JPH05424B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH05424B2
JPH05424B2 JP58078383A JP7838383A JPH05424B2 JP H05424 B2 JPH05424 B2 JP H05424B2 JP 58078383 A JP58078383 A JP 58078383A JP 7838383 A JP7838383 A JP 7838383A JP H05424 B2 JPH05424 B2 JP H05424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
hydrogen atom
general formula
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58078383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58204054A (ja
Inventor
Hoieru Erunsuto
Fuaasu Ruudorufu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPS58204054A publication Critical patent/JPS58204054A/ja
Publication of JPH05424B2 publication Critical patent/JPH05424B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/4401Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system
    • C09B62/4403Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system the heterocyclic system being a triazine ring
    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4415Disazo or polyazo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B35/00Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
    • C09B35/02Disazo dyes
    • C09B35/039Disazo dyes characterised by the tetrazo component
    • C09B35/34Disazo dyes characterised by the tetrazo component the tetrazo component being heterocyclic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/08Azo dyes
    • C09B62/09Disazo or polyazo dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は繊維反応性ジスアゾ染料の分野にあ
る。 ドイツ特許出願公開第2748929号明細書からア
ミノ基を介して、ビニルスルホン系の繊維反応性
基及びピラゾロン残基をカツプリング成分として
有するアゾ化合物の2つの残基と結合するクロル
トリアジニル残基を有する、染料として適するジ
スアゾ化合物は公知である。 今や本発明者は一般式(1) で表わされる、新規の価値あるかつ有利な水溶性
ジスアゾ化合物を見い出した。 式中、D1はクロル原子、スルホ基、C1−C4アル
キル基及びC1−C4アルコキシ基から成る群から
選ばれた置換基1又は2個によつて置換されたメ
タ−又はパラ−フエニレン基、又はスルホ基1又
は2個によつて置換されたナフタレン基である; D2は、D1に示した意味の1つを有し、D1と同
一又は異なつていてもよい; R′はアミノ基又はヒドロキシ基である; R″はアミノ基又はヒドロキシ基である; R+はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
ルボアルコキシ基である; R*はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
ルボアルコキシ基である; R1は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4
ルコキシ基、クロル原子又はブロム原子である; R2は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
る; R3はR1に示した意味の1つを有する; R4は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
る; Xはビニル基であるか又はβ−スルフアトエチ
ル基、β−チオスルフアトエチル基又はβ−クロ
ロエチル基である; Yはクロル−、ブロム又はフルオル原子あるい
は一般式(2a)又は(2c) −O−R5 (2a)
【式】 (式中、R5はC1−C4アルキル基又はスルホ−置
換されたフエニル基、R7は水素原子又はC1−C4
アルキル基、R8はフエニル基又はスルホ−置換
されたフエニル基である。) なる残基である; この際、上記基は相互に同一又は相異なる意味
を有することができる。 Yはフルオル原子及び特にクロル原子が好まし
い。 式成員Xのうち好ましいものとしてビニル基及
び特にβ−スルフアトエチル−基が挙げられる。 本発明によるジスアゾ化合物はその遊離酸の形
で及びその塩の形で、特に中性塩の形で存在する
ことができる。これはその塩の形であるのが好ま
しく、そのうち特にアルカリ金属−及びアルカリ
土類金属塩、たとえばナトリウム−、カリウム−
及びカルシウム−塩が挙げられる。新規化合物は
この塩の形でヒドロキシ−及び(又は)カルボン
アミド基含有材料、好ましくは繊維材料の染色又
は捺染に使用される。 本発明によるジスアゾ化合物は一般式(3) (式中、D1、D2及びYは上述の意味を有する。) で表わされるジアミノ化合物をテトラゾ化し、カ
ツプリング成分として使用される一般式(4a)
なる化合物及びカツプリング成分として使用され
る一般式(4b)なる化合物 (式中R+、R*、R′、R″、R1、R2、R3、R4及び
2つのXは上述の意味を有し、この祭相互に同一
又は相異なる意味を有することができる。) と、すなわち2つの同一の又は相異るカツプリン
グ成分と当量で反応(カツプリング)させるがあ
るいは一般式(5a)なるアミノアゾ化合物及び
一般式(5b)なるアミノアゾ化合物 (式中D1、D2、R′、R″、R+、R*、R1、R2、R3
及びR4並びに2つのXは上述の意味を有し、相
互に同一又は相異る意味を有することができる。) を、すなわち2つの同一又は相異るアミノアゾ化
