JPS63284069A - 自動車の車体構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の車体構造に関する。

従来の技術 自動車の車体は、自動車工学全書第１９巻自動車の製造
法：昭和５５年４月２０日山海堂発行の１７８Ｐ〜１７
９Ｐの項目７・４「車体組立工程」に記載の内容から明
らかなように、各種ピラー。

サイドシル、サイドメンバ、クロスメンバ、カウルボッ
クスおよびルーフレール等の閉断面の強度。

部材を骨格として、順次にパネル材を接合してホワイト
ボディを構成し、これを塗装工程、補装工程に順次移送
して最終的に各種の機能部品、内装部品を組み付けるよ
うにしている。

発明が解決しようとする問題点 ホワイトボディの組立ておよび繕装工程では、それぞれ
のメインラインにおいて前述の要領で順次に組み立て作
業が行われるため、メインラインが長大化してそれだけ
設備も大型化、膨大化してコスト的に不利となってしま
う。また、車体が予め組み立てられてしまうと、走行駆
動試験等、各種の試験を行う場合に、車体全体を移送、
搬送しなければならず、また、車体全体を載置する装置
が必要となって試験装置も大掛かりになってしまう不具
合が指摘されている。そこで、本発明は車体の組み立て
はもとより各種機能部品の組み付けの作業性、およびこ
れらの組み立て１組み付けの自由度を高めることができ
ると共に、走行駆動試験等の各種の試験に際しても取り
扱いを容易に行うことができる自動車の車体構造を提供
するものである。

問題点を解決するだめの手段 エンジンルーム内機能部品および室内機能部品を備えた
エンジンコンパートメントと、内部機能部品を備えたボ
ディサイドアッセンブリとを分割して構成−し、これら
エンジンコンパートメントとボディサイドアッセンブリ
とを車幅方向で突合わせて、エンジンコンパートメント
のダッシュサイドパネルとボディサイドアッセンブリの
フロントピラーのピラーアウタ延設部とを重合、結合す
る構造であって、かつ、前記ダッシュサイドパネルの内
側にはダッシュパネル前側とダッシュサイドパネル後端
とに跨ってカバーブラケットを固着してその内側に電子
部品を配設して、該電子部品をフロントピラー、ダッシ
ュサイドパネルおよびダッシュパネルとで囲繞された空
間部に格納配置しである。

作用 電子部品・はエンジンコンパートメントのダッシュパネ
ル前側とダッシュサイドパネル後端とに亘って跨設した
カバーブラケットの内側にサブアッセンブリされている
。このエンジンコンパートメントに対してボディサイド
アッセンブリを車幅方向で突合わせて、フロントピラー
のピラーアウタ延設部をダッシュサイドパネルに重合、
結合することによって、前記電子部品はフロントピラー
６ダツシユサイドパネルおよびダッシュパネルとで囲繞
された空間部に格納配置される。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述する。

第１．２図において、■は車体を示し、本実施例ではこ
の車体ｌは大きくは、エンジンコンパートメント２と、
ボディサイドアッセンブリ３．フロアアッセンブリ４．
およびルーフアッセンブリ５とに分割した各構成体から
なっている。エンジンコンパートメント２は、フードレ
ッジパネル６゜フロントサイドメンバ７、ダッシュパネ
ル８等を予め接合して仕上げ塗装してあって、該エンジ
ンコンパートメント２にはパワートレーンを始めとして
その補機類、電装部品、ラジェータ、サスペンション等
のエンジンルーム内機能部品９が組み付けられると共に
、ダッシュパネル８にはステアリングを始めとして各種
計器類、ペダル類等の室内機能部品１０が組み付けられ
ている。また、ダッシュパネル８側部のダッシュサイド
パネル８ａの内側には、ダッシュパネル８前側とダッシ
ュサイドパネル８ａ後端とに亘ってカバーブラケット１
１を跨設してあって、このカバーブラケット！１の内側
に予め電子部品１２を組み付けである。

ボディサイドアッセンブリ３は、サイドシル１３、ルー
フサイトレール１４．フロントピラー１５、センターピ
ラー１６．　　リヤピラー１７等の骨格部材に、リヤフ
ェンダ１８等の各種パネル材を予め接合して仕上げ塗装
しである。このボディサイドアッセンブリ３の内側には
ボディサイドトリムやサンバイザーその他の内部機能部
品（図示省略）をサブアッセンブリしである。前記フロ
ントピラー１５のロア部分にはピラーアウタ延設部１５
ａを形成してあって、このピラーアウタ延設部１５ａを
前記ダッシュサイドパネル８ａに重合して結合するよう
にしである。

フロアアッセンブリ４は、フロアパネル１９を予め接合
して仕上げ塗装してあって、このフロアパネル１９には
各種シート２０．サスペンション２１等のフロア機能部
品をサブアッセンブリしである。

ルーフアッセンブリ５は、ルーフパネル２２にルーフ骨
格部材のルーフボウを予め接合して仕上げ塗装しである
と共に、ルームランプ等の内部機能部品、およびルーフ
トリム等の内装部品をサブアッセンブリ（ルーフボウ、
ルームランプ、ルーフトリムは何れも図示省略）しであ
る。

本実施例では、フロントバンパー２５．ヘッドランプ２
６．フロントグリル２７をラジェータコアサポート２４
をベースとしてサブアッセンブリして、エンジンコンパ
ートメント２と別のフロントエンドアッセンブリ２３と
して構成している。

また、リヤバンパー３０．リヤコンビネーションランプ
３１等はりャパネル２９をベースとしてサブアッセンブ
リして、フロアアッセンブリ４と別のリヤエンドアブセ
ンブリ２８として構成している。

