JPH049492Y2 - - Google Patents

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JPH049492Y2
JPH049492Y2 JP9077783U JP9077783U JPH049492Y2 JP H049492 Y2 JPH049492 Y2 JP H049492Y2 JP 9077783 U JP9077783 U JP 9077783U JP 9077783 U JP9077783 U JP 9077783U JP H049492 Y2 JPH049492 Y2 JP H049492Y2
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spring
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seat
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JP9077783U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば自動車の制御装置に具備され
ている吸入・圧縮・排気工程を行なう倍力用真空
ポンプの圧力制御弁に用いる逆止弁に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、真空ポンプに装着されている圧力制御弁
は、第1図に示すように、制御弁ハウジング1の
流体通路内に、バルブ2、スプリング3、シート
スプリング4、スナツプリング5を配置して構成
され、部品点数も多く、ハウジング1内部の加工
も複雑であつた。また、管路6が大きくできない
ので通風抵抗は大きく、バルブの受圧面積が小さ
いため作動圧も大となる。
これに対し、第2図に示すようにバルブの形状
を変更し、数カ所に突起を設けることにより、バ
ルブの位置ずれを防げるので管路6を大きくする
ことができ、且つバルブの受圧面積も大きくする
ことができるものも公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、第2図に示す構成であつても、部品点
数は減少せず、加工はテーパ加工が不要になつた
のみであり、又、スプリングが固定されていない
ので、バルブの位置ずれに対するスプリングによ
る復元力は期待できず、座屈の恐れもある。
本考案は従来の問題点に鑑み、スナツプリング
の廃止、バルブの位置ずれ防止、管路拡張による
通風抵抗の低減、及びハウジング加工の簡易化を
可能とする逆止弁の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、 ハウジング内に設けられた流体通路内に平坦面
状の弁座及び、この弁座と所定距離をもつて隔離
した環状溝を形成し、 一端側に弾性部材からなる環状突出部を有する
と共に、他端側に円筒形突出部を有する弁体を、
環状突出部が弁座と対向するように弁座と環状溝
との間の流体通路内に配置し、 流体通路内の環状溝に係合される端部を有し、
この端部間を連結する複数の腕部を円錐状に形成
してなる弾性変形可能なシートスプリングを、弁
体側に円錐が突出するように端部を環状溝に係合
することにより流体経路内に配置し、 弁体の他端側とシートスプリングとの間の流体
通路内には、小径側端部が弁体の円筒形突出部に
係合されて弁体の他端側を付勢し弁体の環状突出
部を弁座に押圧すると共に、大径側の端部が前記
シートスプリングの腕部の端部側と前記流体通路
内壁との間に保持される円錐ばねを配置する構成
を採用するものである。
〔作用〕
弾性を有する円錐形状のシートスプリングは、
その端部の径を収縮して流体通路内の環状溝に係
合させた後に、端部が径方向外方向に復元するこ
とにより、流体通路内に確実に固定される。
円錐ばねは、その大径側端部がシートスプリン
グの腕部の端部側と流体通路の内壁とで保持され
ることによりハウジングに固定されており、かつ
その横方向の復元力により、円筒形突出部にて小
径側端部に係合された弁体の横方向のずれを低減
する。
〔実施例〕
以下、本考案を示す実施例を第3図に基づき説
明する。
第3図において、ハウジング1は円筒形状であ
り、19は流体通路である。流体通路19は大径
の内壁(以下「内周面」とする)Aと小径の内周
面Bとにより形成されており、これら内周面Aと
Bとの段差により平坦面状の弁座11が形成され
ている。
内周面Aの、弁座11から所定距離隔てた部位
に、唯一本の環状溝15が設けられている。弁体
