JPS5853706Y2 - テ−プレコ−ダの頭出し装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダの頭出し装置

Info

Publication number
JPS5853706Y2
JPS5853706Y2 JP15780378U JP15780378U JPS5853706Y2 JP S5853706 Y2 JPS5853706 Y2 JP S5853706Y2 JP 15780378 U JP15780378 U JP 15780378U JP 15780378 U JP15780378 U JP 15780378U JP S5853706 Y2 JPS5853706 Y2 JP S5853706Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
cueing
switch
transistor
tape recorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15780378U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5575846U (ja
Inventor
裕次 小森
博則 中條
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP15780378U priority Critical patent/JPS5853706Y2/ja
Publication of JPS5575846U publication Critical patent/JPS5575846U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5853706Y2 publication Critical patent/JPS5853706Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープレコーダの頭出し装置の改良に関する
近時、テープレコーダにはその操作性の向上及び他の音
響機器との組み合わせによる使用範囲の拡張を目的とし
て、単に録音、再生2巻戻し、早送り及び停止等の基本
機能のみならず例えば自動停止機構、オートリピート機
構及びミクシング機構が付加される等、多目的化、多機
能化の傾向が見られ、その方面での開発が盛んに行なわ
れている。
そして、このようなテープレコーダにおいて次に要望さ
れる機能は、テープに録音された複数の曲の中から令聞
いている曲をもう一度間きたい場合または令聞いている
曲をとばして次の曲を聞きたい場合に、令聞いている曲
または次の曲の頭を自動的に採しその曲の頭から再生を
行なういわゆる頭出し機構である。
ここで、上記頭出し機構としては録音済みテープの曲間
無信号部の長さを利用してこの無信号部が所定時間以上
続いた場合を曲間と判断してその位置でテープ高速走行
を停止させ再生状態となすようにしたものが多く用いら
れている。
ところで、このような頭出し機構は現在、音楽のみが録
音されているテープを再生し該音楽に合わせて歌を歌う
通称カラオケなるものの流行によって、その需要が急速
に延びているにもかかわらずまだ構成の複雑化、操作性
の悪さや動作上不安定で誤動作が生じやすい等の問題が
あるものであり、構成上、操作上、動作上等において種
々の開発が強く望まれている。
この考案は上記事情に基づいてなされたもので、部品数
が少く構成簡易にして経済的でありしかも安定かつ確実
に動作し得る極めて良好なテープレコーダの頭出し装置
を提供することを目的とする。
以下、この考案の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
第1図において、Slはファンクションスイッチで後述
する切換スイッチS2.S3と連動関係になされている
このファンクションスイッチS1の第1の固定接点P1
□は抵抗R□を介してライン入力端子11の内端子11
1に接続されている。
また、上記ライン入力端子11の外端子112は接地さ
れている。
そして、上記ファンクションスイッチS1の第1の固定
接点P□1と抵抗R1との接続点は、抵抗R2を介して
接地されている。
ここで、上記ライン入力端子11は例えばプラグ等より
なるもので、図示しない他の音響機器からの出力を取り
出すジャツりが挿入されるものである。
また、上記ファンクションスイッチS l(Dm 2の