合物を当量で一般式(6) (式中Yは上述の意味を有し、Halは夫々クロル
−、ブロム−又はフルオル原子を意味する。) で表わされるトリハロゲノ−又はジハロゲノトリ
アジン−化合物と反応(縮合)させるか、あるい
は一般式(7) (式中D1、D2、R′、R+、R1、R2、Y及びXは上
述の意味を有する。) で表わされるアミノアゾ化合物をジアゾ化し、上
述の一般式(4b)なる化合物(式中式成員R*
R″、R3、R4及びXは夫々一般式(7)に於ける式成
員に対応して同一又は相異る意味を有することが
できる。)とカツプリングさせることを特徴とす
る方法で製造できる。 一般式(3)なるジアミノ化合物はたとえばドイツ
特許第436179号及び第485185号明細書から公知で
ある。同様に一般式(4a)及び(4b)なるカツ
プリング成分は文献中に多数記載されている。一
般式(5a)及び(5b)なるアミノアゾ化合物は
同様に公知であり、公知の処理方法に準じて一般
式H2N−D1−NH2又はH2N−D2−NH2(式中D1
及びD2は上述の意味を有する。)なるジアミンを
モノジアゾ化し、上記式(4a)又は(4b)なる
カツプリング成分とカツプリングして製造するこ
とができる。 一般式(6)なるトリ−又はジハロゲノトリアジン
−化合物も公知であり、その製造は文献中に多く
記載されている。概要はズードドイチエ カルク
ステイツクストツク ヴエルケ(Su¨ddeutsche
Kalkstickstoff−Werke)(SWK)社の社報“シ
アヌルクロリドの概説”、トローストベルク−、
1976年10月(第1版)中に見い出される。 上記処理変法で使用される一般式(4a)及び
(4b)なるカツプリング成分が異なる場合、これ
らを相互に混合した形で又は順次に一般式(3)なる
ジアミンと反応させることができる。上記処理変
法で一般式(5a)及び(5b)なるアミノアゾ化
合物が相異る場合、これらを相互に混合した形で
又は順次に一般式(6)なるトリ−又はジハロゲノト
リアジン−化合物と反応させることができる。こ
れらの化合物(4a)及び(4b)又は(5a)及び
(5b)の混合物とのこの反応を実施する場合、3
つの本発明による、一般式(1)に相当する化合物、
すなわち一般式(1)の2種の対称化合物及び1種の
非対称化合物の混合物が得られる。 一般式(7)又は(3)なるアミノ−及びジアミノ化合
物のジアゾ化及びテトラゾ化及びこれに続いての
上述の本発明による処理法のカツプリング反応は
一般に公知の方法に従つて行われる。しかしカツ
プリング反応に於て繊維反応性基を損傷しないた
めに、出発化合物及び最終生成物を処理に際して
強アルカリ性条件にゆだねないことを願慮しなけ
ればならない。ジアゾ化されたアミンと一般式(4)
なるカツプリング成分とのカツプリングは3〜7
のPH−範囲でかつ−5℃〜+30℃の温度で行われ
るのが好ましい。 本発明による処理方法に従つて実施することが
できる縮合反応は同様に公知の処理方法に準じて
好ましくは水性溶液中で、場合により有機溶剤の
存在下室温(15〜25℃)で又は高められた温度
(120℃まで)で当業者に公知のかつ周知の方法に
従つて行われる。この縮合反応で使用されうる有
機溶剤はたとえばアセトン又はトルオールであ
る。シアヌルハロゲニド自体が反応成分である縮
合反応を0〜20℃の温度でかつ2〜6のPH−値を
実施するのが好ましい。一般式(6)(式中Yはハロ
ゲン原子ではない。)なるジハロゲノトリアジン
化合物を第二ハロゲン原子の交換下で一般式
(5a)又は(5b)なるアミノアゾ化合物と好まし
くは15〜70℃の温度でかつ4〜5.5のPH−値で反
応させる。 出発化合物として使用される前記一般式H2N
−D1−NH2及びH2N−D2−NH2なる芳香族ジア
ミンはたとえば1,4−ジアミノ−ベンゾール−
2−スルホン酸、1,4−ジアミノ−ベンゾール
−2,5−ジスルホン酸、1,3−ジアミノベン
ゾール−4−スルホン酸、1,4−ジアミノベン
ゾール−2,6−ジスルホン酸、1,3−ジアミ
ノ−2−メチル−ベンゾール−5−スルホン酸、
1,4−ジアミノ−ベンゾール、1,3−ジアミ
ノベンゾール、1,3−ジアミノ−4−クロル−
ベンゾール、1,3−ジアミノ−4−メチル−ベ
ンゾール、2,6−ジアミノ−ナフタリン−4,
8−ジスルホン酸、1,5−ジアミノ−ナフタリ
ン−3,7−ジスルホン酸、1,3−ジアミノ−
ベンゾール−4−カルボン酸、1,3−ジアミノ
−4−メトキシ−ベンゾール、2−クロル−1,
3−ジアミノベンゾール−5−スルホン酸、2−
クロル−1,4−ジアミノベンゾール−6−スル
ホン酸、2,5−ジアミノトルオール−4−スル
ホン酸、2,4−ジアミノトルオール−6−スル
ホン酸、2,4−ジアミノトルオール−5−スル
ホン酸及び1,3−ジアミノベンゾール−4,6
−ジスルホン酸である。 同様に出発化合物として使用される一般式(3)な
るジアミノ化合物のうちたとえば次の化合物が技
術上重要である: 式中M及びYは上述の、特に好ましい意味を有
する。 本発明によるジスアゾ化合物の合成のための出
発化合物として使用することができる一般式
(4a)及び(4b)に相当する、特に重要なカツプ
リング成分はたとえば1−(4′−β−スルフアト
エチルスルホニル−フエニル)−3−メチル−ピ
ラゾール−5−オン、1−(4′−β−スルフアト
エチルスルホニル−フエニル)−3−カルボキシ
−ピラゾール−5−オン、1−(4′−β−スルフ
アトエチルスルホニル−フエニル)−3−カルボ
キシ−ピラゾール−5−オン、1−(4′−β−ス
ルフアトエチルスルホニル−フエニル)−3−カ
ルボエトキシ−ピラゾール−5−オン、1−
(2′−ブロム−4′−β−スルフアトエチルスルホ
ニル−フエニル)−3−カルボキシ−ピラゾール
−5−オン、1−(2′−クロル−5′−β−スルフ
アトエチルスルホニル−フエニル)−3−カルボ
メトキシ−ピラゾール−5−オン、1−(2′−メ
トキシ−4′−β−スルフアトエチルスルホニル−
フエニル)−3−カルボメトキシ−ピラゾール−
5−オン、1−(2′−メトキシ−5′−メチル−4′−
β−スルフアトエチルスルホニル−フエニル)−
3−カルボメトキシ−ピラゾール−5−オン、1
−(2′−メチル−5′−β−スルフアトエチルスル
ホニル−フエニル)−3−メチル−ピラゾール−
5−オン、1−(2′,5′−ジメトキシ−4′−β−ス
ルフアトエチルスルホニル−フエニル)−3−カ
ルボキシ−ピラゾール−5−オン、1−(3′−ス
ルフアトエチルスルホニル−フエニル)−3−カ
ルボキシ−ピラゾール−5−オン、1−(4′−メ
トキシ−3′−β−スルフアトエチルスルホニル−
フエニル)−3−カルボキシ−ピラゾール−5−
オン、1−(2′−メトキシ−5′−β−スルフアト
エチルスルホニル−フエニル)−3−−ピラゾー
ル−5−オン及び1−(4′−β−スルフアトエチ
ルスルホニル−フエニル)−3−メチル−5−ア
ミノ−ピラゾール並びにその繊維反応性基が変化
した誘導体−β−スルフアトエチルスルホニル基
がビニルスルホニル−、β−クロルエチルスルホ
