JP2571108Y2 - 製品搬出装置 - Google Patents

製品搬出装置

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JP2571108Y2
JP2571108Y2 JP1991105716U JP10571691U JP2571108Y2 JP 2571108 Y2 JP2571108 Y2 JP 2571108Y2 JP 1991105716 U JP1991105716 U JP 1991105716U JP 10571691 U JP10571691 U JP 10571691U JP 2571108 Y2 JP2571108 Y2 JP 2571108Y2
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JP
Japan
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mold
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shaped arm
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unloading device
Prior art date
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JP1991105716U
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JPH0549160U (ja
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三郎 野田
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、金型によって成形さ
れるダイカスト,インジェクション等の製品を型開きの
際に金型内から取り出すための装置に係るもので、特に
アーム先端軌跡の改良とアーム剛性の向上に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の技術を説明
する。図3はドイツ特許第2,147,436号公報に
記載された製品搬出装置の動作を説明するための説明
図、図4は図3の製品搬出装置の構成を示す側面図であ
る。即ち、固定金型および移動金型を固定する固定ダイ
プレート11および移動ダイプレート13間に挿入され
るチャック部30は、L字状の連結棒31のアングル部
31aの先端に取り付けられており、固定ダイプレート
11および移動ダイプレート13間にS字状カーブqで
示すように上下方向に出入される。この連結棒31の他
端はピンジョイント32によりクランク33の一端に回
動できるように連結され、クランク33の他端は脚橋3
6上の回動軸34に枢着されている。連結棒31の中央
の折曲部31bからクランク側寄り部分はピンジョイン
ト41を介して揺り腕35の一端が連結され、この揺り
腕35の他端は脚橋36にピンジョイント42により回
動可能に固定されている。
【0003】上記脚橋36は、図4に示すように取付板
37によりガイドレール38を介して左右に移動可能に
ダイカスト機のベースプレート39に取り付けられてい
る。
【0004】従って、脚橋36に設けた電動機40によ
り回動軸34が回動すると、クランク33が図3に矢印
で示す範囲を回動し、これにつれL字状の連結棒31の
アングル部31a先端に取り付けられたチャック部30
はS字状カーブqに示す軌跡を描きながら固定ダイプレ
ート11および移動ダイプレート13間に取り付けられ
た金型間に挿入・搬出するように移動することになる。
なお、符号20は移動ダイプレートを案内するタイバー
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ドイツ
特許第2,147,436号公報に記載された発明は、
連結棒31のアングル部31a先端に取り付けられたチ
ャック部30の軌跡がS字状カーブqを描くように形成
されており、固定金型と移動金型間での膨らみが特に大
きくなっている。このため、連結棒31のアングル部3
1aと金型との干渉を避けるため、ダイカスト機本体の
型開きストロークを大きくしなければならず、ダイカス
ト機本体のコスト増に加え、サイクルタイムが延びてし
まうなどの不具合がある。
【0006】また、図4に示す揺り腕35の先端のピン
ジョイント41の位置が連結棒31のクランク33側に
設けられているため、連結棒31のアングル部31aの
オーバーハングが大となり、該アングル部31aの剛性
が低いものとなり、先端のチャック部30が振動する原
因となってしまう。このため、連結棒31のアングル部
31aを強化することになり、これは重量の増加となっ
てモータ40のパワーを増加をしなければならない不具
合がある。その上、チャック部30の振動が減衰するま
での時間が掛かることになり、サイクルタイムが延びて
しまうなどの問題点があった。
【0007】この考案は、このような点に鑑みてなされ
たもので、上述した従来技術の欠点を解消し、改良され
た製品搬出装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、金型によっ
て成形される製品を型開きの際に金型内から取り出すた
めの製品搬出装置であって、くの字状アーム,駆動リン
ク,支持リンクおよび取付台からなる変形4節リンクに
おいて、支持リンクのピンジョイントの位置をくの字状
アームの直線部の屈曲部より上方のチャック部側に設
け、成形品把持時の支持リンクをくの字状アームの直線
部に対しほぼ直角で駆動リンクにほぼ平行とし、かつ、
支持リンクの長さよりくの字状アームの屈曲部と駆動リ
ンクの長さの和を長くして支持リンク軸の位置を駆動リ
ンク軸よりくの字状アームの直線部に近付け、チャック
部の搬出方向軌跡が金型面に対しほぼ平行な直線運動に
なるように構成した製品搬出装置である。
【0009】
【作用】アーム先端のチャック部の軌跡を金型取付面に
対し平行なほぼ直線になるようにくの字状アームの屈曲
部の長さと駆動リンクの長さの和と支持リンクの長さの
