JPH0451628Y2 - - Google Patents

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JPH0451628Y2
JPH0451628Y2 JP1987169667U JP16966787U JPH0451628Y2 JP H0451628 Y2 JPH0451628 Y2 JP H0451628Y2 JP 1987169667 U JP1987169667 U JP 1987169667U JP 16966787 U JP16966787 U JP 16966787U JP H0451628 Y2 JPH0451628 Y2 JP H0451628Y2
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JP
Japan
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arm
upper arm
pivot
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JP1987169667U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はシートの無段階リクライニング装置に
関するものである。
従来の技術 シートの無段階リクライニング装置としては特
開昭57−74230号公報で開示されるものがある。
これは、相対して可動である2つの継手部分が
旋回軸を介して互いに結合されている旋回装置で
あつて、この両継手部分の位置を決定すべきもの
としてまた内歯車と該内歯車にかみ合う平歯車と
を有する伝動装置として形成された調節兼固定装
置を備えており、この調節兼固定装置が旋回軸上
に配置された回転可能な偏心部材を有している形
式のものにおいて、少なくとも1つの歯車の歯底
面内に弾性的な緩衝部材が配置されてなるもの
で、遊星歯車装置を利用して無段階リクライニン
グ調節を行なおうとするものである。
考案が解決しようとする問題点 ところが、上記従来のものは平歯車が遊星歯車
であり、かつ該平歯車は内歯車の大きさに近づけ
る必要があるので、ノブ1回転につき歯車はわず
かの角度しか回転しない。従つてリクライニング
調整は非常に面倒である。
またガタ付き防止のため内歯、外歯及び編心軸
の加工精度を上げる必要があるが、そのために加
工費が高くつくという欠点がある。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記問題点を解決するため、シートク
ツシヨン側に固定されるロアアームとシートバツ
ク側に固定されるアツパアームとを連結する枢軸
が前記ロアアームに対しては回動不能に、前記ア
ツパアームに対しては回動可能に挿入され、前記
アツパアームと前記枢軸との間にはアツパアーム
側に固定されたリング部が介装されるか又は前記
枢軸が前記ロアアームに対しては回動可能に挿入
され、前記アツパアームに対しては前記リング部
と共に一体化されており、前記リング部の両隣り
における前記枢軸の回りには枢軸と一体化された
ねじ部が設けられると共に該ねじ部には前記リン
グ部に接触する方向に常時付勢されたナツトがそ
れぞれ取り付けられており、前記各ナツトにはレ
リーズ用レバーが固着されており、前記レリーズ
用レバーの近傍にはリクライニング調整時に該レ
リーズ用レバーを押して前記各ナツトを前記方向
と逆方向に回転させるレリーズ機構が設けられた
構成を採用している。
作 用 リクライニング調整に際してレリーズ機構が操
作されると、レリーズ用レバーが回動してナツト
をリング部から離す。このためアツパアームは枢
軸を支点に自在に回動でき、リクライニング調整
が可能となる。
リクライニング調整が終わり、シートバツクが
所望の角度位置になると、レリーズ機構を元の状
態にもどす操作がなされ、ナツトは予め加えられ
ている付勢力により再びリング部に接触する。こ
のためナツトとリング部との間に摩擦力を生じて
アツパアームは当該角度位置に固定保持される。
実施例 第1図ないし第7図に基づき本考案の一実施例
を説明する。
これらの図において符号1はシートクツシヨン
(図示せず)側に固定されるロアアームを示し、
符号2はシートバツク(図示せず)側に固定され
るアツパアームを示している。
ロアアーム1はアツパアーム2と枢軸3を介し
て連結されており、この実施例の場合枢軸3は欠
円部4によつてロアアーム1に対し回動不能に、
またアツパアーム2に対しては回動可能に挿入さ
れている。
またアツパアーム2と枢軸3との間にはリング
部5が介装され、この場合リング部5は雌ねじが
切られたナツトとして形成され、アツパアーム2
に対し固着されている。枢軸3には、前記リング
部5の雌ねじと噛み合う雄ねじ6が略中央に設け
られており、その両隣りには他の雄ねじ7,8が
前記雄ねじ6と逆巻きで設けられている。なお、
これら両隣りの雄ねじ7,8のうち右側のもの8
は枢軸3とその製造当初より一体化されている
が、左側のもの7は枢軸3に対しその欠円部4を
利用して回動不能に嵌着されている。枢軸3はそ
の合部分に後述のレリーズアームプレートの取付
部9及びワツシヤ10の取付部11を有し、左右
端部12,13にてかしめられている。
前記両側の雄ねじ7,8には夫々ナツト14,
15がはめ込まれており、各ナツト14,15に
はレリーズ用レバー16,17が固着されてい
る。そしてレリーズ用レバー16,17の先端に
は各ナツト14,15を前記リング部5の方へ回
転させてリング部5と接触させるべく付勢する引
張コイルスプリング18,19が取り付けられて
いる。
引張コイルスプリング18,19の他端は第3
図で示されるようにロアアーム1に固定されてい
る。前記リング部5及びナツト14,15は相互
に対向する部分がクラツチ面として形成されてい
る。これにより2つのナツト14,15は引張コ
イルスプリング18,19の引張作用でリング部
5の方へ回転して押し付けられ、ナツト14,1
5とリング部5との間に生じる摩擦力でリング部
5と共に一体化する。従つて、ロアアーム1とア
ツパアーム2との角度関係は固定され、一定の背
もたれ角度が維持される。
また前述の如く中央の雄ねじ6に対し、その両
側の雄ねじ7,8は逆巻きになつているので、ア
ツパアーム2又はロアアーム1が矢印A方向へ回
転しようとすると左側のナツト14とリング部5
とがより強固に密着しようとし、矢印B方向へ回
転しようとすると右側のナツト15とリング部5
