JP2601005Y2 - 車両用排水貯溜タンクのホース取付け構造 - Google Patents

車両用排水貯溜タンクのホース取付け構造

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JP2601005Y2
JP2601005Y2 JP1993052883U JP5288393U JP2601005Y2 JP 2601005 Y2 JP2601005 Y2 JP 2601005Y2 JP 1993052883 U JP1993052883 U JP 1993052883U JP 5288393 U JP5288393 U JP 5288393U JP 2601005 Y2 JP2601005 Y2 JP 2601005Y2
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JP
Japan
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hose
tank
storage tank
pipe
sink
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JP1993052883U
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昭彦 井上
明男 吉元
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャンピングカーのよ
うに流し台を備えた車両に設けられて、流し台シンクか
らの排水を貯溜する排水貯溜タンク、特にそのホース取
付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流し台を備えた車両においては、シンク
からの排水が車外へ放出されるのを防ぐため、シンクの
下方に設けた支持具に排水貯溜タンク(以下、単にタン
クという)を保持させ、このタンクとシンクの排水口と
をホースで連結している。
【0003】図3は、タンクのホース取付け構造の一例
を示すもので、タンク1のキャップ2に穴21を設け、
これに上端をシンク6の排出口に連結したホース4の下
端を遊嵌状態で挿入している。
【0004】図4は他の例を示すもので、タンク1のキ
ャップ2に設けた穴21に、ホース4を取付けるための
短いパイプ5を挿入溶着し、上端をシンクの排出口に連
結したホース4の下端を上記パイプ5の上端にクランプ
7により締付けている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記前者の
ホース取付け構造では、車両の振動時にはタンク1内の
水がキャップ2の穴21とホース4の隙間から外部に飛
び出し、またタンク持ち運び時にはタンク1内の水がキ
ャップ2の穴21から外部に飛び出すという問題があ
る。
【0006】一方、後者の取付け構造では、車両振動時
の水の飛び出しはないが、タンク1にエア抜き穴を設け
る必要がある。またホース4の脱着が面倒であり、かつ
タンク持ち運び時に、タンク1内の水がパイプ5から外
部に飛び出す。
【0007】そこで本考案は、ホースの脱着が容易であ
り、またタンクにエア抜き穴を設ける必要がなく、かつ
タンクが揺れてもそのの水の飛び出しがない、タンク
のホース取付け構造を提供することを課題としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は図1に示すよう
に、排水貯溜タンク1のキャップ2に設けた穴21に上
端を密嵌固着したパイプ3をタンク1内へ延出せしめ、
このパイプ3に、上端を車両の流し台のシンク6の排出
口に連結したホース4の下端を遊嵌状態で挿入する構造
としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】ホース4はパイプ3から抜き出すことにより容
易に取りはずすことができる。またパイプ3とホース4
との間の隙間でエア抜きがなされる。車両振動時にはタ
ンク1内で飛散した水はパイプ3とホース4との隙間
へ、タンク持ち運び時には飛散した水はパイプ3内へ入
るが、これ等の水は上端開口までは至らず、外部に飛び
出すことはほとんどない。
【0010】
【実施例】図1および図2に示す実施例において、排水
貯溜タンク1は合成樹脂製で、上面の一端にキャップ取
付け開口11が設けてある。開口11を開閉するキャッ
プ2には、その中心に穴21が形成してある。この穴2
1には合成樹脂製のパイプ3が挿入され、その上端が穴
21に密嵌状態で溶着せしめてある。パイプ3の長さ
は、キヤップ2を取付けたときに、下端がタンク1の深
さのほぼ中間位置となる長さとしてある。22はキャッ
プ2の内側に設けたシールパッキンである。タンク1
は、車両に設けた流し台のシンク6の下方に、図略の支
持具により取出し可能に保持せしめられる。
【0011】シンク6の排水口には、ゴムまたは可撓性
合成樹脂のホース4の上端が連結してある。そしてホー
ス4の下部が該ホース4よりも若干大径とした上記パイ
プ3にその下端に至るまで遊嵌状態で挿入される。
【0012】上記タンク1において、車両走行中の振動
時、タンク1内で水は飛散するが、その大部分はタンク
1の内面およびパイプ3の外面に衝突する。一部の飛散
水はパイプ3とホース4との隙間に入るが、隙間の長い
経路を通って外部に飛び出すことはない。
【0013】ホース4はその下端をパイプ3から抜き出
すことにより容易に取りはずすことができる。タンク1
内の水を捨てるためにタンク1を持ち運ぶときは、パイ
プ3はホース4が抜き取られて開通状態となり、揺れる
タンク1内の飛散水の一部がパイプ3内へ入るが、長い
パイプ3の上端開口に達する前にパイプ3の内面に衝突
し落下する。パイプ3内に入った飛散水の一部が外部に
飛びだしたとしても、その量は極めて少ない。
【0014】また、パイプ3とこれに挿入遊嵌されたホ
ース4の隙間でエア抜きがなされるから、タンク1にエ
ア抜き穴を設ける必要はない。
【0015】
【考案の効果】本考案の車両の排水貯溜タンクのホース
取付構造では、ホースの取付け、取りはずしが容易であ
る。また、車両振動時にタンク内の飛散水がタンクのホ
ース取付け口とホースとの隙間から飛び出したり、タン
ク持ち運び時にタンク内の飛散水がタンクのホース取付
口から飛び出すのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホース取付構造を備えた排水貯溜タン
クのホース取付け状態断面図である。
【図2】図1の排水貯溜タンクのホース抜取り状態の斜
視図である。
【図3】従来のホース取付構造を備えた排水貯溜タンク
のホース取付状態断面図である。
【図4】従来の他のホース取付構造を備えた排水貯溜タ
ンクのホース取付状態の要部断面図である。
【符号の説明】
1 排水貯溜タンク 2 キャップ 21 キャップの穴 3 パイプ 4 ホース 6 シンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−89645(JP,U) 実開 昭62−8480(JP,U) 実開 昭54−36207(JP,U) 実開 昭57−20298(JP,U) 実開 昭61−184551(JP,U) 実開 昭57−80440(JP,U) 実開 平3−90865(JP,U) 実開 昭59−55130(JP,U) 実開 昭57−43258(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 15/00 B60N 3/18 B65D 51/24 B65D 47/06 B65D 23/00 B65D 25/42 A47J 47/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設備された流し台のシンク(6)
    の下方に保持され、シンク(6)とホース(4)にて連
    通せしめた排水貯溜タンク(1)において、排水貯溜タ
    ンク(1)のキャップ(2)に穴(21)を設けて、上
    端を上記穴(21)に密嵌固着したパイプ(6)を排水
    貯溜タンク(1)内に延出せしめ、上端をシンク(6)
    の排水口に連結したホース(4)の下端を上記パイプ
    (6)内へ遊嵌状態で挿入せしめたことを特徴とする車
    両用排水貯溜タンクのホース取付け構造。
JP1993052883U 1993-09-03 1993-09-03 車両用排水貯溜タンクのホース取付け構造 Expired - Lifetime JP2601005Y2 (ja)

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JPH0717658U JPH0717658U (ja) 1995-03-31
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