JP3196111B2 - 射出成形機のロボット機構 - Google Patents
射出成形機のロボット機構Info
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- JP3196111B2 JP3196111B2 JP22469797A JP22469797A JP3196111B2 JP 3196111 B2 JP3196111 B2 JP 3196111B2 JP 22469797 A JP22469797 A JP 22469797A JP 22469797 A JP22469797 A JP 22469797A JP 3196111 B2 JP3196111 B2 JP 3196111B2
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- Japan
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- molding machine
- injection molding
- chuck
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/42—Removing or ejecting moulded articles using means movable from outside the mould between mould parts, e.g. robots
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は型開された金型から
成形品を取出す成形品取出ロボット等に用いて好適な射
出成形機のロボット機構に関する。
成形品を取出す成形品取出ロボット等に用いて好適な射
出成形機のロボット機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、射出成形機60に備える従来の
ロボット機構70の模式的構成図を示す。このロボット
機構70は成形品取出ロボット70sを構成し、型開後
の金型61から突き出された成形品(製品部又はランナ
部)を取出した後、離れた回収コンテナ62に収容する
機能を有する。
ロボット機構70の模式的構成図を示す。このロボット
機構70は成形品取出ロボット70sを構成し、型開後
の金型61から突き出された成形品(製品部又はランナ
部)を取出した後、離れた回収コンテナ62に収容する
機能を有する。
【0003】この成形品取出ロボット70sは、射出成
形機60における型締装置63の固定盤64に一端を取
付け、かつ他端を回収コンテナ62まで延設した水平レ
ール部71と、この水平レール部71に沿って移動する
Y方向可動部72と、このY方向可動部72に支持さ
れ、かつ当該水平レール部71に対して直角方向に移動
するX方向可動部73と、このX方向可動部73の先端
部に支持されるチャック機構部74により構成され、さ
らに、このチャック機構部74は、成形品を把持し又は
把持を解除するチャック部75と、このチャック部75
を昇降、即ち、Z方向に移動させる昇降機構部76を備
える。これにより、チャック部75はX方向,Y方向及
びZ方向に移動することができるため、型開後の金型6
1から突き出された成形品をチャック部75により把持
して取出した後、回収コンテナ62の上方まで運び、チ
ャック部75の把持を解除すれば、成形品を回収コンテ
ナ62内に収容できる。なお、射出成形機60中、65
は機台、66は射出装置をそれぞれ示す。
形機60における型締装置63の固定盤64に一端を取
付け、かつ他端を回収コンテナ62まで延設した水平レ
ール部71と、この水平レール部71に沿って移動する
Y方向可動部72と、このY方向可動部72に支持さ
れ、かつ当該水平レール部71に対して直角方向に移動
するX方向可動部73と、このX方向可動部73の先端
部に支持されるチャック機構部74により構成され、さ
らに、このチャック機構部74は、成形品を把持し又は
把持を解除するチャック部75と、このチャック部75
を昇降、即ち、Z方向に移動させる昇降機構部76を備
える。これにより、チャック部75はX方向,Y方向及
びZ方向に移動することができるため、型開後の金型6
1から突き出された成形品をチャック部75により把持
して取出した後、回収コンテナ62の上方まで運び、チ
ャック部75の把持を解除すれば、成形品を回収コンテ
ナ62内に収容できる。なお、射出成形機60中、65
は機台、66は射出装置をそれぞれ示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のロボット機構70は、次のような問題点があった。
のロボット機構70は、次のような問題点があった。
【0005】第一に、ロボット機構70を使用しないと
