JPH0539803Y2 - - Google Patents

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JPH0539803Y2
JPH0539803Y2 JP8299087U JP8299087U JPH0539803Y2 JP H0539803 Y2 JPH0539803 Y2 JP H0539803Y2 JP 8299087 U JP8299087 U JP 8299087U JP 8299087 U JP8299087 U JP 8299087U JP H0539803 Y2 JPH0539803 Y2 JP H0539803Y2
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tilting
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  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、傾転部材を支持軸廻りに略90度傾転
させる装置であつて、特に、傾転時、傾転部材に
シヨツクを与えない傾転制御装置に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、各成形部にシエル砂を噴付けた上金型お
よび下金型を型合せし、所定の鋳込み箱(以下ホ
ールドボツクスと称す)に入れ、その後、金型の
鋳込み口が上向きになるようにホールドボツクス
を傾動させ、その金型の鋳込み口から溶湯を流し
込んで鋳造を行う背面金型鋳造法というものは知
られている。
そして、上記ホールドボツクスは、その開口部
を金型を挿入する時は横方向に、また注湯する時
は縦方向に、各々向ける必要があり、金型をホー
ルドボツクスに挿入する位置に、シリンダの一端
を揺動自在に支持し、かつそのピストンロツドの
先端をホールドボツクスに連結させた傾転装置を
設けている。
しかしながら、上記ピストンの直動でホールド
ボツクスを傾転させる装置では、ピストンの移動
速度が、そのままホールドボツクスに伝達し、ホ
ールドボツクスが所定の位置で停止する時に衝撃
がかかり、ホールドボツクスが損傷する恐れがあ
つた。また、停止する直前で、ホールドボツクス
の傾転速度が遅くなるように、シリンダを制御す
ることが考えられるが、制御が複雑になり、コス
ト高になるといつた問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、2つの方
向に傾転可能な部材に対して、駆動手段の複雑な
制御を行うことなく、簡便な方法で、停止時のシ
ヨツクを抑えることができる傾転装置を提供する
ことを目的とする。
(考案の構成) 本考案の傾転制御装置は、傾転部材をその基端
となる支持軸を中心とし、自由端である特定の部
分を作用点として、略90度傾転させる装置であつ
て、前記傾転部材の傾転前における前記作用点と
傾転後における前記作用点とを結ぶ直線の延長線
上の近傍に回転軸を有する揺動アームと、該揺動
アームの揺動端部を前記回転軸を中心に、前記延
長線上の2位置間において一定速度で往復動させ
る駆動手段と、前記傾転部材の前記作用点に一端
を連係するとともに、他端を前記揺動アームの揺
動端部に連結し、前記傾転部材を傾転させるべ
く、前記作用点に駆動を伝達する連係アームとを
備えたことを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の実施例となる傾転制御装置を第
1図ないしは第3図に従つて説明する。
基台となるフレーム1に回転軸16支されてい
る揺動アーム2は、第3図に示すAA′間で移動可
能で、この揺動アーム2には、連係アームとして
の第1アーム3および、その第1アーム3にプレ
ート4を介して設けられる2つのアーム部材5
a,5aが連結されている。このアーム部材5
a,5a(以下、第2アーム5と称す)の先端に
は、傾転工程に搬入されてくる傾転部材としての
鋳込み用ボツクス(以下ホールドボツクスと称
す)6の作用点としての位置決め部7に係合可能
なピン部材8が設けられている。また、上記プレ
ート4には、並列にガイドロツド9,9が連結さ
れており、このガイドロツド9,9は、第1アー
ム3および第2アーム5が前後進する際、フレー
ム1に揺動軸支される筒状のガイド部材10,1
0に案内される。
また、フレーム1には、前記揺動アーム2の回
転軸に駆動を伝える駆動手段としてのモータ11
が減速機12とともに設置され、この回転軸に各
スプロケツト13a,13bを介して駆動を伝達
する。
次に、本実施例の傾転制御装置の作動を説明す
る。
搬送台14上に載置されるホールドボツクス6
は、水平回転可能に軸支されてローラ15上を走
行し(紙面に直交する方向)、この傾転工程に搬
入されてくる。そして、ホールドボツクス6の位
置決め部7がピン部材8に係合し、ホールドボツ
クス6は位置決めされて所定位置に停止する。
その後、モータ11が回転(正転)し、揺動ア
ーム2は軸16中心に回転する。その回転に伴つ
て第1アーム3および第2アーム5が前進し、ホ
ールドボツクス6は第1図の2点鎖線で示す位置
に傾転する。この時、ホールドボツクス6は支持
軸17を中心とし、自由端である前記位置決め部
7を作用点として、略90度傾転する。
第3図に前記揺動アーム2および前記ホールド
ボツクス6の作用点としての前記位置決め部7の
移動軌跡を略図的に示す。
2点鎖線で示す弧AA′は、揺動アーム2の先端
の移動軌跡であつて、弧DD′は、搬送台14上に
回転軸支されるホールドボツクス6の位置決め部
7の移動軌跡である。
図に示すように、揺動アーム2の先端の移動軌
跡AA′およびホールドボツクス6の位置決め部7
の移動軌跡DD′上を各々揺動アーム2の先端およ
び位置決め部7が同期して移動するが、上記位置
