JPH0545694Y2 - - Google Patents
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- JPH0545694Y2 JPH0545694Y2 JP1988076741U JP7674188U JPH0545694Y2 JP H0545694 Y2 JPH0545694 Y2 JP H0545694Y2 JP 1988076741 U JP1988076741 U JP 1988076741U JP 7674188 U JP7674188 U JP 7674188U JP H0545694 Y2 JPH0545694 Y2 JP H0545694Y2
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Landscapes
- Grates (AREA)
- Fencing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は土木建築用桟接合物に関するものであ
る。
る。
ここで土木建築用桟接合物とは、少なくとも1
本の縦桟が少なくとも1本の横桟に対して直角又
は斜め交差して接合された桟組立体であつて建物
内部又は建物外部に付設されたり、建物の敷地や
公園、運動場、工場等の用地周囲等に設置された
り、或は道路や河川等に沿つて設置されるものを
いい、窓手摺、階段手摺、バルコニー手摺、橋梁
手摺等の手摺類と、窓格子、格子戸、仕切格子等
の格子類と、牧場、農場、花壇、芝生、道路、河
川、池、湖沼等の仕切又は防護柵や建物外構の
塀、垣根等のフエンス類等を含むものである。
本の縦桟が少なくとも1本の横桟に対して直角又
は斜め交差して接合された桟組立体であつて建物
内部又は建物外部に付設されたり、建物の敷地や
公園、運動場、工場等の用地周囲等に設置された
り、或は道路や河川等に沿つて設置されるものを
いい、窓手摺、階段手摺、バルコニー手摺、橋梁
手摺等の手摺類と、窓格子、格子戸、仕切格子等
の格子類と、牧場、農場、花壇、芝生、道路、河
川、池、湖沼等の仕切又は防護柵や建物外構の
塀、垣根等のフエンス類等を含むものである。
[従来の技術]
実開昭60−73769号公報に開示された従来の土
木建築用桟接合構造では、一方の桟の側面板部に
他方の桟の横断面の一部が嵌合する切欠を設け、
該切欠の内底面に連結板部を突設し、該連結板部
に先端部側より切起し板部を傾斜させて設け、他
方の桟の正面板部に連結板部が嵌挿される溝孔を
設け、該溝孔の縁面で切起し板部を弾性変形させ
て連結板部を該溝孔に嵌挿に嵌挿し、弾性復元し
た切起し板部の先端面を他方の桟の該正面板部の
背面に当接させている。
木建築用桟接合構造では、一方の桟の側面板部に
他方の桟の横断面の一部が嵌合する切欠を設け、
該切欠の内底面に連結板部を突設し、該連結板部
に先端部側より切起し板部を傾斜させて設け、他
方の桟の正面板部に連結板部が嵌挿される溝孔を
設け、該溝孔の縁面で切起し板部を弾性変形させ
て連結板部を該溝孔に嵌挿に嵌挿し、弾性復元し
た切起し板部の先端面を他方の桟の該正面板部の
背面に当接させている。
[考案が解決しようとする課題]
この嵌合操作だけで組立が完了する接合構造
は、従前のビス止めやリベツト止めで組立てる接
合構造と比べてビス等の固着具を別途必要とせ
ず、作業の簡便性にも優れているが、連結板部を
溝孔に押入れるときに切起し板部の傾斜側面が溝
孔の縁面で強く擦られるため、メツキや塗装層が
剥離され、錆付き腐蝕の原因となる。この錆付き
腐蝕を的確に防止するには、組立完了後に防錆処
理を再度実施する必要があり、コスト高となる恐
れがある。
は、従前のビス止めやリベツト止めで組立てる接
合構造と比べてビス等の固着具を別途必要とせ
ず、作業の簡便性にも優れているが、連結板部を
溝孔に押入れるときに切起し板部の傾斜側面が溝
孔の縁面で強く擦られるため、メツキや塗装層が
剥離され、錆付き腐蝕の原因となる。この錆付き
腐蝕を的確に防止するには、組立完了後に防錆処
