JPH0539987Y2 - - Google Patents
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- JPH0539987Y2 JPH0539987Y2 JP6095887U JP6095887U JPH0539987Y2 JP H0539987 Y2 JPH0539987 Y2 JP H0539987Y2 JP 6095887 U JP6095887 U JP 6095887U JP 6095887 U JP6095887 U JP 6095887U JP H0539987 Y2 JPH0539987 Y2 JP H0539987Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- assembly
- engine compartment
- roof
- floor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 46
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 46
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 8
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 claims description 5
- 239000000470 constituent Substances 0.000 claims 1
- 210000001503 joint Anatomy 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
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- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 125000000484 butyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 1
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Landscapes
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車の車体構造に関する。
従来の技術
自動車の車体は周知のように、各種ピラー、サ
イドシル、サイドメンバ、クロスメンバ、カウル
ボツクスおよびルーフレール等の閉断面の強度部
材を骨格として各種パネル材を接合してあり、2
ボツクスタイプではエンジンコンパートメントと
キヤビンを、又、3ボツクスタイプではエンジン
コンパートメントとキヤビンおよびトランクルー
ムとを隔成している。これら何れのタイプの車体
にあつても、自動車工学全書第19巻自動車の製造
法;昭和55年4月20日山海堂発行の178P〜179P
の項目7・4「車体組立工程」に記載の内容から
明かなように、前述の各種骨格メンバ、パネル材
を順次に接合してホワイトボデイを構成し、これ
を塗装工程、艤装工程に順次移送して最終的に各
種の機能部品、内装部品を組付けるようにしてい
る。
イドシル、サイドメンバ、クロスメンバ、カウル
ボツクスおよびルーフレール等の閉断面の強度部
材を骨格として各種パネル材を接合してあり、2
ボツクスタイプではエンジンコンパートメントと
キヤビンを、又、3ボツクスタイプではエンジン
コンパートメントとキヤビンおよびトランクルー
ムとを隔成している。これら何れのタイプの車体
にあつても、自動車工学全書第19巻自動車の製造
法;昭和55年4月20日山海堂発行の178P〜179P
の項目7・4「車体組立工程」に記載の内容から
明かなように、前述の各種骨格メンバ、パネル材
を順次に接合してホワイトボデイを構成し、これ
を塗装工程、艤装工程に順次移送して最終的に各
種の機能部品、内装部品を組付けるようにしてい
る。
考案が解決しようとする問題点
ホワイトボデイの組立ておよび艤装工程では、
それぞれのメインラインにおいて前述の要領で順
次に組立て作業が行われるため、メインラインが
長大化してそれだけ設備も大型化、膨大化してコ
