JP2526887Y2 - レゾネータ付エアクリーナ - Google Patents
レゾネータ付エアクリーナInfo
- Publication number
- JP2526887Y2 JP2526887Y2 JP10291990U JP10291990U JP2526887Y2 JP 2526887 Y2 JP2526887 Y2 JP 2526887Y2 JP 10291990 U JP10291990 U JP 10291990U JP 10291990 U JP10291990 U JP 10291990U JP 2526887 Y2 JP2526887 Y2 JP 2526887Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- air cleaner
- resonator
- side wall
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は内燃機関等に装着されるレゾネータ付エア
クリーナに関する。
クリーナに関する。
（従来の技術） 従来内燃機関用エアクリーナ、特に車両に搭載するも
のなどについてはエンジン騒音を放出させないようレゾ
ネータが併設される。例えば実開昭59−65973号に開示
されたようにエアクリーナの吸入ダクトに共鳴室となる
容器を取付けたものがある。しかし、これでは装着に必
要なスペースが大となるため、エアクリーナのボディの
吸入側と共鳴室とをダクトで連結してコンパクトなスペ
ース内に収まるレゾネータ付エアクリーナとする試みが
なされている。
のなどについてはエンジン騒音を放出させないようレゾ
ネータが併設される。例えば実開昭59−65973号に開示
されたようにエアクリーナの吸入ダクトに共鳴室となる
容器を取付けたものがある。しかし、これでは装着に必
要なスペースが大となるため、エアクリーナのボディの
吸入側と共鳴室とをダクトで連結してコンパクトなスペ
ース内に収まるレゾネータ付エアクリーナとする試みが
なされている。
（考案が解決しようとする課題） 上記のようにエアクリーナのボディの吸入側にレゾネ
ータを付設しようとすると、レゾネータのダクト及び共
鳴室内へ吸入ダストが侵入してダストが溜まったり、あ
るいは共鳴室に設けられたチューニングホールを詰まら
せて消音特性を変化させてしまったり、水抜き孔を詰ま
らせて排水不良にしたりする。
ータを付設しようとすると、レゾネータのダクト及び共
鳴室内へ吸入ダストが侵入してダストが溜まったり、あ
るいは共鳴室に設けられたチューニングホールを詰まら
せて消音特性を変化させてしまったり、水抜き孔を詰ま
らせて排水不良にしたりする。
尚、レゾネータは空洞状の空室であって空気の流通は
本来はないものであるが、吸入空気の旋回による遠心力
や、振動による浮遊などによりレゾネータ内へのダスト
侵入が発生している。
本来はないものであるが、吸入空気の旋回による遠心力
や、振動による浮遊などによりレゾネータ内へのダスト
侵入が発生している。
（課題を解決するための手段） 請求項（１）のものは円筒状のボディの側壁に入口
管、端面に出口管を設けたボディ内に筒状のフィルタエ
レメントを収納したエアクリーナと、空洞状のレゾネー
タの共鳴室とが、ボディ側壁外面に上下方向に設けられ
たダクトを介して連通され、ダクトの下端はボディ側壁
下部に開口するとともに、ダクトの下部壁面に該開口に
向けて傾斜する傾斜部が形成されたものである。
管、端面に出口管を設けたボディ内に筒状のフィルタエ
レメントを収納したエアクリーナと、空洞状のレゾネー
タの共鳴室とが、ボディ側壁外面に上下方向に設けられ
たダクトを介して連通され、ダクトの下端はボディ側壁
下部に開口するとともに、ダクトの下部壁面に該開口に
向けて傾斜する傾斜部が形成されたものである。
請求項（２）のものは、吸入管を円筒状エアクリーナ
の側壁に接線方向に設け、レゾネータの共鳴室内とエア
クリーナのボディ内とを、エアクリーナのボディ側壁外
面に樋状に設けたダクトで連通させ、ダクトの一端のボ
ディ側壁の開口に対し、他端の共鳴室に連通する開口の
位置を、吸入空気の旋回流の方向と逆方向の位置にある
ように定めたものである。
の側壁に接線方向に設け、レゾネータの共鳴室内とエア
クリーナのボディ内とを、エアクリーナのボディ側壁外
面に樋状に設けたダクトで連通させ、ダクトの一端のボ
ディ側壁の開口に対し、他端の共鳴室に連通する開口の
位置を、吸入空気の旋回流の方向と逆方向の位置にある
ように定めたものである。
（作用） 請求項（１）のレゾネータ付エアクリーナは、レゾネ
ータ特性上必要なダクト長さが、エアクリーナボデーに
沿って設けられることにより、共鳴室とボディとが接近
した配置となる。そして吸入管から導入されたダスト
は、遠心力で外方へ振られたり、振動で浮遊したりして
ダクトの開口からダクト内に侵入しても、ダクト入口側
の上立り部分で停溜する。ダクト内には共鳴室へ向かう
空気流はないから、ダクトが更に上昇させられて共鳴室
まで達することはない。又機関が停止するなど、静止し
てエアクリーナの空気流がなくなり、振動がなくなる
と、上記のダストは自然落下し、傾斜部内面に当たって
傾斜に従がい開口からボディ内へ落下する。
ータ特性上必要なダクト長さが、エアクリーナボデーに
沿って設けられることにより、共鳴室とボディとが接近
した配置となる。そして吸入管から導入されたダスト