2は、弾性部材からなる環状突出部12、及び円
形外周面上の数カ所に半円筒形状の突出部13を
有している。この弁体2は、弁座11と環状溝1
5との間の流体通路内に、その環状突出部12が
弁座11に対向するように、配置されている。
また、上記弁体2は、弁体2の下端の円筒形突
出部14の径と略同径寸法であり上記円筒形突出
部14に係合する小径側の端部7aから、上記流
体通路19の内周面Aの径へと拡がり、内周面A
と略同径寸法をなす大径側の端部7bの寸法形状
を有する円錐ばね7により上記弁座11に押圧さ
れている。
8は、ばね効果を有する材質からなるシートス
プリングであり、流体通路19の内周面Aに設け
られた環状溝15に係合する4つの端部8aと、
これら4つの端部8aを連結すると共に、十字状
に、かつ円錐状に連結された4本の腕部8bとか
らなる。腕部8bの傾斜は、円錐ばね7の傾斜よ
りも小さいものとなつている。そして、このシー
トスプリング8は、端部8aと腕部8bとの間が
変形することで、端部8aを内周側に縮めて、端
部8aを環状溝15に係合することができる。
この時、円錐ばね7は、端部7b側によりシー
トスプリング8の腕部8bに沿つて位置決めされ
ると共に、腕部8bの端部8a側と流体通路19
の内周面Aとの間に保持される。
一般に逆止弁は、逆止弁必要箇所に装着された
状態で、外部圧力、即ち開口部10からの流体の
圧力が弁体2に加わり、円錐ばね7のばね力以上
になると流体は弁体2を介して円錐ばね7を圧縮
する。従つて弁体2は下降し、弁体2と弁座11
との間に隙間ができ、この隙間を介して開口部1
0からの流体は開口部9側に流通する。
従来の逆止弁は、第1図に示すようにハウジン
グ1の流体通路に、弁体2、円筒スプリング3、
シートスプリング4、及びスナツプリング5を配
置して構成されており、部品数も多く、ハウジン
グ1内のテーパ加工16、段付加工17も複雑で
組付けも容易ではなかつた。また、弁体2先端は
半球形状のため、管路6を大きくとると弁体2は
テーパ形状の弁座16と角部で接触し、弁体2に
悪影響を及ぼすので、管路6の径には制限があ
り、通風抵抗は大きくなる。更に、上記理由によ
り弁体2の受圧面積を大きく設定することは不可
能であり、スプリング3のばね係数を小さくする
ことは製品の耐久性能に弊害が生じるため、作動
圧は小さくできない。また、スプリング3を支持
するのに、シートスプリング4、スナツプリング
5の2部品を必要とするため、管路9は小さくな
り通風抵抗がより大きくなる。また、2部品を装
着するため、上記の如く、ハウジング内の段付加
工17も非常に複雑になる。更に、円筒スプリン
グ3を用いているので、圧縮時の座屈を防ぐため
に、シートスプリング17に突出部18を設けね
ばならなく、弁体の可動距離は少なくなりテーパ
部における通風抵抗も大きくなる。
上記理由により、例えば、自動車ブレーキ倍力
用真空装置に用いられている逆止弁においては、
作動圧が大きく通風抵抗も大きいため、小型、計
量、高性能、低コスト化を図ることができない。
そこで、本考案は、これらの全ての要求に応える
べく考案されたものである。
そして、本考案を示す上記実施例は、第2図の
改良型の従来の逆止弁の弁体形状を更に変更する
ことにより、受圧面積の増大を図り作動圧を減少
させたものであるが、更に円錐ばね7を用い、小
径側端部を弁体2の円形突出部14に係合し、か
つ大径側端部をシートスプリング8と流体通路1
9の内周面Aとの間にて、円錐状の腕部8bに沿
つて確実に位置決めすると共に保持させており、
横方向の復元力により弁体2の位置ずれを防止す
ることができる。そして、弁体2の位置ずれを防
止できるため、管路6をも大きく設けることが可
能となり、通風抵抗を低減することができる。
また、円錐ばね7を用いることにより、ばね効
果を有する円錐形状のシートスプリング8を設置
することができ、シートスプリング8自体のもつ
ばね効果により、ハウジング1には唯一本の環状
溝15を設けるだけで固定できるので、部品点数
の減少が図れ、通風抵抗は更に減少させることが
可能となる。
本実施例によれば、従来品に比較して作動圧は
約30%減少でき、吸入流量は約10%増加させるこ
とが可能となるので、製品の小型、計量、高性
能、低コスト化を図ることができる。
また、ハウジング1の加工工数も大幅に低減で
き、逆止弁の組付けも、シートスプリング8を押
し込むだけであり、極めて容易となる。
なお、ハウジング1の体格を変更せず、作動圧
を減少させることのみを目的とするならば、弁体
