JP2706895B2 - 棒状部材の接続装置 - Google Patents

棒状部材の接続装置

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JP2706895B2
JP2706895B2 JP28140693A JP28140693A JP2706895B2 JP 2706895 B2 JP2706895 B2 JP 2706895B2 JP 28140693 A JP28140693 A JP 28140693A JP 28140693 A JP28140693 A JP 28140693A JP 2706895 B2 JP2706895 B2 JP 2706895B2
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栄治 杉尾
裕樹 小笠原
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昭和アルミニウム株式会社
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土木、建築、輸送等の
分野において、棒状部材同志を接続するための接続装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マンション等のベランダ手すり
を構成する場合、その枠部材の接続手段としては、図8
に示すように、縦枠部材(51)の側面に横枠部材(52)の端
部を当接し、この当接部分を溶接またはろう付けにより
接合していた。
【0003】また、他の接続手段としては、図9に示す
ように、T字形の継手(53)が使用されていた。すなわ
ち、T字形継手(53)の主管部(53a)を縦枠部材(51)に通
す一方、T字形継手(53)の副管部(53b)に横枠部材(52)
の端部が挿入されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の接続手段の
うち、前者では、溶接或いはろう付けにある程度の熟練
を要すると共に、これら作業に手間がかかる他、縦枠部
材(51)に対する横枠部材(52)の位置決めが難しいという
問題があった。
【0005】また、後者では、T字形継手(53)の主管部
(53a)を縦枠部材(51)に通す関係上、縦枠部材(51)は、
真っ直ぐでなければならず、しかも縦枠部材(51)の少な
くとも一端は、T字形継手(53)を通すために、曲げ加工
等を施すことができないという制限がある他、このT字
形継手(53)による接続の場合、高い接合強度が得難いと
いう欠点があった。
【0006】本発明の目的は、接続作業に特別な技能等
を必要せず、簡単に棒状部材の接続が行え、しかも高強
度の接続が行える棒状部材の接続装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の棒状部材の接続
装置は、一方の棒状部材の側壁に接続部材を介して他方
の棒状部材の一端が接続される棒状部材の接続装置であ
って、接続部材は、横断面略コ字形となされ、その両側
の係止部の間隔が基端側から先端側に向かって狭くなり
且つ係止部同志が互いに開離自在となされ、これら係止
部の先端には外向き係合凸部がそれぞれ設けられてお
り、一方の棒状部材の側壁の両縁部には該側壁から略直
角に突出する突出壁がそれぞれ設けられ、両突出壁の内
側面には、側壁から、接続部材の外向き係合凸部の厚み
に相当する間隔をとって、凸条が形成されて、該凸条と
側壁間が内向きの溝部となされていると共にこの内向き
溝部と反対側の凸条側面が他方の棒状部材における接続
端部の受け面となされており、接続部材にその両係止部
の先端部分を残して他方の棒状部材が嵌め被せられ、こ
の他方の棒状部材の接続端部が一方の棒状部材の凸条に
おける受け面に当接されていると共に接続部材の両係止
部の外向き係合凸部が一方の棒状部材の内向き溝部と対
向せられており、接続部材の係止部先端の外向き係合凸
部間に楔部材が打ち込まれることにより、接続部材の係
止部先端の両外向き係合凸部が一方の棒状部材の内向き
溝部に嵌め込まれていると共に楔部材の打ち込みにより
開離した接続部材の係止部と一方の棒状部材の突出壁間
に他方の棒状部材の接続端部の側壁が挟み込まれている
ものである。
【0008】
【作用】本発明の棒状部材の接続装置によれば、打ち込
まれる楔部材により、一方の棒状部材の突出壁における
内向き溝部と接続部材の外向き係合凸部との嵌合状態が
強固に維持される一方、他方の棒状部材の接続端部は、
その先端が一方の棒状部材の突出壁における凸条の受け
面に当接した状態で、一方の棒状部材の突出壁と接続部
材の係止部間に安定的且つ確実に挟み止められる。その
ため、一方の棒状部材と他方の棒状部材は、接続部材を
介しての上記嵌め合わせにより、強固に接続される。
【0009】
【実施例】本発明の接続装置を用いてマンションのベラ
