JPH054103Y2 - - Google Patents

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JPH054103Y2
JPH054103Y2 JP17171486U JP17171486U JPH054103Y2 JP H054103 Y2 JPH054103 Y2 JP H054103Y2 JP 17171486 U JP17171486 U JP 17171486U JP 17171486 U JP17171486 U JP 17171486U JP H054103 Y2 JPH054103 Y2 JP H054103Y2
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tape recorder
switch
signal
transistor
closed
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、再生機能及び選曲機能を備えた第1
テープレコーダーと再生機能を備えた第2テープ
レコーダーとが同一キヤビネツト内に組込まれて
いるテープレコーダーの制御回路に関する。
(ロ) 従来の技術 磁気テープに録音されている音楽等の信号間に
ある無信号部を早送り又は巻戻し状態にて検出し
自動的に再生状態に切換える所謂選曲装置を備え
たテープレコーダーが普及しているが、斯かる技
術としては例えば実開昭56−35181号公報に開示
されたものがある。また、斯かる選曲動作を行な
う機構としては実公昭51−22643号公報に開示さ
れているようにプランジヤーの吸引力によつて早
送り又は巻戻し用操作釦のロツクを解除するもの
や実開昭56−51141号公報に開示されているよう
に選曲動作状態にあるときプランジヤーの吸引力
によつて早送り又は巻戻し用操作釦を動作位置に
保存し、所定の無信号部が検出されるとプランジ
ヤーを非吸引状態にせしめて早送り又は巻戻し用
操作釦の動作位置におけるロツク解除するものと
がある。また最近では、第1テープレコーダーと
第2テープレコーダーとが同一のキヤビネツト内
に組込まれているテープレコーダー即ちダブルテ
ープレコーダーと呼ばれるテープレコーダーが普
及している。そして斯かるダブルテープレコーダ
ーは、一方のテープレコーダーによつて再生され
た信号を他方のテープレコーダーによつて録音す
るという所謂ダビング機能を備えており、斯かる
技術としては例えば特公昭57−47494号公報に開
示されたものがある。前述した公報に開示されて
いるようにダブルテープレコーダーは、第1テー
プレコーダーに組込まれている第1磁気ヘツドに
より再生された信号が印加されると共に該信号を
増幅する第1再生用増幅回路及び第2テープレコ
ーダーに組込まれている第2磁気ヘツドにより再
生された信号が印加されると共に該信号を増幅す
る第2再生用増幅回路の2つの増幅回路を備えて
おり、斯かる構成では第1テープレコーダーによ
つて再生された信号と第2テープレコーダーによ
つて再生された信号とを混合して再生聴取するこ
とが出来る。しかしながら斯かる混合機能は実際
に使用されることはほとんどなく、一方のテープ
レコーダーによつて再生動作を行なうことが一般
的である。2つのテープレコーダーの中で1つの
テープレコーダーを使用して再生音を聴取する場
合2つの再生用増幅回路を設けることは無駄であ
る。また、斯かるダブルテープレコーダーでは前
述した選曲装置は、再生側のテープレコーダーに
一般に組込まれている。そして、第1テープレコ
ーダーに組込まれている第1磁気ヘツドにより再
生された信号を増幅する増幅回路と第2テープレ
コーダーに組込まれている第2磁気ヘツドにより
再生された信号を増幅する増幅回路とを1つの増
幅回路を兼用すれば回路構成が簡単となり安価に
なるものの第2テープレコーダーが再生状態にあ
るときに第1テープレコーダーの選曲操作をする
と第2テープレコーダーからの再生信号が無信号
部検出回路に入力されることになるので誤動作す
ることになる。斯かる誤動作を防止した技術とし
て、例えば特開昭61−80539号公報に開示された