決め部7の2位置DD′間を結ぶ直線上における移
動速度は、上記揺動アーム2の先端の2位置
AA′間を結ぶ直線上における移動速度によつて決
まることとなり、この揺動アーム2の先端の2位
置AA′間を結ぶ直線上における移動速度は上記円
弧状の移動軌跡AA′上の各ポイント毎の速度成分
を上記直線AA′に平行な水平成分と上記直線
AA′に垂直な垂直成分とに分解したときの水平成
分の速度に等しくなる。
この水平成分の速度は、図からわかるように揺
動アーム2の移動速度(モータ11の回転速度)
を一定とした場合、直線AA′において端部に近い
程、中間部の速度より遅くなる。
このことから、上記位置決め部7の直線DD′上
における移動速度も、その端部に近い程、中間部
の速度より遅くなることがわかる。
また、上記揺動アーム2の回転中心および揺動
端AA′を上記ホールドボツクス6の位置決め部7
の移動端DD′を結ぶ直線の延長線上に位置させる
ことにより、円弧運動を直線運動に変換した際に
おいて、円弧の移動軌跡上の各ポイント毎の直線
方向の移動速度(水平成分)が最小となる領域を
その移動端部に設定することができる。
従つて、この機構、つまり、直線DD′の略延線
上にAA′が位置するようにレイアウトしたことに
より、モータ11の回転速度が一定のままで、ホ
ールドボツクス6が傾転する際の初期と末期との
速度を減速させることができる。
なお、第3図において、Bは揺動アームの回転
中心で、CとC′は第1アーム3と第2アーム5と
の連結点であり、Eはホールドボツクス6が搬送
台14に軸支された点である。
その後、矢印X方向から、金型(図示せず)が
挿入し、図示しないナツトランランナで、上金型
および下金型を圧着させるためのボルト(挿入
前、あらかじめ取付けられている)を締付け、さ
らにモータ11を逆転させて、最初のこの工程に
搬入されたホールドボツクスの状態に傾転させる
(第3図で示すD′からDの方向)。
なお、この傾転動作も初期と末期とで速度が減
速するので、ホールドボツクス6にかかるシヨツ
クを抑えることができる。
なお、本実施例では、駆動手段をモータ11と
したが、モータ11に限定する必要はなく、揺動
アーム2を回転させるものであるならば何でもよ
い。
また、本実施例では、揺動アーム2とホールド
ボツクス6の位置決め部7との間を連結するもの
として、第1アーム3および第2アーム5を連結
させたが、一本のアームで連結してもよい。
(考案の効果) 以上から明らかなように本考案は、傾転部材を
基端となる支持軸廻りに略90°傾転させる際、そ
の傾転部材の作用点の傾転時の2位置を結ぶ直線
上に、揺動アームが揺動位置するようにレイアウ
トしたため、その揺動アームを揺動させる駆動手
段を複雑に制御することなく、物品の傾転初期お
よび末期の移動速度を減速できるため、傾転部材
にかかるシヨツクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、傾転部材としてのホールドボツクス
を傾転させる装置の要部拡大図であり、第2図は
その平面図を示す。第3図は、揺動アームおよび
ホールドボツクスの移動軌跡を示す作動説明図で
ある。 2……揺動アーム、3……第1アーム、5……
第2アーム、6……ホールドボツクス、7……位
置決め部、11……モータ、16,17……回転
軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾転部材をその基端となる支持軸を中心とし、
    自由端である特定の部分を作用点として、略90度
    傾転させる装置であつて、前記傾転部材の傾転前
    における前記作用点と傾転後における前記作用点
    とを結ぶ直線の延長線上の近傍に回転軸を有する
    揺動アームと、該揺動アームの揺動端部を前記回
    転軸を中心に、前記延長線上の2位置間において
    一定速度で往復動させる駆動手段と、前記傾転部
    材の前記作用点に一端を連係するとともに、他端
    を前記揺動アームの揺動端部に連結し、前記傾転
    部材を傾転させるべく、前記作用点に駆動を伝達
    する連係アームとを備えたことを特徴とする傾転
    制御装置。
JP8299087U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH0539803Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299087U JPH0539803Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Applications Claiming Priority (1)

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JP8299087U JPH0539803Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189457U JPS63189457U (ja) 1988-12-06
JPH0539803Y2 true JPH0539803Y2 (ja) 1993-10-08

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ID=30936157

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JP8299087U Expired - Lifetime JPH0539803Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JPS63189457U (ja) 1988-12-06

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