JPH0541076Y2 - - Google Patents

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JPH0541076Y2
JPH0541076Y2 JP1989141007U JP14100789U JPH0541076Y2 JP H0541076 Y2 JPH0541076 Y2 JP H0541076Y2 JP 1989141007 U JP1989141007 U JP 1989141007U JP 14100789 U JP14100789 U JP 14100789U JP H0541076 Y2 JPH0541076 Y2 JP H0541076Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両に取付けられる縦置
き式渦巻型ホーンの水抜き経路構造に関するもの
である。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種渦巻型ホーンは、電磁石を用い
てダイヤフラムを振動せしめ、この振動により発
生する音を、渦巻状の音道が形成された開放型の
共鳴部によつて調音し、該調音された音を発音口
から外部に警音として発するようになつている。
しかるに、上記共鳴部は、ラツパ状の発音口を
有するため、音道渦巻軸が横方向を向き、発音口
が下方を向く縦置き仕様で取付けたとしても音道
内への雨水等の浸入を完全には防ぐことができな
い。そして、該浸入した雨水等は、第7図に示す
如く、音道の下側部位に溜ることになつてここが
水溜り部4aとなり、そうして、該水溜り部4a
に水が溜つて音道が狭くなつて音量低下や音質変
化が発生し、最悪では水溜り部が完全に塞がつて
全く音を発生しなくなる等の問題があつた。
そこで、水溜り部に外部に通じる水抜き経路を
形成して溜つた水の排出をすることが提唱され
る。しかるに、単に水溜り部の底部位に、外部と
連通する水抜き孔を形成した場合に、該水抜き孔
から音が漏れることになつてどうしても共鳴機能
が損なわれて音量低下や音質変化を招くことにな
る。そして、この様な音量低下や音質変化を回避
するには、可及的に小径でかつ細長形状の水抜き
経路とすることが好ましい。ところが、水抜き経
路を小径細長形状にした場合、ホーン外周面に直
接被着する泥水や雨水等によつて、水抜き経路出
口がどうしても詰りやすく、このため、水抜き経
路を小径細長形状にできないという実情にあつ
た。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる縦置き式渦巻型ホーンの
水抜き経路構造を提供することを目的として創案
されたものであつて、渦巻状の音道を共鳴筒とし
て渦巻中心からのダイヤフラム振動音を共鳴させ
て調音し、該調音した音を音道外周端にラツパ状
に開口する発音口から外部に発音するように構成
してなる渦巻型ホーンにおいて、該渦巻型ホーン
を、音道渦巻軸が横方向を向き、発音口が下方を
向いた縦置き仕様に構成するにあたり、前記音道
の下側部位に形成される水溜り部の下方に位置し
て発音口の水溜り部側外周壁から音道下端の下方
を経て発音口とは反対側の音道下壁にまで至る気
密状の水抜き室を形成し、該水抜き室の上側部位
と水溜り部下側部位とのあいだに、小径でかつ長
い水抜き経路を形成する一方、水抜き室の下側部
位に、外部に連通する水抜き口を形成したことを
特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、細長い水
抜き経路を形成できながら、該水抜き経路が詰つ
てしまうことを効果的に回避できるようにしたも
のである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図面において、1は車両用の渦巻型ホーンで
あつて、該渦巻型ホーン1は、電磁石を用いてダ
イヤフラム2を振動させる振動発生部3と、渦巻
中心の入音口6aから前記ダイヤフラム振動音が
入音し、渦巻状に形成される音道共鳴部4が共鳴
筒となつて前記振動音が共鳴することで調音さ
れ、そして、該調音された音が、音道4の外周端
に形成されるラツパ状に開口した発音口5cから
外部に発音される開放渦巻型のホーンである。
つまり、前記音道共鳴部4は、渦巻状となつた
外周壁5aおよび音道壁5bを有するカバー5
と、該カバー5に形成の音道を覆蓋するベース6
とを接着等の適宜接合手段で一体化して形成され