は、遠心力で外方へ振られたり、振動で浮遊したりして
ダクトの開口からダクト内に侵入しても、ダクト入口側
の上立り部分で停溜する。ダクト内には共鳴室へ向かう
空気流はないから、ダクトが更に上昇させられて共鳴室
まで達することはない。又機関が停止するなど、静止し
てエアクリーナの空気流がなくなり、振動がなくなる
と、上記のダストは自然落下し、傾斜部内面に当たって
傾斜に従がい開口からボディ内へ落下する。
請求項（２）のレゾネータ付エアクリーナでは入口管
が接線方向に設けられたことにより、吸入空気が旋回流
となり、ダストも旋回流とともに動く。ダクト内は一方
的な空気流は生じないから、ダストはダクト一端の開口
付近に停溜しても、ダクトの他端方向へ逆流することは
ない。
が接線方向に設けられたことにより、吸入空気が旋回流
となり、ダストも旋回流とともに動く。ダクト内は一方
的な空気流は生じないから、ダストはダクト一端の開口
付近に停溜しても、ダクトの他端方向へ逆流することは
ない。
（実施例） 第１図に実施例を示す。レゾネータ付エアクリーナ１
はエアクリーナ２と共鳴室３と、ダクト４とを備え、共
鳴室３とダクト４が連結されてレゾネータを構成する。
エアクリーナ２のボディ７は、円筒状のボディ本体５と
オイルパン６とが開口を有する区画板6aで区画され、ク
リップ6bで固着されてなる。ボディ７の側壁上部に接線
方向に入口管８、上端面に出口管９が取付けられ、内部
に円筒状のフィルタエレメント10が収納されている。ボ
ディ本体５の側壁外面に上下方向に樋状のダクト11が取
付けられ、その下端はボディ本体５下方に穿設した開口
12によりボディ７の吸入側に連通する。ダクト11の壁面
の下方は開口12に向かって傾斜する傾斜部13が形成され
ている。ダクト11の上端部はＬ字状に横パイプ部12とな
って、共鳴室３に先端が挿入されている。共鳴室３は合
成樹脂製の空洞状容器であり、第２図に示すように横パ
イプ部14を挿入させる開口にシールパッキン15が介在し
てシールを保っている。エアクリーナ２のボディ本体５
とダクト11とは、一体的に合成樹脂で成形されてもよ
く、鉄板製として各部材の接合部がシール剤でシールさ
れたものでもよい。ダクト11は開口12から横パイプ部14
までを通じて所要の周波数を消音させるのに必要な断面
積と長さが設定される。共鳴室３も必要な容積が設定さ
れ、必要によりチューニングホール又は排水孔が穿設さ
れる。
はエアクリーナ２と共鳴室３と、ダクト４とを備え、共
鳴室３とダクト４が連結されてレゾネータを構成する。
エアクリーナ２のボディ７は、円筒状のボディ本体５と
オイルパン６とが開口を有する区画板6aで区画され、ク
リップ6bで固着されてなる。ボディ７の側壁上部に接線
方向に入口管８、上端面に出口管９が取付けられ、内部
に円筒状のフィルタエレメント10が収納されている。ボ
ディ本体５の側壁外面に上下方向に樋状のダクト11が取
付けられ、その下端はボディ本体５下方に穿設した開口
12によりボディ７の吸入側に連通する。ダクト11の壁面
の下方は開口12に向かって傾斜する傾斜部13が形成され
ている。ダクト11の上端部はＬ字状に横パイプ部12とな
って、共鳴室３に先端が挿入されている。共鳴室３は合
成樹脂製の空洞状容器であり、第２図に示すように横パ
イプ部14を挿入させる開口にシールパッキン15が介在し
てシールを保っている。エアクリーナ２のボディ本体５
とダクト11とは、一体的に合成樹脂で成形されてもよ
く、鉄板製として各部材の接合部がシール剤でシールさ
れたものでもよい。ダクト11は開口12から横パイプ部14
までを通じて所要の周波数を消音させるのに必要な断面
積と長さが設定される。共鳴室３も必要な容積が設定さ
れ、必要によりチューニングホール又は排水孔が穿設さ
れる。
第３図は請求項（２）の実施例である。第３図のレゾ
ネータ付エアクリーナ20はエアクリーナ21と共鳴室22と
ダクト23を有する。エアクリーナ21は円筒状のボディ24
内に円筒状フィルタエレメント25を収納し、ボディ24の
側壁に接線方向の入口管26、上端面に出口管27を備えて
いる。ボディ24の側壁外面に沿って樋状のダクト23が円
周方向に設けられ、その一端が開口28でボディ24内の吸
入側に連通し、他端が横パイプ部29を介して共鳴室22に
連通している。ダクト23内で一端の開口28から他端の横
パイプ部29の位置は吸入空気の旋回流（矢印30）の向き
に対し逆方向の位置に設定される。さらに開口28よりも
横パイプ部29の位置を高くしてダクト23の両端に高度差
を付してもよい。第３図のものではダストは流入空気の
旋回流に乗って流れるから、逆転してダクト奥部あるい
は共鳴室へ侵入することは避けられる。
ネータ付エアクリーナ20はエアクリーナ21と共鳴室22と
ダクト23を有する。エアクリーナ21は円筒状のボディ24
内に円筒状フィルタエレメント25を収納し、ボディ24の
側壁に接線方向の入口管26、上端面に出口管27を備えて
いる。ボディ24の側壁外面に沿って樋状のダクト23が円
周方向に設けられ、その一端が開口28でボディ24内の吸
入側に連通し、他端が横パイプ部29を介して共鳴室22に
連通している。ダクト23内で一端の開口28から他端の横
パイプ部29の位置は吸入空気の旋回流（矢印30）の向き
に対し逆方向の位置に設定される。さらに開口28よりも