理を再度実施する必要があり、コスト高となる恐
れがある。
従つて本考案の目的は、ビス等の固着具を別途
必要とせずに組立作業が比較的簡便かつ接合強度
高くなされ、連結部分のメツキや塗装層の剥離が
生じないため組立後に防錆処理を施す必要がなく
て製造組立コストの節減が可能であると共に、建
造物等に対する横桟の取付作業が簡単になされ、
また横桟と縦桟の分解工作に対しても強い土木建
築用桟接合物を提供することである。
必要とせずに組立作業が比較的簡便かつ接合強度
高くなされ、連結部分のメツキや塗装層の剥離が
生じないため組立後に防錆処理を施す必要がなく
て製造組立コストの節減が可能であると共に、建
造物等に対する横桟の取付作業が簡単になされ、
また横桟と縦桟の分解工作に対しても強い土木建
築用桟接合物を提供することである。
[課題を解決するための手段]
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明する
と本考案の土木用桟接合物の接合構造では、縦桟
1の側面板部3に横桟2の横断面の全部又は一部
が嵌合する切欠4を設け、切欠4の内底面5に連
結板部6を突設し、横桟2の正面板部7に連結板
部6が嵌挿される溝孔8を設け、横桟2の背面側
に操作用開放部9を形成し、横桟2の上面板部1
3と下面板部14の背面側端部に内向きの受溝部
38,38を長手方向に突設し、横桟2の操作用
開放部15の一部又は全部を閉塞する背面板部材
29の上下各端部に係止板部30,30を長手方
向に突設し、上下の各係止板部30に受溝部38
の内側面に密接する帯状リブ39を長手方向に2
本平行に形成し、横桟2の操作用開放部9から連
結板部6を横桟2の正面板部7に当接するまで塑
性変形によつて直角に折曲げ、切欠4の内底面5
と連結板部6との間に横桟2の正面板部7を挟持
して縦桟1と横桟2を連結し、各係止板部30を
横桟2の左右横方向から各受溝部38に挿入して
背面板部材29と横桟2を連結し、背面板部材2
9に取付用ブラケツト19を固着する。
と本考案の土木用桟接合物の接合構造では、縦桟
1の側面板部3に横桟2の横断面の全部又は一部
が嵌合する切欠4を設け、切欠4の内底面5に連
結板部6を突設し、横桟2の正面板部7に連結板
部6が嵌挿される溝孔8を設け、横桟2の背面側
に操作用開放部9を形成し、横桟2の上面板部1
3と下面板部14の背面側端部に内向きの受溝部
38,38を長手方向に突設し、横桟2の操作用
開放部15の一部又は全部を閉塞する背面板部材
29の上下各端部に係止板部30,30を長手方
向に突設し、上下の各係止板部30に受溝部38
の内側面に密接する帯状リブ39を長手方向に2
本平行に形成し、横桟2の操作用開放部9から連
結板部6を横桟2の正面板部7に当接するまで塑
性変形によつて直角に折曲げ、切欠4の内底面5
と連結板部6との間に横桟2の正面板部7を挟持
して縦桟1と横桟2を連結し、各係止板部30を
横桟2の左右横方向から各受溝部38に挿入して
背面板部材29と横桟2を連結し、背面板部材2
9に取付用ブラケツト19を固着する。
[実施例]
図示の実施例の土木用桟接合物は窓格子であ
り、縦桟1は左右の側面板部3,3を正面板部1
5で連結したチヤンネル型材で構成され、各側面
板部3,3の後半部に横方向に貫通して矩形状に
形成された切欠4は縦桟1の背面側に開口してお
り、連結板部6は各切欠4の中央部に形成されて
いる。
り、縦桟1は左右の側面板部3,3を正面板部1
5で連結したチヤンネル型材で構成され、各側面
板部3,3の後半部に横方向に貫通して矩形状に
形成された切欠4は縦桟1の背面側に開口してお
り、連結板部6は各切欠4の中央部に形成されて
いる。
横桟2は上面板部13と下面板部14を正面板
部7で連結したチヤンネル型材で構成され、溝孔
8は正面板部7の中央部に縦長に形成されてい
る。横桟2の上面板部12と下面板部13の後端
部間は全面的開放され、操作用開放部9は上下の
受溝部38,38の間に横桟2の全長にわたつて
形成されている。左右一対の溝孔8,8は正面板
部7の中央部に形成されている。