きでも、水平レール部71は常に射出成形機60から横
方へ突出した状態になるため、成形機全体の大型化を招
くとともに、特に、射出成形機60の横方に相当のデッ
ドスペースを生じる。
きでも、水平レール部71は常に射出成形機60から横
方へ突出した状態になるため、成形機全体の大型化を招
くとともに、特に、射出成形機60の横方に相当のデッ
ドスペースを生じる。
【0006】第二に、水平レール部71は射出成形機6
0から横方へ突出する邪魔な存在となるため、作業者や
物等が当たって怪我や破損等を招く原因となる。
0から横方へ突出する邪魔な存在となるため、作業者や
物等が当たって怪我や破損等を招く原因となる。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、成形機全体の小型化及び省
スペース化を実現するとともに、作業者や物等が当たっ
て怪我や破損等を招く不具合を解消できる射出成形機の
ロボット機構の提供を目的とする。
課題を解決したものであり、成形機全体の小型化及び省
スペース化を実現するとともに、作業者や物等が当たっ
て怪我や破損等を招く不具合を解消できる射出成形機の
ロボット機構の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、第一位置Paの物体を第二位置Pbに移す機能を有
する射出成形機Mのロボット機構Rを構成するに際し
て、基軸部2に一端部3sが回動自在に支持された第一
アーム部3と、当該一端部3sを回動変位させる駆動機
構部4と、第一アーム部3の他端部3tに中間部5mが
回動自在に支持された第二アーム部5と、この第二アー
ム部5の一端部5sに設けたチャック機構部6と、両端
部7s,7tを第二アーム部5の他端部5tと基軸部2
の近傍に設けた支持部8にそれぞれ回動自在に連結した
リンク部7を備えることを特徴とする。
は、第一位置Paの物体を第二位置Pbに移す機能を有
する射出成形機Mのロボット機構Rを構成するに際し
て、基軸部2に一端部3sが回動自在に支持された第一
アーム部3と、当該一端部3sを回動変位させる駆動機
構部4と、第一アーム部3の他端部3tに中間部5mが
回動自在に支持された第二アーム部5と、この第二アー
ム部5の一端部5sに設けたチャック機構部6と、両端
部7s,7tを第二アーム部5の他端部5tと基軸部2
の近傍に設けた支持部8にそれぞれ回動自在に連結した
リンク部7を備えることを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、駆動
機構部4は、第一アーム部3の一端部3sから突出した
レバー部11と、このレバー部11を第一アーム部3の
回動方向へ変位させる第一移動機構部12により構成す
るとともに、チャック機構部6は、物体(金型Mpによ
り成形された成形品N)を把持し又は把持を解除するチ
ャック部13と、このチャック部13を昇降させる第三
移動機構部15により構成する。また、基軸部2を直進
方向へ進退移動させる第二移動機構部14を設ける。さ
らに、第二アーム部5の一端部5sと中間部5m間の長
さは、他端部5tと中間部5m間の長さよりも長く選定
するとともに、リンク部7には当該リンク部7の長さを
調整する長さ調整機構16を設ける。
機構部4は、第一アーム部3の一端部3sから突出した
レバー部11と、このレバー部11を第一アーム部3の
回動方向へ変位させる第一移動機構部12により構成す
るとともに、チャック機構部6は、物体(金型Mpによ
り成形された成形品N)を把持し又は把持を解除するチ
ャック部13と、このチャック部13を昇降させる第三
移動機構部15により構成する。また、基軸部2を直進
方向へ進退移動させる第二移動機構部14を設ける。さ
らに、第二アーム部5の一端部5sと中間部5m間の長
さは、他端部5tと中間部5m間の長さよりも長く選定
するとともに、リンク部7には当該リンク部7の長さを
調整する長さ調整機構16を設ける。
【0010】これにより、第一アーム部3は基軸部2に
支持される一端部3sを支点に回動変位し、また、第二
アーム部5は、第一アーム部3の他端部3tに支持され
る中間部5mを支点に回動変位する。したがって、非使
用時に第一アーム部3を射出成形機Mに対して平行(型
開閉方向に平行)に位置させれば、射出成形機Mからの
突出量は最小となる。一方、使用時には、駆動機構部4
により第一アーム部3を90゜回動変位させ、射出成形
機Mの横方に突出させれば、第二アーム部5は基軸部2
を支点に90゜公転し、かつ他端部5tはリンク部7に
より一定の円弧上に制限されることによって180゜自
転する。この結果、第二アーム部5の一端部5sに備え
るチャック部13は、射出成形機Mの横方であって当該
射出成形機Mから最も離れた位置まで変位、即ち、Y方