固定接点P1.2はラジオ受信回路12の出力端に接続
されている。
このラジオ受信回路12は例えば図示しないアンテナ、
同調回路、高周波増幅回路及び検波回路等からなる亀の
で、上記検波回路からの検波信号をその出力端から出力
するものである。
さらに、上記ファンクションスイッチS1の第3の固定
接点P13は図示しないテープレコーダ回路の再生ヘッ
ド13を介して接地されている。
また、上記ファンクションスイッチSlの可動接点P
14は増幅器としてのイコライザアンプ14のプラス入
力端に接続されている。
このイコライザアンプ14の出力端はミューティング回
路15の入力端に接続されるとともに、前記切換スイッ
チS2の可動接点P24に鹸されている。
そして、上記切換スイッチS2の第1及び第2の固定接
点P 21 s P 22は共に接続され、その接続点
は抵抗R3を介して上記イコライザアンプ14のマイナ
ス入力端に接続されている。
さらに、上記切換スイッチS2の第3の固定接点P23
は頭出し回路16の入力端に接続されるとともに、抵抗
R4、R5を直列に介して上記イコライザアンプ14の
マイナス入力端に接続されている。
そして、上記抵抗R4には並列にコンデンサC1が接続
されている。
また、前記ミューティング回路15の出力端は可変抵抗
R6及び増幅器17を介してスピーカ18に接続されて
いる。
ここで、図中19は直流電圧Vccの印加される電源端
子で、この電源端子19は上記増幅器17の電源端に接
続されるとともに、前記切換スイッチS3の可動接点P
34に接続されている。
そ1.7て、上記切換スイッチS3の第1の固定接点P
31は開放され、第2の固定接点P32は接続端子20
を介して前記ラジオ受信回路12の電源端に接続される
ものである。
さらに、上記切換スイッチS3の第3の固定接点P33
は前記頭出し回路16の第1の電源端に接続されるとと
もに、詳細を後述する頭出しリーフスイッチS4を介し
て前記ミューティング回路15の電源端及び上記頭出し
回路16の第2の電源端にそれぞれ接続されている。
また、上記電源端子19はリーフスイッチS5及び上記
頭出しリーフスイッチS4と連動関係になされた頭出し
リーフスイッチS6を介した後、図示極性のダイオード
D1とプランジャ21とを並列接続した回路を介してN
PN型のトランジスタQlのコレクタに接続されている
このトランジスタQ1のエミッタは接地され、ベースは
前記頭出し回路16の出力端に接続されている。
ここで、上記リーフスイッチS5は図示しないテープレ
コーダを所定の動作状態(例えば録音。
再生2巻戻しまたは早送り状態等)となす図示しない複
数の操作子の操作に連動してオン、オフするものである
そして、このリーフスイッチS5には該リーフスイッチ
S5に連動してオン、オフする他の図示しないスイッチ
が設けられており、このスイッチがオンすることにより
図示しないテープレコーダ機構部のモータが駆動するよ
うになされている。
また、上記頭出しリーフスイッチS4.S6は上記複数
の操作子のうち巻戻し及び早送り操作子に連動してオン
、オフするものである。
さらに、前記頭出1〜回路16は詳細を後述するがその
第1及び第2の電源端に共に直流電圧Vccが印加され
たときに動作状態となるものである。
次に、前記テープレコーダを所定の動作状態となす複数
の操作子(録音、再生2巻戻し及び早送り操作子)と前
記プランジャ21との関係について説明する。
すなわち、上記複数の操作子は例えば周知の2枚口ツク
板機構等によりそれぞれ操作位置でロックされるととも
に、再生5巻戻し操作子または再生、早送り操作子を共
に操作した状態でプランジャ21に電流を流すと再生操
作子は操作位置にロックされたままで巻戻しまたは早送
り操作子のみがそのロックを解除されるようになされて
いる。
また、このような状態で再び巻戻しまたは早送り操作子
を操作すると、先に操作位置でロックされていた再生操
作子はそのままで巻戻しまたは早送り操作子も操作位置
でロックされるが、再びプランジャ21に電流が流れる
と巻戻しまたは早送り操作子のみが解除されるようにな
されている。
つまり、再生操作子は操作位置でロックされたままで、
巻戻しまたは早送り操作子がロックされたりロック解除
されたりするものである。
ここで、第2図及び第3図は前記イコライザアンプ14
及び頭出し回路16の詳細を示すものである。
まず、第2図において、141乃至143はそれぞれイ
コライザアンプ14のプラス入力端子、マイナス入力端
子及び出力端子である。
