JP2587786Y2 - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JP2587786Y2
JP2587786Y2 JP1991063821U JP6382191U JP2587786Y2 JP 2587786 Y2 JP2587786 Y2 JP 2587786Y2 JP 1991063821 U JP1991063821 U JP 1991063821U JP 6382191 U JP6382191 U JP 6382191U JP 2587786 Y2 JP2587786 Y2 JP 2587786Y2
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JP
Japan
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peripheral wall
intake
inner peripheral
air cleaner
air
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JP1991063821U
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JPH057321U (ja
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昌彦 上條
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関に供給される空
気の清浄化に適するエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】下向きに開口する入口を有する環状の吸
気流入路と、この吸気流入路の内周に設けられるエアク
リーナ本体と、このエアクリーナ本体の内周に設けられ
る吸気流出路とを備えるエアクリーナが従来より用いら
れている。このようなエアクリーナにあっては、吸気流
入路から流入した空気中のダストを、エアクリーナ本体
を構成する濾紙や油槽中の油面上を通過させることで除
去し、吸気流出路から内燃機関に清浄された空気を送
る。
【0003】しかし、濾紙や油槽中の油のみでは空気の
清浄効果が充分でないことから、サイクロン式プレクリ
ーナを備えたエアクリーナが用いられている。これは図
3に示すように、下向きに開口する入口を有する環状の
吸気流入路101と、この吸気流入路101の下方の油
槽105中の油と濾過網106とにより構成されるエア
クリーナ本体と、その濾過網106の上方の吸気流出路
107とを備え、その吸気流入路101に吸気を旋回さ
せるための羽根102が設けられ、旋回する吸気が含む
ダストを捕集するダストルーム103が吸気流入路10
1の外周に設けられている。このエアクリーナによれ
ば、吸気の旋回による遠心力によってダストが径方向外
方に移動してダストルーム103に捕集され、しかる後
に吸気は図中矢印で示すように吸気流入路101の内周
の空気流路104から油槽105中の油面上と濾過網1
06とを通って吸気流出路107から流出する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3に示すようなエア
クリーナにあっては、吸気流入路102とエアクリーナ
本体と吸気流出路107とが上下に並列して配置されて
いるため、上下寸法が大きくなり、上下方向の配置スペ
ースが制限されている場合には好ましくないものであっ
た。
【0005】また、エンジンの作動により生じる圧力波
がエアクリーナから放出されて騒音の原因になるという
問題があった。
【0006】本考案は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるエアクリーナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、下向きに開口する入口を有する環状の吸気流入路
と、この吸気流入路の内周に設けられるエアクリーナ本
体と、このエアクリーナ本体の内周に設けられる吸気流
出路とを備えるエアクリーナにおいて、筒状の第1内周
壁と、この第1内周壁の径方向内方に位置する筒状の第
2内周壁とが設けられ、その第1内周壁の内周と第2内
周壁の外周との間が前記吸気流入路とされ、その吸気流
入路に吸気を旋回させるための旋回手段が設けられ、