ニル−又はβ−チオスルフアトエチルスルホニル
−基によつて置き代えられている―である。 一般式(1)なる本発明によるジスアゾ化合物のう
ち一般式(1)に於いて2つの−SO2−X基がピラゾ
ール環の窒素原子に対してメタ−又はパラ−位で
ベンゾール核と結合し、R1及びR3双方が水素原
子又はメトキシ基を示し、R2及びR4双方が水素
原子であり、R′及びR″双方はヒドロキシ基であ
り、R+及びR*双方がメチル基又は好ましくはカ
ルボキシ基を示し、D1が(8a)又は(8b)なる
残基、D2が(8c)又は(8d)なる残基
【式】
【式】
【式】
【式】 (式中Mは上述の意味を有する。) 及びY、M及びMが上述の、特に好ましい意味
を有するジスアゾ化合物が特に際立つている。 更に本発明によるジスアゾ化合物のうち特に好
ましいものとして一般式(9)、(10)、(11)、(12)、
(13)及び(14)に相当するものが挙げられる: 式中X、Y及びMは上述の、特に好ましい意味
を有する。 合成溶液から本発明により製造された一般式(1)
なる化合物の分離及び単離は一般に公知の方法に
従つて行うことができる。すなわちたとえば反応
媒体から電解質、たとえば塩化ナトリウム又は塩
化カリウムを用いて沈殿させるか又は反応溶液の
蒸発、たとえば噴霧乾燥させて行われる。この場
合この反応溶液に緩衝物質、たとえばモノ−及び
ジナトリウムホスフエートから成る混合物を加え
ることができる。場合によりこの合成溶液をま
た、場合により緩衝物質の添加後及び場合により
濃縮又は希釈後直接染色用の液体調製物として使
用することができる。 本発明によるジスアゾ化合物は価値ある染料性
質及び繊維反応性性質を有する。これはヒドロキ
シ−及び(又は)カルボンアミド基含有材料を、
たとえば平面形成物、紙及び皮革の形で又はフイ
ルム、たとえばポリアミドから成るフイルムの形
であるいは塊状で、たとえばポリアミド及びポリ
ウレタンの染色に、特にこれらの材料を繊維の形
で染色(一般的意味で捺染も含む。)するのに使
用するのが好ましい。したがつて本発明は一般式
(1)なる化合物を着色剤として使用して常法でこれ
らの材料を染色(上記意味に於て)する方法に関
するものである。材料を繊維材料の形で、特に織
物繊維、たとえば糸、巻き上げ物、織物及び編物
の形で使用するのが好ましい。 ヒドロキシ基含有材料は天然、再生又は合成ヒ
ドロキシ基含有材料、たとえばセルロース繊維材
料又はセルロース再生材料又はポリビニルアルコ
ールである。セルロース繊維材料は好ましくは木
綿、しかもその他の植物繊維、たとえば亜麻布、
麻布、黄麻及びラミ−繊維である。再生セルロー
ス繊維はたとえばビスコースステープル及びビス
コースレーヨンである。 カルボンアミド基含有材料はたとえば合成ポリ
アミド、たとえばポリアミド−6,6、ポリアミ
ド−6、ポリアミド−11及びポリアミド−4、並
びにポリウレタン、特に繊維の形で、あるいは天
然ポリアミド、たとえば羊毛及びその他の獣毛、
絹及び皮革である。 一般式(1)なる本発明による化合物は上記材料上
に、特に上記繊維材料上に水溶性、特に繊維反応
性染料に対して公知の使用技術に従つて適用及び
固着することができる。 これを用いてセルロース繊維上にたとえば消尽
法に従つて長浴から種々の酸結合剤及び場合によ
り中性塩、たとえば塩化ナトリウム又は硫酸ナト
リウムの使用下極めて良好な染料収率を有する染
色が得られる。 パジング法に従つて同様にセルロース繊維上に
優れた染料収率が得られる。この場合室温又は高
められた温度、たとえば約60℃までの温度で滞留
してあるいはスチーミング又は常法で乾熱により
固着することができる。 同様にセルロース繊維に対して通常の捺染法に
従つて一相で、たとえば捺染ペースト中に重炭酸
ナトリウム又はその他の酸結合剤の存在下、引き
続き100〜103℃でスチーミングして行われるか、
あるいは二相で、たとえば中性又は弱酸性捺染ペ
ーストで捺染し、次いで熱い電解質含有アルカリ
性浴を通過させて又はアルカリ性電解質含有パジ
ング液でオーバーパジングして固着し、オーバー
パジングされた材料を引き続き滞留又はスチーミ
ング又は乾熱で処理して行つた場合、良好な輪郭
及び澄明な白地を有する濃色の捺染が得られる。
捺染の成果は変化する固着条件に全く依存しない
か又はほんの僅かしか依存しない。染色工場及び
捺染工場で本発明による化合物を用いて得られた
固着度は極めて高い。 セルロース繊維上に本発明によるジスアゾ化合
物を用いて得られた染色及び捺染の堅牢性は著し
くすぐれている。これは最も重要な加工−及び最
も重要な使用−堅牢性に対していえる。特に乾燥
した並びに水又は酸性もしくはアルカリ性汗溶液
で含浸された染色及び捺染の耐光性、更にその耐
湿潤性、たとえば耐洗濯性(耐過酸化物洗濯性を
含む)、耐縮充性、耐水性、耐海水性、耐クロス
染め性、耐汗性、塩素含有溶液に対する安定性
(対塩素浴水性及び耐塩素漂白性)、耐アルカリ性
及び耐酸性、同様に耐廃ガス性、耐プリーツ加工
性、耐アイロン性及び耐摩耗性が挙げられる。 ポリアミド繊維上の染色を常法で酸性媒体から
実施する。したがつてたとえば染浴に酢酸又は酢
酸及び酢酸アンモニウムを所望のPH−値に保つた
めに添加する。染色の有効な均一性を達成するた
めに通常の均染剤、たとえばシアヌルクロリドと
3倍モル量のアミノベンゾールスルホン酸及び
(又は)アミノナフタリンスルホン酸との反応生
成物を基体とするもの又はたとえばステアリルア
ミンとエチレンオキシドとの反応生成物を基体と
するものを添加するのが好ましい。染色を沸とう
温度で又は120℃までの温度で実施することがで
きる。 次の例は本発明を説明するためのものである。 式により記載される化合物は遊離酸の形で示さ
れる。一般にこれらをその塩の形で、特にナトリ
ウム−又はカリウム−塩の形で製造し、単離し、
その塩の形で染色に使用する。同様に次の例中、
特に表例中遊離酸の形で示される出発化合物をそ
のまま又はその塩の形で、好ましくはアルカリ金
属塩、たとえばナトリウム−又はカリウム−塩の
形で合成に使用することができる。 例中その他に明記しない限り、「部」は「重量
部」、「パーセント」は「重量パーセント」であ
る。「重量部」と「容量部」は「キログラム」と
「リツトル」の関係である。 例 1 (a) 水3000部中に1,3−ジアミノベンゾール−
4−スルホン酸188部を有するPH−値5.0〜5.5
の溶液に0〜5℃の温度で十分に攪拌下でシア
ヌルクロリド101.9部を加える。更に1時間0
〜5℃でかつ4.8〜5.8のPH−値で−これは重炭
酸ナトリウムを順次に添加して保つ−攪拌す
る。その後1時間かけて温度を55〜60℃に高め
て、反応をこの温度でかつ4.0〜4.7のPH−値で
5時間続け、次いで反応混合物を18〜19℃に冷
却し、この温度で2−3時間攪拌し、重炭酸ナ
トリウムを用いて5.8〜6.2のPH−値に調整す
る。 (b) シアヌルクロリド及び1,3−ジアミノベン
ゾール−4−スルホン酸から成る第二縮合生成
物の(a)で示された溶液に40%亜硫酸ナトリウム
溶液139容量部を加え、この混合物を水性31%