ものがある。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前述した特開昭61−80539号公報に開示された
技術によれば誤動作を防止することは出来るもの
の選曲動作を行なうために設けられてるプランジ
ヤーの電源供給路内に2つのトランジスターのコ
レクタ・エミツタ路が挿入接続されているため、
該トランジスターによる電圧ロスが大きく電源と
して電池を使用するポータブル型のテープレコー
ダーには適していなかつた。本考案は、斯かる点
を改良した制御回路を提供しようとするものであ
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案の制御回路は、第1テープレコーダーに
組込まれていると共に再生動作を行なう第1磁気
ヘツドと、第2テープレコーダーに組込まれてい
ると共に再生動作を行なう第2磁気ヘツドと、前
記第1磁気ヘツド又は第2磁気ヘツドにより再生
された信号が入力されると共に該信号を増幅する
再生用増幅回路と、第1テープレコーダーの再生
操作が行なわれると閉成される第1スイツチと、
第2テープレコーダーの再生操作が行なわれると
閉成される第2スイツチと、前記再生用増幅回路
の入力信号路に設けられていると共に前記第1ス
イツチ及び第2スイツチの中で先に閉成された方
のスイツチに対応した磁気ベツドからの信号を再
生用増幅回路に導くスイツチ回路と、第1テープ
レコーダーの早送り又は巻戻し操作が行なわれる
と閉成される第3スイツチと、前記第1スイツチ
が第2スイツチより先に閉成されたとき該第1ス
イツチを通してベースにバイアス電流が供給され
る制御トランジスターと、該制御トランジスター
のベースにバイアス電流が供給された状態にある
とき前記第3スイツチが閉成されると導通状態に
なると共に吸引動作により第1テープレコーダー
を選曲動作状態に保持するプランジヤーが負荷と
して接続されている駆動トランジスターと、前記
再生用増幅回路からの信号が入力されると共に信
号間にある無信号部を検出し、且つその出力信号
によつて前記制御トランジスターの動作を制御す
る無信号部検出回路とより構成されている。
(ホ) 作用 本考案は、吸引動作により第1テープレコーダ
ーを選曲動作状態に保持するプランジヤーが負荷
として接続されている駆動トランジスターの動作
を制御するべく設けられている制御トランジスタ
ーの動作を第1テープレコーダーの再生操作及び
第2テープレコーダーの再生操作更に無信号部検
出回路によつて制御するようにしたものである。
(ヘ) 実施例 図示した回路は、本考案の制御回路の一実施例
である。図において、1は第1テープレコーダー
に組込まれていると共に再生動作時及び選曲動作
時磁気テープに接触し該磁気テープに録音されて
いる信号を再生する第1磁気ヘツド、2は第2テ
ープレコーダーに組込まれていると共に再生動作
時磁気テープに接触し該磁気テープに録音されて
いる信号を再生する第2磁気ヘツド、はIC(集
積回路)化されているテープレコーダー回路であ
り、前記第1磁気ヘツド1及び第2磁気ヘツド2
により再生された信号が印加される入力端子4及
び5を備えている。6は前記テープレコーダー回
に組込まれている再生用増幅回路、7は前記
テープレコーダー回路に組込まれていると共に
前記第1磁気ヘツド1及び第2磁気ヘツド2から
の再生信号を前記再生用増幅回路6に導くスイツ
チ8を電子的に切換えるスイツチ回路である。該
スイツチ回路7は制御端子9を備えており、該制
御端子9にL(低い)レベルの信号が印加された
状態にあるとき第1磁気ヘツド1により再生され
た信号を再生用増幅回路6に導き、該制御端子9
にH(高い)レベルの信号が印加された状態にあ
るとき第2磁気ヘツド2により再生された信号を
再生用増幅回路6に導くように構成されている。
10は第1テープレコーダーの再生操作が行なわ
れると閉成される第1スイツチであり、電源に接
続されている第1端子10a及び第2端子10b
を備えている。11は第2テープレコーダーの再
生操作が行なわれると閉成される第2スイツチで
あり、電源に接続されている第1端子11a及び