の第1内周壁の径方向外方に前記吸気流入路の上方にお
いて径方向外方に移動する旋回吸気が含むダストを捕集
するダストルームが設けられ、その第1内周壁の上端は
第2内周壁の上端よりも上方に配置され、その吸気流入
路の下端部側の流路面積は前記入口に向かうに従い漸次
大きくされている点にある。
【0008】
【作用】本考案の構成によれば、エアクリーナ本体の内
周に吸気流出路が設けられ、エアクリーナ本体の外周に
吸気流入路が設けられ、この吸気流入路の外周にダスト
ルームが設けられているため、エアクリーナの上下方向
寸法を小さくすることができる。また、その吸気流入路
を構成する第1内周壁の上端が第2内周壁の上端よりも
上方に配置されることで、第1内周壁の上端が第2内周
壁の上端よりも下方に配置される場合よりも、その第1
内周壁の径方向外方に設けられるダストルームの容量を
大きくすることができる。さらに、その吸気流入路の下
端部側の流路面積が前記入口に向かうに従い漸次大きく
されることで、その入口における空気流速を小さくし、
大きなダストが吸引されるのを防止できる。これによ
り、優れたダスト捕集機能を奏することができる。
【0009】エンジンの作動により生じる圧力波のエア
クリーナにおける伝播経路は、吸気流入路の外周におけ
るダストルームの存在により拡大することから、そのダ
ストルームにおいて圧力波は拡散し、また吸気の旋回手
段によっても圧力波を拡散させることができるため、エ
アクリーナから放出される騒音を低減することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
【0011】図1に示すエアクリーナ1は筒状の外周壁
2と、この外周壁2の径方向内方に位置する筒状の第1
内周壁3と、この第1内周壁3の径方向内方に位置する
筒状の第2内周壁4と、この第2内周壁4の径方向内方
に位置する筒状の第3内周壁7と、この第3内周壁7の
径方向内方に位置する筒状の第4内周壁8とを備える。
図に示すように、その第1内周壁3の上端は第2内周壁
4の上端よりも上方に配置されている。各周壁2、3、
4、7、8の上方はキャップ25により覆われ、このキ
ャップ25は外周壁2と一体成形されると共に、第3内
周壁7の上端にシールリング9を介して載置されてい
る。その第1内周壁3の径方向寸法は下方に向かうに従
い次第に大きくなるものとされ、これにより第1内周壁
3の下端部3aはベルマウス形状とされ、この下端部の
外周面が外周壁2の内周面に接着されている。その第2
内周壁4の下端に底壁5が一体的に形成され、この底壁
5の径方向内端に上方に向かう下部内周壁6が一体的に
形成されている。この下部内周壁6と第4内周壁8とが
シールリング26を介し接着される。また、第2内周壁
4の下部内面に、下方に向かうに従い径方向寸法が小さ
くなる筒状の案内用周壁12が取り付けられている。そ
の第3内周壁7と第4内周壁8の上下は環状プレート1
0、11により連結され、各環状プレート10、11に
は開口10a、11aが形成されている。
【0012】第2内周壁4と底壁5と下部内周壁6とで
油槽が形成され、この油槽に油13が貯留される。ま
た、第3内周壁7と第4内周壁8との内外周間に濾過網
14が充填される。
【0013】下部内周壁6に、エンジンの吸気通路に連
通するパイプ27が挿入される。これにより、第1内周
壁3と第2内周壁4との内外周間が、下向きに開口する
入口15を有する環状の吸気流入路16とされ、第4内
周壁4の内周が吸気流出路17とされる。その吸気流入
路16から図中矢印で示すように流入した空気は、第2
内周壁4と第3内周壁7との内外周間を通って油13の
上面に吹きつけられ、これにより空気中のダストが吸着
され、このダストの吸着された空気は濾過網を通って吸
気流出路17からエンジンに供給される。すなわち、吸
気流入路16の内周にオイル13および濾過網14によ
り構成されるエアクリーナ本体が配置され、このエアク
リーナ本体の内周に吸気流出路17が配置される。な
お、吸気流入路16から第2内周壁4と第3内周壁7へ
の吸気の流れを案内するため、図中破線で示すようにキ
ャップ25にガイド板40を取り付けてもよい。
【0014】そして、吸気流入路16において吸気を旋
回させるため、第1内周壁3の内面に複数のフィン18
が周方向に沿って取り付けられている。このフィン18
により吸気が旋回することで、吸気中に含まれるダスト
は図中破線矢印で示すように吸気流入路16の上方にお
いて遠心力により径方向外方に移動し、外周壁2と第1
