JPH0542181Y2 - - Google Patents

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JPH0542181Y2
JPH0542181Y2 JP1988061270U JP6127088U JPH0542181Y2 JP H0542181 Y2 JPH0542181 Y2 JP H0542181Y2 JP 1988061270 U JP1988061270 U JP 1988061270U JP 6127088 U JP6127088 U JP 6127088U JP H0542181 Y2 JPH0542181 Y2 JP H0542181Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は土木建築用桟接合物の接合構造に関す
るものである。
ここで土木建築用桟接合物とは、少なくとも1
本の一方の桟が少なくとも1本の他方の桟に対し
て直角又は斜め交差して接合された桟組立体であ
つて建物内部又は建物外部に付設されたり、建物
の敷地や公園、運動場、工場等の用地周囲等に設
置されたり、或は道路や河川等に沿つて設置され
るものをいい、窓手摺、階段手摺、バルコニー手
摺、橋梁手摺等の手摺類と、窓格子、格子戸、仕
切格子等の格子類と、牧場、農場、花壇、芝生、
道路、河川、池、湖沼等の仕切又は防護柵や建物
外構の塀、垣根等のフエンス類等を含むものであ
る。
[従来の技術] 実開昭60−73769号公報に開示された従来の接
合構造では、一方の桟の端面部に連結板部を設
け、該連結板部に先端部側より切起し板部を傾斜
させて設け、他方の桟の接合板部に連結板部が嵌
挿される溝孔を設け、該溝孔の縁面で切起し板部
を弾性変形させて連結板部を該溝孔に嵌挿に嵌挿
し、弾性復元した切起し板部の先端面を該接合板
部の背面に当接させている。
[考案が解決しようとする課題] この嵌合操作だけで組立が完了する接合構造
は、従前のビス止めやリベツト止めで組立てる接
合構造と比べてビス等の固着具を別途必要とせ
ず、作業の簡便性にも優れているが、連結板部を
溝孔に押入れるときに切起し板部の傾斜側面が溝
孔の縁面で強く擦られるため、メツキや塗装層が
剥離され、錆付き腐蝕の原因となる。この錆付き
腐蝕を的確に防止するには、組立完了後に防錆処
理を再度実施する必要があり、コスト高となる恐
れがある。
実開昭59−147829号公報で開示された接合構造
では、縦桟の末端部に連結板部を突設し、下桟と
上桟に該連結板部が嵌挿される溝孔を設け、連結
板部の塑性変形による折曲げによつて縦桟と上下
桟を連結しているが、連結板部が左右2個だけし
か設けられていないため、接合強度において難点
が残されている。
従つて本考案の目的は、ビスやリベツト等の固
着具を何等必要とせずに桟相互の組立作業を比較
的簡単に行なえると共に、接合部分のメツキや塗
装層の剥離がしないため、組立後に防錆処理の必
要がなく、しかも実用に耐え得る接合強度が確保
できる土木用桟接合物の接合構造を提供すること
である。
[課題を解決するための手段] 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と本考案の土木用桟接合物の接合構造では、相交
差して接合される2つの桟1,2の一方の桟1を
左側面板部10と右側面板部10と正面板部8と
背面板部9よりなる横断面角形に構成し、左側面
板部10と右側面板部10と正面板部8と背面板
部9の各末端部に連結板部4を突設し、これら4
個の連結板部4の根本部分に残された桟1の端面
部3が当接する接合板部5を、他方の桟2に一体
に構成するか、別体に構成して装着し、接合板部
5に各連結板部4が嵌挿される溝孔6を4個設
け、他方の桟2の開放部7から各連結板部4を塑
性変形によつて折曲げ、端面部3と各連結板部4
の間に他方の桟2の接合板部5を締付け挟持す
る。
[実施例] 第1図から第4図に示した実施例の土木用桟接
合物はバルコニー手摺の支柱間に嵌込み固着され
る格子体であり、第1図と第2図は該格子体の下
方部分を示している。
縦桟となる一方の桟1は左右の側面板部10,
10を正面板部8と背面板部9で連結した角パイ
プ材で構成されている。矩形状の連結板部4は左
側面板部10と右側面板部10と正面板部8と背
