図
を参照して説明する。同図において実線は本考案
に係る開閉弁を出力発生部に備えた倍力装置の入
力−ストローク曲線を示し、破線は従来の倍力装
置の入力−ストローク曲線を示す。またA点はバ
ルブリフタ4が復動しているとき、B点はシート
部34がシールパツキン28と当接した瞬間、C
点はストツパ部35が被ストツパ部36と当接し
た瞬間、C′点はシールパツキン28の弾性変形量
が最大となつたとき、D,D′点は遊動弁4が開
放側へ動き始める瞬間、E点は遊動弁4が完全に
開放されたとき、とそれぞれ対応している。
第5図より明らかなように、本考案に係る開閉
弁ではシールパツキン28に対する固定弁座2お
よびバルブリフタ17のそれぞれのシート部2
9,34の食込み量が比較的小さいため、バルブ
リフタ17のシート部34がシールパツキン28
と当接した時から遊動弁4が開放側へ動き始める
までのバルブリフタ17のストローク(第5図で
B点からD点までのストローク)が従来の数分の
1となる。従つて倍力装置の応答性と操作フイー
リングの向上が図られる。またバルブリフタ17
のD点からE点までのストロークに相当する分だ
け遊動弁4を開放側へ動かすことができるので、
第4図に示すようにシート部29とシールパツキ
ン28との間のすき間を比較的広くすることがで
きる。このため圧縮空気をシリンダ室21へスム
ーズに導入することができ、倍力装置の応答性な
いし操作フイーリングを一層向上させることがで
きる。
f 考案の効果 本考案は上述の如く、遊動弁のシールパツキン
に対する固定弁座のシート部の食込量がストツパ
部によつて所定の大きさに規制されるため、固定
弁座の解放に要する遊動弁ないし操作ロツドのス
トロークが少なくてすみ、操作応答性を向上させ
て操作フイーリングを高めることができるととも
に、シールパツキンの経時劣化を減少させてその
耐久性を向上させることができる。しかも上記ス
トツパ部は固定弁座と一体に形成するものである
から、極めて低コストで実現可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は変速機操作用倍力装置の縦断面図、
第2図は第1図の要部を拡大して示す拡大断面
図、第3図および第4図は開閉弁の作動状態を説
明するための説明図、第5図は倍力装置の入力−
ストローク曲線図である。 1……ピストンロツド、2,3……固定弁座、
4,5……遊動弁4、6……操作ロツド、9,1
7……バルブリフタ、20……圧縮ばね、26,
30……対向面、27…溝部、28……シールパ
ツキン、29,34……シート部、31,35…
…ストツパ部、32,36……被ストツパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内に配設されたピストンに、ストライ
    カを有する円筒状のピストンロツドが連結され、
    上記ピストンロツドの内周部に、一対の固定弁座
    が互いに対向して配設されるとともに、上記一対
    の固定弁座間に、互いに離間する方向に附勢され
    た一対の遊動弁が配設され、上記一対の遊動弁の
    内側に、エアパイプを通して圧縮空気が供給さ
    れ、上記一対の遊動弁の外側に、操作ロツドに連
    結された一対の円筒状のバルブリフタが配設さ
    れ、上記バルブリフタの内周部が大気に連通され
    るとともに、上記バルブリフタの外周部が、上記
    ピストンの両側に形成された一対のシリンダ室に
    接続され、上記操作ロツドの操作により、上記バ
    ルブリフタを介して上記遊動弁を選択的に開放
    し、上記遊動弁の内側の圧縮空気を上記シリンダ
    室に導入して上記ピストンロツドを駆動し、この
    駆動力を上記ストライカから取出すようにした変
    速機操作用倍力装置において、上記遊動弁におけ
    る上記固定弁座およびバルブリフタのシート部が
    圧着する部分にシールパツキンを配設するととも
    に、上記固定弁座に上記遊動弁と当接するストツ
    パ部を一体形成し、上記シールパツキンに対する
    上記固定弁座のシート部の食込量を、上記ストツ
    パ部によつて所定の大きさに規制するようにした
    ことを特徴とする変速機操作用倍力装置。
JP19031782U 1982-12-16 1982-12-16 変速機操作用倍力装置 Granted JPS5994663U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19031782U JPS5994663U (ja) 1982-12-16 1982-12-16 変速機操作用倍力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19031782U JPS5994663U (ja) 1982-12-16 1982-12-16 変速機操作用倍力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5994663U JPS5994663U (ja) 1984-06-27
JPS6340687Y2 true JPS6340687Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=30410099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19031782U Granted JPS5994663U (ja) 1982-12-16 1982-12-16 変速機操作用倍力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5994663U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522528B2 (ja) * 1972-09-27 1977-01-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522528U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522528B2 (ja) * 1972-09-27 1977-01-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5994663U (ja) 1984-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4177831A (en) Flexible time delay valve
JPH06207677A (ja) 弁およびその作動器
JPH09229213A (ja) ポペット弁
GB2265206A (en) Valve having rocker valve member and isolation diaphragm
JPH04106576U (ja) ソレノイドバルブ
JP4568772B2 (ja) 流体作動式バルブアッセンブリ
JPS6340687Y2 (ja)
US6199822B1 (en) Fluid-operated actuator
US4759529A (en) Pre-loaded valve follower sealing apparatus
JPH08210554A (ja) シーリング装置
JP3824697B2 (ja) 往復動用密封装置
GB1593079A (en) Booster for vehicle braking system
JPH08261336A (ja) シート面補正バルブ
JPS6021522Y2 (ja) 流体圧シリンダのクツシヨン装置
KR900006107B1 (ko) 배기브레이크장치
US4109675A (en) Relief valve
JPH0545332U (ja) 逆止弁
EP0009961A1 (en) Actuator for use in a braking system
JPH0332846Y2 (ja)
US4204812A (en) Vacuum system
GB2073851A (en) Water Flow Control Valve
JP2560087Y2 (ja) 変速機操作用倍力装置
SU204070A1 (ru) Уплотнительное устройство для поворотной заслонки створчатого клапана
KR930001202Y1 (ko) 소켓형 감압조정밸브
JPH0542832U (ja) 逆 止 弁