抵抗12,13を介して前記スイツチ7の制御端
子9に接続されている第2端子11bを有してい
る。14はコレクタが前記抵抗12と13の接続
点Aに接続されていると共にエミツタが接地され
ている第1トランジスターであり、そのベースは
抵抗15及び16を介して前記第1スイツチ10
の第2端子10bに接続されている。17はコレ
クタが前記抵抗15と16の接続点Bに接続され
ていると共にエミツタが接地されている第2トラ
ンジスターであり、そのベースは抵抗18を介し
て前記第1トランジスター14のコレクタに接続
されている。斯かる第1トランジスター14及び
第2トランジスター17は互いに他方のトランジ
スターのバイアス回路を制御するように接続され
ているため先にベースバイアス電流が供給された
方のトランジスターが導通状態になり、他方のト
ランジスターを非導通状態にせしめるように関係
付けられている。19は前記再生用増幅回路6の
出力端子20に出力された信号が入力されると共
に信号間にある無信号部を検出する無信号部検出
回路であり、選曲操作が行なわれるとHレベルの
信号が出力されると共に無信号部が検出されると
Lレベルの信号が出力される出力端子21を備え
ている。22はベースが抵抗23及び16を介し
て前記第1スイツチ10の第2端子10bに、ま
たコンデンサー24を介して前記無信号部検出回
路19の出力端子21に接続されていると共にエ
ミツタが接地されている制御トランジスター、2
5は第1テープレコーダーを構成する早送り用操
作釦又は巻戻し用操作釦が操作されると閉成され
る第3スイツチであり、電源に接続されている第
1端子25a及び第2端子25bを有している。
26はエミツタが前記第3スイツチ25の第2端
子25bに接続されていると共にベースが抵抗2
7を介して前記制御トランジスター22のコレク
タに接続されている駆動トランジスターであり、
そのコレクタと接地間には吸引動作状態にあると
き第1テープレコーダーを構成する早送り用操作
釦及び巻戻し用操作釦を動作位置にロツク保持す
るプランジヤー28が負荷として接続されてい
る。29は前記再生用増幅回路6の出力端子20
に出力された信号が抵抗30を介して印加される
出力端子であり、該出力端子29に出力された信
号は再生動作時にはスピーカーが負荷として接続
されている主増幅回路(図示せず)に印加され、
ダビング動作時には第2テープレコーダーの録音
回路(図示せず)に印加されるように接続されて
いる。31はコレクタが前記出力端子29に接続
されていると共にエミツタが接地されているミユ
ーテング用トランジスターであり、そのベースは
抵抗32を介して前記駆動トランジスター26の
コレクタに接続されている。以上の如く本考案の
制御回路は構成されており、次に動作について説
明する。
まず第1テープレコーダーの再生動作について
説明する。第1テープレコーダーの再生操作をす
ると駆動機構が再生のための駆動状態になると共
に第1スイツチ10が閉成される。該第1スイツ
チ10が閉成されると抵抗16及び15を通して
第1トランジスター14のベースにバイアス電流
が流れ該第1トランジスター14は導通状態にな
る。該第1トランジスター14が導通状態になる
とスイツチ回路7の制御端子9にLレベルの信号
が入力されるため、該スイツチ回路7は第1磁気
ヘツド1により再生された信号を再生用増幅回路
6に入力せしめる状態になる。前記第1磁気ヘツ
ド1によつて再生された再生信号は再生用増幅回
路6に入力されて増幅された後出力端子29に出
力される。該出力端子29に出力された再生信号
は主増幅回路に入力されて増幅された後スピーカ
ーにより放音されるので使用者は第1テープレコ
ーダーによつつて再生された信号を聴取すること
が出来る。
このように第1テープレコーダーの再生動作は
行なわれるが、次に第2テープレコーダーの再生
動作について説明する。第2テープレコーダーの
再生操作をすると駆動機構が再生のための駆動状
態になると共に第2スイツチ11が閉成される。
該第2スイツチ11が閉成されると抵抗12及び
13を介してスイツチ回路7の制御端子9にHレ
ベルの信号が印加されるため、該スイツチ回路7