面板部9の各下端部の中央部に突設されている。
下桟となる他方の桟2は正面板部11と背面板部
12を接合板部5で連結したチヤンネル型材より
成り、一体成型された接合板部5は上に向けて配
置されている。
前後左右の4個の溝孔6は接合板部5の中央部
に形成され、正面板部11と背面板部12の下端
部には補強用の帯状リブ13を内向きに設けてあ
る。各溝孔6が各連結板部4の横断面寸法より若
干大き目の内法寸法を有するため、各溝孔6への
各連結板部4の嵌挿に際して、各連結板部4の左
右側面が各溝孔6の縁面に強く擦られることがな
い。
桟1の端面部3が桟2の接合板部5の上面に当
接するまで各連結板部4を各溝孔6に深く嵌挿し
た後、桟2の下面側開放部7から適当な手動工具
や治具を挿入することによつて、各連結板部4が
接合板部5の下面に向つて折曲げられる。これら
の連結板部4の折曲げ方向は、前後2個の連結板
部4,4は内側に折曲げられ、左右2個の連結板
部4,4は外側に折曲げられている。
なお、全ての連結板部を内側折曲げまたは外側
折曲げにしてもよく、内側折曲げと外側折曲げを
併用することもできる。
第3図は前記格子体の上方部分を示し、上桟と
なる桟2は主体部分と接合板部5に分割して成型
されている。桟2の主体部分は、正面板部11と
背面板部12を上面板部17で連結したチヤンネ
ル型材で構成され、正面板部11と背面板部12
の下端部には内向きの逆止め爪部15が突設され
ている。接合板部5には、第4図に示したように
前後各端部に外向きの逆止め爪部16が突設され
ている。また、桟2の正面板部11と背面板部1
2の内面側には長さ方向にビス受溝部18が突設
されている。
第4図に示したように桟1の端面部3が接合板
部5の下面に当接するまで前後左右4個の連結板
部4を前後左右4個の各溝孔6に深く嵌挿した
後、接合板部5の開放された上面側から適当な手
動工具や治具によつて連結板部4が接合板部5の
上面に向つて折曲げられる。各連結板部4の折曲
げ方向は内側方向でも外側方向でもよく、内側折
曲げと外側折曲げを併用することもできる。
このようにして複数本の桟1の上端部を連結し
た接合板部5に対して桟2の主体部分が上方から
押下げられ、該逆止め爪部15と逆止め爪部16
を弾性的に係合することによつて、接合板部5が
桟2の主体部分に一体的に装着される。
下桟となる下方配置の桟2の正面板部11と背
面板部12の各内面にも内向き逆止め爪部15が
突設されている。各連結板部6の各溝孔6への挿
入と折曲げによつて複数本の桟1の各下端部を桟
2の接合板部5に固着した後、前後各端部に突設
した外向き逆止め爪部21を該逆止め爪部15に
弾性係合させることによつて、L字型ブラケツト
20の水平板部22が桟2に装着され、桟2の左
右各端部の下面側開放部7を部分的に閉塞する。
第5図に示した実施例では、角パイプ材より成
る桟1の正面板部8と背面板部9の左右端部には
補強用の帯状リブ14が突設され、各帯状リブ1
4は桟1の主体部分の端面部3と同一平面に切除
され、該端面部3と同様に桟2の接合板部5に当
接する。
いずれの実施形態においても各連結板部4が各
溝孔6に嵌挿され、桟1の端面部3が接合板部5
の上面又は下面に当接し、塑性変形で折曲げられ
た連結板部4が接合板部の下面又は上面当接する
ため、桟1は桟2に対して前後、左右及び上下の
いずれの方向にも移動を阻止され、桟1と桟2は
充分堅固に組立てられる。
上下2本の桟2,2と複数本の桟1,1で組立
てられた格子体は、上端部に笠木部材25を固着
したバルコニー手摺の支柱24,24間に配置さ
れ、上方の桟2は支柱24の側面板部28の取付
孔を通るビス19を前記ビス受溝部18に螺子込
むことによつて、支柱24に直接取付けられる。
下方の桟2は、側面板部28の取付孔を通るポツ
プリベツト23で該ブラケツト20の垂直板部2
9を側面板部28に固着することによつて、支柱
24に取付けられる。支柱24の下端部は調整部
材26を介してアンカープレート26に固着され
ている。
尚、本考案は多様な形態で実施されるものであ
り、桟1や桟2の横断面形状、端面部3の形状、
連結板部4と溝孔6の形状等は図示のものに限定
されず、適宜変更することができる。角形断面と
角形断面の組合せ、角形断面と円形又は円弧断面