ているが、ベース6の中央部にはダイヤフラム2
の振動音を入音するための入音口6aが、またカ
バー5の外周部には警音を外部に発するためのラ
ツパ状の発音口5cが形成されている。そして、
この渦巻型ホーン1は、第4図に示されるよう
に、音道渦巻軸が横方向を向き、上記発音口5c
が下方を向いた縦置き式で躯体に組付けられる仕
様のものである。
そうしてこの音道共鳴部4に本考案が実施され
た水抜き経路が形成されている。つまり、渦巻型
ホーン1を縦置きの取付け仕様にする場合、音道
共鳴部4の下側部位に水が溜ることとなつて、該
部位が水溜り部4aとなるが、上記カバー5に
は、水溜り部4aの下方に位置するよう音道壁5
b下壁部の下側であつて、発音口5cの水溜り部
側外周壁から音道下端の下方を経て発音口5cと
は反対側の音道壁5bの下壁部にまで亘つて設け
られる壁部材によつて気密状で空き室となる水抜
き室5eが形成されている。そして、この水溜り
部4aの下側部と水抜き室5eの上側部とには、
小径(実施例では1.5mm)の水抜き孔5f,5g
がそれぞれ開設され、さらに外周壁5aの外側面
には、前記両水抜き孔5f,5gを結ぶ細長(実
施例では長さ13mm)の水抜き溝5dが傾斜状に形
成され、そしてこの水抜き溝5dは、外周壁5a
の外側面に貼着したフイルム状のシール7で覆蓋
されており、これによつて、水溜り部4aの下側
部と水抜き室5eの上側部とは小径細長の水抜経
路を介して連通連結されている。さらに、水抜き
室5eの下側部には、外部に連通する排出口5h
が水抜き孔5gから離間するようにして形成され
ており、これによつて、水溜り部4aに溜つた水
は、前記小径細長の水抜き経路を経て水抜き室5
eの上側部に達し、そして水抜き室5eの下側部
に流れ落ちたものが排出口5hから外部に排出で
きるようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、渦巻型ホーン1は、発音口5cが下方を向い
た縦置き仕様で用いられるが、この場合に、音道
の下側部位に形成される水溜り部4aに溜つた水
は、水抜き孔5f−水抜き溝5d−水抜き孔5g
−水抜き室5e−排出口5hを経由して外部に排
出されることになるが、この場合に、水溜り部4
aに形成される水抜き孔5fは小径で、しかも、
該水抜き孔5fから水抜き室5eに至る水抜き溝
5dは細長になつていて、小径細長の水抜き経路
になつているため、音道での音量や音質の変化が
確実に防げることになる。つまり、音道での音量
低下や音質変化は、水抜き経路の径の大きさに比
例し、長さに反比例するので、実施例のように小
径で細長い水抜き経路である程、これら変化を防
止できることになる。
この様に、本考案が実施されたものにあつて
は、渦巻型の音道共鳴部4に、音量低下や音質変
化を防止できるよう小径細長の水抜き経路を形成
したものでありながら、この水抜き経路は、音道
の水溜り部4aに溜つた水を直接外部に排出する
のではなく、水溜り部4aの下方に気密状に形成
された水抜き室5eの上側部とのあいだを連通す
るよう形成されていて、水溜り部4aに溜つた水
は、水抜き室5eの上側部に一旦誘導され、そし
て該誘導された水は、水抜き室5e内を下側に流
れ落ち水抜き口5hから外部に排出されることに
なつて、水溜り部4aに形成される水抜き経路の
出口が直接外部に露出することはない。
一方、水溜り部4aの下方に形成される水抜き
室5eは、発音口5cの水溜り部側外周壁から音
道下端の下方を経て発音口5cとは反対側の音道
壁5bの下壁部にまで至る広いものであつて、こ
の上側に水抜き経路の出口が形成され、下側に水
抜き口5hが形成されるものであるから、泥水や
雨水が水抜き孔5hに直接被水して水抜き室5e
内に浸入したとしても、該浸入した雨水等は、広
い水抜き室5eによつて拡散されることになつ
て、上方に位置する水抜き経路の出口まで達する
ことが殆どなく、この結果、水抜き経路は、小径
細長のものであつても早期のうちに詰つたりする
不具合が確実に回避され、長期に亘つて水溜り部
からの優れた水抜き機能を維持できることになつ
て、音量低下や音質変化のない信頼性の高いもの
にできる。
しかも、水抜き室5eは、発音口5cの水溜り
部外周壁から音道下端の下方を経て発音口5cと
は反対側の音道壁5bの下壁部とのあいだに亘つ
て気密状に形成されることから、跳ね上げられた
小石等が衝接しやすい音道共鳴部4の下壁部位が
二重壁構造となつて保護され、跳ね上げられた小
石等によつて音道共鳴部が早期のうちに破損して