向に移動せしめられる。なお、チャック部13は第二移
動機構部14によりX方向に移動せしめられるととも
に、第三移動機構部15によりZ方向に移動せしめられ
る。
支持される一端部3sを支点に回動変位し、また、第二
アーム部5は、第一アーム部3の他端部3tに支持され
る中間部5mを支点に回動変位する。したがって、非使
用時に第一アーム部3を射出成形機Mに対して平行(型
開閉方向に平行)に位置させれば、射出成形機Mからの
突出量は最小となる。一方、使用時には、駆動機構部4
により第一アーム部3を90゜回動変位させ、射出成形
機Mの横方に突出させれば、第二アーム部5は基軸部2
を支点に90゜公転し、かつ他端部5tはリンク部7に
より一定の円弧上に制限されることによって180゜自
転する。この結果、第二アーム部5の一端部5sに備え
るチャック部13は、射出成形機Mの横方であって当該
射出成形機Mから最も離れた位置まで変位、即ち、Y方
向に移動せしめられる。なお、チャック部13は第二移
動機構部14によりX方向に移動せしめられるととも
に、第三移動機構部15によりZ方向に移動せしめられ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係るロボット機構Rを備
える射出成形機Mの概略構成について、図5を参照して
説明する。
える射出成形機Mの概略構成について、図5を参照して
説明する。
【0013】射出成形機Mは機台50を有し、この機台
50の上面一側に射出装置51を備えるとともに、上面
他側に型締装置52を備える。型締装置52は、機台5
0に固定された固定盤Mcと、四本のタイバー53…に
よりスライド自在に支持された可動盤Mmを備え、固定
盤Mcには固定型Mpcが、また、可動盤Mmには可動
型Mpmがそれぞれ支持される。この固定型Mpcと可
動型Mpmは金型Mpを構成する。なお、54は型締駆
動部、55は加熱筒、56は射出駆動部をそれぞれ示
す。そして、固定盤Mcの上面には本実施例に係るロボ
ット機構Rが取付けられる。このロボット機構Rは成形
品取出ロボットRmを構成し、型開後の金型Mpから突
き出された成形品(製品部又はランナ部)を取出して回
収コンテナに収容する機能を有する。
50の上面一側に射出装置51を備えるとともに、上面
他側に型締装置52を備える。型締装置52は、機台5
0に固定された固定盤Mcと、四本のタイバー53…に
よりスライド自在に支持された可動盤Mmを備え、固定
盤Mcには固定型Mpcが、また、可動盤Mmには可動
型Mpmがそれぞれ支持される。この固定型Mpcと可
動型Mpmは金型Mpを構成する。なお、54は型締駆
動部、55は加熱筒、56は射出駆動部をそれぞれ示
す。そして、固定盤Mcの上面には本実施例に係るロボ
ット機構Rが取付けられる。このロボット機構Rは成形
品取出ロボットRmを構成し、型開後の金型Mpから突
き出された成形品(製品部又はランナ部)を取出して回
収コンテナに収容する機能を有する。
【0014】次に、本実施例に係るロボット機構R(成
形品取出ロボットRm)の構成について、図1〜図4を
参照して説明する。
形品取出ロボットRm)の構成について、図1〜図4を
参照して説明する。
【0015】20は成形機取付板であり、この成形機取
出板20は図3に示すように、ボルトBo…により固定
盤Mcの上端に取付ける。また、成形機取付板20の上
面一側には第二移動機構部14を取付ける。第二移動機
構部14は、ベース部21と、このベース部21に支持
される一対のガイドロッド22p,22qと、このガイ
ドロッド22p,22qにスライド自在に装填したスラ
イダ23と、ピストンロッド24rの先端を当該スライ
ダ23に結合し、かつシリンダ本体24bをベース部2
1に固定したエアシリンダ24を備え、エアシリンダ2
4を駆動することにより、スライダ23をX方向(金型
Mpの型開閉方向)に移動させることができる。
出板20は図3に示すように、ボルトBo…により固定
盤Mcの上端に取付ける。また、成形機取付板20の上
面一側には第二移動機構部14を取付ける。第二移動機
構部14は、ベース部21と、このベース部21に支持
される一対のガイドロッド22p,22qと、このガイ
ドロッド22p,22qにスライド自在に装填したスラ
イダ23と、ピストンロッド24rの先端を当該スライ
ダ23に結合し、かつシリンダ本体24bをベース部2
1に固定したエアシリンダ24を備え、エアシリンダ2
4を駆動することにより、スライダ23をX方向(金型
Mpの型開閉方向)に移動させることができる。
【0016】また、スライダ23の上面には垂直に起立
する基軸部2の下端を固定し、さらに、基軸部2の上端
には支持プレート25を固定する。一方、基軸部2の上
部にはベアリング26を介して第一アーム部3の一端部