の組合せ、円形断面と円弧断面の組合せ等といつ
たように種々の組合せ変更が可能である。また、
桟1や桟2は典型的にはアルミニウム材で作製さ
れるが他の金属材料の使用も可能であり、図示の
バルコニー手摺等の手摺類だけでなく、前記格子
類やフエンス類にも適用できるものである。
[考案の効果] 以上のように本考案の土木用桟接合物の接合構
造では、一方の桟1の端面部3に連結板部4を突
設し、端面部3が当接する接合板部5を他方の桟
2に一体に構成するか別体に構成して装着し、接
合板部5に連結板部4が嵌挿される溝孔6を設
け、他方の桟2の開放部7側から連結板部4を塑
性変形によつて折曲げ、端面部3と連結板部4の
間に他方の桟2の接合板部5を締付け挟持するこ
とによつて、桟1と桟2を接合連結するものであ
るから、ビス等の固着具を別途必要とせずに組立
作業が比較的簡単に行なえると共に、嵌挿操作時
に連結板部4の側面が溝孔6の縁面と強く摺擦し
てメツキや塗装層が剥離することがないため、組
立後の防錆処理が不要となり、製造組立コストの
削減が可能である。
更に本考案では、一方の桟1を左側面板部10
と右側面板部10と正面板部8と背面板部9より
なる横断面角形に構成し、左側面板部10と右側
面板部10と正面板部8と背面板部9の各末端部
に連結板部4を突設し、他方の桟2の接合板部5
に各連結板部4が嵌挿される溝孔6を4個設けた
ので、4個の連結板部4の折曲げによる桟1と桟
2間の接合強度を倍増することができ、実用に耐
え得る接合強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の一実施例に係る接
合構造を適用した格子体を示し、第1図は2つの
桟が接合状態にあるときの下方部分の縦断面図で
あり、第2図は同接合状態の底面図である。第3
図は該格子体の上方部分の未接合状態における斜
視図である。第4図は該格子体をバルコニー手摺
の取付けた状態の要部縦断面図である。第5図は
本考案の別の実施例に係る接合構造を示し、2つ
の桟が未接合状態にあるときの斜視図である。 1……一方の桟、2……他方の桟、3……端面
部、4……連結板部、5……接合板部、6……溝
孔、7……開放部、8……正面板部、9……背面
板部、10……側面板部、11……正面板部、1
2……背面板部、13……補強用リブ、14……
補強用リブ、15……内向き逆止め爪部、16…
…外向き逆止め爪部、17……上面板部、18…
…ビス受溝部、19……固着用ビス、20……取
付ブラケツト、21……外向き逆止め爪部、22
……水平板部、23……固着用リベツト、24…
…支柱、25……笠木部材、26……アンカープ
レート、27……調整部材、28……側面板部、
29……垂直板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相交差して接合される2つの桟1,2の一方の
    桟1を左側面板部10と右側面板部10と正面板
    部8と背面板部9よりなる横断面角形に構成し、
    左側面板部10と右側面板部10と正面板部8と
    背面板部9の各末端部に連結板部4を突設し、こ
    れら4個の連結板部4の根本部分に残された桟1
    の端面部3が当接する接合板部5を、他方の桟2
    に一体に構成するか、別体に構成して装着し、接
    合板部5に各連結板部4が嵌挿される溝孔6を4
    個設け、他方の桟2の開放部7から各連結板部4
    を塑性変形によつて折曲げ、端面部3と各連結板
    部4の間に他方の桟2の接合板部5を締付け挟持
    する土木建築用桟接合物の接合構造。
JP1988061270U 1988-05-10 1988-05-10 Expired - Lifetime JPH0542181Y2 (ja)

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JPH01163623U JPH01163623U (ja) 1989-11-15
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS534735B2 (ja) * 1974-03-08 1978-02-20

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