JPH0541447U - リクライニング装置の係脱機構 - Google Patents

リクライニング装置の係脱機構

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JPH0541447U
JPH0541447U JP6253991U JP6253991U JPH0541447U JP H0541447 U JPH0541447 U JP H0541447U JP 6253991 U JP6253991 U JP 6253991U JP 6253991 U JP6253991 U JP 6253991U JP H0541447 U JPH0541447 U JP H0541447U
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center
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curvature
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JP6253991U
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義隆 坪井
哲夫 窪田
元一 関
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 係脱機構を構成するカムと凹部の接触点が係
脱を繰り返すことで摩耗してきても、カムと凹部との間
に隙間を生じないようにする。 【構成】 カム26の先端面26aとこの先端面26a
が当接する係合凹部35の受け面35aは曲面となって
おり、先端面26aの曲率中心をO1、受け面35aの
曲率中心をO2とすると、曲率中心O1の方が曲率中心
O2よりもカム26の回動中心O3を基準として内方つ
まりギヤ35の中心に寄った位置となるようにしてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はモータの駆動力によってシートバックの傾斜角度を調節するリクライ ニング装置のギヤとブラケットの係脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシートリクライニング装置の一般的な駆動力伝達機構は、モータの回 転動をギヤ列を介してファイナルギヤに伝達し、このファイナルギヤの回転動を 係脱機構を介してシートバックの側面を支持するブラケットに伝達し、シートバ ックの傾斜角度を調節するようにしている。
【0003】 そして上記の係脱機構として従来にあっては、ファイナルギヤに凹部を形成し 、またブラケットにカムを取り付け、解除レバーの操作で凹部に対してカムを係 脱することで駆動力の伝達及び解除を行なうようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した係脱機構にあっては、ブラケットの凹部とカムのそれぞれの当接面が 平行になっているか、カムの当接面の一部が凹部の当接面に向って突出している かのいずれかであり、多数回係脱操作を行なうと当接部が摩耗し、カムと凹部間 に隙間を生じ、これが操作時のガタつきとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本考案は、リクライニング装置の係脱機構を、サブブラ ケットにレバー操作によって揺動自在に取り付けられたカムと、このカムがその 揺動によって係合及び離脱する凹部を設けたギヤとによって構成し、これらカム 及び凹部の当接面をいずれも円弧状曲面とし、更にカムの当接面の曲率中心を凹 部の当接面の曲率中心よりもカムの揺動中心を基準としてギヤの中心に寄せた位 置とした。
【0006】
【作用】
カムがファイナルギヤの凹部に係合した状態でモータを駆動すると、ギヤの回 転がシートバックの側面を支持するブラケットに伝達され、シートバックが前傾 または後傾し、また解除レバーを操作してカムと凹部の係合状態を解除すると、 スプリングの弾発力でシートバックが前方に倒れる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本考案に係る係 脱機構を備えたリクライニング装置を適用したシートの側面図、図2は同リクラ イニング装置の拡大側面図、図3は図2のA−A線断面図である。
【0008】 リクライニング装置はシートクッション1の側面にメインブラケット2を取り 付け、シートバック3の側面にサブブラケット4を取り付け、メインブラケット 2の基部に植設した軸(リベット)5にサブブラケット4の基部を回動自在に嵌 め込み、更に軸5に一端を止着した渦巻きばね6の他端に図4に示すサブブラケ ット4に植設したピン7を係合し、渦巻きばね6の弾発力でサブブラケット4即 ちシートバック3を前方に倒れる方向に付勢している。
【0009】 前記メインブラケット2の側面には駆動ユニット8を取り付けている。この駆 動ユニット8はハウジング9にモータ10を固定し、このモータ10の駆動力を ハウジング9内のギヤ列を介して図2に示すウォーム11に伝達し、このウォー ム11をファイナルギヤ30に噛合せしめている。
【0010】 一方、前記サブブラケット4の基部の中央には軸5が貫通する穴21、この穴 21を囲むように長穴22,23が形成され、また基部の一側には前記ピン7と は別の短いピン24を植設している。ここで長穴22は前記リベット18との干 渉を避けるためのものであり、長穴23はストッパ機構の一部をなすもので、前 記メインブラケット2に植設したピン25がこの長穴23内に貫通して臨む。
【0011】 またピン24には前記モータの駆動で回転せしめられるギヤ30に係合してギ ヤ30の回転動をサブブラケット4に伝達するカム26を揺動自在に取り付けて いる。またこのカム26に植設したピン29の逃げ穴27をピン7とピン24と の間に形成している。
【0012】 前記ファイナルギヤ30は図5に示すように略扇状をなし、中央部には前記軸 5が貫通する穴31が形成され、歯部32と対向する位置には突部33が設けら れ、この突部33の一側側部分を前記リベット18との干渉を避けるための凹部 34とし、他側側部分を前記カム26が嵌り込む係合凹部35とし、歯部32と 穴31との間に前記ピン25が貫通する長穴36を形成し、更に前記突部33に は係止穴37を形成し、この係止穴37に図6に示すストッパプレート40の係 止片41を嵌め込むようにしている。