3sを回動自在に取付けるとともに、第一アーム部3と
支持プレート25間には当該第一アーム部3の一端部3
sを回動変位させる駆動機構部4を配設する。駆動機構
部4は、第一アーム部3の一端部3sに突出したレバー
部11と、このレバー部11を第一アーム部3の回動方
向へ変位させる第一移動機構部12を備える。第一移動
機構部12は、ピストンロッド27rの先端をレバー部
11に回動自在に結合し、かつシリンダ本体27bの後
端を回動支持部28を介して支持プレート25の端部に
結合したエアシリンダ27を備え、エアシリンダ27を
駆動することにより、第一アーム部3を基軸部2に支持
される一端部3sを支点に回動変位させ、後述するチャ
ック部13をY方向に移動させることができる。
する基軸部2の下端を固定し、さらに、基軸部2の上端
には支持プレート25を固定する。一方、基軸部2の上
部にはベアリング26を介して第一アーム部3の一端部
3sを回動自在に取付けるとともに、第一アーム部3と
支持プレート25間には当該第一アーム部3の一端部3
sを回動変位させる駆動機構部4を配設する。駆動機構
部4は、第一アーム部3の一端部3sに突出したレバー
部11と、このレバー部11を第一アーム部3の回動方
向へ変位させる第一移動機構部12を備える。第一移動
機構部12は、ピストンロッド27rの先端をレバー部
11に回動自在に結合し、かつシリンダ本体27bの後
端を回動支持部28を介して支持プレート25の端部に
結合したエアシリンダ27を備え、エアシリンダ27を
駆動することにより、第一アーム部3を基軸部2に支持
される一端部3sを支点に回動変位させ、後述するチャ
ック部13をY方向に移動させることができる。
【0017】他方、第一アーム部3の他端部3tには、
ベアリング29を介して第二アーム部5の中間部5mを
回動自在に取付ける。この場合、第二アーム部5の一端
部5sと中間部5m間の長さは、第二アーム部5の他端
部5tと中間部5m間の長さよりも長くする。そして、
第二アーム部5の一端部5sにはチャック機構部6を取
付ける。チャック機構部6は、型開後の金型Mpから突
き出された成形品を把持し又は把持を解除するチャック
部13と、このチャック部13を昇降させる第三移動機
構部15を備える。第三移動機構部15は、シリンダ本
体30bを第二アーム部5の一端部5sに取付けたエア
シリンダ30と、当該一端部5sにスライド自在に挿通
させたガイドロッド31を備え、エアシリンダ30にお
けるピストンロッド30rの先端とガイドロッド31の
中間部を連結部材32により結合するとともに、ガイド
ロッド31の下端にチャック部13を取付ける。これに
より、エアシリンダ30を駆動することにより、チャッ
ク部13を昇降、即ち、Z方向に移動させることができ
る。
ベアリング29を介して第二アーム部5の中間部5mを
回動自在に取付ける。この場合、第二アーム部5の一端
部5sと中間部5m間の長さは、第二アーム部5の他端
部5tと中間部5m間の長さよりも長くする。そして、
第二アーム部5の一端部5sにはチャック機構部6を取
付ける。チャック機構部6は、型開後の金型Mpから突
き出された成形品を把持し又は把持を解除するチャック
部13と、このチャック部13を昇降させる第三移動機
構部15を備える。第三移動機構部15は、シリンダ本
体30bを第二アーム部5の一端部5sに取付けたエア
シリンダ30と、当該一端部5sにスライド自在に挿通
させたガイドロッド31を備え、エアシリンダ30にお
けるピストンロッド30rの先端とガイドロッド31の
中間部を連結部材32により結合するとともに、ガイド
ロッド31の下端にチャック部13を取付ける。これに
より、エアシリンダ30を駆動することにより、チャッ
ク部13を昇降、即ち、Z方向に移動させることができ
る。
【0018】また、第二アーム部5の他端部5tと基軸
部2の近傍に位置する支持プレート25に設けた支持部
8はリンク部7により連結する。この場合、リンク部7
の一端部7s及び他端部7tは、それぞれ第二アーム部
5の他端部5t及び支持部8に対して回動自在に結合す
る。リンク部7はリンク部7自身の長さを調整する長さ
調整機構16を備え、この長さ調整機構16によりチャ
ック部13のY方向位置等を調整できる。
部2の近傍に位置する支持プレート25に設けた支持部
8はリンク部7により連結する。この場合、リンク部7
の一端部7s及び他端部7tは、それぞれ第二アーム部
5の他端部5t及び支持部8に対して回動自在に結合す
る。リンク部7はリンク部7自身の長さを調整する長さ
調整機構16を備え、この長さ調整機構16によりチャ
ック部13のY方向位置等を調整できる。
【0019】なお、各部の位置関係は次のようになる。
まず、第一アーム部3は長手方向がX方向に対して平行
に位置してホームポジションとなる。この際、第二アー