部7で連結したチヤンネル型材で構成され、溝孔
8は正面板部7の中央部に縦長に形成されてい
る。横桟2の上面板部12と下面板部13の後端
部間は全面的開放され、操作用開放部9は上下の
受溝部38,38の間に横桟2の全長にわたつて
形成されている。左右一対の溝孔8,8は正面板
部7の中央部に形成されている。
切欠4は横桟2の横断面寸法より若干大き目の
内法寸法を有し、溝孔8が連結板部6の横断面寸
法より若干大き目の内法寸法を有するため、切欠
4への横桟2の嵌合と溝孔8への連結板部6の嵌
挿に際して横桟2の上面板部13や下面板部14
が切欠4の縁面に強く擦られたり、連結板部6の
左右側面が溝孔8の縁面に強く擦られることがな
い。
内法寸法を有し、溝孔8が連結板部6の横断面寸
法より若干大き目の内法寸法を有するため、切欠
4への横桟2の嵌合と溝孔8への連結板部6の嵌
挿に際して横桟2の上面板部13や下面板部14
が切欠4の縁面に強く擦られたり、連結板部6の
左右側面が溝孔8の縁面に強く擦られることがな
い。
第2図に示したように横桟2の正面板部7が切
欠4の内底面5に当接するまで連結板部6を溝孔
8に深く嵌挿した後、横桟2の背面側の操作用開
放部9から適当な手動工具や治具を挿入すること
によつて、連結板部6が横桟2の正面板部7の背
面に向つて折曲げられる。この連結板部6の折曲
げ方向は、第3図に示したように縦桟1の左右側
面板部3,3の内側でもよいし、第4図に示した
ように縦桟1の左右側面板部3,3の外側でもよ
く、内側折曲げと外側折曲げを併用することもで
きる。
欠4の内底面5に当接するまで連結板部6を溝孔
8に深く嵌挿した後、横桟2の背面側の操作用開
放部9から適当な手動工具や治具を挿入すること
によつて、連結板部6が横桟2の正面板部7の背
面に向つて折曲げられる。この連結板部6の折曲
げ方向は、第3図に示したように縦桟1の左右側
面板部3,3の内側でもよいし、第4図に示した
ように縦桟1の左右側面板部3,3の外側でもよ
く、内側折曲げと外側折曲げを併用することもで
きる。
このように横桟2が縦桟1の切欠4に嵌合し、
塑性変形で折曲げられた連結板部6が正面板部7
の背面に当接し、切欠4の内底面5が正面板部7
の正面に当接するため、縦桟1は横桟2に対して
前後、左右及び上下のいずれの方向にも移動を阻
止され、縦桟1と横桟2は充分堅固に組立てられ
る。
塑性変形で折曲げられた連結板部6が正面板部7
の背面に当接し、切欠4の内底面5が正面板部7
の正面に当接するため、縦桟1は横桟2に対して
前後、左右及び上下のいずれの方向にも移動を阻
止され、縦桟1と横桟2は充分堅固に組立てられ
る。
第5図に示したように上下2本の横桟2と複数
本の縦桟1で組立てられた窓格子は、各横桟2の
左右端部に連結した取付用ブラケツト19によつ
て建造物37の壁部に固着部36によつて取付け
られる。この取付用ブラケツト19は第1図に示
したように前後各端部に反対向きの折曲げ板部2
5,26を直角に連設したものであり、前端側の
折曲げ板部25には連結孔27を設け、後端側の
折曲げ板部26には取付孔28を設けてある。
本の縦桟1で組立てられた窓格子は、各横桟2の
左右端部に連結した取付用ブラケツト19によつ
て建造物37の壁部に固着部36によつて取付け
られる。この取付用ブラケツト19は第1図に示
したように前後各端部に反対向きの折曲げ板部2
5,26を直角に連設したものであり、前端側の
折曲げ板部25には連結孔27を設け、後端側の
折曲げ板部26には取付孔28を設けてある。
前端側の折曲げ板部25は背面板部材29の上
下の係止板部30,30の間に嵌合され、背面板
部材29の左右端部の正面に当接される。取付用
ブラケツト19は該連結孔27から背面板部材2
9の端部の螺子孔31にビス18を螺子込むこと
によつて背面板部材29に締付け固着される。
下の係止板部30,30の間に嵌合され、背面板
部材29の左右端部の正面に当接される。取付用
ブラケツト19は該連結孔27から背面板部材2
9の端部の螺子孔31にビス18を螺子込むこと
によつて背面板部材29に締付け固着される。
