JPH0541531Y2 - - Google Patents

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JPH0541531Y2
JPH0541531Y2 JP1986177758U JP17775886U JPH0541531Y2 JP H0541531 Y2 JPH0541531 Y2 JP H0541531Y2 JP 1986177758 U JP1986177758 U JP 1986177758U JP 17775886 U JP17775886 U JP 17775886U JP H0541531 Y2 JPH0541531 Y2 JP H0541531Y2
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JP
Japan
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magnetic
conductor pattern
conductor
trimming
laminated inductor
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JP1986177758U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は積層インダクタの構造に係るもので、
とくに導体パターンの表面側の絶縁層の構造に関
するものである。
〔従来技術〕
電子部品の小型・薄型化の要求に伴つて積層イ
ンダクタが各方面で用いられるようになつた。こ
の積層インダクタにも各種あるが、磁性体セラミ
ツクと導体ペーストを交互に重ねて、導体パター
ンが接続されながら接続して周回して磁性体内に
コイルパターンが形成されたものが一般的となつ
ている。
このような積層インダクタにおいてはインダク
タンス値を調整するためにトリミングが必要とな
る。このトリミングの方法については特開昭56−
164509号公報や特開昭56−167320号公報に記載さ
れているが、第3図に示すように導体パターン3
1が内部に形成された磁性体30を削つて行う。
これによつて導体パターン31の周囲に形成され
た磁路の断面積を変え、それによつてインダクタ
ンス値を変えるものである。
このようなトリミングを行うために磁性体を表
面から削つて凹部35を形成しなければならない
がその際に導体パターン31を削らないように注
意しなければならない。磁気フラツクスは導体パ
ターン31に非常に近い部分に集中するので、効
果的にトリミングを行うためには導体パターン3
1の近くを削る必要があり、また導体パターンが
形成された層まで深く削る必要がある。
上記の理由からトリミングの精度を上げること
が必要で加工の工数が大きな比重を占めている。
また、品質の繊維の面でも問題がある。
〔目的〕
本考案は上記のような問題点を解決して、トリ
ミングの容易な積層インダクタを得ることを目的
とする。
また、その特性を損なうことなくトリミングを
行うことのできる積層インダクタを得ることを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、磁気フラツクスを導体パターンから
離れた位置に集めるために透磁率の低い層を導体
パターンの上下に形成して上記の目的を達成する
ものである。
すなわち、磁性体内を周回しながら積層方向に
順次接続された導体パターンを有する積層インダ
クタにおいて、表面に最も近い導体パターンの当
該表面側に該磁性体層よりも透磁率の低い層を具
えたことに特徴を有するものである。
これによつて磁気フラツクスを表面の近くに集
中させてトリミングを容易にするものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。第1図は本考案の実施例を示す正面断
面図である。
磁性体10はフエライトのセラミツクグリーン
シートを積層するかあるいはペーストを印刷積層
したものである。その層間に導体11をペースト
を印刷しながら形成する。この導体11は端部が
接続されながら磁性体10内を周回してコイルパ
ターンを形成している。その両端は磁性体10の
端面に露出させて端子電極13に接続する。これ
によつて導体パターンの中側と外側に磁気回路が
形成されて閉磁路型の積層インダクタが得られ
る。
本考案においては、複数の導体パターン11の
両端のものに接して表面側に非磁性体12の層が
形成されている。この非磁性体12は導体11を
覆うように形成するが、導体11より面積を大き
くしてもよい。その材料はとくに限定されず、非
磁性体でなく、透磁率の低いセラミツク材料など
を用いてもよい。
この非磁性体12があるので導体11の中側と
外側を回る磁気フラツクスは両端の導体パターン
から離れた磁性体10に集中する。すなわち、導
体パターンの表面側のごく近い位置に磁気フラツ
クスが集中することはなくなり、より表面に近い
位置に集まることになる。
このように磁気フラツクスが表面に近い位置に
集中するので、磁気回路の断面積を変える場合に
導体パターンの近くまで削る必要がない。磁性体
10の表面に浅い凹部を形成するだけでトリミン
グができる。
第2図は本考案の他の実施例を示す正面断面図
である。この例では両端だけでなく導体21の間
にも非磁性体12を形成してある。この場合には
導体パターン間の磁気フラツクスも減少させるこ
とができ、積層インダクタの特性をより向上させ
ることができる。
本考案はLC複合部品などにも応用できる。そ
の場合にはインダクタ側の表面にのみ透磁率の低
い層を形成すればよい。
〔効果〕
本考案によれば、積層インダクタのトリミング
が容易となり、削る深さを小さくすることができ
るし、その精度も向上させることができる。
また、それによつて積層インダクタの特性に影
響を与えることも防止できるので、信頼性の面で
も有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案の実施例を示す正面断
面図、第3図は従来の積層インダクタを示す正面
断面図である。 10……磁性体、11……導体、12……非磁
性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁性体内を周回しながら積層方向に順次接続さ
    れた導体パターンを有する積層インダクタにおい
    て、表面に最も近い該導体パターンの当該表面側
    に、該導体パターンに接し、表面の磁性体層より
    も透磁率の低い層を具えたことを特徴とする積層
    インダクタ。
JP1986177758U 1986-11-19 1986-11-19 Expired - Lifetime JPH0541531Y2 (ja)

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JPS6382910U JPS6382910U (ja) 1988-05-31
JPH0541531Y2 true JPH0541531Y2 (ja) 1993-10-20

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JPS58184709A (ja) * 1982-04-23 1983-10-28 Tdk Corp シ−ルド型インダクタ
JPS5932115A (ja) * 1982-08-18 1984-02-21 Toko Inc インダクタンス素子とその製造方法

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