孔が開いてしまうことも防止できる。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないもの
であることは勿論であつて、例えば、第6図に示
す第二実施例のように、水抜き溝5dが音道壁5
bの端面に形成されたものとすることもでき、こ
の場合には、前記第一実施例のようにシール材が
不要のものになる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成された
ものであるから、渦巻型ホーンは、音道外周端に
形成されるラツパ状の発音口が下方を向いた縦置
き仕様で用いられるものであるが、この場合に、
音道下側部位の水溜り部に溜つた水が、水抜き経
路を経由して直接外部に排出されることなく、水
溜り部の下方に形成された水抜き室を経由して外
部に排出されることになつて、水溜り部に形成さ
れる水抜き経路の出口が外部に直接露出すること
はない。
しかも、この水抜き室は、発音口の水溜り部側
外周壁から音道下端の下方を経て発音口とは反対
側の音道下壁部にまで至る広いものであつて、こ
の広い水抜き室の上側に水抜き経路の出口が形成
され、下側に水抜き口が形成されるものであるか
ら、ホーン外周面に直接被水した泥水や雨水が水
抜き口から水抜き室内に浸入したとしても、該浸
入した雨水等は、水抜き孔から広く拡散される状
態で水抜き室の下側部に浸入することになつて、
上方に位置する水抜き経路の出口まで達すること
が殆どなく、この結果、水抜き経路は、小径細長
のものであつても早期のうちに詰つたりする不具
合が確実に回避され、長期に亘つて水溜り部から
の優れた水抜き機能を維持できることになつて、
音量低下や音質変化のない信頼性の高いものにで
きる。
そのうえ、水抜き室は、発音口の水溜り部側外
周壁から音道下端の下方を経て発音口とは反対側
の音道下壁部とのあいだに亘つて気密状に形成さ
れることから、跳ね上げられた小石等が衝接しや
すい音道下側部位の下壁部分が二重構造となつて
保護され、跳ね上げられた小石等によつて音道共
鳴部が早期のうちに破損して孔が開いてしまうこ
とも防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る縦置き式渦巻型ホーンの
水抜き経路構造の実施例を示したものであつて、
第1図は渦巻型ホーンの横断面図、第2図は共鳴
部の正面図、第3図は同上底面図、第4図は同上
縦断面図、第5図は要部拡大断面図、第6図は他
例を示す要部断面図、第7図は従来例を示す共鳴
部の縦断面図である。 図中、1は渦巻型ホーン、3は振動発生部、4
は音道共鳴部、4aは水溜り部、5はカバー、5
aは周壁、5bは音道壁、5cは発音口、5dは
水抜き溝、5eは水抜き室、5f,5gは水抜
孔、5hは排出口、6はベース、7はシールであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 渦巻状の音道を共鳴筒として渦巻中心からのダ
    イヤフラム振動音を共鳴させて調音し、該調音し
    た音を音道外周端にラツパ状に開口する発音口か
    ら外部に発音するように構成してなる渦巻型ホー
    ンにおいて、該渦巻型ホーンを、音道渦巻軸が横
    方向を向き、発音口が下方を向いた縦置き仕様に
    構成するにあたり、前記音道の下側部位に形成さ
    れる水溜り部の下方に位置して発音口の水溜り部
    側外周壁から音道下端の下方を経て発音口とは反
    対側の音道下壁にまで至る気密状の水抜き室を形
    成し、該水抜き室の上側部位と水溜り部下側部位
    とのあいだに、小径でかつ長い水抜き経路を形成
    する一方、水抜き室の下側部位に、外部に連通す
    る水抜き口を形成したことを特徴とする縦置き式
    渦巻型ホーンの水抜き経路構造。
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JP5222174B2 (ja) * 2009-02-05 2013-06-26 浜名湖電装株式会社 電気式ホーン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6025120U (ja) * 1983-07-26 1985-02-20 富士通株式会社 磁性体の内設された線輪巻枠体

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