塩酸260容量部、水400部及び氷1600部から成る
混合物に攪拌下注加する。黄色のゼリー状のテ
トラゾ化合物形成される。1時間2〜6℃で攪
拌し、次いで少過剰の亜硫酸を常法でアミドス
ルホン酸を用いて分解する。その後混合物を重
炭酸ナトリウムを用いて5.5〜6.0のPH−値に調
整する。 (c) これとは別にカツプリング成分として1−
(4′−β−スルフアトエチルスルニル−フエニ
ル)−ピラゾール−5−オン−3−カルボン酸
を製造する: 1−(4′−β−ヒドロキシエチルスルニル−
フエニル)−ピラゾール−5−オン−3−カル
ボン酸312部を5時間以内で15〜20℃の温度で
95.5%水性硫酸598容量部中に加える。この硫
酸化混合物を更に10時間18〜20℃で攪拌する。
次いでこの反応混合物を氷3500部及び水1000部
から成る混合物に加えて攪拌し、4時間かけて
炭酸カルシウム1165部の添加によつて5.2〜6.0
のPH−値を調整する。この場合温度を10℃以下
に保つ。水蒸気の導入によつて混合物を70℃に
加熱し、次いで沈殿した硫酸カルシウムを吸引
取する。沈殿物を数回、全体で水3000部を用
いて洗滌する。液及び洗滌水を一緒にし、約
15℃に冷却する。 (d) この(c)に記載されたカツプリング成分の溶液
に(b)に記載されたテトラゾニウム塩の溶液を加
える。反応混合物を数時間約10℃で5.5〜6.5の
PH−値の維持のために少量の重炭酸ナトリウム
を加えて攪拌し、次いで45℃に加熱し、けいそ
う土25部を用いて澄明化し、これを過する。 (d)の液から本発明によるジスアゾ化合物を
塩化ナトリウム2900部の添加によつて沈殿させ
る。約3時間の攪拌後、沈殿物を吸引取し、
乾燥し、粉砕する。 式 なる化合物のナトリウム塩約660〜670部を有する
電解質含有(主に塩化ナトリウム)の黄色粉末が
得られる。この本発明によるジスアゾ化合物は極
めて良好な繊維反応性染料性質を示し、繊維反応
性染料に対して通常かつ公知の適用−及び固着法
に従つてセルロース繊維材料を優れた堅牢性−そ
のうち耐洗濯性、耐汗性、耐光性、耐摩耗性、耐
水性及び耐海水性が特に顕著でる−を有する帯緑
黄色色調で染色する。染色処理で及び捺染処理で
もセルロース材料上に得られる固着度は極めて高
い。 例 2 本発明によるジスアゾ化合物の製造のために、
例1の処理法に準じて処理する。しかしそこで使
用されたカツプリング成分の代りに1−(4′−β
−ヒドロキシエチルスルホニル−フエニル)−ピ
ラゾール−5−オン−カルボン酸及び1−(3′−
β−スルフアトエチルスルホニル−フエニル)−
ピラゾール−5−オン−3−カルボン酸かる成る
混合物の溶液を使用する。これは例1(c)に準じて
1−(4′−β−スルフアトエチルスルホニル−フ
エニル)−ピラゾール−5−オン−カルボン酸198
部及び1−(3′−β−ヒドロキシエチルスルホニ
ル−フエニル)−ピラゾール−5−オン−カルボ
ン酸198部から成る混合物の硫酸化によつて得ら
れる。 例1に従つて後処理した後、3つの本発明によ
るジスアゾ化合物の混合物が得られる。すなわち
例1に記載された化合物の他に式 なる2つのジスアゾ化合物(そのナトリウム塩の
形で)が得られる。本発明によるジスアゾ化合物
のこの混合物は例1に記載された本発明によるジ
スアゾ化合物と同様に良好な染色特性を示す。 例 3 常法でモノジアゾ化された1,4−ジアミノベ
ンゾール−2,5−ジスルホン酸を1−(4′−β
−スルフアトエチルスルホニル−フエニル)−ピ
ラゾール−5−オン−カルボン酸でカツプリング
して得られる式 なるモノアゾ化合物759部を水4000部に5.2〜5.7
のPH−値で溶解する。10〜13℃の温度に冷却され
た溶液にシアヌルクロリド105部を加える。反応
混合物を2−3時間10〜13℃及び5.2〜5.7のPH−
値で攪拌し、次いで60〜65℃に加熱し、この温度
及び5.0〜.4のPH−値で2−3時間、薄層クロ
マトグラフイーによりほとんど完全な変換が示さ
れるまで更に攪拌する。合成溶液を澄明化し、噴
霧乾燥する。 式 なる化合物のナトリウム塩約770〜780部を有する
電解質含有黄色粉末が得られる。 この本発明によるジスアゾ化合物は極めて良好
な繊維反応性染料性質を示し、たとえばセルロー
ス繊維材料上に繊維反応性染料に対して通常の捺
染−及び染色に従つて優れた染色特性を有する濃
い帯赤黄色捺染及び染色を生じる。この捺染及び
染色は特に耐洗濯性、耐汗性、耐光性、耐水性、
耐海水性及び耐摩耗性の点で優れている。 例 4 (a) 水3000部中に1,3−ジアミノベンゾール−
4−スルホン酸94部を有するPH−値5.0〜5.5の
溶液に0〜5℃の温度で十分な攪拌下シアヌル
クロリド102部を加える。反応混合物を1時間
0〜10℃の温度及び4.8〜5.8のPH−値で更に攪
拌する。次いで、1,4−ジアミノベンゾール
−2−スルホン酸94部をこれに加えて、重炭酸
ナトリウムで5.0〜5.5のPH−値に調整し、反応
混合物を1時間かけて60℃に加熱し、4.5〜5.0
のPH−値で上記温度で数時間更に攪拌する。反
応混合物を攪拌下室温に冷却し、更に2−3時
間攪拌し、次いで少量の重炭酸ナトリウムで
5.8〜6.2のPH−値に調整する。 (b) 本発明によるジスアゾ化合物を製造するため
に(a)で製造されたシアヌルクロリド、1,3−
ジアミノベンゾール−4−スルホン酸及び1,
4−ジアミノベンゾール−2−スルホン酸から
成る第二縮合生成物をテトラゾ化し、例1(b)以
下に記載した様にカツプリングし、製造された
本発明によるジスアゾ化合物を常法で単離す
る。黄色粉末が得られる。これは電解質塩の他
に式 なる本発明によるジスアゾ化合物のナトリウム
塩約650部を含有する。この本発明による化合
物は極めて良好な繊維反応性染料性質を示し、
反応性染料に対して通常の方法に従つてたとえ
ばセルロース繊維材料上に優れた堅牢性―この
うち耐水性、耐汗性、耐光性、耐洗濯性、耐海
水性及び耐摩耗性が特に顕著である―を有する
帯赤黄色染色及び捺染が得られる。 例 5 例3に出発化合物として式で示されたモノアゾ
化合物379部を水2000部中に5.5〜5.7のPH−値で
溶解する。10〜15℃の温度で攪拌下でシアヌルク
ロリド105部を加える。この温度で及び重炭酸ナ
トリウムを用いて繊維された5.5〜5.7のPH−値で
薄層クロマトグラフイーによりほぼに完全に反応
が認られるまで更に攪拌する。 次いで水1500部中に1,3−ジアミノベンゾー
ル−4−スルホン酸94部を含有する溶液(5.0〜
5.5のPH−値及び10〜15℃の温度を有する。)を加
え、反応混合物を55〜60℃に加熱し、この温度で
かつ5.0〜5.5のPH−値で2−3時間、薄層クロマ
トグラフイーによりほぼ完全な反応が示されるま
で2−3時間、更に攪拌する。反応混合物を31%
水性塩酸で0〜1のPH−値に調整し、0〜5℃に
冷却し、攪拌下40%水性亜硫酸ナトリウム溶液の
添加によつてジアゾ化する。過剰の亜硝酸を常法
で少量のアミドスルホン酸を用いて分解する。 このジアゾニウム塩溶液に1−(4′−β−スル