フロントフェンダ３２．エンジンフード３３゜サイドド
ア３４．バックドア３５およびフロントウィンドウパネ
ル３６は、前記各アブセンブリの結合完了後に組み付け
られる。

エンジンコンパートメント２とフロアアッセンブリ４と
は車体前後方向で突合わせて、具体的にはダッシュパネ
ル８の下側後端とフロアパネル１９前端とを前後方向で
突合わせてボルト・ナツト結合される。

ボディサイドアッセンブリ３は、エンジンコンパートメ
ント２．フロアアッセンブリ４に対して車幅方向で突合
わせて、具体的にはサイドシル１３をダッシュパネル８
．フロアパネル１９の側縁に、およびリヤフェンダ１８
の下側をフロアパネル！９の側縁に突合わせると共に、
フロントピラー１５のピラーアウタ延設部１５ａをダッ
シュサイドパネル８ａに重合してボルト・ナット３９結
合される。このボディサイドアッセンブリ３の突合わせ
結合により、フロントピラー１５の前側部には、該フロ
ントピラー１５．ダツシユサイドパネル８ａおよびダッ
シュパネル８によって囲繞された空間部Ｓが形成され、
前記カバーブラケット１１に組み付けた電子部品１２は
丁度、このフロントピラー１５前側の余裕のある空間部
Ｓに格納配置される。このように電子部品！２が空間部
Ｓに格納配置されることにより、フロントピラー１５に
近接配置されるアクセルペダル１０ａのアクセル操作の
邪魔になったり、電子部品１２にアクセルペダル１０ａ
や乗員の足が干渉して損傷するのを回避でき、各種制御
機器の重要保安部品である電子部品１２を１、水や塵埃
の悪影響を受けることのない車室内の余裕、空間部に安
全に配置することができる。また、ピラーアウタ延設部
１５ａとダッシュサイドパネル８λとのボルト・ナット
３９結合部分には、電子部品１２のカバーブラケットｌ
ｌのフランジ接合部が存在するため、該結合部分を補強
することもできる。尚、前記電子部品１２の調整機構を
、空間部Ｓ以外に設け、調整作業を容易にすることもで
きる。

ルーフアッセンブリ５は、フロントルーフレール３７．
リヤルーフレール３８と共にボディサイドアッセンブリ
３の上方より突合わせてボルト・ナツト結合される。

フロントエンドアッセンブリ２３は、エンジンコンパー
トメント２に重力より突合わせてボルト・ナツト結合さ
れ、また、リヤエンドアッセンブリ２８は、フロアアッ
センブリ４．ボディサイドアッセンブリ３に対して後方
より突合わせてボルト・ナツト結合される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、エンジンコンパートメン
トとボディサイドアッセンブリとはそれぞれ分割して構
成されていて、車幅方向で突合わせて結合するようにし
であるため、これらエンジンコンパートメント、ボディ
サイドアッセンブリを別々のラインで接合、塗装、ＩＩ
装組立てでき、特にエンジンコンパートメント、ボディ
サイドアッセンブリの機能部品、内装部品の組付けを自
由空間で行えて、作業性を一段と向上することができ、
ロボットによる自動組立ての完全実施化を含めて組立て
の自由度を拡大できて大幅なコストダウンに寄与するこ
とができる。また、前述のようにエンジンコンパートメ
ント、ボディサイドアッセンブリをサプラインで構成す
ることができるので、メインラインの短縮化およびそれ
に伴う設備の小型、縮小化を実現することができる。と
りわけ、エンジンコンパートメントは各種機能部品をサ
ブアッセンブリしであるため、該エンジンコンパートメ
ント単体で走行駆動試験等の各種試験を行えるので、取
り扱いが容易となるばかりでなく、試験装置の小型、縮
小化を実現することができる。

更に、エンジンコンパートメントのダッノユパネル内側
には、ダッシュパネル前側とダッシュサイドパネル後端
とに亘って跨設したカバーブラケットに予め電子部品を
組み付けであるので、ボディサイドアッセンブリの突合
わせ結合によって、この電子部品はフロントピラー前側
に囲繞形成された空間部に格納配置することができて、
水や塵埃等の悪影響を受けることなく、前記空間部を有
効利用して配置することができ、重要保安部品である電
子部品を安全に保護できることは勿論、フロントピラー
に近接する各種ペダル類の操作スペースを十分に確保す
ることができるという実用上多大な効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す車体の全体的な分解斜
視図、第２図は電子部品の配設状態を示す断面図である
。 ２・・・エンジンコンパートメント、３・・・ボディサ
イドアッセンブリ、８・・・ダッシュパネル、８１・・
・ダッシュサイドパネル、９・・・エンジンルーム内機
能部品、１０・・・室内機能部品、１１・・・カバーブ
ラケット、１２・・・電子部品、Ｉ５・・・フロントピ
ラー、１５ａ・・・ピラーアウタ延設部、Ｓ・・・空間
部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンジンルーム内機能部品および室内機能部品を
   備えたエンジンコンパートメントと、内部機能部品を備
   えたボディサイドアッセンブリとを分割して構成し、こ
   れらエンジンコンパートメントとボディサイドアッセン
   ブリとを車幅方向で突合わせて、エンジンコンパートメ
   ントのダッシュサイドパネルとボディサイドアッセンブ
   リのフロントピラーのピラーアウタ延設部とを重合、結
   合する構造であって、かつ、前記ダッシュサイドパネル
   の内側にはダッシュパネル前側とダッシュサイドパネル
   後端とに跨ってカバーブラケットを固着してその内側に
   電子部品を配設して、該電子部品をフロントピラー、ダ
   ッシュサイドパネルおよびダッシュパネルとで囲繞され
   た空間部に格納配置したことを特徴とする自動車の車体
   構造。