ム部5は第一アーム部3に対して直角となり、第二アー
ム部5の一端部5sは金型Pmの真上に位置する。ま
た、支持部8はホームポジョンに位置する第一アーム部
3に対して金型Mp側に位置する。
まず、第一アーム部3は長手方向がX方向に対して平行
に位置してホームポジションとなる。この際、第二アー
ム部5は第一アーム部3に対して直角となり、第二アー
ム部5の一端部5sは金型Pmの真上に位置する。ま
た、支持部8はホームポジョンに位置する第一アーム部
3に対して金型Mp側に位置する。
【0020】次に、本実施例に係る成形品取出ロボット
Rmの動作について、各図を参照して説明する。
Rmの動作について、各図を参照して説明する。
【0021】まず、図1及び図2に実線で示す第二アー
ム5はホームポジションに位置する。ホームポジョンに
おける第一アーム部3はX方向に対して平行に位置し、
かつ第二アーム5は第一アーム部3に対して直角にな
る。そして、チャック部13は金型Mpの真上に位置す
る。したがって、成形品取出ロボットRmは、射出成形
機Mから横方にほとんど突出せず、成形機全体の小型化
及び省スペース化が図られる。
ム5はホームポジションに位置する。ホームポジョンに
おける第一アーム部3はX方向に対して平行に位置し、
かつ第二アーム5は第一アーム部3に対して直角にな
る。そして、チャック部13は金型Mpの真上に位置す
る。したがって、成形品取出ロボットRmは、射出成形
機Mから横方にほとんど突出せず、成形機全体の小型化
及び省スペース化が図られる。
【0022】一方、エアシリンダ27を駆動してレバー
部11を引寄せれば、第一アーム部3は基軸部2に支持
される一端部3sを支点に回動変位する。今、第一アー
ム部3をホームポジョンから90゜回動変位させて射出
成形機Mの横方に突出させれば、第二アーム部5は基軸
部2を支点に90゜公転し、かつ他端部5tはリンク部
7により一定の円弧上に制限されることによって180
゜自転する。この結果、第二アーム部5の一端部5sに
備えるチャック部13は、金型Mpの真上から射出成形
機Mの横方であって、当該射出成形機Mから最も離れた
位置まで変位、即ち、Y方向に移動する。なお、図2
中、矢印Hはチャック機構部6の移動軌跡を示す。
部11を引寄せれば、第一アーム部3は基軸部2に支持
される一端部3sを支点に回動変位する。今、第一アー
ム部3をホームポジョンから90゜回動変位させて射出
成形機Mの横方に突出させれば、第二アーム部5は基軸
部2を支点に90゜公転し、かつ他端部5tはリンク部
7により一定の円弧上に制限されることによって180
゜自転する。この結果、第二アーム部5の一端部5sに
備えるチャック部13は、金型Mpの真上から射出成形
機Mの横方であって、当該射出成形機Mから最も離れた
位置まで変位、即ち、Y方向に移動する。なお、図2
中、矢印Hはチャック機構部6の移動軌跡を示す。
【0023】よって、ホームポジション(第一位置P
a)において、チャック部13により成形品を把持し、
この後、第一アーム部3を90゜回動変位させれば、第
二アーム部5はホームポジョンから90゜公転し、かつ
180゜自転した位置(第二位置Pb)に変位するた
め、この位置で成形品の把持を解除すれば、成形品を第
一位置Paから第二位置Pbに移すことができる。
a)において、チャック部13により成形品を把持し、
この後、第一アーム部3を90゜回動変位させれば、第
二アーム部5はホームポジョンから90゜公転し、かつ
180゜自転した位置(第二位置Pb)に変位するた
め、この位置で成形品の把持を解除すれば、成形品を第
一位置Paから第二位置Pbに移すことができる。
【0024】なお、実際の成形工程においては次のよう
に動作する。まず、図1に示すように、金型Mpの型開
が行われると、成形品の製品部はランナ部から切り離さ
れる。そして、製品部はエジェクタピンにより突き出さ
れて落下するとともに、ランナ部(成形品Nに相当)は
突き出しが行われるも可動型Mpmに付いた状態で残さ
れる。
に動作する。まず、図1に示すように、金型Mpの型開
が行われると、成形品の製品部はランナ部から切り離さ
れる。そして、製品部はエジェクタピンにより突き出さ
れて落下するとともに、ランナ部(成形品Nに相当)は
突き出しが行われるも可動型Mpmに付いた状態で残さ
れる。
【0025】一方、エアシリンダ24によりスライダ2
3を移動させ、ホームポジションに位置する第二アーム
部5(チャック機構部13)を可動型Mpmの近傍まで
移動させる。そして、エアシリンダ30によりチャック
部13を下降させ、ランナ部(成形品N)を把持し、こ
の後、チャック部13を上昇させる。次いで、エアシリ
ンダ24によりスライダ23をホームポジションまで戻
すとともに、さらに、エアシリンダ27により、第一ア
ーム部3を90゜回動変位させる。これにより、チャッ
