JPH0579142U - スプール弁 - Google Patents

スプール弁

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JPH0579142U
JPH0579142U JP2691992U JP2691992U JPH0579142U JP H0579142 U JPH0579142 U JP H0579142U JP 2691992 U JP2691992 U JP 2691992U JP 2691992 U JP2691992 U JP 2691992U JP H0579142 U JPH0579142 U JP H0579142U
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JP
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valve
seal member
spool
mounting groove
valve seal
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JP2691992U
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生 佳 男 麻
本 拓 実 松
村 親 一 芳
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 弁シール部材の取付溝からの外れがなく、し
かも摩耗が小さくて寿命が長いスプール弁を提供する。 【構成】 弁ボディ11の弁孔12内に、取付溝21,
・・に環状の弁シール部材22,・・を嵌着させたスプ
ール13を摺動自在に挿入し、各弁シール部材22の両
側面における中心径Dの径方向外方でかつ取付溝21の
開口部より内方に、環状の凹部23,23を設ける。 【効果】 中心径より径方向外方の凹部により、取付溝
への嵌着力が大きくなって取付摩から外れることがな
く、しかも柔軟で摺動抵抗が小さいので、弁シール部材
の摩耗が少なくなって弁の寿命が長い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スプール弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公知のスプール弁は、複数のポートが開口する弁ボディの弁孔内に、外周の取 付溝に弁孔内の弁座に摺接する弁シール部材を嵌着させたスプールを摺動自在に 設け、このスプールの摺動によってポート間の流体の流れを切換えている。 上記スプール弁においては、上記弁シール部材として種々のものが使用されて おり、その一例として図8には、柔軟性を持たせるために、径方向の中間部分の 両側面にくびれ部を設けた断面繭形の弁シール部材が示されている。 しかしながら、このスプール弁は、スプール1の摺動時に、弁シール部材2の 摺動抵抗や該弁シール部材に作用する流体圧力等により、弁シール部材2が変形 して外方に引っ張られると、浮き上がって取付溝4から外れることがある。 この問題を解決するために、くびれ部をなくすことが考えられるが、くびれ部 がないと柔軟性が小さくなるために、摺動抵抗が増加して摩耗が大きいという新 たな問題が生ずる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、弁シール部材の取付溝からの外れがなく、 しかも摩耗が小さくて寿命が長いスプール弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、複数のポートが開口する弁ボディの弁孔 内に、外周の取付溝に弁孔内の弁座に摺接する環状の弁シール部材を嵌着させた スプールを摺動自在に設け、該スプールの摺動により流体の流れを切換えるスプ ール弁において、上記弁シール部材が、該弁シール部材の中心径の径方向外方で かつ上記取付溝の開口部より内方の間の両側面に、環状の凹部を備えていること を特徴としている。 また、同様の課題を解決するため、弁シール部材の径方向長さを、該シール部 材の内側の厚さの1.5倍またはそれ以上としたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
弁シール部材の中心径より内側には凹部がないことにより、弁シール部材の取 付溝への嵌着力が大きいので、弁シール部材が流体圧等により取付溝から浮き上 がって外れることはない。 また、中心径より外方の凹部によって、弁座との摺接部分が柔軟で変形し易い ばかりでなく、弁シール部材を無理に潰さないので、摺動抵抗が小さくなって弁 シール部材の摩耗が少なくなる。 さらに、弁シール部材の径方向長さを内側の厚さの1.5倍またはそれ以上に したことにより、その柔軟性が一層大きくなる。
【0006】
【実施例】