そして、このイコライザアンプ14のプラス入力端子1
41はコンデンサC2を介してNPN型のトランジスタ
Q2のベースに接続されている。
このトランジスタQ2のコレクタはNPN型のトランジ
スタQ3のベースに接続されるとともに、抵抗R7を介
して直流電圧子Bの印加された電源端子22に接続され
ている。
また、上記トランジスタQ3のコレクタは抵抗R8を介
して上記電源端子22に接続されるとともに、コンデン
サC3を介して上記出力端子143に接続されている。
そして、上記トランジスタQ2のエミッタは抵抗R9を
介して接地されるとともに、前記マイナス入力端子14
2に接続されている。
また、上記トランジスタQ2のベースとコンデンサC2
との接続点は抵抗R1o、R1□を直列に介して接地さ
れている。
この抵抗RIOとR11との接続点はコンデンサC4を
介して接地されるとともに、前記トランジスタQ3のエ
ミッタに接続されている。
なお、前記イコライザアンプ14の出力端子143は接
続端子23を介してミューティング回路15(第1図参
照)の入力端に接続されている。
次に、第3図において、161乃至164はそれぞれ頭
出し回路16の入力端子、第2の電源端子、第1の電源
端子及び出力端子である。
そして、この入力端子161は飽和増幅器24の入力一
端に接続されている。
また、上記飽和増幅器24の出力端は負帰還回路25を
介して該飽和増幅器24の入力他端に接続されるととも
に、検波回路26及びシュミットトリガ回路27を介し
て上記出力端子164に接続されている。
さらに、上記飽和増幅器24の入力他端と負帰還回路2
5との接続点はコンデンサC5及び抵抗R工。
を直列に介して接地されている。
また、上記飽和増幅器24には前記第2の電源端子16
2が接続され、上記検波回路26及びシュミットトリガ
回路27には前記第1の電源端子163が接続されてい
る。
ここで、第4図は前記頭出し回路16の検波回路26及
びシュミットトリガ回路27を具体的な回路素子を用い
て示したものである。
すなわち、飽和増幅器24の出力端はコンデンサC6を
介してPNP型のトランジスタQ4のベースに接続され
ている。
このトランジスタQ4のベースとコンデンサC6との接
続点は抵抗R13を介して接地されるとともに、抵抗R
14及び図示極性のダイオードD2を直列に介して上記
頭出し回路16の第1の電源端子163に接続されてい
る。
そして、上記抵抗R13tコンデンサC6及びトランジ
スタQ4よりなる回路が検波回路26を構成するもので
ある。
また、上記トランジスタQ4のエミッタは頭出し回路1
6の第2の電源端子162に接続されている。
そして、上記トランジスタQ4のコレクタは抵抗R15
及びコンデンサC7を並列に介して接地されるとともに
、NPN型トランジスタQ5のベースに接続されている
このトランジスタQ5のエミッタは接地され、コレクタ
は抵抗R16を介して第2の電源端子162に接続され
るとともに、NPN型のトランジスタQ6のベースに接
続されている。
また、上記トランジスタQ6のエミッタは接地され、コ
レクタは抵抗R17を介して第2の電源端子162に接
続されるとともに、コンデンサC8を介してPNP型の
トランジスタQ7のベースに接続されている。
そして、上記トランジスタQ6のコレクタとコンデンサ
C8との接続点は抵抗R18を介して接地されている。
また、上記トランジスタQ7のベースとコンデンサC8
との接続点は抵抗R19を介して第1の電源端子163
に接続されている。
さらに、上記トランジスタQ7のエミッタは図示極性に
ダイオードD3を介して第2の電源端子162に接続さ
れ、コレクタは抵抗R20を介して出力端子164に接
続されている。
そして、上記抵抗R□5乃至R2o、コンデンサC7s
C8、トランジスタQ5乃至Q7及びダイオードD3
よりなる回路が前記シュミットトリガ回路27を構成す
るものである。
上記のような構成において、以下その動作を説明する。
まず、第1図においてファンクションスイッチSlの可
動接点P14を第1の固定液、aP11側に切換えると
、このファンクションスイッチSlに連動して切換スイ
ッチS2.S3の可動接点P 24 、P 34もそれ
ぞれ第1の固定接点P21゜P3、側に切換わる。
このような状態では図示しない他の音響機器からライン
入力端子11に供給された音声信号等は、ファンクショ
ンスイッチSRを介してイコライザアンプ14のプラス
入力端に供給される。
すると、イコライザアンプ14は抵抗R3による帰還量