2外周の突出部13を設けずに、弁体2の受圧面
積を略流体通路径まで大きく設定してもよい。
また、ハウジング1の形状は、逆止弁の必要箇
所に応じて、いかなる形状をとつてもよい。
〔考案の効果〕
上述したように本考案においては、ハウジング
の流体通路内壁に環状溝を設け、この環状溝に係
合される端部を有すると共に、この端部間を連結
する複数の腕部を円錐状に形成してなる弾性変形
可能なシートスプリングを、端部を縮めて環状溝
に係合することにより流体経路内に確実に固定さ
せるようにしたため、シートスプリング自体を容
易に組付けることができると共に、スナツプリン
グを廃止することができる。
また、円錐ばねを、その大径側端部にて、円錐
状に形成されたシートスプリングの複数の腕部と
流体通路内壁との間で腕部に沿つて確実に位置決
すると共に保持させることができる。
そして、弁体は、その円筒形突出部が、大径側
端部がハウジングに確実に保持された円錐ばねの
小径側端部に係合されているため、円錐ばねの横
方向の復元力により、弁体の位置ずれが防止され
る。
従つて、弁体の位置ずれ防止に対応して管路を
拡張することができ、流体が通過する際の抵抗を
低減することができる。
さらに、シートスプリングの装着のためには、
流体通路内壁に環状溝を設けるだけでよく、ハウ
ジングの加工を簡易化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは従来逆止弁の断面図及び底面
図、第2図A,Bは更にその他の従来逆止弁の断
面図及び底面図、第3図A,Bは本考案の一実施
例を示す逆止弁の断面図及び底面図である。 1……ハウジング、19……流体通路、A……
流体通路内壁、11……弁座、15……環状溝、
2……弁体、12……環状突出部、13……半円
筒形状の突出部、14……円筒形突出部、7……
円錐ばね、7a……小径側の端部、7b……大径
側の端部、8……シートスプリング、8a……端
部、8b……腕部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジング1と、 このハウジング1内に設けられた流体通路19
    と、 この流体通路19内に形成された平坦面状の弁
    座11と、 この弁座11と所定距離をもつて隔離されて前
    記流体通路19の内壁Aに形成された環状溝15
    と、 一端側に弾性部材からなる環状突出部12を有
    すると共に、他端側に円筒形突出部14を有し、
    前記環状突出部12が前記弁座11と対向するよ
    う、前記弁座11と前記環状溝15との間の流体
    通路19内に配置される弁体2と、 前記流体通路内壁Aの環状溝15に係合する端
    部8aと、この端部8a間を連結すると共に前記
    弁体11側に突出する円錐状に連結形成された複
    数の腕部8bとを有する弾性部材よりなるシート
    スプリング8と、 前記弁体2の他端側と前記シートスプリング8
    との間の流体通路19内に配置され、小径側の端
    部7aが前記弁体2の円筒形突出部14に係合さ
    れて前記弁体2の他端側を付勢し、前記弁体2の
    環状突出部12を前記弁座11に押圧すると共
    に、大径側の端部7bが前記シートスプリング8
    の腕部8bの端部8a側と前記流体通路内壁Aと
    の間に保持される円錐ねじ7と、 を備えたことを特徴とする逆止弁。
JP9077783U 1983-06-13 1983-06-13 逆止弁 Granted JPS59195263U (ja)

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JP9077783U JPS59195263U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 逆止弁

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JP9077783U JPS59195263U (ja) 1983-06-13 1983-06-13 逆止弁

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JPS59195263U JPS59195263U (ja) 1984-12-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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