は第2磁気ヘツド2により再生された信号を再生
用増幅回路6に入力せしめる状態になる。前記第
2磁気ヘツド2により再生された再生信号は再生
用増幅回路6に入力された増幅された後出力端子
29に出力されるので使用者は第2テープレコー
ダーによつて再生された信号を聴取することが出
来る。
以上の如く第1テープレコーダー及び第2テー
プレコーダーの再生動作は行なわれるが、次に一
方のテープレコーダーの再生状態にあるときに他
方のテープレコーダーの再生状態を行なつた場合
の動作について説明する。第1テープレコーダー
が再生動作状態にあるときには前述したように第
1スイツチ10が閉成されているため、該第1ス
イツチ10及び抵抗16,15を通して第1トラ
ンジスター14のベースにバイアス電流が流れ該
第1トランジスター14は導通状態にある。従つ
て斯かる状態にあるときには第2テープレコーダ
ーの再生操作によつて第2スイツチ11が閉成さ
れてもスイツチ回路7の制御端子9にHレベルの
信号が印加されることはなく再生用増幅回路6に
入力される信号が切換えられることはない。第1
テープレコーダーが再生動作状態にあるときに第
2テープレコーダーの再生操作を行なつた場合の
動作は以上の如く行なわれるが、次に第2テープ
レコーダーが再生動作状態にあるときに第1テー
プレコーダーの再生操作を行なつた場合の動作に
ついて説明する。第2テープレコーダーが再生動
作状態にあるときには前述したように第2スイツ
チ11が閉成されているため、該スイツチ11及
び抵抗12,18を通して第2トランジスター1
7のベースにバイアス電流が流れ該第2トランジ
スター17は導通状態にある。前記第2トランジ
スター17が導通状態にあるときには第1トラン
ジスター14のベース回路が接地された状態にあ
るため、斯かる状態にあるとき第1テープレコー
ダーの再生操作によつて第1スイツチ10が閉成
されても該第1トランジスター14は導通状態に
反転することはない。従つて、第1テープレコー
ダーの再生操作が行なわれてもスイツチ回路7の
制御端子9にLレベルの信号が入力されることは
なく、再生用増幅回路6に入力される信号が切換
えられることはない。このように一方のテープレ
コーダーが再生状態にあるとき他方のテープレコ
ーダーの再生操作を行なつても先に再生状態にあ
るテープレコーダーの再生動作が優先して行なわ
れることになる。
以上の如く各テープレコーダーの再生動作及び
優先動作は行なわれるが次に第1テープレコーダ
ーの選曲動作について説明する。斯かる選曲動作
は第1テープレコーダーの再生用操作釦を操作し
てテープレコーダーを再生動作状態にせしめると
共に早送り又は巻戻し用操作釦を操作することに
よつて行なわれる。斯かる操作が行なわれると無
信号部検出回路19の出力端子21にHレベルの
信号が出力れると共に第1スイツチ10及び第3
スイツチ25が閉成される。前記第1スイツチ1
0が閉成されると該スイツチ10、抵抗16及び
23を通して制御トランジスター22のベースに
バイアス電流が供給された状態になる。また、第
3スイツチ25が閉成されると駆動トランジスタ
ー26のエミツタに電源が供給されるため前記制
御トランジスター22の導通によつて該駆動トラ
ンジスター26は導通状態にせしめられる。前記
駆動トランジスター26が導通状態になるとコレ
クタと接地間に接続されているプランジヤー28
に駆動電流が供給され該プランジヤー28は吸引
動作状態になる。該プランジヤー28が吸引動作
状態になると早送り又は巻戻し用操作釦が動作位
置にロツク保持され第1テープレコーダーの選曲
動作状態が構成される。第1磁気ヘツド1によつ
て再生される信号は再生用増幅回路6によつて増
幅された後無信号部検出回路19に印加される。
また斯かる選曲動作状態にあるときミユーテイン
グ用トランジスター31のベースに駆動トランジ
スター26のコレクタよりバイアス電流が供給さ
れ該ミユーテイング用トランジスター31が導通
状態にあるため、再生用増幅回路6によつて増幅
されたキユルキユル音は該ミユーテイング用トラ
ンジスター31によつて側路されて出力端子29
に出力されることはなく使用者に不快感を与える