ク部13(チャック機構部6)を、図1に仮想線で示す
回収コンテナCの真上(第二位置Pb)に位置させるこ
とができる。よって、この位置でチャック部13の把持
を解除すれば、ランナ部(成形品N)は落下して回収コ
ンテナCに収容される。この後、第一アーム部3は反対
方向へ90゜回動変位させてホームポジションに戻せば
よい。
3を移動させ、ホームポジションに位置する第二アーム
部5(チャック機構部13)を可動型Mpmの近傍まで
移動させる。そして、エアシリンダ30によりチャック
部13を下降させ、ランナ部(成形品N)を把持し、こ
の後、チャック部13を上昇させる。次いで、エアシリ
ンダ24によりスライダ23をホームポジションまで戻
すとともに、さらに、エアシリンダ27により、第一ア
ーム部3を90゜回動変位させる。これにより、チャッ
ク部13(チャック機構部6)を、図1に仮想線で示す
回収コンテナCの真上(第二位置Pb)に位置させるこ
とができる。よって、この位置でチャック部13の把持
を解除すれば、ランナ部(成形品N)は落下して回収コ
ンテナCに収容される。この後、第一アーム部3は反対
方向へ90゜回動変位させてホームポジションに戻せば
よい。
【0026】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,部品等において本発明の要旨を逸脱
しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、成形品取出ロボットRmを例示したが、一
般的には、射出成形機に付設して第一位置の物体を第二
位置に移す機能を有する各種ロボット機構に適用でき
る。また、移動機構部にはエアシリンダを利用したが、
油圧シリンダ或いはサーボモータとボールネジ機構を用
いた電動駆動部等の各種駆動源を利用できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状,部品等において本発明の要旨を逸脱
しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。例えば、成形品取出ロボットRmを例示したが、一
般的には、射出成形機に付設して第一位置の物体を第二
位置に移す機能を有する各種ロボット機構に適用でき
る。また、移動機構部にはエアシリンダを利用したが、
油圧シリンダ或いはサーボモータとボールネジ機構を用
いた電動駆動部等の各種駆動源を利用できる。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機の
ロボット機構は、基軸部に一端部が回動自在に支持され
た第一アーム部と、当該一端部を回動変位させる駆動機
構部と、第一アーム部の他端部に中間部が回動自在に支
持された第二アーム部と、この第二アーム部の一端部に
設けたチャック機構部と、両端部を第二アーム部の他端
部と基軸部の近傍に設けた支持部にそれぞれ回動自在に
連結したリンク部を備えるため、次のような顕著な効果
を奏する。
ロボット機構は、基軸部に一端部が回動自在に支持され
た第一アーム部と、当該一端部を回動変位させる駆動機
構部と、第一アーム部の他端部に中間部が回動自在に支
持された第二アーム部と、この第二アーム部の一端部に
設けたチャック機構部と、両端部を第二アーム部の他端
部と基軸部の近傍に設けた支持部にそれぞれ回動自在に
連結したリンク部を備えるため、次のような顕著な効果
を奏する。
【0028】 ロボット機構は射出成形機の横方にほ
とんど突出しないため、成形機全体の小型化及び省スペ
ース化を図れる。
とんど突出しないため、成形機全体の小型化及び省スペ
ース化を図れる。
【0029】 ロボット機構は邪魔にならないため、
作業者や物等が当たって怪我や破損等を招く不具合を解
消できる。
作業者や物等が当たって怪我や破損等を招く不具合を解
消できる。
【図1】本実施例に係るロボット機構の平面図、
【図2】同ロボット機構の動作状態の説明図、
【図3】同ロボット機構の一部断面側面図(図1中、B
−B線断面を含むA−A線断面図)、
−B線断面を含むA−A線断面図)、
【図4】同ロボット機構の背面図、
【図5】同ロボット機構を備える射出成形機の背面概要
図、
図、
【図6】従来技術に係るロボット機構の模式的構成を含
む射出成形機の平面概要図、
む射出成形機の平面概要図、
2 基軸部 3 第一アーム部 3s 第一アーム部の一端部 3t 第一アーム部の他端部 4 駆動機構部 5 第二アーム部 5m 第二アーム部の中間部 5s 第二アーム部の一端部 5t 第二アーム部の他端部 6 チャック機構部 7 リンク部 7s リンク部の端部(一端部) 7t リンク部の端部(他端部) 8 支持部 11 レバー部 12 第一移動機構部 13 チャック部 14 第二移動機構部 15 第三移動機構部 16 長さ調整機構 R ロボット機構 M 射出成形機 Mp 金型 N 成形品 Pa 第一位置 Pb 第二位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/17 - 45/44 B25J 9/02 - 9/06