スト的に不利となつてしまう。また、車体が予め
組立てられてしまうと、艤装工程でキヤビン内に
各種部品を組付ける場合に、作業者がキヤビン内
に入り込んで、あるいはボデイサイドの車体開口
部より手作業で行わなければならず、多大な労力
と時間とを要してしまう。更に、走行駆動試験
等、各種の試験を行う場合に、車体全体を移送、
搬送しなければならず、また、車体全体を載置す
る装置が必要となつて試験装置も大掛かりになつ
てしまう不具合が指摘されている。そこで、本考
案は車体の組立てはもとより各種機能部品の組付
けの作業性、およびこれらの組立て、組付けの自
由度を高めることができると共に、走行駆動試験
等の各種の試験に際しても取扱いを容易に行うこ
とができる自動車の車体構造を提供するものであ
る。
それぞれのメインラインにおいて前述の要領で順
次に組立て作業が行われるため、メインラインが
長大化してそれだけ設備も大型化、膨大化してコ
スト的に不利となつてしまう。また、車体が予め
組立てられてしまうと、艤装工程でキヤビン内に
各種部品を組付ける場合に、作業者がキヤビン内
に入り込んで、あるいはボデイサイドの車体開口
部より手作業で行わなければならず、多大な労力
と時間とを要してしまう。更に、走行駆動試験
等、各種の試験を行う場合に、車体全体を移送、
搬送しなければならず、また、車体全体を載置す
る装置が必要となつて試験装置も大掛かりになつ
てしまう不具合が指摘されている。そこで、本考
案は車体の組立てはもとより各種機能部品の組付
けの作業性、およびこれらの組立て、組付けの自
由度を高めることができると共に、走行駆動試験
等の各種の試験に際しても取扱いを容易に行うこ
とができる自動車の車体構造を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段
車体をそれぞれ機能部品をサブアツセンブリし
たエンジンコンパートメント、フロアアツセンブ
リ、ボデイサイドアツセンブリ、ルーフアツセン
ブリ等の各構成体に分割構成して、これら構成体
を突合わせて結合する構造であつて、かつ、前記
各構成体の突合わせ部分を、一方の構成体に塗布
された流動性が大きく接着力の強い第1接着剤
と、この第1接着剤を囲んでその流出を抑える液
溜まりを形成した充填保形性に富む第2接着剤と
で接着してある。
たエンジンコンパートメント、フロアアツセンブ
リ、ボデイサイドアツセンブリ、ルーフアツセン
ブリ等の各構成体に分割構成して、これら構成体
を突合わせて結合する構造であつて、かつ、前記
各構成体の突合わせ部分を、一方の構成体に塗布
された流動性が大きく接着力の強い第1接着剤
と、この第1接着剤を囲んでその流出を抑える液
溜まりを形成した充填保形性に富む第2接着剤と
で接着してある。
作 用
エンジンコンパートメントとフロアアツセンブ
リは前後方向で突合わせて結合される。ボデイサ
イドアツセンブリはエンジンコンパートメントと
フロアアツセンブリに対して車幅方向で突合わせ
て結合される。ルーフアツセンブリはボデイサイ
ドアツセンブリに上方より突合わせて結合され
る。前記各構成体の突合わせ部分は、前述の結合
と同時に第1接着剤、第2接着剤によつて接着さ
れるが、流動性が大でかつ接着力の強い第1接着
剤は、充填保形性に富む第2接着剤の液溜まりに
よつて外部へのはみ出し(流出)が抑制される。
リは前後方向で突合わせて結合される。ボデイサ
イドアツセンブリはエンジンコンパートメントと
フロアアツセンブリに対して車幅方向で突合わせ
て結合される。ルーフアツセンブリはボデイサイ
ドアツセンブリに上方より突合わせて結合され
る。前記各構成体の突合わせ部分は、前述の結合
と同時に第1接着剤、第2接着剤によつて接着さ
れるが、流動性が大でかつ接着力の強い第1接着
剤は、充填保形性に富む第2接着剤の液溜まりに
よつて外部へのはみ出し(流出)が抑制される。
実施例
以下、本考案の一実施例を図面と共に詳述す
る。
る。
第1〜4図において、1は車体を示し、この車
体1はエンジンコンパートメント2と、フロアア
ツセンブリ3、ボデイサイドアツセンブリ4およ
びルーフアツセンブリ5とに分割した各構成体か
らなつている。
体1はエンジンコンパートメント2と、フロアア
ツセンブリ3、ボデイサイドアツセンブリ4およ
びルーフアツセンブリ5とに分割した各構成体か