ンダ手すりを構成する場合の実施例について説明する。
【0010】横断面略方形の棒状手すり部材(1) の側壁
(1a)に接続部材(3) を介して横断面略方形の棒状横桟部
材(2) の一端が接続される棒状部材の接続装置であっ
て、接続部材(3) は、横断面略コ字形となされ、その両
側の係止部(3a)(3b)の間隔が基端側から先端側に向かっ
て狭くなり且つ係止部同志が互いに弾性的に開離自在と
なされ、これら係止部(3a)(3b)の先端には外向き係合凸
部(6a)(6b)がそれぞれ設けられており、棒状手すり部材
の側壁(1a)の両縁部には該側壁から略直角に突出する突
出壁(5) がそれぞれ設けられ、両突出壁(5) の内側面に
は、側壁(1a)から、接続部材の外向き係合凸部(6a)(6b)
の厚みに相当する間隔をとって、凸条(5a)が形成され
て、該凸条(5a)と側壁(1a)間が内向きの溝部(4) となさ
れていると共にこの内向き溝部(4) と反対側の凸条(5a)
側面が棒状横桟部材(2) における接続端部の受け面(9)
となされており、接続部材(3) にその両係止部(3a)(3b)
の先端部分を残して棒状横桟部材(2) が嵌め被せられ、
この棒状横桟部材(2) の接続端部が棒状手すり部材(1)
の凸条(5a)における受け面(9) に当接されていると共に
接続部材の両係止部(3a)(3b)の外向き係合凸部(6a)(6b)
が棒状手すり部材の内向き溝部(4) と対向せられてお
り、接続部材(3) の係止部(3a)(3b)先端の外向き係合凸
部(6a)(6b)間に楔部材(10)が打ち込まれることにより、
接続部材(3) の係止部先端の両外向き係合凸部(6a)(6b)
が棒状手すり部材(1) の内向き溝部(4) に嵌め込まれて
いると共に楔部材(10)の打ち込みにより開離した接続部
材の係止部(3a)(3b)と棒状手すり部材(1) の突出壁(5)
間に棒状横桟部材(2) の接続端部の側壁(2a)(2b)が挟み
込まれ、棒状横桟部材(2) と接続部材(3) は、両者に形
成された透孔(7a)(7b)内にリベット(8) が装着されてい
る。
【0011】リベット(8) は、リベット本体と該リベッ
ト本体が挿入される挿入部からなり、挿入部内にリベッ
ト本体が挿入されることにより、挿入部の先端部が拡開
して棒状横桟部材(2) と接続部材(3) を固定するもので
ある。
【0012】上記構成の接続装置によって、棒状手すり
部材(1) に棒状横桟部材(2) を接続する場合、図3〜図
5に示すように、接続部材(3) にその先端部を残して、
棒状横桟部材(2) を嵌め被せ、連通する透孔(7a)(7b)内
にリベット(8) を挿入することにより、両部材を一体的
に連結した上、棒状横桟部材(2) の接続端部を棒状手す
り部材の凸条(5a)における受け面(9) に当接させると共
に接続部材の両係止部(3a)(3b)の外向き係合凸部(6a)(6
b)を棒状手すり部材(1) の内向き溝部(4) に対向させ
る。そして、接続部材の係止部(3a)(3b)先端の外向き係
合凸部(6a)(6b)間に楔部材(10)を打ち込むことにより、
接続部材(3) の係止部先端の両外向き係合凸部(6a)(6b)
が棒状手すり部材(1) の内向き溝部(4) に嵌め込まれる
と共に楔部材(10)の打ち込みにより開離した接続部材の
係止部(3a)(3b)と棒状手すり部材の突出壁(5) 間に棒状
横桟部材(2) の接続端部の側壁(2a)(2b)が挟み込まれ
る。
【0013】棒状横桟部材(2) と接続部材(3) の固定具
として、上記実施例ではリベットを使用したが、タッピ
ングねじ、ボルト・ナット等などを用いても良い。ま
た、上記実施例では、接続部材(3) の両側の係止部(3a)
(3b)は、弾性変形して接近自在とされているが、例え
ば、係止部(3a)(3b)と中間の基板部(3c)間にヒンジを設
けて両係止部を接近自在としても良い。
【0014】図6は、本発明の他の実施例を示し、棒状
手すり部材(21)間には、水平に棒状横桟部材(22)が接続
されている。一方、棒状横桟部材(22)の下方には、傾斜
状に棒状横桟部材(23)が接続されており、この棒状横桟
部材(23)を接続している接続部材(24)は、正面からみて
棒状横桟部材(23)に対応する傾斜が付されており、これ
以外の構成は、上例の接続装置と同様である。
【0015】図7は本発明を梯子の側木と横桟の接続に
用いた場合の実施例であって、側木(31)に接続部材(33)
を介して横桟(32)が接続されており、基本的な構成は上
記第1実施例における棒状手すり部材(1) と棒状横桟部
材(2) の接続装置の場合と同様である。だたし、本実施
例では、横桟(42)が、横断面略樽形とされていると共に
内部に接続部材(43)と当接するガイド部(44)が設けられ
ている。
【0016】この他、本発明の接続装置は、上記各実施
例以外にも例えばフェンスの縦枠部材と棒状横桟部材の