で規定されたイコライザ特性で上記音声信号を増幅し、
その増幅信号はミューティング回路15、可変抵抗R6
及び増幅器11を介してスピーカ18で再生される。
このとき、ミューティング回路15には電源端子19か
らの直流電FEVccが印加されていないため動作せず
、イコライザアンプ14の出力信号はそのまま可変抵抗
R6を介して増幅器17に供給されるものである。
次に、ファンクションスイッチS1の可動接点P14を
第2の固定接点P1.2 側に切換えると、これに連
動して切換スイッチ52tS3の可動接点P 24 、
P 34もそれぞれ第2の固定接点P 22 y P
32側に切換わる。
すると、電源端子19の直流電圧Vcc は切換スイッ
チS3及び接続端子20を介してラジオ受信回路12の
電源端に供給され、ラジオ受信回路12を動作状態とな
す。
そして、ラジオ受信回路12で受信され検波された放送
電波は先に述べたようにファンクションスイッチS1゜
イコライザアンプ14、ミューティング回路15、可変
抵抗R6及び増幅器17を介してスピーカ18で再生さ
れる。
このときにも、ミューティング回路15は電源端子19
の直流電圧Vecが印加されないため動作していない。
さらに、ファンクションスイッチS1の可動接点P14
を第3の固定接点P13 側に切換えると、これに連
動して切換スイッチS2.S3の可動接点P 24 、
P 34もそれぞれ第3の固定接点P23゜P33
側に切換わる。
すると、電源端子19からの直流電圧Vccは切換スイ
ッチS3を介して頭出し回路16の第1の電源端子16
3(第4図参照)に印加されるが、この状態では頭出し
回路16は後述する動作待機状態となされる。
ここで、前記テープレコーダを所定の動作状態となす複
数の操作子(録音、再生5巻戻し及び早送り操作子等)
のうち巻戻し及び早送り操作子を除く他の操作子例えば
再生操作子を単独で操作したとする。
すると、先に述べたように再生操作子の操作に連動して
リーフスイッチS5がオンし、これに伴い前記テープレ
コーダ機構部のモータが回転してテープレコーダは再生
動作状態となる。
このとき、再生ヘッド13からの再生信号はファンクシ
ョンスイッチS1を介してイコライザアンプ14のプラ
ス入力端に供給される。
すると、イコライザアンプ14は抵抗R4、R5及びコ
ンデンサCIによる帰還量で規定されたイコライザ特性
で上記再生信号を増幅し、その増幅信号はミュー747
7回路15、可変抵抗R6及び増幅器17を介してスピ
ーカ18で再生される。
このとき、イコライザアンプ14からの出力信号は切換
スイッチS2を介して頭出し回路16にも供給されるが
、前記巻戻し及び早送り操作子が操作されていないので
、頭出しリーフぶイツチS4.S6は共にオフ状態とな
っているため、電源端子19の直流電圧Vcc はミュ
ーティング回路15の電源端及び頭出し回路16の第2
の電源端子162(第4図参照)に供給されない。
このため、ミューティング回路15は動作せず、頭出し
回路16も動作待機状態となったままで安定な再生状態
となっている。
次に、前記複数の操作子のうち例えば巻戻し操作子のみ
を単独に操作したとする。
すると、該巻戻し操作子の操作に連動してリーフスイッ
チS5がオンし前記テープレコーダが巻戻し状態になる
とともに、頭出しリーフスイッチS4.S6も共にオン
し電源端子19の直流電圧Vccはミューティング回路
15の電源端及び頭出し回路16の第1及び第2の電源
端子163,162(第4図参照)に共に供給される。
このため、ミューティング回路15はイコライザアンプ
14からの出力信号が増幅器17側へ、行かないように
例えば接地端等へ側路させる如く動作状態となる。
また、頭出し回路16はその詳細な動作は後述するがイ
コライザアンプ14からの出力信号に無信号部分が時間
的にどの程度の長さあるか否かを検出し、該無信号部分
が所定時間以上になると曲間検出信号を出力端子164
(第4図参照)からトランジスタQ1のベースに出力す
る如く動作状態となる。
ところが、テープレコーダが巻戻し状態にあるときには
再生ヘッド13は図示しないテープと離れているので、
再生ヘッド13からは再生信号が出力されずイコライザ
アンプ14からの出力もない。
このため、無信号部分が続ぐので頭出し回路16は曲間
検出信号を出力しトランジスタQlをオンさせる。
すると、プランジャ21に電流が流れ巻戻し操作子の操
作位置でのロックを解除しようとするが、上記プランジ
ャ21は先に述べた2枚口ツク板機構のうちの一方のロ