図1ないし図4は本考案の第1実施例を示し、このスプール弁10は、弁ボデ ィ11と、該弁ボディ11の弁孔12に摺動自在に挿入したスプール13とを備 え、スプール13は、電磁力、機械力、流体圧力等の図示を省略している適宜の 操作手段によって、弁孔12内を往復動する。 上記弁ボディ11は、圧縮空気の入力ポート15、出力ポート16a,16b 及び排出ポート17a,17bを備え、弁孔12の内面に、これらのポートが開 口する内周溝18,・・と内周溝18間の弁座19,・・が形成されている。上 記スプール13の外周には、略一定の溝幅を有する取付溝21が複数形設され、 各取付溝21に上記弁座19に摺接する環状の弁シール部材22が嵌着されてお り、スプール13の摺動により、これらの弁シール部材22,・・が内周溝18 に対抗する位置と弁座19に当接する位置とに切換わることによって、ポート間 の流体の流れが切換えられる。 図1中の符号25は、スプール13の軸方向両端の溝に嵌着させた摺動シール 部材、26はパイロット通路である。
【0007】 図2ないし図4に詳細を示す上記弁シール部材22は、径方向の長さbを内側 の厚さaの1.5倍またはそれ以上とした環状をなし、径方向外方の厚さが上記 内側の厚さaより若干小さくされ、両側面の、該弁シール部材の中心径Dより外 方でかつ取付溝21の開口部より内方の間に、環状の凹部23,23が形成され ている。 この弁シール部材22は、中心径より内側に凹部がないために、取付溝21へ の嵌着力が大きいので、流体圧等により浮き上がって取付溝21から外れること はない。 また外方の凹部23,23によって摺動シール部24が柔軟で変形し易いばか りでなく、シール部材を無理に潰さないために、摺動抵抗が小さくなって弁シー ル部材22の摩耗が少ないので、弁の寿命を長くすることができる。
【0008】 上記スプール弁は、図1に示す状態においては、入力ポート15と出力ポート 16a,及び出力ポート16bと排出ポート17bが連通している。スプール1 3が操作手段によって図において左動すると、入力ポート15と出力ポート16 b、及び出力ポート16aと排出ポート17aが連通する。このスプール13の 摺動時に、弁シール部材22の外周シール部24に摺動抵抗が作用するが、外周 シール部24の近くに設けた凹部23,23によって外周シール部24が柔軟で 容易に変形するので、摺動抵抗が小さくてスプール13が滑らかに摺動する。
【0009】 図5及び図6は本考案の第2実施例を示し、第2実施例の弁シール部材30の 両側面には、上記環状の凹部23,23と、放射方向の通路溝31,・・とが形 成されている。 第2実施例の他の構成及び作用は、通路溝31,・・により弁シール部材30 と取付溝21の側壁との密着を防止する以外は第1実施例と同じであるから、図 の主要な箇所に同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。 なお、これらの実施例における弁シール部材は両側面を平行にしてもよい。
【0010】 図7は本考案の第3実施例を示し、第3実施例の弁シール部材35は、両側面 が平行で、かつ凹部23,23の径方向外方と外周シール部24との間が丸みを 有している。第3実施例の他の構成及び作用は第1実施例と同じであるから、詳 細な説明は省略する。 なお、図示を省略しているが、この弁シール部材35にも、放射方向の通路溝 を設けることができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案のスプール弁は、弁シール部材の取付溝への嵌着力が大きくなるので、 弁シール部材が流体圧によって取付溝から浮き上がって外れることがない。 また、摺動抵抗が小さくなってその摩耗が少ないので、スプール弁の寿命を長 くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断面図である。
【図2】要部の拡大断面図である。
【図3】弁シール部材の側面図である。
【図4】同じく断面図である。
【図5】第2実施例の側面図である。
【図6】同じく断面図である。
【図7】第3実施例の要部の拡大断面図である。
【図8】公知のスプール弁の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 スプール弁 11 弁ボディ 12 弁孔 13 スプール 15,16a,16b,17a,17b ポート 19 弁座 21 取付溝 22,30,35 弁シール部材 23 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートが開口する弁ボディの弁孔
    内に、外周の取付溝に弁孔内の弁座に摺接する環状の弁
    シール部材を嵌着させたスプールを摺動自在に設け、該
    スプールの摺動により流体の流れを切換えるスプール弁
    において、 上記弁シール部材が、該弁シール部材の中心径の径方向
    外方でかつ上記取付溝の開口部より内方の間の両側面
    に、環状の凹部を備えている、 ことを特徴とするスプール弁。
  2. 【請求項2】 弁シール部材の径方向長さを、該シール
    部材の内側の厚さの1.5倍またはそれ以上とした、 ことを特徴とする請求項1に記載したスプール弁。
JP1992026919U 1992-03-31 1992-03-31 スプール弁 Expired - Lifetime JP2537236Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0579142U true JPH0579142U (ja) 1993-10-26
JP2537236Y2 JP2537236Y2 (ja) 1997-05-28

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