らなつている。
エンジンコンパートメント2は、フードレツジ
パネル6、フロントサイドメンバ7、ダツシユパ
ネル8等を予め接合して仕上げ塗装してあつて、
該エンジンコンパートメント2にはパワートレー
ンを始めとしてその補機類、電装部品、ラジエー
タ、サスペンシヨン等のエンジンルーム内機能部
品9が組付けられていると共に、ダツシユパネル
8にはステアリングを始めとして各種計器類、ペ
ダル類等の室内機能部品10が組付けられてい
る。
パネル6、フロントサイドメンバ7、ダツシユパ
ネル8等を予め接合して仕上げ塗装してあつて、
該エンジンコンパートメント2にはパワートレー
ンを始めとしてその補機類、電装部品、ラジエー
タ、サスペンシヨン等のエンジンルーム内機能部
品9が組付けられていると共に、ダツシユパネル
8にはステアリングを始めとして各種計器類、ペ
ダル類等の室内機能部品10が組付けられてい
る。
フロアアツセンブリ3は、フロアパネル11を
予め接合して仕上げ塗装してあつて、フロアパネ
ル11には各種シートやサスペンシヨン等のフロ
ア機能部品12をサブアツセンブリしてある。
予め接合して仕上げ塗装してあつて、フロアパネ
ル11には各種シートやサスペンシヨン等のフロ
ア機能部品12をサブアツセンブリしてある。
ボデイサイドアツセンブリ4は、サイドシル1
3、ルーフサイドレール14、フロントピラー1
5、センターピラー16、リヤピラー17等の骨
格部材に、リヤフエンダ18等の各種パネル材を
予め接合して仕上げ塗装してある。このボデイサ
イドアツセンブリ4の内側には、ボデイサイドト
リムやシルインナカバー等の内装部品や、サンバ
イザーその他の内部機能部品(何れも図示省略)
をサブアツセンブリしてある。
3、ルーフサイドレール14、フロントピラー1
5、センターピラー16、リヤピラー17等の骨
格部材に、リヤフエンダ18等の各種パネル材を
予め接合して仕上げ塗装してある。このボデイサ
イドアツセンブリ4の内側には、ボデイサイドト
リムやシルインナカバー等の内装部品や、サンバ
イザーその他の内部機能部品(何れも図示省略)
をサブアツセンブリしてある。
ルーフアツセンブリ5は、ルーフパネル9にル
ーフ骨格部材のルーフボウを予め接合して仕上げ
塗装してあると共に、ルームランプ等の内部機能
部品、およびルーフトリム等の内装部品(ルーフ
ボウ、ルームランプ、ルーフトリムは何れも図示
省略)をサブアツセンブリしてある。
ーフ骨格部材のルーフボウを予め接合して仕上げ
塗装してあると共に、ルームランプ等の内部機能
部品、およびルーフトリム等の内装部品(ルーフ
ボウ、ルームランプ、ルーフトリムは何れも図示
省略)をサブアツセンブリしてある。
本実施例では、フロントバンパー22、ヘツド
ランプ23、フロントグリル24をラジエータコ
アサポート21をベースとしてサブアツセンブリ
して、エンジンコンパートメント2と別のフロン
トエンドアツセンブリ20として構成している。
また、リヤバンパー27、リヤコンビネーシヨン
ランプ28等はリヤパネル26をベースとしてサ
ブアツセンブリして、フロアアツセンブリ3と別
のリヤエンドアツセンブリ25として構成してい
る。
ランプ23、フロントグリル24をラジエータコ
アサポート21をベースとしてサブアツセンブリ
して、エンジンコンパートメント2と別のフロン
トエンドアツセンブリ20として構成している。
また、リヤバンパー27、リヤコンビネーシヨン
ランプ28等はリヤパネル26をベースとしてサ
ブアツセンブリして、フロアアツセンブリ3と別
のリヤエンドアツセンブリ25として構成してい
る。
フロントフエンダ29、エンジンフード30、
サイドドア31、バツクドア32およびフロント
ウインドウパネル33等は前記各アツセンブリの
結合完了後に組付けられる。
サイドドア31、バツクドア32およびフロント
ウインドウパネル33等は前記各アツセンブリの
結合完了後に組付けられる。
エンジンコンパートメント2とフロアアツセン
ブリ3とは第3図に示すように車体前後方向で突
合わせて、具体的にはダツシユパネル8の下側後
端とフロアパネル11の前端とを突合わせてボル
ト・ナツト36結合される。
ブリ3とは第3図に示すように車体前後方向で突
合わせて、具体的にはダツシユパネル8の下側後
端とフロアパネル11の前端とを突合わせてボル
ト・ナツト36結合される。