背面板部材29の上下の各係止板部30,30
を横桟2の左右横方向から上下の各受溝部38,
38に挿入すると、背面板部材29は横桟2の方
面方向や背面方向に抜き出すことが不可能とな
り、背面板部材29と横桟2の連結が完了する。
を横桟2の左右横方向から上下の各受溝部38,
38に挿入すると、背面板部材29は横桟2の方
面方向や背面方向に抜き出すことが不可能とな
り、背面板部材29と横桟2の連結が完了する。
背面板部材29の上下の係止板部30,30は
主体部分より若干斜めに突出形成されており、各
係止板部30の前面側には各2本の帯状リブ3
9,39を長手方向に突設してあるため、背面板
部材29は曲げや捻りに対して補強されており、
また該帯状リブ39が受溝部38の内側面に当接
するため、背面板部材29と横桟2の連結強度も
高くなつている。
主体部分より若干斜めに突出形成されており、各
係止板部30の前面側には各2本の帯状リブ3
9,39を長手方向に突設してあるため、背面板
部材29は曲げや捻りに対して補強されており、
また該帯状リブ39が受溝部38の内側面に当接
するため、背面板部材29と横桟2の連結強度も
高くなつている。
このように、横桟2の上面板部13と下面板部
14の中間部の内面にビス受溝部32を長手方向
に突設し、横桟2の正面板部7、上面板部13、
下面板部14の左右各端面と背面板部材29の左
右端面に長方形状の蓋板部材33の外周縁部を突
当てることによつて、横桟2の左右端部の開放部
を蓋部材33で閉塞し、取付孔34からタツピン
グ型ビス35をビス受溝部32に螺子込んで蓋板
部材33を横桟2に連結している。
14の中間部の内面にビス受溝部32を長手方向
に突設し、横桟2の正面板部7、上面板部13、
下面板部14の左右各端面と背面板部材29の左
右端面に長方形状の蓋板部材33の外周縁部を突
当てることによつて、横桟2の左右端部の開放部
を蓋部材33で閉塞し、取付孔34からタツピン
グ型ビス35をビス受溝部32に螺子込んで蓋板
部材33を横桟2に連結している。
この蓋板部材33によつて横桟2の端面が体裁
良く美的に処理されると共に、背面板部材29の
左右端部が蓋板部材33の内側面に突当たるた
め、横桟2の左右側面側に開放空間が存在する使
用情況下においても、背面板部材29を横桟2の
長手方向に摺動させて横桟2から抜脱させること
ができず、簡単な構造でありながら組立取付が堅
牢になされる。
良く美的に処理されると共に、背面板部材29の
左右端部が蓋板部材33の内側面に突当たるた
め、横桟2の左右側面側に開放空間が存在する使
用情況下においても、背面板部材29を横桟2の
長手方向に摺動させて横桟2から抜脱させること
ができず、簡単な構造でありながら組立取付が堅
牢になされる。
背面板部材29の長さを横桟2の長さとほぼ同
等にしたときには、横桟2の操作用開放部9の全
長を閉塞できるため、組立後に連結板部6を曲げ
戻されて縦桟1が横桟2から取外される危険性が
ないものとなる。
等にしたときには、横桟2の操作用開放部9の全
長を閉塞できるため、組立後に連結板部6を曲げ
戻されて縦桟1が横桟2から取外される危険性が
ないものとなる。
第6図に示したように取付用ブラケツト19の
後端側の折曲げ板部26は取付孔28から挿入し
たビス等の固着具36によつて建造物37に締付
け固着されている。
後端側の折曲げ板部26は取付孔28から挿入し
たビス等の固着具36によつて建造物37に締付
け固着されている。
尚、取付用ブラケツト19は背面板部材29に
連結される主体部分と建造物37に固着される取
付部分とに分割して構成し、建造物37に対する
横桟2の突出位置を適宜調節した後、両部分をビ
ス等の固着具で連結することもでき、取付用ブラ
ケツトの形状構造は特に限定されない。
連結される主体部分と建造物37に固着される取
付部分とに分割して構成し、建造物37に対する
横桟2の突出位置を適宜調節した後、両部分をビ
ス等の固着具で連結することもでき、取付用ブラ
ケツトの形状構造は特に限定されない。
第7図から第9図に示した実施例では、縦桟1