内周壁3との間に捕集される。すなわち外周壁2と第1
内周壁3との間が、旋回する吸気が含むダストを捕集す
るダストルーム20とされている。なお、外周壁2の下
部にはダスト排出用の開口20aが形成されている。
【0015】上記構成のエアクリーナ1によれば、吸気
流入路16から流入した空気はフィン18により旋回す
るので、吸気中のダストは遠心力によりダストルーム2
0に捕集される。すなわち、サイクロン式プレクリーナ
の機能を奏するため、吸気の清浄効果が大きなものであ
る。そして、ダストルーム20と吸気流入路16とエア
フィルター本体13、14と吸気流出路17とが径方向
に沿って配置されるため、上下方向寸法を小さくするこ
とができる。また、エンジンの作動により生じる圧力波
はダストルーム20において拡散され、さらにフィン1
8により拡散されるために騒音の低減を図ることができ
る。また、吸気流入路16の入口15を構成する第1内
周壁3の下端部は上記のようにベルマウス形状とされて
いるため、吸気の流入が円滑になされ、吸気の流入の際
の騒音を低減することができ、また吸気流入路16の下
端部側の流路面積は入口15に向かうに従い漸次大きく
されるので、その入口15における空気流速は上端部側
よりも小さくなる。また、吸気流入路16の入口15は
下向き開口であるために雨水がエアフィルターの内部に
侵入するのを防止でき、また、吸気流入路16の上下方
向寸法は比較的大きいために路面から飛散する泥水等の
侵入も防止することができる。
【0016】図2は異なった実施例に係るエアクリーナ
1を示す。上記実施例との相違はエアクリーナ本体とし
て油13と濾過網14にかえて濾紙30を用いた点にあ
る。すなわち、前記実施例の第3周壁7、第4周壁8お
よび案内用周壁12にかえて、濾紙30の上下を保持す
る保持体31、32をキャップ25と下端内周壁6とに
取り付けている。これにより、吸気流入路16から流入
した吸気を図中矢印で示すように濾紙30を通して吸気
流出路17に導くことでダストを除去するものである。
他は上記実施例と同様で同一部分は同一符号で示す。
【0017】
【考案の効果】本考案によるエアクリーナによれば、上
下方向寸法を大きくすることなくサイクロン式プレクリ
ーナの機能を奏することができ、上下方向の配置スペー
スが制限されている場合に適したものであり、また、エ
アクリーナから洩れる騒音の低減を図ることができ、さ
らに、ダストルームの容量を大きくすると共に吸気流入
路の入口での空気流速を小さくして大きなダストが吸引
されるのを防止することで優れたダスト捕集機能を奏す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエアクリーナの断面図
【図2】本考案の異なった実施例に係るエアクリーナの
断面図
【図3】本考案の従来例に係るエアクリーナの断面図
【符号の説明】
1 エアクリーナ 13 油 14 濾過網 15 入口 16 吸気流入路 17 吸気流出路 18 フィン 20 ダストルーム 30 濾紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 50/00 502 B01D 50/00 502Z F02M 35/022 F02M 35/022

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口する入口を有する環状の吸
    気流入路と、この吸気流入路の内周に設けられるエアク
    リーナ本体と、このエアクリーナ本体の内周に設けられ
    る吸気流出路とを備えるエアクリーナにおいて、筒状の
    第1内周壁と、この第1内周壁の径方向内方に位置する
    筒状の第2内周壁とが設けられ、その第1内周壁の内周
    と第2内周壁の外周との間が前記吸気流入路とされ、
    の吸気流入路に吸気を旋回させるための旋回手段が設け
    られ、その第1内周壁の径方向外方に前記吸気流入路の
    上方において径方向外方に移動する旋回吸気が含むダス
    トを捕集するダストルームが設けられ、その第1内周壁
    の上端は第2内周壁の上端よりも上方に配置され、その
    吸気流入路の下端部側の流路面積は前記入口に向かうに
    従い漸次大きくされていることを特徴とするエアクリー
    ナ。
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