【0013】 ストッパプレート40は略環状をなし、中央部には前記軸5が貫通する穴42 が形成され、且つ一対のストッパ片43,43を備え、これらストッパ片43, 43の中間部分にスリット44を形成している。このスリット44はストッパ片 43,43に図の矢印方向から力が作用した場合、具体的にはピン25が当った 際に所定の抵抗力でもってストッパ片43を拡開(変形)させるためのものであ る。
【0014】 そして、ストッパプレート40はサブプレート4と一体的に回動するように取 り付けられ、且つその取り付け角度(位置)は一対のストッパ片43,43が図 2に示すようにサブプレート4の長穴23の端縁23aよりも若干突出する角度 とする。このようにすることで、回動限において、ピン25と端縁23aとが当 接する前にストッパ片43とピン25とが当接し、ストッパ片43が変形して拡 開した後に端縁23aとピン25とが当接する。即ち急激に負荷が増大せず徐々 に増大するので駆動ユニットのギヤに無理が生じない。
【0015】 一方前記カム26は図7及び図8に示すように、前記ピン24が貫通する穴2 8を形成するとともに後述する解除レバー50の一部が係合するピン29を植設 している。解除レバー50は図9に示すように中央に前記軸5が貫通する穴51 を形成し、更に上下に伸びるアーム52,53の一方のアーム52には前記カム 26のピン29が挿通する長穴54を形成し、他方のアーム53の先端には操作 ノブを取り付けるための凹凸55を形成し、更にアーム53の途中には係止片5 6を設け、この係止片56と前記ピン7との間に図2に示すようにスプリング5 7を張設している。
【0016】 また、カム26と前記ギヤ30の係合凹部35との関係は図10に示す通りで ある。即ちカム26の先端面26aとこの先端面26aが当接する係合凹部35 の受け面35aは曲面となっており、先端面26aの曲率中心をO1、受け面3 5aの曲率中心をO2とすると、曲率中心O1の方が曲率中心O2よりもカム2 6の回動中心O3を基準として内方つまりギヤ35の中心に寄った位置となるよ うにしている。このようにすることで、先端面26aと受け面35aとの接触点 Pが係脱を繰り返すことで摩耗してきても、接触点Pが内方に移動するだけで隙 間は生じない。したがって先端面26aと受け面35aとが平行になっている場 合、或いは曲率中心O1と曲率中心O2との関係が前記と逆になっている場合に 比較して先端面26aと受け面35aとの間に隙間が生じにくい。
【0017】 以上において、カム26がギヤ30の係合凹部35に入り込んだ状態でモータ 10を正転させると、ギヤ30が図2において軸5を中心として反時計方向に回 動し、カム26を介してサブブラケット4を軸5を中心として反時計方向に回動 せしめ、シートバック3を後方に倒す。また上記の状態でモータ10を逆転せし めると、ギヤ30が図2において軸5を中心として時計方向に回動するが、サブ ブラケット4は渦巻きばね6により軸5を中心として時計方向に回動する方向に 付勢されているので、ギヤ30の回転につれてシートバック3は前方に倒れる。
【0018】 また、単にシートバック3を前に倒すには、解除レバー50を図2において矢 印イ方向にスプリング57に抗して回動する。すると、逃げ穴27,54の双方 に挿通しているピン29は外方に押し出され、図11の想像線で示すようにカム 26がギヤ30の係合凹部35から外れる。その結果、シートバック3は渦巻き ばね6の弾発力により勢いよく前方に倒れる。
【0019】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、レバー操作によって揺動するカムをシ ートバック側面を支持するブラケットに取り付け、一方該ブラケットに駆動力を 伝達するギヤに前記カムが係脱する凹部を設け、これらカム及び凹部の当接面を いずれも円弧状曲面とするとともにカムの当接面の曲率中心を凹部の当接面の曲 率中心よりもカムの揺動中心を基準としてギヤの中心に寄せた位置としたので、 多数回係脱操作を行なって当接部が摩耗しても当接部が内方に移動するだけで隙 間が生じることがない。したがって、操作時のガタつきがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る係脱機構を備えたリクライニング
装置を適用したシートの側面図
【図2】同リクライニング装置の拡大側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】サブブラケットを示す図
【図5】ギヤを示す図
【図6】ストッパプレートを示す図
【図7】カムを示す図
【図8】カムの断面図
【図9】解除レバーを示す図
【図10】カムと凹部の関係を示す図
【図11】カムと凹部の係脱作用を示す図
【符号の説明】
1…シートクッション、2…メインブラケット、3…シ
ートバック、4…サブブラケット、5…軸、6…渦巻き
ばね、8…駆動ユニット、10…モータ、26…カム、
26a,35a…当接面、30…ギヤ、35…係合凹
部、50…解除レバー。
フロントページの続き (72)考案者 窪田 哲夫 埼玉県行田市藤原町1丁目14番1号 株式 会社昭和製作所埼玉本社工場内 (72)考案者 関 元一 埼玉県行田市藤原町1丁目14番1号 株式 会社昭和製作所埼玉本社工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転するギヤの駆動力を
    係脱機構を介してシートバックの側面を支持するブラケ
    ットに伝達するようにしたリクライニング装置におい
    て、前記係脱機構はサブブラケットにレバー操作によっ
    て揺動するカムを取り付け、また前記ギヤには前記カム
    がその揺動によって係合及び離脱する凹部を設け、また
    カム及び凹部の当接面はいずれも円弧状曲面とされ、カ
    ムの当接面の曲率中心を凹部の当接面の曲率中心よりも
    カムの揺動中心を基準としてギヤの中心に寄せた位置と
    したことを特徴とするリクライニング装置の係脱機構。
JP6253991U 1991-07-12 1991-07-12 リクライニング装置の係脱機構 Expired - Lifetime JP2534291Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083780A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Mazda Motor Corp 車両用シート装置
JP2009184623A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Imasen Electric Ind Co Ltd シート装置

Cited By (3)

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