ボデイサイドアツセンブリ4は、エンジコンパ
ートメント2、フロアアツセンブリ3に対して第
2図に示すように車幅方向で突合わせてボルト・
ナツト37結合される。
ートメント2、フロアアツセンブリ3に対して第
2図に示すように車幅方向で突合わせてボルト・
ナツト37結合される。
ルーフアツセンブリ5は、フロントルーフレー
ル34、リヤルーフレール35と共にボデイサイ
ドアツセンブリ4の上方より第4図に示すように
突合わせてボルト・ナツト38結合される。
ル34、リヤルーフレール35と共にボデイサイ
ドアツセンブリ4の上方より第4図に示すように
突合わせてボルト・ナツト38結合される。
また、フロントエンドアツセンブリ20は、エ
ンジンコンパートメント2に前方より突合わせて
ボルト・ナツト結合され、リヤエンドアツセンブ
リ25は、フロアアツセンブリ3、ボデイサイド
アツセンブリ4に対して後方より突合わせてボル
ト・ナツト結合される。
ンジンコンパートメント2に前方より突合わせて
ボルト・ナツト結合され、リヤエンドアツセンブ
リ25は、フロアアツセンブリ3、ボデイサイド
アツセンブリ4に対して後方より突合わせてボル
ト・ナツト結合される。
ここで、前記各構成体は前述のボルト・ナツト
結合と併せて、各突合わせ部分を流動性が大きく
接着力の強い第1接着剤39と、この第1接着剤
39の流出を抑える充填保形性に富む第2接着剤
40とで接着される。これは、例えば第2,5図
に示すフロアアツセンブリ3とボデイサイドアツ
センブリ4との突合わせ部分にあつては、サイド
シル13のシルインナ面に当接するフロアパネル
11の側縁フランジ11a側に、例えば2液エポ
キシ系接着剤のように流動性が大きくかつ接着力
の強い第1接着剤39と、ホツトブチル等接着力
は多少弱いが充填保形性に富む第2接着剤40と
を塗布して、該側縁フランジ11aをボルト・ナ
ツト37による結合と併せて接着する。第1接着
剤39は前述のように流動性が大きいため、第2
接着剤40を、例えば第5図示のように格子状に
塗布して液溜りを設けておき、この液溜りに第1
接着剤39を充填するとよい。これは、特に突合
わせを垂直面同志で行う場合に非常に有利であ
り、第1接着剤39の流出を確実に抑えることが
できる。このように、ボルト・ナツト37結合と
併せて第1接着剤39、第2接着剤40により接
着することによつて、ボルト・ナツト37の結合
点数を低減できて軽量化を図ることができる。ま
た、この接着手段の併用によつて前記突合わせ部
分のシールを完璧に行えると共に、突合わせ面間
に多少の隙間があつてもこれを埋めつくすことが
できる。換言すれば、接着手段の併用によつて前
記突合わせ面の成形精度が多少悪くてもこれを許
容することができる利点がある。更に、第1接着
剤39は第2接着剤40の液溜まりによつて流出
が抑制されるため、流出を考慮して多量に用いる
必要がなく、必要最小限の使用量で確実な接着を
実現することができる。エンジンコンパートメン
ト2とフロアアツセンブリ3とに関しては、ダツ
シユパネル8の後端とフロアパネル11の前端と
の突合わせ部分に前述と同様の要領で第1接着剤
39、第2接着剤40が施される。また、ルーフ
アツセンブリ5とボデイサイドアツセンブリ4と
に関しては、ルーフパネル19の側縁フランジ1
9aとルーフサイドレール14の上縁フランジ1
4aとの突合わせ部分に第1接着剤39、第2接
着剤40が施される。
結合と併せて、各突合わせ部分を流動性が大きく
接着力の強い第1接着剤39と、この第1接着剤
39の流出を抑える充填保形性に富む第2接着剤
40とで接着される。これは、例えば第2,5図
に示すフロアアツセンブリ3とボデイサイドアツ
センブリ4との突合わせ部分にあつては、サイド
シル13のシルインナ面に当接するフロアパネル
11の側縁フランジ11a側に、例えば2液エポ
キシ系接着剤のように流動性が大きくかつ接着力
の強い第1接着剤39と、ホツトブチル等接着力
は多少弱いが充填保形性に富む第2接着剤40と
を塗布して、該側縁フランジ11aをボルト・ナ
ツト37による結合と併せて接着する。第1接着
剤39は前述のように流動性が大きいため、第2
接着剤40を、例えば第5図示のように格子状に
塗布して液溜りを設けておき、この液溜りに第1
接着剤39を充填するとよい。これは、特に突合