接続にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の接続装置によれば、作業者に特
別の技能等を必要とせずに、簡単に棒状部材の嵌め合わ
せによる接続が行え、しかも十分な接続強度が得られ
る。また、他方の棒状部材が接続される一方の棒状部材
は、その両端に曲げ加工等が施されていても、該部材へ
の接続が自由に行え、しかもその接続位置も両棒状部材
間に介在される接続部材を棒状部材の溝部に沿って摺動
させることにより、簡単に調整可能である。
【0018】更に、本発明の接続装置の場合、接続部材
を正面からみて所望の傾斜状に成形することにより、棒
状手すり部材に対して棒状横桟部材を斜めに接続するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の接続装置における部材の接続前の状態
を示す平面図である。
【図3】本発明の接続装置において、接続部材を棒状横
桟部材に固定した状態の一部切欠平面図である。
【図4】本発明の接続装置において、接続部材の外向き
係合凸部を棒状手すり部材の内向き溝部に対向させた状
態の平面図である。
【図5】本発明の接続装置による各部材の接続状態を示
す平面図である。
【図6】本発明の接続装置の他の実施例を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の接続装置のさらに他の実施例を示す要
部断面図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【図9】他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 棒状手すり部材 (1a) 側壁 (2) 棒状横桟部材 (3) 接続部材 (3a)(3b) 係止部 (4) 溝部 (5) 突出壁 (5a) 凸条 (6a)(6b) 係合凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−127143(JP,A) 実開 昭58−145902(JP,U) 実開 昭56−86233(JP,U) 実開 昭57−44835(JP,U) 実開 昭55−173501(JP,U) 実開 昭55−165032(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の棒状部材(1) の側壁(1a)に接続部
    材(3) を介して他方の棒状部材(2) の一端が接続される
    棒状部材の接続装置であって、接続部材(3)は、横断面
    略コ字形となされ、その両側の係止部(3a)(3b)の間隔が
    基端側から先端側に向かって狭くなり且つ係止部同志が
    互いに開離自在となされ、これら係止部(3a)(3b)の先端
    には外向き係合凸部(6a)(6b)がそれぞれ設けられてお
    り、一方の棒状部材の側壁(1a)の両縁部には該側壁から
    略直角に突出する突出壁(5) がそれぞれ設けられ、両突
    出壁の内側面には、側壁(1a)から、接続部材の外向き係
    合凸部(6a)(6b)の厚みに相当する間隔をとって、凸条(5
    a)が形成されて、該凸条(5a)と側壁(1a)間が内向きの溝
    部(4) となされていると共にこの内向き溝部(4) と反対
    側の凸条(5a)側面が他方の棒状部材(2) における接続端
    部の受け面(9) となされており、接続部材(3) にその両
    係止部(3a)(3b)の先端部分を残して他方の棒状部材(2)
    が嵌め被せられ、この他方の棒状部材(2) の接続端部が
    一方の棒状部材(1) の凸条(5a)における受け面(9) に当
    接されていると共に接続部材の両係止部(3a)(3b)の外向
    き係合凸部(6a)(6b)が一方の棒状部材の内向き溝部(4)
    と対向せられており、接続部材(3) の係止部(3a)(3b)先
    端の外向き係合凸部(6a)(6b)間に楔部材(10)が打ち込ま
    れることにより、接続部材(3) の係止部先端の両外向き
    係合凸部(6a)(6b)が一方の棒状部材(1) の内向き溝部
    (4) に嵌め込まれていると共に楔部材(10)の打ち込みに
    より開離した接続部材の係止部(3a)(3b)と一方の棒状部
    材(1) の突出壁(5) 間に他方の棒状部材(2) の接続端部
    の側壁(2a)(2b)が挟み込まれている棒状部材の接続装
    置。
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CN110512733B (zh) * 2019-09-04 2020-10-13 安徽宝业建工集团有限公司 一种装配式混凝土剪力墙结构的安装方法

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