比を適切になるように定めた。また、くの字状アームの
直線部のアーム剛性を高めるため、アーム上の支持リン
クの支点を屈曲部よりチャック側に設けた。さらに、ダ
イカスト機においてはオープンスペースが限られるが、
チャック部の軌跡が直線となるため、作業性の点で極め
て優れたものとなる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は製品搬出装置の側面図、図2は平面図であ
る。図1は、ダイカスト機の固定ダイプレート11に固
定された固定金型12と移動ダイプレート13に固定さ
れた移動金型14が型開きされている状態を示してい
る。製品搬出装置のチャック部15はこれらの金型1
2,14間に横(図では下方向)から挿入され、製品の
搬出を行うものである。チャック部15はくの字状アー
ム16の直線部先端に設けられ、このくの字状アーム1
6,支持リンク17,駆動リンク18および取付台19
からなる変形四節リンクを構成し、上記チャック部15
をダイカスト機の固定ダイプレート11および移動ダイ
プレート13間の金型取付面に対し平行でほぼ直線状に
挿入され、搬出できるように構成されている。
【0011】上記くの字状アーム16の他端は、ピンジ
ョイント21により駆動リンク18と摺動できるように
連結され、この駆動リンク18の他端は取付台19の駆
動リンク軸18により回動可能に固定される。また、く
の字状アーム16の中央の屈曲部16aより上方の直線
部のチヤック部15側に支持リンク17の先端がピンジ
ョイント23で結合され、くの字状アーム16のアーム
剛性を高めている。この支持リンク17の他端は取付台
19に支持リンク軸24により枢動可能に固定されてい
る。そして、駆動リンク18とくの字状アーム16の屈
曲部16aまでの長さの和と、支持リンク17の長さの
比をほぼ1.4:1になるように構成されている。ま
た、駆動リンク17の長さの比に対する駆動リンク軸2
2の位置を水平線上において左側になる位置に設け、従
来のものがS字状曲線の軌跡を描いて動作するのに対
し、この実施例の製品搬出装置は金型取付面に対してほ
ぼ平行で直線状を描くように作動するように構成した。
【0012】上記取付台19は、固定ダイプレート11
の側部のダイカスト機機枠10に取り付けられた摺動棒
25に左右方向に案内されて移動できるように取り付け
られている。なお、符号20は移動ダイプレート13を
案内するためのタイバーであり、26はくの字状アーム
16に設けられたチャック部の把握動作および反転動作
のためのアクチューエータ、27は旋回のためのアクチ
ューエータ、28は引き出しのためのアクチューエータ
である。
【0013】従って、取付台19に設けられたアクチュ
ーエータ27により駆動リンク軸22が回動し、これに
伴い駆動リンク18が図1の矢印方向に回動すると、く
の字状アーム16は鎖線で示す位置まで移動する。そし
て、直線部先端のチャック部15が一点鎖線pで示すよ
うな金型装置の取付面に対しほぼ直線になるように移動
することになる。また、製品の把握時の支持リンク17
はくの字状アーム16の直線部に対して図1の実線で示
す直角であり、駆動リンク軸22に対して平行の関係に
なっているため、チャック部15の位置決め作業が容易
になる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したとおり、この考案の製品搬
出装置によれば、従来のものが金型取付面に対しアーム
先端のチャック部の軌跡がS字状に膨らんだものになる
のに対し、この考案では金型取付面に対しアーム先端の
チャック部の軌跡がほぼ直線状の軌跡を描くように作動
するので、ダイカスト機の型開きストロークが小さくて
済み、ダイカスト機本体のコスト削減を図れるととも
に、サイクルタイムが短くなる。また、支持リンク先端
のピンジョイントの位置がくの字状アームの直線部側に
設けられているため、アーム剛性が強化され、チャック
部が振動を起こすようなこともない。さらに、オープン
スペースが限られたダイカスト機等で直線的にアーム先
端が移動するので、作業性が格段に優れたものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の製品搬出装置の構成を示す
平面図、
【図2】図1の側面図、
【図3】従来の製品搬出装置の作動状態を示す概念図、
【図4】従来の製品搬出装置の構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
11 固定ダイプレート 12 固定金型 13 移動ダイプレート 14 移動金型 15 チャック部 16 くの字状アーム 17 支持リンク 18 駆動リンク 19 取付台 23 ピンジョイント 24 支持リンク軸 p チャック部の軌跡

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型によって成形される製品を型開きの
    際に金型内から取り出すための製品搬出装置であって、
    くの字状アーム,駆動リンク,支持リンクおよび取付台
    からなる変形4節リンクにおいて、支持リンクのピンジ
    ョイントの位置をくの字状アームの直線部の屈曲部より
    上方のチャック部側に設け、成形品把持時の支持リンク
    をくの字状アームの直線部に対しほぼ直角で駆動リンク
    にほぼ平行とし、かつ、支持リンクの長さよりくの字状
    アームの屈曲部と駆動リンクの長さの和を長くして支持
    リンク軸の位置を駆動リンク軸よりくの字状アームの直
    線部に近付け、チャック部の搬出方向軌跡が金型面に対
    しほぼ平行な直線運動になるように構成したことを特徴
    とする製品搬出装置。
JP1991105716U 1991-11-29 1991-11-29 製品搬出装置 Expired - Lifetime JP2571108Y2 (ja)

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JPH0549160U JPH0549160U (ja) 1993-06-29
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