横パイプ部29の位置を高くしてダクト23の両端に高度差
を付してもよい。第３図のものではダストは流入空気の
旋回流に乗って流れるから、逆転してダクト奥部あるい
は共鳴室へ侵入することは避けられる。
（考案の効果） この考案はレゾネータのダクトをエアクリーナの側壁
外面に沿わせて設けて、レゾネータ付エアクリーナをコ
ンパクトなものにするとともに、ダクトを上方向きにあ
るいは旋回流と逆方向に設けることにより、ダストのダ
クト奥部及び共鳴室への侵入が防がれる。またダクトに
傾斜部を設けたものは入口部分へ侵入したダストを静止
時に傾斜部によってエアクリーナ側に戻す。従ってダス
トによるレゾネータの汚損がなく、穴詰まりによる消音
効果の特性変化や劣化が生じない。
外面に沿わせて設けて、レゾネータ付エアクリーナをコ
ンパクトなものにするとともに、ダクトを上方向きにあ
るいは旋回流と逆方向に設けることにより、ダストのダ
クト奥部及び共鳴室への侵入が防がれる。またダクトに
傾斜部を設けたものは入口部分へ侵入したダストを静止
時に傾斜部によってエアクリーナ側に戻す。従ってダス
トによるレゾネータの汚損がなく、穴詰まりによる消音
効果の特性変化や劣化が生じない。
第１図はこの考案の実施例側面図、第２図は実施例の部
分断面図である。第３図は他の実施例の平面図である。 2,21……エアクリーナ、3,22……共鳴室 4,24……ダクト、7,24……ボディ 8,26……吸入管,9,27……出口管 10,25……フィルタエレメント 12,28……開口、13……傾斜部
分断面図である。第３図は他の実施例の平面図である。 2,21……エアクリーナ、3,22……共鳴室 4,24……ダクト、7,24……ボディ 8,26……吸入管,9,27……出口管 10,25……フィルタエレメント 12,28……開口、13……傾斜部
Claims (2)
- 【請求項１】環状筒形のフィルタエレメントを収納し、
側壁に入口管が設けられ、端面に出口管が設けられた円
筒状のボディを有するエアクリーナと、レゾネータの共
鳴室をなす空洞状容器と、エアクリーナの側壁下部に開
口し側壁外側に沿って上方に延びる樋状のダクトとを備
え、ダクトの上部を前記空洞状容器内に連通させ、ダク
トの下部壁面に前記開口に向けて傾斜する傾斜部を形成
させてなるレゾネータ付エアクリーナ。 - 【請求項２】環状筒形のフィルタエレメントを収納し、
側壁に接線方向の入口管が設けられ、端面に出口管が設
けられた円筒状のボディを有するエアクリーナと、レゾ
ネータの共鳴室をなす空洞状容器と、一端がエアクリー
ナの側壁に開口し側壁外面に沿って樋状をなし他端が前
記空洞状容器内に連通するダクトとを備え、ダクトの他
端をダクトの一端の開口に対し、ボディ内の吸入空気の
旋回方向と逆方向の位置に設けてなるレゾネータ付エア
クリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10291990U JP2526887Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | レゾネータ付エアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10291990U JP2526887Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | レゾネータ付エアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0459363U JPH0459363U (ja) | 1992-05-21 |
| JP2526887Y2 true JP2526887Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=31847564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10291990U Expired - Lifetime JP2526887Y2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | レゾネータ付エアクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2526887Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200471422Y1 (ko) * | 2012-12-04 | 2014-03-12 | 주식회사 리한 | 레조네이터가 분리 가능한 에어클리너 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP10291990U patent/JP2526887Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200471422Y1 (ko) * | 2012-12-04 | 2014-03-12 | 주식회사 리한 | 레조네이터가 분리 가능한 에어클리너 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0459363U (ja) | 1992-05-21 |
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