とがより強く密接すしとようとする。このためシ
ートバツク及びアツパアーム2はいずれの側から
力を受けても現在の角度位置を維持することとな
る。
なお、前記リング部5と枢軸3との間のねじは
省略することもできる。その場合はナツト14,
15の雌ねじと雄ねじ7,8のねじ山同士の摩擦
により回転が阻止される。また両側の雄ねじ7,
8は互いに逆巻きとしてもよい。
さらに、前記枢軸3はアツパアーム2に対して
回動不能に挿入し、ロアアーム1に対しては回動
可能に挿入してもよい。その場合はリング部5を
枢軸3に固着し、アツパアーム2と左右の雄ねじ
7,8とが一体で回動しうるようにする必要があ
る。
前記レリーズ用レバー16,17の近傍にはレ
リーズ機構が設けられている。この場合は前記ロ
アアーム1に回動可能に取り付けられた各種リン
クからなるリンク装置であり、前記枢軸3と係合
する長孔20を有したレリーズアームプレート2
1と、該プレート21にピン22を介して連結さ
れ該プレート21を一方向に往復動させるレリー
ズアーム23とを備えている。レリーズアームプ
レート21は枢軸3と直角な方向に伸びた板材で
あり、引張コイルスプリング24によつて枢軸3
から離れようとする方向に常時付勢されており、
その上下には前記レリーズ用レバー16,17の
各々に対応して押圧片25,26が設けられてい
る。
押圧片25,26は前記レリーズ用レバー1
6,17を押圧するためのもので、レリーズ用レ
バー16,17には押圧片25,26との接触を
容易にするため枢軸3の軸方向と平行に伸びるア
ーム27,28が固定されている。レリーズアー
ム23はベルクランク状に形成され、ロアアーム
1に対しピン29を介して枢支されている。これ
により、第3図の状態において乗員等がレリーズ
アーム23の把手部を持つて矢印C方向に引き上
げると、レリーズアームプレート21はスプリン
グ24の引張力に抗して第2図で示される位置か
ら第6図で示される位置へと摺動し、その押圧片
25,26でナツト14,15のレリーズ用アー
ム16,17を押す。
このためナツト14,15は引張コイルスプリ
ング18,19の力に抗して回動し、第5図で示
される如くリング部5から離れる。従つてアツパ
アーム2はロアアーム1側からの拘束を解かれ、
枢軸3のまわりを回動可能となる。なお、シート
バツク及びアツパーアーム2は一般にスプリング
(図示せず)によつて矢印方向であるシートクツ
シヨン側へ常時付勢されているので、前記レリー
ズ操作と同時に着席者の背中にシートバツクが当
り、着席者の上半身の傾き具合によつてその角度
位置が調整される。
そしてその角度が定まつたところで、レリーズ
アーム23を離すと、前記コイルスプリング1
8,19,24の作用でレリーズ装置及びレリー
ズ用レバー16,17は原位置に復帰し、従つて
リング部5はナツト14,15で再び押圧され、
アツパアーム2は当該角度位置に固定保持される
こととなる。
考案の効果 本考案に係る無段階リクライニング装置は以上
のような構成からなるもので、レリーズ用レバー
を押すというワンタツチの操作でロアアームとア
ツパアームとの間の拘束を解くことができ、従つ
てシートクツシヨンとシートバツクとの間の角度
を所望の大きさに直ちに設定することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に係る無段階リクライニング装置の
一実施例を示し、第1図は固定時における第2図
の−線断面図、第2図は要部側面図、第3図
は全体側面図、第4図は枢軸部の分解斜視図、第
5図はリクライニング調整時における第6図の
−線断面図、第6図は要部の側面図、第7図は
全体側面図である。 1……ロアアーム、2……アツパアーム、3…
…枢軸、5……リング部、6,7,8……雄ね
じ、14,15……ナツト、16,17……レリ
ーズ用レバー、18,19……スプリング、21
……レリーズアームプレート、23……レリーズ
アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨン側に固定されるロアアームと
    シートバツク側に固定されるアツパアームとを連
    結する枢軸が前記ロアアームに対しては回動不能
    に、前記アツパアームに対しては回動可能に挿入
    され、前記アツパアームと前記枢軸との間にはア
    ツパアーム側に固定されたリング部が介装される
    か又は前記枢軸が前記ロアアームに対しては回動
    可能に挿入され、前記アツパアームに対しては前
    記リング部と共に一体化されており、前記リング
    部の両隣りにおける前記枢軸の回りには枢軸と一
    体化されたねじ部が設けられると共に該ねじ部に
    は前記リング部に接触する方向に常時付勢された
    ナツトがそれぞれ取り付けられており、前記各ナ
    ツトにはレリーズ用レバーが固着されており、前
    記レリーズ用レバーの近傍にはリクライニング調
    整時に該レリーズ用レバーを押して前記各ナツト
    を前記方向と逆方向に回転させるレリーズ機構が
    設けられていることを特徴とする無段階リクライ
    ニング装置。
JP1987169667U 1987-11-06 1987-11-06 Expired JPH0451628Y2 (ja)

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JP1987169667U JPH0451628Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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JP1987169667U JPH0451628Y2 (ja) 1987-11-06 1987-11-06

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Publication Number Publication Date
JPH0174848U JPH0174848U (ja) 1989-05-22
JPH0451628Y2 true JPH0451628Y2 (ja) 1992-12-04

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JPH0174848U (ja) 1989-05-22

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