ことはない。斯かる状態のままで磁気テープの選
曲動作のための早送り又は巻戻し動作は行なわれ
るが、信号間にある無信号部が検出されると無信
号部検出回路19の出力端子21の信号レベルが
HレベルよりLレベルに反転する。前記出力端子
21の出力がLレベルになると該出力端子21に
コンデンサー24を介してベースが接続されてい
る制御トランジスター22が逆バイアスされて非
導通状態に反転し、その反転動作に伴なつて駆動
トランジスター26が非導通状態に反転せしめら
れる。前記駆動トランジスター26が非導通状態
に反転すると吸引動作状態にあつたプランジヤー
28への電源供給が断たれ、該プランジヤー28
は非吸引状態に復帰せしめられる。位置プランジ
ヤー28が非吸引状態になると動作位置にロツク
保持されていた早送り又は巻戻し用操作釦のロツ
クが解除され該操作釦は非動作位置に復帰せしめ
られる。その結果、第1テープレコーダーは選曲
状態が解除されて再生動作状態になり、選曲され
た曲が前述した再生動作によつて再生されること
になる。前記早送り又は巻戻し用操作釦が非動作
位置に復帰すると第3スイツチ25が開放される
ため制御トランジスター22のベースがバイアス
された状態に復帰しても駆動トランジスター26
が導通状態に復帰することはない。前記駆動トラ
ンジスター26が非導通状態になるとミユーテイ
ング用トラジスター31のベースへのバイアス電
流が断たれるため該ミユーテイング用トランジス
ター31は非導通状態に反転せしめられる。前記
ミユーテイング用トランジスター31が非導通状
態に反転すると第1磁気ヘツド1によつて再生さ
れた信号が出力端子29に出力されるので使用者
は選曲された曲を再生聴取することが出来る。
このように選曲動作は行なわれるが、次に第2
テープレコーダーが再生動作状態にあるときに使
用者が誤つて第1テープレコーダーの選曲操作を
行なつた場合の動作について説明する。第2テー
プレコーダーが再生動作状態にあるときには第2
スイツチ11が閉成されているため該第2スイツ
チ11及び抵抗12,18を通して第2トランジ
スター17のベースにバイアス電流が供給され該
第2トランジスター17は導通状態にある。従つ
て、斯かる状態にあるとき第1テープレコーダー
の選曲操作によつて第1スイツチ10及び第3ス
イツチ25が閉成されても制御トランジスター2
2のベースにバイアス電流が供給されないので該
制御トランジスター22及び駆動トランジスター
26は導通状態に反転することはない。それ故プ
ランジヤー28の吸引動作及びミユーテイング用
トランジスター31の導通状態への反転動作は行
なわれることはなく第2テープレコーダーの再生
動作は支障なく行なわれることになる。
このように第2テープレコーダーが再生動作状
態にあるときに使用者が第1テープレコーダーの
選曲操作を行なつた場合の誤動作防止動作は行な
われるが、次に第1テープレコーダーが選曲動作
状態にあるときに第2テープレコーダーの再生操
作を行なつた場合について説明する。第1テープ
レコーダーが選曲動作状態にあるときには前述し
たように第1スイツチ10及び第3スイツチ25
が共に閉成状態にあり、第1トランジスター14
はバイアスされて導通状態にある。従つて、斯か
る状態にあるときに第2テープレコーダーの再生
操作により第2スイツチ11が閉成されてもスイ
ツチ回路7の制御端子9にHレベルの信号が印加
されることはなく再生用増幅回路6には選曲動作
状態にある第1テープレコーダーに設けられてい
る第1磁気ヘツド1より再生される信号が入力さ
れる状態にある。それ故第1テープレコーダーの
選曲動作状態にあるときに第2テープレコーダー
の再生操作を行なつても第1テープレコーダーの
選曲動作に対して何等影響を与えることはない。
(ト) 考案の効果 本考案の制御回路は、同一のキヤビネツト内に
2つのテープレコーダーが組込まれていると共に
1つの再生用増幅回路を兼用するように構成され
たテープレコーダーにおいて、選曲装置を備えて
いない方のテープレコーダーが再生動作状態にあ
るときに使用者が誤つて他方のテープレコーダー
の選曲操作を行なつても、反対に選曲動作状態に
あるときに他方のテープレコーダーの再生操作を