フアトエチルスルホニル−フエニル)−ピラゾー
ル−5−オン−3−カルボン酸−これは例1(c)の
記載に従つて対応するβ−ヒドロキシ−エチルス
ルホニル−化合物156部の硫酸化によつて製造さ
れる−の溶液を加える。カツプリング反応は6.1
〜6.5のPH−値で行われる。 本発明によるジスアゾ化合物を合成混合物から
常法で単離する。式 なる化合物のナトリウム塩を有する黄色粉末が得
られる。これは極めて良好な繊維反応性染料性質
を有し、たとえばセルロース繊維材料上に優れた
全般の堅牢性―そのうち特に耐洗濯性、耐水性、
耐海水性、耐汗性、耐光性及び耐摩耗性が顕著で
ある―を有する完全な黄色の染色及び捺染を生じ
る。 例 6 例1(a)の記載に従つて第二縮合生成物を1,3
−ジアミノベンゾール−4−スルホン酸及びシア
ヌルクロリドから製造する。この縮合生成物の溶
液にアニリン−3−スルホン酸86部を加え、第三
縮合反応を6.8〜7.8のPH−値かつ90〜100℃の温
度で攪拌下反応が実際上完了するまで続ける。 本発明によるジスアゾ化合物の製造のためにこ
の第三縮合生成物を例1(b)の記載に従つてテトラ
ゾ化し、1−(4′−β−スルフアトエチルスルホ
ニル−フエニル)−ピラゾール−5−オン−カル
ボン酸で例1(d)の記載に従つてカツプリングす
る。製造された本発明によるジスアゾ化合物を常
法で、たとえば例1の記載に従つて単離する。 式 なる化合物のナトリウム塩が得られる。これは極
めて良好な繊維反応性染料性質を有し、たとえば
セルロース繊維材料を繊維反応性染料に対して通
常の適用−及び固着法に従つて帯緑黄色色調で染
色する。この染色及び捺染は極めて良好なすべて
の堅牢性−そのうち耐水性、耐洗濯性、耐海水
性、耐光性、耐摩耗性、耐汗性、耐酸性及び耐ア
ルカリ性が特に顕著である−を示す。 例 7〜93 次の表例中にその他の本発明によるジスアゾ化
合物をその成分及び一般式(1a) によつて記載する。これは本発明による方法でた
とえば上記実施例又は次の例135に準じてその成
分(シアヌルクロリド、式H2N−D1−NH2及び
H2N−D2−NH2に相当するジアミノ化合物及び
式−K−SO2−Xに相当するカツプリング成分)
から製造することができる。これは極めて良好な
繊維反応性染料性質を有し、前記材料、たとえば
セルロース繊維材料上に染色工場及び捺染工場で
通常の使用法に従つて、好ましくは繊維反応性染
料に対して通常の適用−及び固着法に従つて良好
な堅牢性を有する濃い色の染色を夫々の表例中に
示した色調で生じる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 例 94〜119 次の表例中にその他の本発明によるジスアゾ化
合物をその成分及び一般式(1b) によつて記載する。これは本発明による方法で、
たとえば上記実施例又はその次の例135に準じて
その成分(シアヌルクロリド、式H2N−D1
NH2及びH2N−D2−NH2に相当するジアミノ化
合物及び式−K1−SO2−X及び−K2−SO2−Xに
相当するカツプリング成分)から製造することが
できる。これは極めて良好な繊維反応性染料性質
を有し、前記材料、たとえばセルロース繊維材料
上に染色工場及び捺染工場で通常の使用法に従つ
て、好ましくは繊維反応性染料に対して通常の適
用−及び固着法に従つて良好な堅牢性を有する濃
い色の染色を夫々の表例中に示した色調で生じ
る。
【表】
【表】
【表】 例 120〜126 次の表例中にその他の本発明によるジスアゾ化
合物をその成分及び一般式(1c) によつて記載する。これは本発明による方法で、
たとえば上記実施例又はその次の例135に準じて
その成分(シアヌルクロリド又はシアヌルブロミ
ド又は前記一般式(6)なるジハロゲノトリアジン化
合物、式H2N−D1−NH2及びH2N−D2−NH2
相当するジアミノ化合物及び式−K1−SO2−X及
び−K2−SO2−Xに相当するカツプリング成分)
から製造することができる。これは極めて良好な
繊維反応性染料性質を有し、前記材料、たとえば
セルロース繊維材料上に染色工場及び捺染工場で
通常の使用法に従つて、好ましくは繊維反応性染
料に対して通常の適用−及び固着法に従つて良好
な堅牢性を有する濃い色の染色を夫々の表例中に
示した色調で生じる。
【表】 例 127 例1(a)の処理法に従つて第二縮合生成物を1,
3−ジアミノベンゾール−4−スルホン酸188部
及びシアヌルクロリド101.9部から製造し、例1
(b)に記載した様にテトラゾ化する。次いでこのテ
トラゾニウム塩を水性溶液中で6.0〜6.7のPH−値
でかつ18〜20℃の温度で数時間の攪拌下1−
(4′−β−スルフアトエチルスルホニル−フエニ
ル)−3−メチル−5−アミノビラゾール362部で
カツプリングする。 製造された本発明にジスアゾ化合物を塩化カリ
ウムの添加によつて合成溶液から塩析し、吸引
取し、乾燥し、粉砕する。これは式 なるジスアゾ化合物のアルカリ金属塩、主にカリ
ウム塩の、電解質(主に塩化カリウム)を含有す
る黄色粉末を含有する。 この本発明によるジスアゾ化合物は極めて良好
な繊維反応性染料性質を有し、前記材料、たとえ
ば特にセルロース繊維材料を繊維反応染料に対し
て通常の適用−及び固着法に従つて優れた堅牢性
―そのうち特に優れた耐洗濯−、耐汗−、耐光
−、耐摩耗−、耐水−及び耐海水−性並びに塩素
化飲料水(塩素浴水)に対する極めて良好な安定
性が顕著である―の黄色色調で染色する。 カツプリング成分として使用されたアミノピラ
ゾール−化合物はドイツ特許第2161698号明細書
から公知である。 例 128 本発明によるジスアゾ化合物の製造のために例
127の処理法に準じて処理する。しかしカツプリ
ング成分として1−(2′−メトキシ−5′−β−ス
ルフアトエチルスルホニル−フエニル)−3−メ
チル−5−アミノ−ピラゾール392部を使用する。
通常の後処理、たとえば例127の処理法に従つて、
なる化合物のアルカリ金属塩、たとえばカリウム
塩が得られる。これは極めて良好な繊維反応性染
料性質を示し、製品に於て例127の本発明による
ジスアゾ化合物と同様な染色特性を有する。 例 129〜134 次の表例中にその他の本発明によるジスアゾ化
合物をその成分及び一般式(1a) によつて記載する。これは本発明による方法で、
たとえば上記実施例又は次の例135に準じてその
成分(シアヌルクロリド、式H2N−D1−NH2
びH2N−D2−NH2に相当するジアミノ化合物及
び式−K−SO2−Xに相当するカツプリング成
分)から製造することができる。これは極めて良
好な繊維反応性染料性質を有し、前記材料、たと
えばセルロース繊維材料上に染色工場及び捺染工
場で通常の使用法に従つて、好ましくは繊維反応
性染料に対して通常の適用−及び固着法に従つて
良好な堅牢性を有する濃い色の染色を夫々の表例
中に示した色調で生じる。
【表】 例 135 (a) 水200部中に1,4−ジアミノベンゾール−
2−スルホン酸188部のPH7.2〜7.6を有する溶
液に粉砕された氷1000部及びアセトン500容量