Claims (7)
- 【請求項1】 第一位置の物体を第二位置に移す機能を
有する射出成形機のロボット機構において、基軸部に一
端部が回動自在に支持された第一アーム部と、前記一端
部を回動変位させる駆動機構部と、前記第一アーム部の
他端部に中間部が回動自在に支持された第二アーム部
と、この第二アーム部の一端部に設けたチャック機構部
と、両端部を前記第二アーム部の他端部と前記基軸部の
近傍に設けた支持部にそれぞれ回動自在に連結したリン
ク部を備えることを特徴とする射出成形機のロボット機
構。 - 【請求項2】 前記駆動機構部は前記第一アーム部の一
端部から突出したレバー部と、このレバー部を前記第一
アーム部の回動方向へ変位させる第一移動機構部を備え
ることを特徴とする請求項1記載の射出成形機のロボッ
ト機構。 - 【請求項3】 前記第二アーム部の一端部と前記中間部
間の長さは、当該第二アーム部の他端部と前記中間部間
の長さよりも長く選定することを特徴とする請求項1記
載の射出成形機のロボット機構。 - 【請求項4】 前記基軸部を直進方向へ進退移動させる
第二移動機構部を備えることを特徴とする請求項1記載
の射出成形機のロボット機構。 - 【請求項5】 前記チャック機構部は、前記物体を把持
し又は把持を解除するチャック部と、このチャック部を
昇降させる第三移動機構部を備えることを特徴とする請
求項1記載の射出成形機のロボット機構。 - 【請求項6】 前記リンク部には当該リンク部の長さを
調整する長さ調整機構を備えることを特徴とする請求項
1記載の射出成形機のロボット機構。 - 【請求項7】 前記物体は金型により成形された成形品
であることを特徴とする請求項1記載の射出成形機のロ
ボット機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22469797A JP3196111B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 射出成形機のロボット機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22469797A JP3196111B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 射出成形機のロボット機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158466A JPH1158466A (ja) | 1999-03-02 |
JP3196111B2 true JP3196111B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=16817832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22469797A Expired - Fee Related JP3196111B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 射出成形機のロボット機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196111B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3692065B2 (ja) | 2001-10-17 | 2005-09-07 | 日精樹脂工業株式会社 | 取出機付成形機のデータ登録方法 |
DE102019205940A1 (de) * | 2019-04-25 | 2020-10-29 | Sumitomo (Shi) Demag Plastics Machinery Gmbh | Bauteil-Handhabungsvorrichtung zum Bauteilhandling und damit ausgerüstete Spritzgießmaschine |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP22469797A patent/JP3196111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1158466A (ja) | 1999-03-02 |
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