ック板のみを巻戻し操作子のロック解除方向に移動させ
る。
このため、巻戻し操作子のみが単独で操作されていると
きには、巻戻(〜操作子は一方のロック板が解除されて
も他方のロック板にロックされたままであるため、ロッ
ク解除されることなく安定な巻戻しを行なえるようにな
っている。
ところで、先に述べたように再生操作子と巻戻し操作子
とが共に操作されている状態では、上記他方のロック板
が再生操作子によって巻戻し操作子をロックしない位置
まで移動されるため、プランジャ21に電流が流れ一方
のロック板がロック解除方向に移動されると巻戻し操作
子のみのロックが解除されるようになされている。
ここで、テープを定速走行させるテープ定速走行用操作
子(録音及び再生操作子等)またはテープを高速走行さ
せるテープ高速走行用操作子(巻戻し及び早送り操作子
等)をそれぞれ単独で操作した場合上記のような動作を
行なう回路において、次に頭出し時の動作について説明
する。
まず、現在再生している曲をもう1度量きたい場合、再
生操作子と巻戻し操作子とを共に操作する。
すると、再生ヘッド13はテープレコーダが再生状態に
あるときよりも前記テープに軽ぐ当接する位置まで後退
する。
そして、このような状態でテープの巻戻しが行なわれる
と再生ヘッド13からの高速再生信号はファンクション
スイッチS1及びイコライザアンプ14を介してミュー
ティング回路15に供給される。
ここで、巻戻し操作子が操作されているため頭出しリー
フスイッチS4.S6が共にオンしているので、ミュー
ティング回路15は動作状態となり、上記高速再生信号
を側路させスピーカ18で再生されないようになされる
また、頭出し回路16も動作状態となり、上記高速再生
信号が供給されている間は曲間検出信号が出力されずト
ランジスタQ□はオフ状態となってプランジャ21も非
動作状態となっている。
このような高速再生状態で先に聞いていた曲の頭とその
曲の前に録音されている曲の最後との間の無録音部分ま
でテープが巻戻されると、イコライザアンプ14からの
出力信号がなくなり頭出し回路16は曲間検出信号を出
力する。
すると、先に述べたようにトランジスタQlがオンしプ
ランジャ21に電流が流れ巻戻し操作子のみが解除され
る。
このため、頭出しリーフスイッチ54tS6もオフして
ミューティング回路15及び頭出し回路16は非動作状
態及び動作待機状態となる。
そして、先に聞いていた曲の頭から自動的に再生が行な
われるものである。
また、上記頭出しがなされ巻戻し操作子がロック解除さ
れた時点で再び巻戻し操作子を操作すると、該巻戻し操
作子は操作位置でロックされ上記頭出しがなされた曲の
前に録音されている曲の頭出しをなすことができる。
すなわち、巻戻し操作子のみを頭出しがなされた毎に操
作すればテープに録音されている曲の前の曲を順次頭出
ししていくことができる。
次に、現在再生している曲をとばして次の曲を聞きたい
場合、再生操作子と早送り操作子とを共に操作する。
以下、先に述べた説明と同様にして、とばしたい曲の最
後と次の曲の頭との間の無録音部分までテープが早送り
されるとプランジャ21の作用で早送り操作子のみが解
除される。
そして、とばした曲の次の曲の頭から自動的に再生が行
なわれるものである。
さらに、上記頭出しがなされ早送り操作子がロック解除
された時点で再び早送り操作子を操作すると、該早送り
操作子は操作位置でロックされ上記頭出しがなされた曲
の次に録音されている曲の頭出しをなすことができる。
すなわち、早送り操作子のみを頭出しがなされた毎に操
作すればテープに録音されている曲の次の曲を順次頭出
ししていくことができる。
したがって1.上記のような構成によれば、まずファン
クションスイッチS1により前記テープレコーダ回路と
他の回路(ライン入力端子11、ラジオ受信回路12)
とが選択されたことに応じて、このファンクションスイ
ッチS1に連動して切換動作を行なう切換スイッチS2
によって抵抗R3よりなる帰還回路と抵抗R4,R5及
びコンデンサC1よりなる帰還回路とに切換えることが
できる。
つまりテープレコーダ回路と他の回路とが選択されたこ
とに応じてイコライザアンプ14の帰還量を変えること
ができるとともに、切換スイッチS2の第3の固定接点
P23が頭出し回路16の入力端に接続されているため
、頭出し回路16にはファンクションスイッチS1がテ
ープレコーダ回路側に切換わっていない限り頭出し回路
16に入力信号がはいることはない。
この点に関し、従来の回路ではイコライザアンプ14の