行なつても各々の動作に何等影響を与えることが
ないという利点を有している。また、本考案は吸
引動作により第1テープレコーダーを選曲動作状
態に保持するプランジヤーが負荷として接続され
ている駆動トランジスターの動作を制御するべく
設けられている制御トランジスターの動作を第1
テープレコーダーの再生操作及び第2テープレコ
ーダーの再生操作更に無信号部検出回路の出力信
号によつて制御するようにしたので、即ち誤動作
防止と無信号部検出による選曲動作の解除動作を
1つのトランジスターを制御することによつて行
なうようにしたので回路構成が簡単になるという
利点を有している。更にプランジヤーへの電源供
給を駆動トランジスター即ち1つのトランジスタ
ーのコレクタ・エミツタ間を通して行なうように
したので電圧ロスが小さくなり、本考案は電池を
電源として使用するテープレコーダーに実施した
場合に非常に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図示した回路は、本考案の制御回路の一実施例
である。 主な図番の説明、1……第1磁気ヘツド、2…
…第2磁気ヘツド、……テープレコーダー回
路、6……再生用増幅回路、7……スイツチ回
路、9……制御端子、10……第1スイツチ、1
1……第2スイツチ、14……第1トランジスタ
ー、17……第2トランジスター、19……無信
号部検出回路、22……制御トラジスター、25
……第3スイツチ、26……駆動トランジスタ
ー、28……プランジヤー、31……ミユーテイ
ング用トランジスター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生機能及び選曲機能を備えた第1テープレコ
    ーダーと再生機能を備えた第2テープレコーダー
    とが同一キヤビネツト内に組込まれているテープ
    レコーダーにおいて、第1テープレコーダーに組
    込まれていると共に再生動作を行なう第1磁気ヘ
    ツドと、第2テープレコーダーに組込まれている
    と共に再生動作を行なう第2磁気ヘツドと、前記
    第1磁気ヘツド又は第2磁気ヘツドにより再生さ
    れた信号が入力されると共に該信号を増幅する再
    生用増幅回路と、第1テープレコーダーの再生操
    作が行なわれると閉成される第1スイツチと、第
    2テープレコーダーの再生操作が行なわれると閉
    成される第2スイツチと、前記再生用増幅回路の
    入力信号路に設けられていると共に前記第1スイ
    ツチ及び第2スイツチの中で先に閉成された方の
    スイツチに対応した磁気ヘツドからの信号を該再
    生用増幅回路に導くスイツチ回路と、第1テープ
    レコーダーの早送り又は巻戻し操作が行なわれる
    と閉成される第3スイツチと、前記第1スイツチ
    が第2スイツチより先に閉成されたとき該第1ス
    イツチを通してベースにバイアス電流が供給され
    る制御トランジスターと、該制御トランジスター
    のベースにバイアス電流が供給された状態にある
    とき前記第3スイツチが閉成されると導通状態に
    なると共に吸引動作により第1テープレコーダー
    を選曲動作状態に保持するプランジヤーが負荷と
    して接続されている駆動トランジスターと、前記
    再生用増幅回路からの信号が入力されると共に信
    号間にある無信号部を検出する無信号部検出回路
    とより成り、選曲動作状態にあるとき前記無信号
    部検出回路の無信号部検出に伴なう出力信号によ
    り前記制御トランジスターを非導通状態にせし
    め、以つて前記プランジヤーの非吸引動作状態へ
    の復帰によりテープレコーダーを再生動作状態に
    切換えるようにしたことを特徴とするテープレコ
    ーダーの制御回路。
JP17171486U 1986-11-07 1986-11-07 Expired - Lifetime JPH054103Y2 (ja)

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