は左右の側面板部3,3を正面板部15と背面板
部16で連結した角パイプ材で構成され、切欠4
は背面板部16と側面板部3を切除することによ
つて形成されている。第8図の態様では連結板部
6は内側に折曲げられ、第9図の態様では連結板
部6は外側に折曲げられている。
は左右の側面板部3,3を正面板部15と背面板
部16で連結した角パイプ材で構成され、切欠4
は背面板部16と側面板部3を切除することによ
つて形成されている。第8図の態様では連結板部
6は内側に折曲げられ、第9図の態様では連結板
部6は外側に折曲げられている。
この実施例では、チヤンネル型材で構成された
横桟2の上面板部13と下面板部14には、側面
板部3の切除端面23だけでなく背面板部16の
切除端面24も当接するため、高い接合強度が得
られる。第10図に示した実施例では、縦桟1は
左右の側面板部3,3の中間板部17で連結した
H字型材で構成されている。
横桟2の上面板部13と下面板部14には、側面
板部3の切除端面23だけでなく背面板部16の
切除端面24も当接するため、高い接合強度が得
られる。第10図に示した実施例では、縦桟1は
左右の側面板部3,3の中間板部17で連結した
H字型材で構成されている。
第11図と第12図に示した実施例では、チヤ
ンネル型材より成る縦桟1は正面板部15の左右
各端部に補強用の帯状リブ11を突設してある。
横桟2は正面板部7が正面側に凸に湾曲した蒲鉾
状型材で構成され、縦桟1の側面板部3の切欠4
はこれに対応して円弧状に形成されている。溝孔
8に挿入された連結板部6は正面板部7の湾曲背
面に倣つた凹部6aが背面側に生じるように折曲
げられる。これによつて連結板部6の曲げ戻りの
抑止がより強固になされる。
ンネル型材より成る縦桟1は正面板部15の左右
各端部に補強用の帯状リブ11を突設してある。
横桟2は正面板部7が正面側に凸に湾曲した蒲鉾
状型材で構成され、縦桟1の側面板部3の切欠4
はこれに対応して円弧状に形成されている。溝孔
8に挿入された連結板部6は正面板部7の湾曲背
面に倣つた凹部6aが背面側に生じるように折曲
げられる。これによつて連結板部6の曲げ戻りの
抑止がより強固になされる。
第13図と第14図に示した実施例では、縦桟
1はU字状型材で構成され、チヤンネル型材より
成る横桟2の正面板部7の上下各端部には補強用
の帯状リブ20が突設されている。第14図に示
した実施例では縦桟1は丸パイプ材で構成されて
おり、切欠4の切除加工の後、連結板部6は一旦
真直に伸ばされる。溝孔8へ嵌挿した後、連結板
部6は内側又は外側に折曲げられる。第16図に
示した実施例では、横桟2の正面板部7には溝孔
8に隣接して受孔21が形成され、該受孔21に
は連結板部6の先端部22が屈曲して押込まれて
いる。
1はU字状型材で構成され、チヤンネル型材より
成る横桟2の正面板部7の上下各端部には補強用
の帯状リブ20が突設されている。第14図に示
した実施例では縦桟1は丸パイプ材で構成されて
おり、切欠4の切除加工の後、連結板部6は一旦
真直に伸ばされる。溝孔8へ嵌挿した後、連結板
部6は内側又は外側に折曲げられる。第16図に
示した実施例では、横桟2の正面板部7には溝孔
8に隣接して受孔21が形成され、該受孔21に
は連結板部6の先端部22が屈曲して押込まれて
いる。
尚、本考案は多様な形態で実施されるものであ
り、縦桟1や横桟2の横断面形状、切欠4の形
状、連結板部6と溝孔8の形状と個数等は図示の
ものに限定されず、適宜変更することができる。
角形断面と角形断面の組合せ、角形断面と円形又
は円弧断面の組合せ、円形断面と円弧断面の組合
せ等といつたように種々の組合せ変更が可能であ
る。また、縦桟1や横桟2、背面板部材29、蓋
部材33は典型的にはアルミニウム材で作製され
るが他の金属材料の使用も可能であり、図示の窓
格子類だけでなく前記手摺類やフエンス類にも適
用できるものである。
り、縦桟1や横桟2の横断面形状、切欠4の形
状、連結板部6と溝孔8の形状と個数等は図示の
ものに限定されず、適宜変更することができる。