わせを垂直面同志で行う場合に非常に有利であ
り、第1接着剤39の流出を確実に抑えることが
できる。このように、ボルト・ナツト37結合と
併せて第1接着剤39、第2接着剤40により接
着することによつて、ボルト・ナツト37の結合
点数を低減できて軽量化を図ることができる。ま
た、この接着手段の併用によつて前記突合わせ部
分のシールを完璧に行えると共に、突合わせ面間
に多少の隙間があつてもこれを埋めつくすことが
できる。換言すれば、接着手段の併用によつて前
記突合わせ面の成形精度が多少悪くてもこれを許
容することができる利点がある。更に、第1接着
剤39は第2接着剤40の液溜まりによつて流出
が抑制されるため、流出を考慮して多量に用いる
必要がなく、必要最小限の使用量で確実な接着を
実現することができる。エンジンコンパートメン
ト2とフロアアツセンブリ3とに関しては、ダツ
シユパネル8の後端とフロアパネル11の前端と
の突合わせ部分に前述と同様の要領で第1接着剤
39、第2接着剤40が施される。また、ルーフ
アツセンブリ5とボデイサイドアツセンブリ4と
に関しては、ルーフパネル19の側縁フランジ1
9aとルーフサイドレール14の上縁フランジ1
4aとの突合わせ部分に第1接着剤39、第2接
着剤40が施される。
考案の効果
以上のように本考案によれば、車体をそれぞれ
機能部品をサブアツセンブリしたエンジンコンパ
ートメント、フロアアツセンブリ、ボデイサイド
アツセンブリおよびルーフアツセンブリ等の各構
成体に分割構成して、これら各構成体を突合わせ
結合するようにしてあるため、前記各構成体を
別々のラインで接合、塗装、艤装組立てでき、特
にそれぞれの構成体の内装部品、艤装部品の組付
けを自由空間で行えて、作業性を一段と向上する
ことができ、ロボツトによる自動組立ての完全実
施化を含めて組立ての自由度を拡大できて大幅な
コストダスンに寄与することができる。また、前
述のようにエンジンコンパートメントを始めとし
て各構成体をサブラインで構成することができる
ので、メインラインの短縮化およびそれに伴う設
備の小型、減縮化を実現することができる。とり
わけ、エンジンコンパートメントはその単体で走
行駆動試験等の各種試験を行えるので、取扱いが
容易となるばかりでなく、試験装置の小型縮少化
を実現することもできる。更に、各構成体の突合
わせ部分はボルト・ナツト等による機械的な結合
と併せて流動性が大きく接着力の強い第1接着剤
と、この第1接着剤の流出を抑える充填保形性に
富む第2接着剤とにより接着してあるため、結合
を完璧に行えると共にシールを確実に行える利点
がある他、該接着手段の併用により突合わせ面の
成形誤差を吸収することもできる利点がある。ま
た、第1接着剤は第2接着剤の液溜まりによつて
流出が抑制されるため、必要最小限の使用量で確
実な接着を行えるという実用上多大な効果を有す
る。
機能部品をサブアツセンブリしたエンジンコンパ
ートメント、フロアアツセンブリ、ボデイサイド
アツセンブリおよびルーフアツセンブリ等の各構
成体に分割構成して、これら各構成体を突合わせ
結合するようにしてあるため、前記各構成体を
別々のラインで接合、塗装、艤装組立てでき、特
にそれぞれの構成体の内装部品、艤装部品の組付
けを自由空間で行えて、作業性を一段と向上する
ことができ、ロボツトによる自動組立ての完全実
施化を含めて組立ての自由度を拡大できて大幅な
コストダスンに寄与することができる。また、前
述のようにエンジンコンパートメントを始めとし
て各構成体をサブラインで構成することができる
ので、メインラインの短縮化およびそれに伴う設
備の小型、減縮化を実現することができる。とり
わけ、エンジンコンパートメントはその単体で走
行駆動試験等の各種試験を行えるので、取扱いが
容易となるばかりでなく、試験装置の小型縮少化
を実現することもできる。更に、各構成体の突合
わせ部分はボルト・ナツト等による機械的な結合
と併せて流動性が大きく接着力の強い第1接着剤
と、この第1接着剤の流出を抑える充填保形性に
富む第2接着剤とにより接着してあるため、結合
を完璧に行えると共にシールを確実に行える利点
がある他、該接着手段の併用により突合わせ面の
成形誤差を吸収することもできる利点がある。ま
た、第1接着剤は第2接着剤の液溜まりによつて
流出が抑制されるため、必要最小限の使用量で確