部を加える。十分な攪拌下−5℃〜0℃の温度
で50分以内でシアヌルクロリド100部を順次に
加え、この場合5.5〜6.3のPH−値を19%水性炭
酸ナトリウム溶液260容量部の徐々の添加によ
つて保つ。3時間更に攪拌し、次いで反応混合
物を25℃に加熱し、溶液を澄明化し、液を10
℃に冷却し、これに40%水性亜硝酸ナトリウム
溶液139容量部を加え、この混合物を攪拌下31
%水性塩酸500容量部及び氷2250部から成る混
合物中に流入する。1時間2〜6℃の温度で更
に攪拌し、常法で過剰の亜硝酸をアミドスルホ
ン酸を用いて分解する。 (b) 別個にカツプリング成分の溶液を製造する:
1−(4′−β−ヒドロキシエチスルホニル−フ
エニル)−ピラゾール−5−オン−3−カルボ
ン酸312部を5時間かけて15〜20℃で95.5%水
性硫酸598容量部中に加え、10時間18〜20℃で
攪拌する。次いでこの反応混合物を攪拌下氷
3500部及び水1000部から混合物に加え、4時間
かけて炭酸カルシウム約1160部の添加によつて
5.2〜6.0のPH−値に調整する。次いで反応混合
物を水蒸気の導入によつて70℃に加熱し、沈殿
した硫酸カルシウムを吸引取し、この残渣を
数回全体で水3000部により洗滌し、液と洗滌
水を一緒にし、約25℃に冷却する。 (c) (b)のこの一緒にされた液に(a)で記載したテ
トラゾニウム塩溶液を加え、結晶化した酢酸ナ
トリウム250部を加え、次いで攪拌下徐々に19
%水性炭酸ナトリウム溶液約930部で5.6〜6.0
のPH−値になるまで調整する。カツプリング反
応を更に2−3時間18〜20℃で攪拌下終了させ
る。次いで反応混合物を65℃に加熱し、けいそ
う土の添加及び過によつて澄明化する。液
に塩化カリウム1500を加え、沈殿した本発明に
よるジスアゾ化合物を3時間の攪拌後吸引取
し、乾燥し、粉砕する。式 なる化合物のカリウム塩約677部を含有する黄
色粉末が得られる。この本発明によるジスアゾ
化合物は繊維反応性染料に対して通常の方法に
従つて、たとえばセルロース繊維材料を優れた
堅牢性−このうち耐洗濯性、耐汗性、耐光性、
耐摩耗性、耐水性及び耐海水性が特に顕著であ
る−の帯黄橙色色調で染色する。セルロース繊
維材料の染色及び捺染に得られる固着度は極め
て高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) 〔式中、D1はクロル原子、スルホ基、C1−C4
    ルキル基及びC1−C4アルコキシ基から成る群か
    ら選ばれた置換基1又は2個によつて置換された
    メタ−又はパラ−フエニレン基、又はスルホ基1
    又は2個によつて置換されたナフタレン基であ
    る; D2は、D1に示した意味の1つを有し、D1と同
    一又は異なつていてもよい; R′はアミノ基又はヒドロキシ基である; R″はアミノ基又はヒドロキシ基である; R+はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
    ルボアルコキシ基である; R*はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
    ルボアルコキシ基である; R1は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4
    ルコキシ基、クロル原子又はブロム原子である; R2は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
    る; R3はR1に示した意味の1つを有する; R4は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
    る; Xはビニル基であるか又はβ−スルフアトエチ
    ル基、β−チオスルフアトエチル基又はβ−クロ
    ロエチル基である; Yはクロル−、ブロム又はフルオル原子あるい
    は一般式(2a)又は(2c) −O−R5 (2a) 【式】 (式中、R5はC1−C4アルキル基又はスルホ−置
    換されたフエニル基、R7は水素原子又はC1−C4
    アルキル基、R8はフエニル基又はスルホ−置換
    されたフエニル基である。) なる残基である; この際、上記基は相互に同一又は相異なる意味
    を有することができる。〕 で表される水溶性ジアスアゾ化合物。 2 上記一般式(1)に於いて、2つの基−SO2−X
    がベンゾール核にメタ−又はパラ−位で結合する
    特許請求の範囲第1項記載のジスアゾ化合物。 3 上記一般式(1)に於て、2つの基−SO2−Xが
    ピラゾール環の窒素原子に対してメタ又はパラ−
    位でベンゾール核に結合し、R1及びR3の双方が
    水素原子又はメトキシ基を示し、この際R1及び
    R3は相互に同一が又は相異つていてよく、R2
    びR4の双方が水素原子であり、R′及びR″の双方
    がヒドロキシ基であり、R+及びR*の双方がメチ
    ル基を示し、D1が(8a)又は(8b)なる残基、
    D2が(8c)又は(8d)なる残基、 【式】 【式】 【式】 【式】 (式中Mは水素原子又はアルカリ金属である。) である特許請求の範囲第1項記載のジスアゾ化合
    物。 4 一般式(9) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であり、
    X及びYは特許請求の範囲第1項に記載された意
    味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 5 一般式(10) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であり、
    X及びYは特許請求の範囲第1項に記載された意
    味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 6 一般式(11) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であるか
    アルカリ土類金属の当量であり、X及びYは特許
    請求の範囲第1項に記載された意味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 7 一般式(12) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であり、
    X及びYは特許請求の範囲第1項に記載された意
    味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 8 一般式(13) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であり、
    X及びYは特許請求の範囲第1項に記載された意
    味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 9 一般式(14) (式中、Mは水素原子又はアルカリ金属であり、