出力端と頭出し回路16の入力端とを接続し、その接続
線の間にファンクションスイッチS1に連動してオン、
オフするスイッチを介在させて、ファンクションスイッ
チSlがテープレコーダ回路以外の回路に切換わってい
る状態では該スイッチをオフとなすことによって上記他
の回路からの出力信号がイコライザアンプ14を介して
頭出し回路16に供給されることを防止するようにして
いた。
ところが、切換スイッチS2の第3の固定接点P23と
頭出し回路16の入力端とを接続することにより、従来
のようにスイッチを設けなくてもファンクションスイッ
チS1がテープレコーダ回路以外の回路に切換わってい
る状態でもその回路からの出力が頭出し回路16に供給
されるのを防止することができる。
また、ファンクションスイッチSlがテープレコーダ回
路以外の回路に切換わっている状態では、イコライザア
ンプ14からの出力は抵抗R3を介してイコライザアン
プ14のマイナス入力端に供給されるが、このとき上記
イコライザアンプの出力が抵抗R3を介した後抵抗R6
、R4及びコンデンサC1よりなる回路を介して頭出し
回路16に供給されることは、抵抗R4及びコンデンサ
C1よりなる並列回路がトラップ回路の役目をすること
によって防止することができる。
したがって、従来のように新たにスイッチを設ける必要
もなく、その分構成簡易で経済的にも有利となる。
そして、上記のようにファンクションスイッチS1がテ
ープレコーダ回路側に切換わった状態でのみ頭出し回路
を動作状態となすようにしたことがこの考案の特徴とな
る部分である。
次に、前記ミューティング回路15と頭出し回路16と
は切換スイッチS3の可動接点P34が第3の固定接点
P33に切換接続されかつ頭出しリーフスイッチS4.
S6がオンしているとき以外には動作しないようになさ
れている。
このことは取りも直さずファンクションスイッチS□が
テープレコーダ回路側に切換わりかつ巻戻し操作子また
は早送シ操作子または巻戻し、早送り操作子と再生操作
子とが共に操作されたときのみ、ミューティング回路1
5と頭出し回路16とが動作状態になるということであ
る。
すなわち、切換スイッチS3と頭出しリーフスイッチS
4. 、S 6とのいわばアンドがとれたときのみミ
ューティング回路15と頭出し回路16とが動作状態と
なるものである。
ところで、先に述べたように頭出しを行なっているとき
には、テープと再生ヘッド13とは軽く接触させてテー
プ巻戻しまたは早送シを行ない、テープの無録音部分を
検出するようにしている。
このため、テープが高速走行している分再生感度が上が
りスピーカからの再生音が大きくなり不快感を与えると
いう問題があるので、従来では頭出し時にミューティン
グをかけてスピーカからの再生音を減衰させるようにし
ていた。
ところが、上記のような従来の頭出し装置ではファンク
ションスイッチをラジオ受信回路側に切換えて特に中波
(MW)帯を受信している状態で頭出しを行うと、通常
頭出し回路は再生ヘッドからの高速再生信号を飽和増幅
器で飽和させているので、その高調波がラジオ受信回路
にノイズとしてはいり込むという問題があった。
このため、ラジオ受信状態でもミューティングをかげる
か、ラジオ受信状態では頭出し回路を動作させなくする
必要がある。
そこで、第1図に示すような回路構成によれば、ファン
クションスイッチS1がラジオ受信回路12側に切換わ
っている状態では、例えば再生操作子と巻戻し操作子と
を共に操作しても頭出し回路16は動作せずラジオ受信
回路12にノイズがはいり込むことはない。
また、この状態ではミューティング回路15も動作しな
いのでラジオ受信回路12からの出力信号は安定にスピ
ーカ18で再生される〇 なお、ミューティング回路15としては電気的インピー
ダンスを変えてイコライザアンプ14の出力を減衰させ
るようなものの他に、単にスイッチナトによって交流的
に減衰させるようなものでもよい。
ここで、前記頭出し回路16の詳細な動作について説明
する。
第4図において、切換スイッチS3の可動接点P34が
第3の固定接点P33側に切換わった状態すなわちファ
ンクションスイッチS工(第1図参照)がテープレコー
ダ回路側に切換わっている状態では、電源端子19から
の直流電圧Vccは第1の電源端子163を介した後ダ
イオードD2.抵抗R14を介してトランジスタQ4の
ベースに印加されるとともに、抵抗R19を介してトラ
ンジスタQ7のベースにも印加される。
このため、トランジスタQ4 、Q7はそのベースに信