実な接着を行えるという実用上多大な効果を有す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す車体の全体的
な分解斜視図、第2図はフロアアツセンブリとボ
デイサイドアツセンブリとの結合部分を示す断面
図、第3図はエンジンコンパートメントとフロア
アツセンブリとの結合部分を示す断面図、第4図
はボデイサイドアツセンブリとルーフアツセンブ
リとの結合部分を示す断面図、第5図は第1接着
剤、第2接着剤の塗布形態の一例を示す側面図で
ある。 1……車体、2……エンジンコンパートメン
ト、3……フロアアツセンブリ、4……ボデイサ
イドアツセンブリ、5……ルーフアツセンブリ、
9,10,12……機能部品、39……第1接着
剤、40……第2接着剤。
な分解斜視図、第2図はフロアアツセンブリとボ
デイサイドアツセンブリとの結合部分を示す断面
図、第3図はエンジンコンパートメントとフロア
アツセンブリとの結合部分を示す断面図、第4図
はボデイサイドアツセンブリとルーフアツセンブ
リとの結合部分を示す断面図、第5図は第1接着
剤、第2接着剤の塗布形態の一例を示す側面図で
ある。 1……車体、2……エンジンコンパートメン
ト、3……フロアアツセンブリ、4……ボデイサ
イドアツセンブリ、5……ルーフアツセンブリ、
9,10,12……機能部品、39……第1接着
剤、40……第2接着剤。
Claims (1)
- 車体をそれぞれ機能部品をサブアツセンブリし
たエンジンコンパートメント、フロアアツセンブ
リ、ボデイサイドアツセンブリ、ルーフアツセン
ブリ等の各構成体に分割構成して、これら構成体
を突き合わせて結合する構造であつて、かつ、前
記各構成体の突き合わせ部分を、一方の構成体に
塗布された流動性が大きく接着力の強い第1接着
剤と、この第1接着剤を囲んでその流出を抑える
液溜まりを形成した充填保形性に富む第2接着剤
とで接着したことを特徴とする自動車の車体構
造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095887U JPH0539987Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | |
US07/173,460 US4978164A (en) | 1987-03-26 | 1988-03-25 | Modular vehicle body structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095887U JPH0539987Y2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63168164U JPS63168164U (ja) | 1988-11-01 |
JPH0539987Y2 true JPH0539987Y2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=30893850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6095887U Expired - Lifetime JPH0539987Y2 (ja) | 1987-03-26 | 1987-04-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539987Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4985114B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2012-07-25 | マツダ株式会社 | 接着接合部材及び該部材の製造方法 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP6095887U patent/JPH0539987Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63168164U (ja) | 1988-11-01 |
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