角形断面と角形断面の組合せ、角形断面と円形又
は円弧断面の組合せ、円形断面と円弧断面の組合
せ等といつたように種々の組合せ変更が可能であ
る。また、縦桟1や横桟2、背面板部材29、蓋
部材33は典型的にはアルミニウム材で作製され
るが他の金属材料の使用も可能であり、図示の窓
格子類だけでなく前記手摺類やフエンス類にも適
用できるものである。
[考案の効果]
以上のように本考案の土木用桟接合物の接合構
造では縦桟1の側面板部3に切欠4を設け、切欠
4の内底面5に連結板部6を突設し、横桟2の正
面板部7に溝孔8を設け、切欠4に横桟2の横断
面の全部又は一部を嵌合して連結板部6を溝孔8
に嵌挿し、横桟2の背面側の操作用開放部9から
連結板部6を折曲げて縦桟1と横桟2を連結する
ので、ビス等の固着具を何等必要とせずに組立作
業が比較的簡便になされると共に、嵌挿操作時に
連結板部6の側面が溝孔8の縁面と強く摺擦して
メツキや塗装層の剥離が生じないため、組立後に
防錆処理を施す必要がなく、製造組立コストを節
減できる。
造では縦桟1の側面板部3に切欠4を設け、切欠
4の内底面5に連結板部6を突設し、横桟2の正
面板部7に溝孔8を設け、切欠4に横桟2の横断
面の全部又は一部を嵌合して連結板部6を溝孔8
に嵌挿し、横桟2の背面側の操作用開放部9から
連結板部6を折曲げて縦桟1と横桟2を連結する
ので、ビス等の固着具を何等必要とせずに組立作
業が比較的簡便になされると共に、嵌挿操作時に
連結板部6の側面が溝孔8の縁面と強く摺擦して
メツキや塗装層の剥離が生じないため、組立後に
防錆処理を施す必要がなく、製造組立コストを節
減できる。
また、本考案では、横桟2の上面板部13と下
面板部14の背面側端部に内向きの受溝部38,
38を長手方向に突設し、横桟2の操作用開放部
9を閉塞する背面板部材29の上下端部に係止板
部30,30を長手方向に突設し、該受溝部3
8,38に該係止板部30,30を挿入係合させ
ることによつて背面板部材29を横桟2を連結
し、背面板部材29に取付用ブラケツト19を固
着するので、建造物等に対する土木用桟接合物の
取付けが簡単に行なえる。
面板部14の背面側端部に内向きの受溝部38,
38を長手方向に突設し、横桟2の操作用開放部
9を閉塞する背面板部材29の上下端部に係止板
部30,30を長手方向に突設し、該受溝部3
8,38に該係止板部30,30を挿入係合させ
ることによつて背面板部材29を横桟2を連結
し、背面板部材29に取付用ブラケツト19を固
着するので、建造物等に対する土木用桟接合物の
取付けが簡単に行なえる。
特に本考案では、連結板部6を横桟2の正面板
部7に当接するまで塑性変形によつて直角に折曲
げることによつて、切欠4の内底面5と連結板部
6の間に横桟2の正面板部7を挟持するため、縦
桟1と横桟2間の接合強度が高いものとなる。
部7に当接するまで塑性変形によつて直角に折曲
げることによつて、切欠4の内底面5と連結板部
6の間に横桟2の正面板部7を挟持するため、縦
桟1と横桟2間の接合強度が高いものとなる。
更に本考案では、背面板部材29の上下の各係
止板部30には受溝部38の内側面に当接する帯
状リブ39を長手方向に2本平行に形成してある
ので、背面板部材29は曲げや捻りに対して補強
されており、また各帯状リブ39が受溝部38の
内側面に密接することによつて、背面板部材29
が横桟2と緊密に一体化し、背面板部材29は前
後方向や上下方向に一切がた付くことがなく、背
面板部材29と横桟2の連結強度が高くなる。
止板部30には受溝部38の内側面に当接する帯
状リブ39を長手方向に2本平行に形成してある
ので、背面板部材29は曲げや捻りに対して補強
されており、また各帯状リブ39が受溝部38の
内側面に密接することによつて、背面板部材29
が横桟2と緊密に一体化し、背面板部材29は前
後方向や上下方向に一切がた付くことがなく、背
面板部材29と横桟2の連結強度が高くなる。
第1図から第6図は本考案の一実施例に係る土
木建築用桟接合物の接合構造を示し、第1図は縦
桟と横桟が未接合状態にあるときの斜視図であ