    X及びYは特許請求の範囲第1項に記載された意
    味を有する。) で表わされる特許請求の範囲第1項記載のジスア
    ゾ化合物。 10 R+及びR*双方がカルボキシ基を意味する
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに
    記載したジスアゾ化合物。 11 Yがクロル原子である特許請求の範囲第1
    項ないし第9項のいずれかに記載したジスアゾ化
    合物。 12 Xはβ−スルフアトエチル基である特許請
    求の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載
    したジスアゾ化合物。 13 Mは水素原子、ナトリウム原子又はカリウ
    ム原子である特許請求の範囲第3項ないし第9項
    のいずれかに記載したジスアゾ化合物。 14 一般式(1) 〔式中、D1はクロル原子、スルホ基、C1−C4
    ルキル基及びC1−C4アルコキシ基から成る群か
    ら選ばれた置換基1又は2個によつて置換された
    メタ−又はパラ−フエニレン基、又はスルホ基1
    又は2個によつて置換されたナフタレン基であ
    る; D2は、D1に示した意味の1つを有し、D1と同
    一又は異なつていてもよい; R′はアミノ基又はヒドロキシ基である; R″はアミノ基又はヒドロキシ基である; R+はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
    ルボアルコキシ基である; R*はメチル基又はカルボキシ基又はC2−C5
    ルボアルコキシ基である; R1は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4
    ルコキシ基、クロル原子又はブロム原子である; R2は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
    る; R3はR1に示した意味の1つを有する; R4は水素原子又はC1−C4アルコキシ基であ
    る; Xはビニル基であるか又はβ−スルフアトエチ
    ル基、β−チオスルフアトエチル基又はβ−クロ
    ロエチル基である; Yはクロル−、ブロム−又はフルオル原子ある
    いは一般式(2a)又は(2c) −O−R5 (2a) 【式】 (式中、R5はC1−C4アルキル基又はスルホ−置
    換されたフエニル基、R7は水素原子又はC1−C4
    アルキル基、R8はフエニル基又はスルホ−置換
    されたフエニル基である。) なる残基である; この際、上記基は相互に同一又は相異なる意味
    を有することができる。〕 で表される水溶性ジアスアゾ化合物を用いてヒド
    ロキシ−及び/又はカルボンアミド基含有材料を
    染色する方法。
JP58078383A 1982-05-08 1983-05-06 水溶性ジスアゾ化合物及びこれを用いて染色する方法 Granted JPS58204054A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3217312.1 1982-05-08
DE19823217312 DE3217312A1 (de) 1982-05-08 1982-05-08 Wasserloesliche disazoverbindungen, verfahren zu deren herstellung und ihre verwendung als farbstoffe

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58204054A JPS58204054A (ja) 1983-11-28
JPH05424B2 true JPH05424B2 (ja) 1993-01-05

Family

ID=6163064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58078383A Granted JPS58204054A (ja) 1982-05-08 1983-05-06 水溶性ジスアゾ化合物及びこれを用いて染色する方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US4916215A (ja)
EP (1) EP0094019B1 (ja)
JP (1) JPS58204054A (ja)
KR (1) KR910007081B1 (ja)
AR (1) AR242419A1 (ja)
BR (1) BR8302390A (ja)
CA (1) CA1207756A (ja)
DE (2) DE3217312A1 (ja)
IN (1) IN158644B (ja)
MX (1) MX156133A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612762A (ja) * 1984-06-14 1986-01-08 Sumitomo Chem Co Ltd ジスアゾ化合物およびそれを用いる染色または捺染法
DE3629574A1 (de) * 1986-08-30 1988-03-03 Hoechst Ag Wasserloesliche disazoverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als farbstoffe
TW241289B (ja) * 1993-05-17 1995-02-21 Ciba Geigy
CA2449050A1 (en) * 2001-05-29 2002-12-05 The Procter & Gamble Company Reactive dye compounds
US7442780B2 (en) 2001-05-29 2008-10-28 North Carolina State University Reactive dye compounds
US20080216256A1 (en) * 2006-08-21 2008-09-11 North Carolina State University Heterobifunctional reactive dyes comprising a cysteamine linking group

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3223470A (en) * 1961-05-06 1965-12-14 Hoechst Ag Process for the preparation of dyeings and prints which are fast to wet processing