号が供給されれば直ちにそのコレクタに出力が出る如く
アイドル電流が流れている状態すなわち動作待機状態と
なされる。
このような状態で、例えば前記再生操作子と巻戻し操作
子とを共に操作して頭出しをなさんとすると、リーフス
イッチS5及び頭出しリーフスイッチS 4 、S 6
が共にオンし、電源端子19の直流電圧Vcc は第2
の電源端子162を介して飽和増幅器24に印加される
このとき、再生ヘッド13(第1図参照)からの高速再
生信号は入力端子161を介して飽和増幅器24に供給
される。
すると、飽和増幅器24は上記高速再生信号が供給され
ている状態で例えば−・イレベル(以下Hレベルという
)の出力信号を出す。
このため、トランジスタQ4乃至Q7はオフ状態となり
、トランジスタQ工もオフし安定な高速再生状態が続く
ものである。
上記のような状態でテープの無録音部分に到達すると、
再生ヘッド13からの高速再生信号がなくなる。
このとき、飽和増幅器24の出力はローレベル(以下L
レベルという)となり、該HレベルからLレベルへの反
転出力は、コンデンサC6及び抵抗R13よりなる微分
回路で微分されトランジスタQ4をオンさせる。
このトランジスタQ4がオン状態となっている時間はテ
ープの無録音部分の時間的長さに比例するもので、該ト
ランジスタQ4がオンしている間そのコレクタ出力は抵
抗R15及びコンデンサC7よりなる微分回路でその出
力している時間を検出される。
そして、所定時間以上トランジスタQ4がオン状態であ
ったときトランジスタQ5にベース電流を流し該トラン
ジスタQ5をオンさせる。
その後、トランジスタQ6.Q7がオンし、トランジス
タQ7のコレクタからは抵抗R20及び出力端子164
を介して曲間検出信号が出力される。
そして、この曲間検出信号によってトランジスタQ1が
オンし、以下光に述べたようにプランジャ21に電流が
流れて前記巻戻し操作子のみがその操作位置から復帰さ
れる。
このため、先にテープが無録音部分に到達した状態で自
動的に再生が行なわれ、ここに頭出しがなされるもので
ある。
ここで、抵抗R15及びコンデンサC7よりなる微分回
路で検出されるトランジスタQ4の出力時間つまりテー
プの無録音部分の時間的長さとは、例えば通常の録音済
みテープにおいて曲間無録音部分の長さは再生時で約3
秒位であるため、この3秒間をテープ高速再生時の時間
に換算した時間のことであり、この時間以上無録音部分
が続いたらつまりトランジスタQ4のオン状態が続いた
らトランジスタQ5をオンさせるように上記微分回路の
時定数が定められるものである。
したがって、上記のような構成となされた頭出し回路1
6によれば、ファンクションスイッチS1がテープレコ
ーダ回路側に切換わった状態つまり切換スイッチS3の
可動接点P34が第3の固定接点P33に切換わった状
態でトランジスタQ4゜Q7は動作待機状態となされ、
頭出しがなされたとき(再生操作子とテープ高速走行用
操作子とが共に操作されたとき)に始めて飽和増幅器2
4に電源電圧Vcc が印加されるようにしたので検波
回路26、シュミットトリガ回路27の動作が安定でか
つ飽和増幅器24からの出力に対する応答がすみやかで
誤動作を起こしにくくなる。
この点に関し、従来の頭出し回路は飽和増幅器、検波回
路及びシュミットトリガ回路に頭出しがなされたとき同
時に電源電圧が印加される如き構成となされていた。
このため、飽和増幅器、検波回路及びシュミットトリガ
回路に同時に電源電圧が印加されたときの過渡電圧等に
より誤動作が起こり易いという問題があるものであった
ところが、第4図に示すような構成とすることにより、
テープレコーダ回路が選択された状態でトランジスタQ
4.Q7のベース電位が規定されるので、頭出しがなさ
れたときに従来のような過渡電圧による誤動作等を起こ
りにくくすることができ、安定かつ確実な動作を行なわ
せることができる。
したがって、以上詳述したようにこの考案によればファ
ンクションスイッチがテープレコーダポジシランでのみ
頭出し回路を動作状態となすようにしたので、安定かつ
確実な動作を得ることのできる極めて良好なテープレコ
ーダの頭出し装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るテープレコーダの頭出し装置の
一実施例を示すブロック回路図、第2図は同実施例の要
部を詳細に示す回路構成図、第3図は第1図に示す頭出
し回路の詳細を示すブロック回路図、第4図は第3図を