り、第2図は接合状態の斜視図であり、第3図は
第2図のA−A線断面図であり、第4図は別の折
曲げ態様を示す水平断面図であり、第5図は組立
完了状態の正面図であり、第6図は第5図のB−
B線断面図である。第7図から第9図は本考案の
別の実施例に係る接合構造を示し、第7図は未接
合状態の斜視図であり、第8図は接合状態の水平
断面図であり、第9図は別の折曲げ態様を示す水
平断面図である。第10図は本考案の更に別の実
施例に係る接合構造の水平断面図である。第11
図は本考案の他の実施例における接合部の右側面
図であり、第12図は第11図のC−C線断面図
である。第13図は本考案の別の実施例における
接合部の右側面図であり、第14図は第13図の
D−D線断面図である。第15図は本考案の更に
別の実施例における接合部の水平断面図である。
第16図は本考案の他の実施例における接合部の
水平断面図である。 1……縦桟、2……横桟、3……側面板部、4
……切欠、5……切欠の内底面、6……連結板
部、7……正面板部、8……溝孔、9……操作用
開放部、10,12……固着具、11……帯状リ
ブ、13……上面板部、14……下面板部、15
……正面板部、16……背面板部、17……中間
板部、18……連結用ビス、19……取付用ブラ
ケツト、20……帯状リブ、21……受孔、22
……連結板部の屈曲先端部、23,24……切除
端面、25,26……折曲げ板部、27……連結
孔、28……取付孔、29……背面板部材、30
……係止板部、31……連結孔、32……ビス受
溝部、33……蓋板部材、34……取付孔、35
……連結用ビス、36……固着具、37……建造
物、38……受溝部、39……帯状リブ。
木建築用桟接合物の接合構造を示し、第1図は縦
桟と横桟が未接合状態にあるときの斜視図であ
り、第2図は接合状態の斜視図であり、第3図は
第2図のA−A線断面図であり、第4図は別の折
曲げ態様を示す水平断面図であり、第5図は組立
完了状態の正面図であり、第6図は第5図のB−
B線断面図である。第7図から第9図は本考案の
別の実施例に係る接合構造を示し、第7図は未接
合状態の斜視図であり、第8図は接合状態の水平
断面図であり、第9図は別の折曲げ態様を示す水
平断面図である。第10図は本考案の更に別の実
施例に係る接合構造の水平断面図である。第11
図は本考案の他の実施例における接合部の右側面
図であり、第12図は第11図のC−C線断面図
である。第13図は本考案の別の実施例における
接合部の右側面図であり、第14図は第13図の
D−D線断面図である。第15図は本考案の更に
別の実施例における接合部の水平断面図である。
第16図は本考案の他の実施例における接合部の
水平断面図である。 1……縦桟、2……横桟、3……側面板部、4
……切欠、5……切欠の内底面、6……連結板
部、7……正面板部、8……溝孔、9……操作用
開放部、10,12……固着具、11……帯状リ
ブ、13……上面板部、14……下面板部、15
……正面板部、16……背面板部、17……中間
板部、18……連結用ビス、19……取付用ブラ
ケツト、20……帯状リブ、21……受孔、22
……連結板部の屈曲先端部、23,24……切除
端面、25,26……折曲げ板部、27……連結
孔、28……取付孔、29……背面板部材、30
……係止板部、31……連結孔、32……ビス受
溝部、33……蓋板部材、34……取付孔、35
……連結用ビス、36……固着具、37……建造
物、38……受溝部、39……帯状リブ。
Claims (1)
- 縦桟1の側面板部3に横桟2の横断面の全部又
は一部が嵌合する切欠4を設け、切欠4の内底面
5に連結板部6を突設し、横桟2の正面板部7に
連結板部6が嵌挿される溝孔8を設け、横桟2の
背面側に操作用開放部9を形成し、横桟2の上面
板部13と下面板部14の背面側端部に内向きの
受溝部38,38を長手方向に突設し、横桟2の
操作用開放部15の一部又は全部を閉塞する背面
板部材29の上下各端部に係止板部30,30を
長手方向に突設し、上下の各係止板部30に受溝