JPS5473827A (en) * 1977-11-02 1979-06-13 Hoechst Ag Water soluble dye* method of making same* and process for employing same as reactive dye in printing and dying fiber mmaterial

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2748929A1 (de) * 1977-11-02 1979-05-10 Hoechst Ag Wasserloesliche farbstoffe, verfahren zu ihrer herstellung, deren verwendung als faserreaktive farbstoffe zum faerben und bedrucken von fasermaterialien und fasermaterialien, die mit ihnen gefaerbt wurden
DE2748966C3 (de) * 1977-11-02 1980-08-21 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Wasserlösliche Farbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung, ihre Verwendung als faserreaktive Farbstoffe zum Färben und Bedrucken von Cellulose- und Polyamid-Fasermaterialien
DE2807260C2 (de) * 1978-02-21 1986-10-09 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Wasserlösliche Farbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung, ihre Verwendung als faserreaktive Farbstoffe zum Färben und Bedrucken von Fasermaterialien

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3223470A (en) * 1961-05-06 1965-12-14 Hoechst Ag Process for the preparation of dyeings and prints which are fast to wet processing
JPS5473827A (en) * 1977-11-02 1979-06-13 Hoechst Ag Water soluble dye* method of making same* and process for employing same as reactive dye in printing and dying fiber mmaterial

Also Published As

Publication number Publication date
IN158644B (ja) 1986-12-27
EP0094019B1 (de) 1986-10-08
AR242419A1 (es) 1993-03-31
DE3366700D1 (en) 1986-11-13
KR910007081B1 (ko) 1991-09-16
MX156133A (es) 1988-07-15
DE3217312A1 (de) 1983-11-10
KR840004764A (ko) 1984-10-24
JPS58204054A (ja) 1983-11-28
EP0094019A1 (de) 1983-11-16
BR8302390A (pt) 1984-01-10
US4916215A (en) 1990-04-10
CA1207756A (en) 1986-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0040806B1 (de) Wasserlösliche farbige Verbindungen, Verfahren zu deren Herstellung und ihre Verwendung als Farbstoffe
KR880001391B1 (ko) 수용성 디스아조 화합물의 제조방법
JPS6221025B2 (ja)
KR890000796B1 (ko) 수용성 디스아조 화합물의 제조방법
JPS6058470A (ja) 反応染料,その製造法,及びその使用
JPS59199761A (ja) シルクまたはシルク含有混合繊維材料の染色方法
JPS59122549A (ja) 新規なモノアゾ化合物
JPH05424B2 (ja)
KR960000176B1 (ko) 폴리아조 화합물, 그 제조방법 및 이를 사용한 섬유의 염색 또는 날염 방법
JPS6137848A (ja) 水溶性ピリドン―モノアゾ化合物並びにこれを用いて染色する方法
JPH05279585A (ja) 水溶性アゾ染料、その製法及び染料としてのその用途
JPH0447715B2 (ja)
JPS61261364A (ja) 水溶性ジスアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法
JPH04506531A (ja) 水溶性アゾ染料、その製法及び用途
JPH02308864A (ja) 多官能性の繊維―反応性染料
KR0184284B1 (ko) 트리아진 화합물 및 이 화합물을 사용하는 섬유재료의 염색 또는 날염방법
JP2868557B2 (ja) 水溶性繊維反応性染料類およびこれらの製法並びに使用方法
JPS6295349A (ja) 水溶性ジスアゾ化合物及びこれを用いて染色する方法
EP0076922B1 (de) Wasserlösliche Disazoverbindungen und deren neue Kupplungskomponenten, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verwendung der Disazoverbindungen als Farbstoffe
JP2658240B2 (ja) トリアジン化合物
JPH10219130A (ja) 水溶性繊維−反応性染料、その製造方法及びその使用方法
EP1490440A1 (de) Wasserlösliche reaktive mono- und disazofarbstoffe
JPH07138496A (ja) 水溶性ジスアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法
JPS62192466A (ja) 水溶性ジスアゾ化合物、その製法及び該化合物を染料として使用する方法
JP2841638B2 (ja) トリアジン化合物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染法