具体的な回路素子で構成した回路構成図である。 11・・・ライン入力端子、12・・・ラジオ受信回路
、13・・・再生ヘッド、14・・・イコライザアンプ
、15・・・ミューティング回路、16・・・頭出し回
路、1T・・・増幅器、1B・・・スピーカ、19・・
・電源端子、20・・・接続端子、21・・・プランジ
ャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伝送線路と、この伝送線路にテープレコーダ信号を含む
    複数の信号を選択的に供給するファンクションスイッチ
    と、このファンクションスイッチがテープレコーダポジ
    ションまたは該テープレコーダポジション以外のポジシ
    ョンでテープを定速走行状態及び高速走行状態となす第
    1の手段と、前記ファンクションスイッチがテープレコ
    ーダポジションでかつテープ高速走行状態でのみ頭出し
    回路を動作状態となす第2の手段とを具備してなること
    を特徴とするテープレコーダの頭出し装置。
JP15780378U 1978-11-16 1978-11-16 テ−プレコ−ダの頭出し装置 Expired JPS5853706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15780378U JPS5853706Y2 (ja) 1978-11-16 1978-11-16 テ−プレコ−ダの頭出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15780378U JPS5853706Y2 (ja) 1978-11-16 1978-11-16 テ−プレコ−ダの頭出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5575846U JPS5575846U (ja) 1980-05-24
JPS5853706Y2 true JPS5853706Y2 (ja) 1983-12-06

Family

ID=29149057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15780378U Expired JPS5853706Y2 (ja) 1978-11-16 1978-11-16 テ−プレコ−ダの頭出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5853706Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5575846U (ja) 1980-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5853706Y2 (ja) テ−プレコ−ダの頭出し装置
JPS5916338B2 (ja) ラジオ付テ−プレコ−ダの頭出し装置
JPH0319108Y2 (ja)
JPS6235186Y2 (ja)
JP2869140B2 (ja) テープレコーダーの選曲回路
JPH0341357Y2 (ja)
JPH054103Y2 (ja)
JPS5939296Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS5853690Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−
JPS604315Y2 (ja) ラジオ受信機付テープレコーダー
JPS5914901Y2 (ja) 記録再生装置
JPH057777B2 (ja)
JPS5819696Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−
JPS6112614Y2 (ja)
JPH0246135Y2 (ja)
JPH0320889Y2 (ja)
JPS6034152Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−の制御回路
JPS629528Y2 (ja)
JPH0320932Y2 (ja)
JPS6034151Y2 (ja) テ−プレコ−ダ−の制御回路
JPS6134622Y2 (ja)
JPH0316082Y2 (ja)
JPS5819759Y2 (ja) ラジオツキテ−プレコ−ダ
JPS5824270Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPH0525047Y2 (ja)