部38の内側面に密接する帯状リブ39を長手方
向に2本平行に形成し、横桟2の操作用開放部9
から連結板部6を横桟2の正面板部7に当接する
まで塑性変形によつて直角に折曲げ、切欠4の内
底面5と連結板部6の間に横桟2の正面板部7を
挟持して縦桟1と横桟2を連結し、各係止板部3
0を横桟2の左右横方向から各受溝部38に挿入
して背面板部材29と横桟2を連結し、背面板部
材29に取付用ブラケツト19を固着する土木建
築用桟接合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988076741U JPH0545694Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988076741U JPH0545694Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH022924U JPH022924U (ja) | 1990-01-10 |
JPH0545694Y2 true JPH0545694Y2 (ja) | 1993-11-25 |
Family
ID=31301752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988076741U Expired - Lifetime JPH0545694Y2 (ja) | 1988-06-09 | 1988-06-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545694Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5017629U (ja) * | 1973-06-12 | 1975-02-26 | ||
JPS5419521A (en) * | 1977-07-13 | 1979-02-14 | Nippon Torai Giken Kk | Method of building wall at handrail end |
JPS554230B2 (ja) * | 1975-03-20 | 1980-01-29 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5368537U (ja) * | 1976-11-12 | 1978-06-08 | ||
JPS5389712U (ja) * | 1976-12-24 | 1978-07-22 | ||
JPS5834917Y2 (ja) * | 1978-06-26 | 1983-08-05 | 株式会社日本トライ技研 | 組立手摺等の角結合部 |
JPS5670033U (ja) * | 1979-11-01 | 1981-06-10 | ||
JPS5912343Y2 (ja) * | 1980-11-20 | 1984-04-14 | 慶市郎 山崎 | 手摺 |
JPS59117729U (ja) * | 1982-04-19 | 1984-08-08 | 株式会社日本トライ | 手すり、塀、柵などに用いる上下分割型の笠木組立体 |
JPS58179366U (ja) * | 1982-05-27 | 1983-11-30 | ワイケイケイ株式会社 | 支柱の取付装置 |
JPS58191232U (ja) * | 1982-06-16 | 1983-12-19 | ワイケイケイ株式会社 | 壁支持型手摺の横材取付装置 |
JPS6099606U (ja) * | 1983-11-24 | 1985-07-06 | 山崎 慶市郎 | 手摺等の接合構造 |
-
1988
- 1988-06-09 JP JP1988076741U patent/JPH0545694Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH022924U (ja) | 1990-01-10 |
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